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「赤ちゃんがこれから元気にすくすくと成長していきますように」。そんな願いを込めて行われるお宮参り。多くの人が人生で何回もあるイベントではないので、わからないことだらけなのではないでしょうか。
そこで今回は、お宮参りのときの赤ちゃんや家族の服装について解説していきます。
■お宮参りのときの服装ってどうすればいいの?
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お宮参りは、赤ちゃんや家族にとって大切なイベント。ママやパパ、祖父母の服装も悩みどころですよね。
神様にご挨拶する日でもあるので、普段よりも少しかしこまった、背筋の伸びるような服装を意識して選びましょう。
▼和装か洋装かそろえると◎
服装に悩んだときは、家族の印象がバラバラにならないように和装か洋装、どちらかで統一するのがおすすめです。統一しておくことで、家族の足並みがそろった印象がありますよね。
赤ちゃんに祝い着を着せるなら、和装で統一するのもいいでしょう。
赤ちゃんの祝い着の艶やかさを引き立たせるためにも、女性はシンプルな色留袖や訪問着、色無地を選んでみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんやママが和装でも、パパはスーツというスタイルが多いようです。
もし、男性も和装で統一するなら、一つ紋や三つ紋入りの羽織り袴を選ぶのがポイントです。
洋装では、お祝い事にふさわしいパステルカラーがおすすめ。フォーマルスーツやワンピースで、爽やかにお宮参りを楽しみましょう。
▼季節による寒暖にも注意
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赤ちゃんの夏の服装は、通気性があって汗を吸い取りやすいものをチョイスしてください。
冬の服装の注意点は、足元。足元は冷えやすいので、衣類でガードしてあげましょう。肌着もはだけてしまいがちなので、冷たい風が入らないようにしっかりと留めておいてくださいね。
お宮参りの季節が真夏・真冬にさしかかる場合には、無理な計画をせず、時期をずらしたほうが安心です。
大人でも体温調節が難しい季節ですから、赤ちゃんが気温や湿度に順応できない可能性があります。
■お宮参りの服装:赤ちゃん
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お宮参りの赤ちゃんの服装は、肌着の上にベビードレスを着せ、その上から祝い着をかけるのが一般的になっています。しかし正式なお宮参りの服装は、肌着の上に白羽二重の内着を着せ、その上から紋入りの祝い着をかけるのが伝統的な着せ方。
男の子の祝い着は、「のし目模様」の鷹や兜などの柄が多く、黒色や紺色・灰色・白色が主流。
女の子の祝い着は、「友禅模様」の蝶や手毬・花の柄などの柄で赤や桃色が定番のようです。
祝い着やベビードレスは、購入派やレンタル派、おさがり派など、さまざま。自分たちに最適な方法でそろえられるといいですね。
■お宮参りの服装:母親
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赤ちゃんにとってもママにとっても、お宮参りは大切な日。美しい服装で写真を撮影して、思い出として形に残しておきたいものですよね。
赤ちゃんの祝い着に合わせて、和装にするのもすてき。ワンピースやブラウスなどの洋装でお宮参りをする人も増えていますよ。
赤ちゃんの服装や、産後の肥立ちの経過、季節などを考慮して、ママの服装も決めてくださいね。無理に正装にこだわらず、臨機応変に選びましょう。
▼和装
お宮参りで着物を着るママは、思ったほど多くはありません。あえて和装を選び、しきたりを重んじ日本文化を大切にしている女性は、凛としてすてきですよね。
お宮参りで赤ちゃんと同じ着物の着用を考えている方は、主役の赤ちゃんより派手な着物を着用しないことが暗黙のルールです。ゴージャスで目立つ着物は避けましょう。
淡い色合いで、上半身が無地、裾におめでたい柄が入ったものが色留袖。訪問着になると、肩から裾にかけて模様が入っています。
いずれも無地の部分が多く、カラーも控えめなものが多いので、お祝いの席にはどこにでも着ていけますよ。1着持っておくと、今後も使えるでしょう。
普段から着物を着慣れていないと、草履の歩きにくさや着物の動きにくさで、疲労感がドッと押し寄せます。また、帯でおなかを締め付けるので、体調が悪いときには注意が必要です。
▼洋装
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お宮参りの服装で人気なのがワンピースです。ストンとしていて、産後のデリケートなおなかを圧迫しないのがメリット。季節によって素材をチョイスできるのも、特徴のひとつですよ。夏にも涼しく最適です。
子どもが誕生すると、宮参りをはじめ、七五三、入園・入学式と、お祝いの席が増えます。長く着られるように、飽きのこないデザインを選ぶことも大切。ジャケットとセットのものを選んでおけば使いまわせますね。
また、スーツを着る場合は、シャツを着用するのでフロント部分が開けられます。
シャツのボタンを開けるだけで、手軽に授乳できますよ。
黒や紺などのダークカラーが基本ですが、トップスかボトムス、いずれかがダークカラーであれば問題ありません。
▼授乳はどうする?
