妊娠中におなかの赤ちゃんに呼びかけたくても、まだ性別がわからないと名前をつけにくいもの。そこで、いわゆる
「胎児ネーム」をつけて呼びかけるママが増えています。
みんなはどんな「胎児ネーム」をつけたのでしょうか? 実際に胎児ネームをつけたママにその名前の由来やエピソードを調査しました。
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■ママたちの変わらぬ愛がこもった胎児ネーム
ママたちに話を聞いたところ、「ちびちゃん」と「ベビちゃん」と呼びかけていたという声がとても多かったです。小さい子に呼びかける定番ネームでもありますね。
<「ちびちゃん」派>
・「妊娠が発覚したときに見たエコー写真がとても小さくて。そのまま『ちびちゃん』と呼んでいました。いまでもたまにこう呼んでしまうときがあります」(30歳・1歳児のママ)
・「『おちびちゃん』という響きがかわいいから」(35歳・6ヶ月児のママ)
<「ベビちゃん」派>
・「『赤ちゃん』じゃ他人っぽい感じだし、『ベビちゃん』と呼びかける方が愛着がわいたから」(39歳・3歳児のママ)
・「友だちが妊娠中にSNSで『ベビちゃん』と呼んでいて、気がついたら自分もこう呼んでいました」(32歳・7ヶ月児のママ)
エコー写真で見る赤ちゃんは、本当に小さくて、愛しいものです。
「ちびちゃん」も「ベビちゃん」も定番であるからこそ、自然と呼びかけやすくママから子どもへの不変の愛がこもっているのかもしれませんね。
■パパも呼びかけやすい胎児ネーム
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なんとなく気がついたら呼びかけていた名前をそのまま胎児ネームとしたというママや、夫の名前から一文字とってつけたというママも。
・「『ぴーちゃん』という胎児ネームをつけていました。とくに意味はなくつけたのですが、すごく呼びやすかったので、名前をつけたことでひんぱんにおなかに話しかけるようになりました」(36歳・小学1年生のママ)
・「『まーちゃん』って呼んでいました。『あー』と伸ばす音は言いやすいし、優しい感じの音で呼びかけるときに自分もほっこりしました」(41歳・6歳児のママ)
・「旦那の名前から一文字とって『たっちゃん』。旦那も親近感がわいたのか、積極的に呼びかけてくれるようになりました」(31歳・小学3年生のママ)
「赤ちゃん」とはなかなか呼びづらいパパ。だからこそ胎児ネームをパパと共有することで、父親としての自覚が芽生えやすくなるかもしれませんね。ママも「今日、〇〇ちゃんがねー」とおなかの赤ちゃんの状況を話すことが楽しくなりそうです。
■将来像を期待する胎児ネーム
「こんな子に育ってほしい!」という願望が胎児ネームに込められることもあるようです。
・「嵐の櫻井翔君が好きなので『しょう』。彼みたく賢くてかっこいい子に育ってほしいなと思って…。あわよくばジャニーズに入ってくれないかな、なんて考えるだけで楽しくなりました」(40歳・5歳児のママ)
・「男の子だとわかってからは『王子』と呼んでいました。電車でうっかり呼んでしまったときは、恥ずかしかったですけどね」(33歳・5歳児のママ)
・「羽生結弦選手の愛称『ゆづ』をいただいて…。実際の子どもにも同じ名前にしたかったけれど、字画があわなかったので、せめて胎児ネームだけでも呼ばせて!」(29歳・2歳児のママ)
有名人の名前から名づけるケースは、夫が嫉妬しないかがちょっと気になるところですね。でも実際の名前ではつけられないからこそ、この特別な期間だけ呼んでみたいというママの気持ちもわかります。
■胎児ネームをつけなかったママたちの意見
胎児ネームをつけなかったママたちにも理由を聞いたら、次のような回答をもらいました。
・「生まれてからの名前と混乱したら困るから」
・「まわりからマタニティハイって思われそうで、恥ずかしくなってしまって」
・「胎児ネームに愛着がわきすぎて、実際の名前を考えることができなくなってしまいそうだったから」
胎児ネームで呼ぶのか呼ばないのかは、もちろん自由。でも妊娠中という大変な時期をママが乗り越えるためのひとつの工夫とも思えます。
体調がすぐれないとき、出産に不安を感じたとき、ママになれるか自信がなくなったときなど、胎児ネームで呼びかけることで、ママの気持ちが少しは楽になることもあるかもしれませんね。