「伝えてくれるんじゃなかったの!?」突然娘を預けてきた夫の上司夫婦→しかし、上司の娘の様子が変で
チヒロさんは、夫の貴大と3歳の娘リコと暮らす専業主婦。新規分譲のマンションに引っ越し、仲の良いママ友もたくさんできて楽しい毎日を送っていました。そんなある日、夫の上司一家が引っ越してきます。上司一家も3人家族で娘同士も同い年なので、チヒロさんはいい関係が築けるだろうと思っていました。しかし、この上司の妻・ナツミがクセのある人物だったのです。娘たちが同じ幼稚園に入園してからも、人に失礼な発言を繰り返し、チヒロさんにはマウントを取るような態度を見せて、ウンザリ。チヒロさんは、夫のことを考えて我慢していたのですが……。
それとなく伝えるはずじゃ…!?
幼稚園で懇親会が開かれた日。
ナツミさんは1家庭300円の会費を忘れたと言い、チヒロさんに立て替えてほしいと頼んできました。チヒロさんが渋っていると「自分の夫はしょっちゅうチヒロの夫におごってる」などと、周りに聞こえるように話し始め、結局立て替えに応じてしまったチヒロさん。
しかし、夫にそのことを報告すると心当たりはない様子。そして、自分から上司にそれとなく伝えてみると言ってくれて安心していたのですが……。
夫の頼もしい発言に、胸をなでおろしたのもつかの間……。日曜日の朝だというのに、ナツミさん一家が訪ねてきました。そして「今日は結婚記念日だから、3時間だけ娘を預かってほしい」と言われてしまいます。理由は、ナツミさんが行きたいレストランが『お子様お断り』だから、という勝手なもの……。
突然の申し出にチヒロさんが困惑している横で、なんと夫は「3時間なら大丈夫です!娘もよろこびます。」と快諾……! 娘たちは遊び始め、ナツミさん夫婦は出掛けてしまいました。
この事態に「それとなく伝えるって言ったじゃない!」と夫に詰め寄るチヒロさんでしたが、その後ろで「暑い……」とナツミさんの娘・ユアちゃんがつぶやきます。顔も赤くなっていたので、ユアちゃんのおでこに手をあてると、おでこが熱く……。
妻の気持ちに寄り添いたいと思っていても、実際に上司を前にすると自分の立場を考えてしまう夫の気持ちも理解できますが、チヒロさんにとって夫の対応はガッカリですよね……。