母乳で育児を進めている方は、和装やワンピースにしてしまうと、授乳が難しい状態になってしまいます。そこで、あらかじめ哺乳瓶に慣れさせておくと、ミルクで対応できますね。
ワンピースには、授乳口が付いているタイプのものが販売されていますので、利用してみるのもいいでしょう。
スーツなら、授乳ケープを利用して場所を選ばず授乳が可能です。用意しておくことをおすすめします。
お宮参りの日に参拝以外の予定(食事や記念撮影)がある場合には、母乳パッドや搾乳機も準備をしておくといいでしょう。授乳の負担が少なく、洋服を汚す心配もありません。
■お宮参りの服装:父親
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パパのお宮参りの服装は、スーツが一般的です。正装ではブラックのフォーマルスーツが望ましいですが、完全にブラックではなくても問題ありません。ただ、やはり無難なダーク系にしておくのがおすすめです。
ブラックスーツの場合には、ネクタイはシルバーやホワイト系を選びます。ビジネススーツの場合には、明るめの爽やかな色で祝いの日を演出してみてくださいね。
ブラックスーツで注意したいのが、光沢感やデザインです。ストライプなどの模様が入っているものはNG。
和装にする男性は少ないですが、選ぶなら一つ紋や三つ紋付きの羽織り袴を選びましょう。神様に誕生の報告をして、赤ちゃんの成長を願う神聖な日なので、父親らしくビシッと決めてくださいね。
■お宮参りの服装:祖父母
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お宮参りに祖父母が一緒だと、とても心強いもの。家族で服装を統一したい場合は、祖母へ服装の相談をしておいた方がいいでしょう。
特に父方の祖母が赤ちゃんを抱っこして、お参りをする風習がありますので、赤ちゃんが正式な祝い着の場合には、祖母も訪問着や色留袖、紋付の羽織といった和装で揃えるとバランスが整うでしょう。洋装の場合は、祖父母とも黒や紺などの落ち着いた色のスーツが定番です。
事前にお宮参りの日取りが決まったら、当日の服装について相談しておきましょう。家族ですから、同じグレードの服装を意識してくださいね。ママはしっかり正装なのに、祖父母だけ略礼装では、祖父母の立場がありません。
■お宮参りの服装:兄弟・姉妹
上の子の服装に頭を悩ますママも多いようです。兄弟・姉妹の衣装も祖父母同様にほかの家族と同じグレードの服装を意識し、家族全体のバランスを配慮します。
女の子なら白襟付きの紺のワンピース、男の子なら白シャツにセーター、黒のズボンなど入園式などの行事でも使えるようなフォーマルな服装を選ぶとよいでしょう。
■お宮参りに衣装をレンタルする場合は?
最近ではネットでも簡単に赤ちゃんの祝い着をレンタルすることができます。
安いところで5000円以内で借りられるレンタルサービスもありますが、1万台前半が相場のようです。レンタルする場合は、帽子やお守り袋、よだれかけなど、小物付きのセット料金なのかも事前に確認しておくと安心ですよ。
■お宮参りでNGな服装とは?
