「絶対に読んでおいたほうがいい絵本」BEST3!保育士が子どもの年齢別に紹介します!
私がオススメするのは『しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)』(Gakken)。この絵本は、赤ちゃんがじ~っと注目するんです。私の保育所では絵本の入るサイズのウォールポケットに絵本を数冊入れているのですが、自分で取りだせる月齢になると、多くの子がこの絵本を取り出して自分で開いたり、保育士に「読んで」と渡します。
読み聞かせのポイントは?
月齢が低いお子さんの場合、20~30㎝くらいの位置で絵本を読むと見えやすいですよ。0歳児の絵本としてご紹介しましたが、1歳児や2歳児ももちろん楽しめる絵本です。「赤と白のぐるぐるだね」、「目が回りそう!」なんて、色の違いや感じたことを言葉にしながら、年齢によって読みわけをしてもおもしろいですよ。
参考文献:『しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)』柏原晃夫(絵)|Gakken
1歳児にオススメの絵本
『ねないこだれだ』(福音館書店)
私が一番好きな作家さんのせなけいこさんの数ある絵本の中でも、代表的な絵本ではないでしょうか。
この絵本の主役は「おばけ」。この絵本は、夜になっても寝ない子をおばけの世界に連れて行くというちょっと怖いお話ですが、子どもたちが「読んでほしい」とよく言ってくる絵本でもあります。
おばけは、怖いけれど「ちょっと見てみたいかも」という存在ではないでしょうか? それは、子どもも一緒なんですね。そのちょっとしたドキドキ感を親子で体験してみてください。
お昼寝前にこの絵本を読んでほしいと子どもに言われて「寝る前におばけが出てきたら、怖がるんじゃないかな……」と心配したのですが、逆におばけが出てくる場面で「きゃあああ!!」と大喜び。テンションが上がってお昼寝前にわちゃわちゃしたことも! お子さんによっては、読むタイミングを考えなければいけないほど盛り上がる絵本でもあります。
ちなみに、この絵本は『いやだいやだの絵本』として4冊セットにもなっています。
せなけいこさんの世界がお好きなら、こちらもオススメです。
参考文献:『ねないこだれだ』せなけいこ|福音館書店
2歳児にオススメの絵本
『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)
2歳になると、少し文章が長いものも楽しめるようになります。