コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
わざとじゃないけど子どもがお友達に怪我を! 親はどうする?【コソダテフルな毎日 第76話】
ですから、
「わざとじゃないことは分かるけれど、わざとじゃなくてもぶつかってしまった時には謝ろう」と伝えます。
が、この「わざとじゃないけど謝りましょう」というフレーズがなかなかのくせ者なんですよねえ~~~(笑)
小さい子どもにはなっかなか伝わりません。
■わざとじゃないことを謝らせるのは難しい
わざとじゃないのに謝らなくちゃいけない事が腑に落ちないんだと思いますし、その気持ちもわかります。
しかしながら、この「わざとじゃなくても相手に危害を加えてしまったら謝る」ことって、
社会において人と人が円滑に生活するうえで必要なものですよね。
道を歩いていて、バーンとぶつかってしまった時に、何も言わずに立ち去るのか、「すみません」と謝るのかでは全然違ってきます。
だから、私もわざとじゃなくても相手を傷つけたら謝ることの大切さを伝えるのですが、まだ小さな子どもは社会性を身をもって経験し、学んでいる途中なので、幼稚園児(もしくはそれ以下の小さな子)がそれを自然とできるかと言うと、
なかなかできないと思います(もちろん同じ年齢でもできる子はいます)。
そのため、私が三男に「ごめんなさいは!? ごめんなさいって言いなさい!」と謝れるまでひたすら粘らないこともあります。
親が「ごめんなさいと言いなさい」と言ったことに対して 子どもが「ごめんなさい」と言えればそれは素晴らしいことですが、言えなかったとしても決してダメなわけではないと思うからです。
これは、怪我をさせてしまったときだけに限りません。今、3歳ぐらいの小さな子どもに対して「1回言ったことをすぐにできる」ことを求めても、そんなのは大人の世界でのこと。大人だってできない事もありますからね…。