連載記事:パパママの本音調査
学資保険×口座貯金、子どもの積立どうしてる? 親の切実な懐事情【パパママの本音調査】 Vol.316
イラスト:PUKUTY(プクティ)
成長とともに子どもにかかる費用は増えていくため、将来に向けて積み立てをしたいと考えているパパママは多いでしょう。ただ、子育て中は何かと出費が多く、コツコツ貯金するのは容易なことではありません。
どのように積み立てをすれば、子どもの将来のためにうまくお金をためることができるのでしょうか。今回は、子どもにかかるお金のため方について考えてみます。
■パパママは子どもの積み立てどうしてる?
アンケートでは、子どもの将来のための積み立てをどのように行っているか質問しました。
Q. 子どものため積み立てはどうやって行っている?
学資保険 40.9%
子ども名義の口座 37.3%
積み立てを行っていない 14.2%
親名義の口座 3.9%
その他 3.1%
タンス預金 0.7%
回答のうち、もっとも多い40.9%のパパママが
「学資保険」と答えました。また、「子ども名義の口座」が37.3%、「親名義の口座」が3.9%となり、
口座での積み立てをすると回答した人は合わせて41.2%。
「学資保険」、「口座」で積み立てすると回答した人がほぼ同じくらい、さらに合わせて82.1%ということからこの2つが多数を占めていることがわかります。
■なぜ学資保険に支持が集まるのか?
イラスト:PUKUTY(プクティ)
回答した人がもっとも多かった学資保険は、なぜこんなに支持されているのでしょうか。
「自分ではなかなか積立できる自信がなくて、引き落としされる学資保険にしました」(青森県 40代女性)
「2人分、学資保険をしています。児童手当をその費用にあてています」(千葉県 30代女性)
「3人の息子たちが大学に行くことを考えて、公立の小学校に通っている間に倹約してためて、全期全納で学資保険に入りました」(東京都 50代女性)
「学資保険、やっていてよかった。高3からの1年間で、受験、入学金に授業料、引っ越しなどで、18年積み立てた200万が1年で消えたが、このおかげでほかから回さないで済んだ」(茨城県 40代女性)
コメントを読むと、「自分で積み立てる自信がない」という意見が多く寄せられました。毎回、貯金する金額やためる頻度など、自分で管理する口座での積み立てと比べると、学資保険はすでにある商品から自分たちの希望に合ったものを選べるというメリットがありますよね。
また多くの保険は自動で支払いされるように設定できるため、最初からその分の金額がなかったものとして考えられる、自然にためられるといった点もパパやママの支持を集めているようです。