■漢字三文字のかっこいい名前
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漢字三文字の名前は貫禄があり、かっこいいですね。
使う漢字の選択肢も増えますので、いろいろな思いを込められます。
▼蔵之介(くらのすけ)
蔵はものをしまっておく所、之は近いもの、介は間に入ってうまくまとまるように助けるという意味を表します。
▼京之介(きょうのすけ)
京はみやこ、之は近いもの、介は間に入ってうまくまとまるように助けるという意味です。
▼虎太郎(こたろう)
虎は文字通りとら、太はふとい・豊か、郎は良い男を意味しています。
▼慎一郎(しんいちろう)
慎はつつしむ、おろそかにしない、注意深く大切にするという意味。一は数字の1を表し、はじめ、郎は良い男の意味です。
▼隆之介(りゅうのすけ)
隆は豊かに大きくなる、之は近いもの、介は間に入ってうまくまとまるように助けるという意味を表します。
▼慶一郎(けいいちろう
慶は人の喜び、お祝い、おめでたい、一は数字の1をあらわし、はじめという意味、郎は良い男の意味です。
▼孝士郎(こうしろう)
孝は親につくすこと、士は武士・戦士・侍、郎は良い男を表しています。
▼剣士郎(けんしろう)
剣はつるぎ、士は武士・戦士・侍、郎は良い男を意味します。
▼淳之介(じゅんのすけ)
淳は情が厚く素直なこと、之は近いもの、介は間に入ってうまくまとまるように助けるという意味を表します。
▼龍太郎(りゅうたろう)
龍はへびに似た想像上の動物、太はふとい・豊かなこと、郎は良い男を意味しています。
■歴史上の人物からとった名前
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歴史上の人物からとった名前は、古風・和風な名前の中でも代表的なもの。由来がはっきりしていて、人気の名付け方法です。
お父さん、お母さんがかっこいいと思う人物から、名前を考えてみるのはいかがでしょうか。
▼謙(けん)
上杉謙信(うえすぎけんしん)にちなんだ「謙」。上杉謙信とは、越後国(現在の新潟県)を統一して繁栄させた、戦国時代の武将です。
武田信玄や織田信長と戦ったこともあるんですよ。
謙にはつつしむ、へりくだる、うやまう、という意味があります。
▼総司(そうし)
新撰組(江戸時代の末期に警察活動をした組織)一番隊組長の沖田総司(おきたそうじ)からとった名前。沖田総司は剣術の名人でした。
総は多くのものをまとめる、たばねる、司はつかさどるという意味です。
▼勇(いさむ)
こちらも新撰組から、近藤勇(こんどういさみ)にちなんだ名前。最高指揮官である局長をつとめ、江戸幕府に尽くした人物です。
勇はいさましい、思い切りが良いという意味の漢字。
▼尊治(たかはる)
後醍醐天皇の実名です。後醍醐天皇は、鎌倉時代末期から南北朝時代の始まりにかけて天皇に即位していました。
尊は敬(うやま)う・尊(とうと)ぶ・身分が高い、治はおさめるという意味。
▼聖(ひじり)
聖徳太子にちなんだ「聖」。聖徳太子は、1万円札に印刷されていたことのある、有名な人物。飛鳥時代に推古天皇の摂生(天皇が子どもや女性の場合に、代わって政治を行う役職)として活躍しました。
聖は知徳に優れた道理に明るい人を表す漢字。
ひじり、あきら、せい、さとし、さとる、きよ、こうき、さとる、とも読みますよ。
▼光秀(みつひで)
戦国時代から安土桃山時代に活躍した武将・大名である明智光秀にちなんだ名前。
光はひかりやめぐみ、秀はすぐれていることを意味しています。
▼武蔵(むさし)
江戸時代初期の兵法家(武芸を教える人)である宮本武蔵にちなんだ「武蔵」。二刀流の彼は、日本最強と言われていました。
武は強い、武器、武士、継ぐ、一歩ふみだすこと、蔵はものをしまっておく所を意味します。
▼小次郎(こじろう)
安土桃山時代から江戸時代にかけての剣術の名人、佐々木小次郎より。上に紹介した宮本武蔵との「巌流島の戦い」が有名です。
▼博文(ひろぶみ)
幕末の武士であり、日本の初代総理大臣、伊藤博文よりとった名前。
博は広い、文は文字、文書、学問を意味する漢字です。
▼幸之助(こうのすけ)
パナソニックの創業者、松下幸之助より。「経営の神様」という異名を持っている人物です。