以前児童館で、ある一人のお母さんを見かけたときのこと。ほとんどのお母さんたちは、遊んでいる我が子のそばで一緒に遊んでいたり、近くにいる他のお母さんと挨拶をしたり会話をしています。
そんな中、そのお母さんは、子供から離れ、壁に寄りかかり一点を見つめながら元気のない様子。
気になってはいたけれど、走り回る我が子から目が離せず、その時私は時々遠目から見ることしかできませんでした。
しばらくすると、あるお母さんがそのお母さんに声をかけました。最初は挨拶をする程度だったのが、お互いの子供も交え、会話も弾んでいき、元気のなかったお母さんの顔がだんだん明るくなっていきました。私はそれを見て、ほっとしました。
私にも一歳になる息子がいます。
自分ももしかすると、自分では気づいていないだけで元気の無い顔をしている時があるのかもしれない。辛そう見えるときがあるのかもしれない。
自分が育児でとても悩んでいた時期、児童館へ行って他のお母さんが挨拶をしてくれたり、ちょっとしたことを会話するだけで、帰る頃には気持ちが本当に軽くなりました。
児童館だけでのことではありません。
あらゆる場面で、同じように気持ちが救われたお母さんたちがたくさんいらっしゃると思います。そして救えると思います。
声をかける。自分のことでもいい、小さなことでもいい、何でもいいから話を聞く、聞いてもらう。
これは #わたしたちでもできること だと思います。
TABATOVA
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