築100年の古民家をセルフリノベーションしました! どうなる家族?

目次

・夫婦で手間ひまかけたセルフリノベーション
・「こんな古い家には誰も住みたがらない」と言われたけど
・大事なことを気づかせてくれる息子くんのひと言
・なんでもないことに幸せを見つける力
築100年の古民家をセルフリノベーションしました! どうなる家族?

『たのしいことを拾って生きる。~まいにちいろいろ、家族ドロップス』(まりげ/大和書房)


やさしいタッチのイラストとユーモアあふれる言葉でつづられるまりげさんの本『たのしいことを拾って生きる。』が発売されました。

Instagramの投稿に多数の書き下ろしを加えた本書は、埼玉から京都北部への移住について、子どもたちとの日常、夫婦のことなどが語られています。癒しあり笑いあり。ちょっと切ないエピソードもあって、「家族」について改めて考えることもできる内容です。

夫の脱サラ、漁師宣言、田舎暮らし。それでも「たのしいことを拾って生きる」の続きです。



まりげさん夫婦が力を合わせておこなった古民家セルフリノベーションについてご紹介します。

■夫婦で手間ひまかけたセルフリノベーション

現在、まりげさん一家が暮らすのは、築100年の古民家をセルフリノベーションした建物。この建物を探すまでにも時間がかかりましたが、住むためには集落の承認を得るのに1ヶ月待ち。そして、やっと改装して住めることに…。

あまりお金をたくさんかけられないぶん、夫婦でセルフリノベーションをすることにしたまりげさん。設計、デザインもすべて自分たちで行ったそうです。

ただ、改装を始めてみると、想像以上に大変なこともたくさんあったよう…。例えば、古い建物だというだけあって、わらや木材、不要な食器類などの処分しなければならないものが軽トラック10台ぶんにもなったというエピソードには驚きました。

さらに、天井を抜いたり、ススを掃除したり…とても手間ひまがかかっています。
でも、自分たちで苦労したからこそ、誰も住んでいなかった空家がすてきなおうちに生まれ変わりました。

▼和室からキッチンへ生まれ変わり


<Before>
『たのしいことを拾って生きる。』まりげ
ふつうの古い和室が…

<After>
『たのしいことを拾って生きる。』まりげ
開放的な対面キッチンに! キッチンとダイニングは土間になっていて、利便性もバッチリです。


▼畳の部屋からリビングに生まれ変わり


<Before>
『たのしいことを拾って生きる。』まりげ
もともとは4つに別れていた畳の部屋…

<After>
『たのしいことを拾って生きる。』まりげ
寝室との間仕切り以外はとり払い、子どもが走りまわれる広々としたリビングに…!

天井を抜いたことで、立派な梁が主役のモダンながらおもむきのある古民家に変身しました。まりげさんのインテリアのセンスも抜群で、「こんなおうちに住んでみたい」と、ため息がでるほどすてきです。

でも、こんなにすてきな古民家に住むまでには、いろいろな紆余曲折がありました。


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