彼を奪った親友の結婚式当日「アンタの席、忘れちゃった」⇒呆れて真実を伝えた結果、親友の末路は…?
と親友。「招待状を出したいから住所を教えなさい!」と言ってきたのです。
「欠席するからいらないわ」と言っても、「来なさいよ!ご祝儀はいらないから」と聞く耳を持ちません。「お金には困ってないから、あんたごときのちっぽけなご祝儀はいらないし、タダで飲み食いさせてあげるわよ」「サークルの仲間たちも来るし、彼に未練がないならちゃんと出席しなさい!」と親友。
どうにか断れないかとスケジュール帳を確認してみたものの、なぜか親友と元カレの結婚式だけ予定がぽっかり空いていたのでした。
ため息をつく私とは対照的に、ふふんと満足気に鼻を鳴らした親友は、「あんたのために、とっておきの特等席用意してあげるからね♡」と言ってようやく電話を切ってくれました。
特等席はどこ?
そして元カレと親友の結婚式当日――。久々に顔を合わせたサークル仲間たちと一緒に会場に入った私。
そのタイミングを見計らっていたのか、私の携帯電話に親友から連絡が。
「ごめんね、アンタの席だけ用意するの忘れちゃったw」
「祝いに来てくれて悪いけどやっぱ帰ってくれる?w」
「大丈夫、式は中止だからw」
「え?」
ぽかんとする親友に、私は「新郎からの招待なのに、まさか席がないとはね」と続けました。すると、親友は「何言ってんの?私が招待してあげたんじゃない!」と激昂。
「だって、私、夫と一緒に出席するつもりで来たんだもの」「私の席がないって聞いて、私よりも夫の方が怒っているわ」と言うと、親友は「え?あんた、結婚してんの……?」と驚いた様子でした。
しかし、すぐに我に返ったようで「どうせ地味な式場で地味な式を挙げたんでしょ!」「高級取りの私の夫と違って、どうせ薄給の普通の庶民と結婚したんでしょ?」とマウントを取ることをやめません。
呆れた私は、真実を告げることに。
「何も知らないのね……」「自分の夫が務めている会社の社長のことくらい、把握しておかないと」
元カレを親友に奪われて自暴自棄になった私は、大学在学中に起業。人脈を広げようと参加した経営者のパーティーで、今の夫と知り合いました。
元カレを会社でかわいがって取り立てているのは私の夫だったのです。