2016年4月25日 09:00|ウーマンエキサイト
レゴの歴史は82年…今もなお進化し子供の可能性を広げている!
ゲーム・アニメでも世界観が体感できる
商品の持つテーマやストーリーを伝える手段も、時代に合わせて進化させています。たとえば、テレビアニメもその1つ。2015年4月からはレゴブロックのアニメ『レゴ ニンジャゴー』がテレビ東京(TX)系6局ネットで放映。今年の4月からは新シリーズがスタートします。
2016年2月には新たなシリーズとして、ネックスナイツと悪のモンスターたちとの戦いを描いたアクションコメディ「レゴ ネックスナイツ」も発表。こちらはさらに一歩進んで、テレビアニメに加えてスマホゲームにも連動。スマホのアプリ「レゴ ネックスナイツ:マーロック2.0」では、商品のパッケージやブロックに描かれているシールド(盾の絵柄)をスマホやタブレットでスキャンすると、バトルに使うパワーをコレクションできるようになっています。
ゲームと連動した「レゴ ネックスナイツ」
シールドを読み取るとバトルに使うパワーがコレクションできる
アプリは無料で、内部課金もなし。これらはすべて商品に込めたストーリーやキャラクター、世界観を子どもたちにより立体的に体感してもらうのが目的だから。
「最終的な目的は、ゲームではなく、レゴブロックのビルディングやロールプレイ遊びをもっと楽しんでもらうこと。だからゲームも何時間も続けてやるようなつくりにはしていないんです」(池畠さん)
一番遊んでいる世代は年長~小学3年生
アニメやゲームを導入したのも、最近の子どもたちにとってデジタルがとても身近なものになっているから。
現在、日本で扱っている商品数は500程度あり、『スター・ウォーズ』や『アナと雪の女王』など、子どもたちに人気の旬なキャラクターとのコラボレーションも盛ん。年長から小学生3年生くらいまでの世代がレゴブロックで一番遊んでいます。
アナと雪の女王とのコラボ商品も
「商品ごとに対象年齢が違い、開発時には実際にその年齢のお子さんが取扱説明書を見ながらつくれるかも確かめています。取扱説明書は文字がなく、絵だけで表現しています」(安江さん)
「よく遊べ」を意味するデンマーク語「Leg Godt」からLEGOという会社名になったというだけあり、“どうしたら世界中の子どもたちががレゴブロックで楽しく遊んでくれるか”をもっとも大事にしている同社。
最後にプロダクトへの思いをお二人に伺ってみました。
「遊びはじめるとどこまでも拡張していけるし、遊び方に決まりはないので、子どもたちの自由な発想でどんどん遊んでほしいですね。テレビゲームしかしていない子どもたちが、レゴで遊ぶ楽しさに気づいてくれると嬉しい」(安江さん)
「子どもたちの間で“今日のレゴ見た?”とか“うちでレゴブロックで遊ぼうよ!”という会話が生まれるといいなと思っています」(池畠さん)
ブロックの形そのものはずっと変わらないけれど、時代に合わせて子どもたちに寄り添うアプローチをしていくレゴ社。これからも何世代も先まで遊び継がれていくのでしょう。
4月29日からは、昨年大好評だった移動型イベント「
レゴ シティ トラックキャラバン」セカンドシーズンがスタート。日本に一人しかいない“レゴ認定プロビルダー”の三井淳平さんが作った迫力のジオラマが見られるほか、組み立て体験や記念撮影が楽しめるので要チェックですよ。東京六本木を皮切りに、全国の会場を巡ります。
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