子育て情報『「ごめんね…」生まれた娘は2,280gの低体重児。保育器越しでしか娘を見ることができず…』

「ごめんね…」生まれた娘は2,280gの低体重児。保育器越しでしか娘を見ることができず…

目次

・保育器から娘を眺めるだけの日々
・やっと退院! 直接授乳に感動の涙
・育児ができない日々が私を強くしてくれた
・著者:ささたにあかね
「ごめんね…」生まれた娘は2,280gの低体重児。保育器越しでしか娘を見ることができず…


もともと妊婦健診で小さめとは言われていましたが、正期産の時期に近づくにつれおなかの中の子の体重も徐々に増えていき、先生からも「2,500gを超えたからとりあえずひと安心!」と言われていました。しかし、ひと安心の言葉をいただけた妊婦健診の次の日、妊娠36週4日で突然破水し、心の準備ができないまま出産。生まれてみれば娘は2,280gの低出生体重児でした。娘はすぐ保育器へ入り、私の部屋にくることができませんでした。


保育器越しの赤ちゃん


保育器越しの赤ちゃん


保育器から娘を眺めるだけの日々

入院中の娘は保育器に入っていたため、私はお世話ができず、3時間ごとに搾乳して母乳を助産師さんに届けることしかできませんでした。1日1・2回の抱っこを除いては、保育器越しに娘を見守るだけの日々。

娘より私が先に退院することになり、ひとりにしてしまうことがかわいそうで寂しくて、泣いてしまうことも……。

助産師さんから「この子、ママのおっぱいたくさん飲んで、早く大きくなっておうちに帰りたいんだね」と励まされ、また涙。そして「娘は頑張っているのに私が落ち込んでいたらダメだ!」と気づきました。

私が唯一できたことは、娘が保育器から出たときに母乳をたくさんあげられるよう、毎日朝も夜も3時間置きに搾乳を届けることでした。


やっと退院! 直接授乳に感動の涙

たくさん母乳を飲んでくれたほか、助産師さんのケアもあって何とか体重も増え、生後8日目で退院できました。

助産師さんには娘に会えない不安などを相談するたびに励ましてもらっていたので、本当に感謝しています。初めて授乳したとき、「もう搾乳して届けなくても直接飲んでくれるんだ」「私たちの間に保育器はないんだ」と思うと涙が止まりませんでした。

これから始まる育児に不安や心配はありつつも、とにかく娘と一緒にいられることがただただうれしかったのです。そして退院後、娘は順調に体重が増えていき、今では成長曲線の真ん中で体重が推移するほどの成長ぶりです。 

育児ができない日々が私を強くしてくれた

育児が思うようにいかないときも、「育児がしたくてもできないことのほうがつらかった」と思えば、何でも頑張れます。助産師さんに「今は、ママは休んでて。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.