ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事
「“ありがとう”が言えない子ども、なぜ? 変われるキッカケとは」で、
“ありがとう”と“ごめんなさい”が言えない子どもについてアンケートを実施。
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人と人の付き合いにおいて、とても大切な言葉と言える“ありがとう”と“ごめんなさい”。しかし、大事な言葉だからこそ素直に使えない子どもがいるようです。
■約80%のママが困った経験あり
人から親切にされたのにお礼が言えない、悪いことをしたのに謝罪できない…。もし自分の子どもが「ありがとう」や「ごめんなさい」を使うべきときに言えない場合、ヒヤッとしてしまうのはママたち。
アンケートでは、多くのママが、それらの言葉を言えず困った経験があると回答。「大きくなっても言えなかったらどうしよう…」と悩む声をはじめ、どうすれば子どもがその言葉の“大切さ”に気付き、使えるようになるのか真摯(しんし)に向き合っている姿が見えてきました。
Q1. 子どもが「ありがとう」「ごめんなさい」が言えなくて、困った経験はありますか?
たまにある 41%
よくある 37%
ほとんどない 14%
全くない 7%
その他 1%
Q2. 子どもに「ありがとう」「ごめんなさい」を無理やり言わせてしまったことはありますか?
よくある 45%
たまにある 43%
ほとんどない 8%
全くない 2%
その他 2%
「『ありがとう』が言えず困った経験がある」と答えた人は、「たまにある」41%、「よくある」が37%。
合わせて78%の方が「ある」と回答しています。
また、「子どもに『ありがとう』『ごめんなさい』を無理やり言わせてしまったことはありますか?」という質問には、「よくある」が45%、「たまにある」が43%と、計88%ものママが「ある」と答えました。
ちゅいママさんの長男くんのように、無理に言わせようとすると、子どもは余計意固地になって言えなくなることも。そんな子どもが、自分からこれらの言葉を使えるようになるには、どうすればいいのでしょうか。
■「ありがとう」「ごめんなさい」の強要はアリ?
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子どもが「ありがとう」と「ごめんなさい」を使うべきところで言えないと、「親のしつけができていない」と思われるんじゃないか、とママは焦ってしまう…。アンケートからはこんな意見が多く聞かれました。
一方、「ありがとうは?」「ごめんなさいは?」と無理に言わせることに対して、意見が分かれました。
子どもがわざと悪いことをしたときはもちろん、結果的に相手を困らせてしまったり泣かせてしまったりしたときも、その場を流そうとする息子。
相手の子や親へのフォローもあり、強制的に謝らせます。私も一緒に謝ります。
「しつけがなっていない」と思われてるかも…と気にしてしまいます。
あいさつを強要してはいけないと思います。小さい頃から強要していると絶対に言える子になります。でも「本当に意味わかって言ってる?」みたいな、何でもかんでも「ありがとう」「ごめんなさい」を言えばいいんでしょと思っているような子に遭遇したことがあります。なぜ「ありがとう」、「ごめんなさい」が必要かをこんこんと教え続けることが大切だと思います。
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「無理に言わせたくない」という気持ちと、相手や周りのことを気にしてしまう気持ちで、揺れ動くママの心。
また子どもが「“言えなかったこと”に対して相手が気分を害した」というエピソードも寄せられたので紹介します。
お友だちのママから、お菓子をもらったり、身だしなみを整えてもらったりすることが良くあるのですが…。わが子は、恥ずかしいのか、いまは自分でできないことことだからか、用がすんだらプイッと行ってしまうので、すごく気まずいです。私がお礼を言って謝り、ママ友からも「そんな良いよ」と言われ終わったと思っていました。しかし、後日そのママ友だちとお酒を飲む機会があったときに言われたのが、「子どもができなかったことは、親がフォローしないとムカつくんだよね」。親の力量を試されてるなと思い恐怖を感じました。
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