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お宮参りで注意したい服装とは、どのようなものがあるのでしょうか。
特に、こういった服装はダメといったルールがあるわけではありませんが、例えば、肌の露出が多いものや、カジュアル過ぎる服装は、場違いになってしまうようです。
▼お宮参りのNG:女性の生足
ワンピースやスーツなどを着用する場合、生足は厳禁。裸足で靴をはいたり、靴下の着用は避け、必ずストッキングをはきましょう。
夏の時期だと、暑さからストッキングの着用を嫌がる人がいます。しかし、汗でスカートの生地が肌にまとわりついてしまうので、ストッキングなしも不快感がありますよ。
神社では、肌の露出を避けることもマナーのひとつです。生足は避けるようにしましょう。
▼お宮参りのNG:肌の露出
お宮参りに着用するワンピースやスーツのスカート。丈が極端に短くはありませんか? 服装を選ぶ際には、スカート丈もしっかりとチェックしましょう。
また、いくら暑い季節だからといっても、胸元が大きく開いて、谷間が見えるような服装はNGです。薄い素材で透け感のあるものも好ましくありません。
出産後に体型が変化してしまうと、膝丈だったはずのスカートが上に上がってきてしまうこともありますよね。出産前に愛用していたものを着るときには、現段階でもサイズが合っているのかを確認してくださいね。
▼お宮参りのNG:ジーンズなどカジュアル着
お宮参りでは、正装とされる和装(男性は黒のスーツ)以外の服装はすべてカジュアルとなります。ママが着用するワンピースも、正装ではなくカジュアルとなります。
そのため、ジーンズやTシャツなどの普段着をお宮参りで着るのは、もってのほかといえますね。
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▼お宮参りのNG:スニーカーなどカジュアルな足元
お宮参りにいく神社には、砂利や小石が敷いてあって、滑りやすく歩きにくい場所もあるでしょう。だからといってスニーカーなど、足元をカジュアルにするのはNGです。
和装では草履、洋装ではパンプスなどを選びましょう。装いにあった履物を選ぶことも、お宮参りの服装マナーのひとつ。
産後で足元に気を付けたいときは、ヒール部分がフラットに近いパンプスも数多く販売されているので、そういったものを選びましょう。
■お宮参りの時期
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お宮参りは、赤ちゃんが生まれてから約30日後に行うものとされています。しかし、実は明確な時期は設定されていません。赤ちゃんの体調やママの産後の肥立ち、祖父母や夫の予定をみながら、家族にとってベストな日を選ぶようにしましょう。
一般的には、100日祝いの前までに参拝することが理想ですが、あくまで目安として覚えておきましょう。
せっかくのお宮参りですから、日柄のいい大安や先勝、先負に祈祷の予約をする方が多いようです。七五三などと違って、時期が集中して混雑するということはありませんが、休日で日柄の良い日は混雑することも。早めの予約で余裕をもった日程を立てたほうが、焦らなくていいですね。
■お宮参りの場所
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お宮参りは、基本的に地元の身近な神社へ参拝して、赤ちゃんの今後の健康や成長を祈願するものです。特別な理由がない限りは、家からアクセスしやすい神社をチョイスしてくださいね。
お宮参りの日に、写真撮影や食事会などを一緒に検討している方も多いでしょう。写真館や食事処も近くにある場所なら、スムーズにスケジュールを進行できますよ。
■お宮参りの初穂料について
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初穂料とは、神社への奉納金です。別名、玉串料とも呼ばれていて、祝いののし袋に包んで準備します。
平均的な金額は5,000円~10,000円ですが、お住まいのエリアによって相場が違いますから、事前にチェックしておいてもいいでしょう。最低価格は3,000円からのところが多くなっています。
祈祷を申し込まれる方は、事前に問い合わせしてみるといいかもしれません。
■お宮参り後の食事について
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お宮参りのあとにお祝いの食事会をする家庭もあります。赤ちゃんのことを考えると、座敷のあるお店がおすすめです。おむつ替えにも便利ですし、赤ちゃんを安定した場所で寝かせてあげることもできます。
座敷のあるお店で個室を予約しておけば、授乳の際も他人の目を気にせずにすみますね。ほかのお客さんのテーブルとは区切られた個室なら、赤ちゃんの泣き声も「迷惑になってしまう…」と気にしすぎることもありません。
ママの服装によっては、授乳ケープなども用意して、義両親の視線を気にせず授乳できるようにしておきましょう。
■楽しい服装で楽しいお宮参りを
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主に、お宮参りの服装についてご紹介してきました。本記事を参考にして、準備を進めてくださいね。
なによりも大切なのは、授乳でゆっくり眠れなかったり、産後の体調不良だったりが残っている時期に、無理してお宮参りを計画しないこと。
お宮参りに食事会と、長丁場の外出になるので、ママがいちばんラクできる服装を選ぶことも大切です。すてきな服装で、笑顔があふれるお宮参りになることをお祈りしています!
参考サイト:
・ウーマンエキサイト「お宮参りのマナーやしきたりすべての疑問を解決!」
・お宮参りガイド
・お宮参りの輪「お宮参りの服装!父親の定番スーツの選び方とネクタイ・シャツのマナー」
・晴れ着のアレコレ「お宮参りの時、赤ちゃんや両親はどんな着物を着るの?」