「俺に移すな!」熱に苦しむ妻子を見捨てた夫→数日後「もう2人には会えないよ」義母の言葉の真相は?
私の夫は若く見えることが自慢の年下夫。最近はことあるごとに私に向かって「老けた」と言います。職場の若い子たちに混ざるのも大好きで、平日は飲み会、土日はゴルフやBBQと、留守ばかり。子育ては私のワンオペで成り立っていました。
それでもなんとかやってこられたのは、近くに住む義母のおかげ。いつも助けてくれるので頭がありません。
家族なのにバイキン扱い!?
ある週末、私と娘は同時に高熱を出してダウンしてしまいました。高齢の義母に移すわけにはいかないので、今回ばかりは頼れません。
さすがに夫が看病してくれると思っていましたが、夫は私と娘をバイキン扱い! その上「俺はホテルに泊まる!」と言い、荷物をまとめて出ていってしまいました。
取り残されたのは、高熱でフラフラの私と娘。病院に行く気力もなければ、病人が食べられるような食材もありません……。
「ごめんね…」義母の言葉で決意!
熱はどんどん上がり、娘も苦しそう……。ひとりでは限界を感じ、意を決して義母に助けを求めました。
義母はわが家に着くなり、家事をテキパキとこなし、卵がゆや生姜湯を作ってくれました。そして、ひと通りの家事や看病を終えると、私にそっと1枚の紙を渡してきました。
よく見ると、それは離婚届。
「こういうときに助けてくれないのは家族じゃないよね。ごめんね。もし2人が別れても、私はいつでも助けるよ!」
義母の言葉で私の覚悟が決まりました。
もう会えないよ!
数日後、熱が下がり始めた私は、夫の声で目を覚ましました。どうやら夫が荷物を取りに帰ってきたよう。耳を澄ますと義母の声も聞こえます。
「もう2人には会えないよ。あんなに高熱の2人を残して、いなくなるから……」
その言葉を聞いて、夫は涙を流していました。
義母の言う「もう会えない」のは離婚を決めたからでしたが、夫は妻と子が亡くなったと勘違いしているようです。
私はタイミングを見て夫の前に登場。「幽霊だ!」と驚いていましたが、義母の看病のおかげで元気になったこと、でも放置されていたら死んでいたかもしれないことを伝えました。
ショックを受けた夫は…
夫は相当ショックだったようで、泣いて謝っていました。