連載記事:食で心を育む
子供の食事、栄養面で困った時に訪れたい! 保健センター利用のススメ(食で心を育む Vol.3)
子どもの食事については、何かと悩みが尽きないもの。特に乳幼児期は、あれこれ試行錯誤が続く時期でもありますね。
そんな時に頼りになるのが、自治体の保健センターなどにおかれた相談窓口です。管理栄養士・保健師・歯科衛生士など専門職の方が在籍していて、日頃の食事や育児に関する相談に丁寧に答えてくれます。
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これでもいいんだ!という自信が持てる
実は私も、娘の離乳食で悩んでいた時に、保健センターの電話相談を利用しました。わざわざ電話するほどでも…と、少しためらっていたのですが、実際に栄養士さんとお話しすると、丁寧なヒアリングで改善点をアドバイスしてくれるだけではなく、良いところも教えてくれるので、「このやり方でもいいんだ!」と自信やゆとりが持て、気持ちが軽くなりました。
本やインターネットでもたくさん情報がありますが、それでもスッキリしないなぁというママは、ぜひ身近な保健センターなどで、話を聞いてもらうのもオススメですよ!
今回は、品川区保健所・荏原保健センターで、子どもの食事についてよくある相談内容とそのアドバイス例を教えていただきました。
離乳食期の悩みで多いのは「食べない」こと
こちらの保健センターでは、やはり乳幼児期の食事についての相談が多いそう。
まず、離乳食期で多いのは、「食べない・食べる量が増えない」というお悩み。そんなママのチェックポイントとしては、
- 食事の時間が決まっているか
- 授乳間隔がちゃんと空いているか?
- 果汁やイオン飲料、ベビー用おやつをあげていないか?
という点があげられるそうです。
特に母乳育児の場合は、泣いているとすぐに授乳してしまいがち。ちょこちょこ飲むことで常にお腹が満たされてしまい、その結果、離乳食が進まないことも。1日の食事とミルクの時間を見直して、空腹の時間をちゃんと作り、次の食事に備えるよう、リズムを付けるのが大切だそう。
さらに、あまり食べさせようとしすぎると余計食べなくなる傾向も…。ママも心にゆとりを持てるといいですね。