夫の脱サラ、漁師宣言、田舎暮らし。それでも「たのしいことを拾って生きる」
そして、ついにまりげさんが動きます!
最後には
「自分の選んだ人が決めたことだ」と直感を信じることに! たくさん悩んだ末に、潔い決断をするまりげさんは本当にかっこいい。これも旦那さんを信頼しているからこそ、できることなんだろうなと感じます。
いよいよ
田舎暮らしのスタートです。
京都での暮らしは、まりげさんにとって初めてのことだらけでした。
書籍には、田舎での人付き合いにだんだんと馴染んでいく様子や、住む家が決まらずに義実家で同居していたときのこと。そして、古民家を見つけてリノベーションをするまでのことがつづられています。
まりげさん一家が地元に受け入れられていき、自然に囲まれて暮らす様子はとてもすてきです。
その反面、古民家を見つけてリノベーションするまでの大変さも描かれていて、読んでいて、応援の気持ちからつい前のめりに…(笑)。
■母想いの子どもの発想に胸うたれる!
コミックエッセイで心癒されるのは、やっぱり子どもたちとの暮らしについて。
寝かしつけやお風呂での「子育てあるある」もまりげさんの視点から見ると、なんだか新鮮。長男くんと次男くんのケンカのエピソードですら、とても愛らしく「子どもっておもしろいなあ」と素直な発見があります。
「30年あまり、虫が苦手だと思って生きてきたけれど、
もしかするとそんなことはないのかもしれない」とは、まりげさんのコメント。
虫が大の苦手だったまりげさんですが、移住生活を過ごすうちに、いつのまにか平気になっていたのだとか。子どもたちもいろいろな生き物に興味しんしんです。
こんな気持ちの変化も、田舎暮らしのいいところなのかも?
とある日には、こんなことも!
「お母さん、明日猿が穴に落ちとるかもしれんからちゃんと見といてよ」と長男くん。
大人には考えつかないようなことをする子どもとの暮らしは、発見の連続ですね! 猿の落とし穴って…母想いの発想がかわいすぎます。
ほかにも、まりげさんのパーカーの中に子どもたちが入りたがったり、入浴剤を買うときにまりげさんの好きな香りを選んだり…。
「どうしてそんなにお母さん想いなの!?」と胸をうたれるエピソードがたくさん。