コミックエッセイ:子育ては毎日がたからもの☆

生理を隠してきたけど…。初めての性教育、子どもたちは真剣に聞いてくれた【子育ては毎日がたからもの☆ 第48話】


■子どもにわかりやすく、嫌悪感を抱かせないためには

せっかくの機会だと思って、できるだけ子どもたちにわかるように話を切り出してみました。

「女の子はね、大人になると、一ヶ月に一週間くらい、血がでる時があるの。
でも別にこれはケガしてるとか、病気とかじゃなくて、とっても自然なことなの」

性に関することはこれまであまり触れずに来たため、ドキドキしながら、でも真剣に話しました。

「『生理』っていうんだけど、女の子はあなたよりもう少し大きくなると、おなかの中で毎月赤ちゃんのためのベッドを作るようになるの。ふかふかで寝心地のいいベッドをね。

でも、毎月赤ちゃんが来てくれるわけじゃないから、赤ちゃんがこなかった月は、ベッドが流されて出てくるの。ママは今、その時期なのよ」

子育ては毎日がたからもの/ぺぷり

とにかく、伝えたいことは伝えた…はず!

どんな風に伝えるのがよかったのかはわからないけど、子どもたちも途中で茶化したりせず、真剣な目で聞いてくれていたから、きっと伝わったのだろう。
…と思いたい。


■性教育は気まずい…でもタブー視できない

子どもの性教育って、どうも気まずくて、いままでのらりくらりとかわしていたけれど、子どもたちもいつまでも赤ちゃんではないし、これから広い世界に出るにつれて、自分でいろんな情報をキャッチするのでしょう。

そしてその情報は正しいこともあるし、正しくないこともあるでしょう。

思春期になるとますます性の話題ってしづらくなる(自分を振り返っても、思春期のときには親からあまり聞きたい話題ではない)と思うので、こんな風に話す機会があったときには、その年齢にあったレベルでお話することもありなのかなぁと思ったりしました。

子どもの早熟化が加速しているとニュースでも聞くので、性の話題をタブーにしないためにも、いまくらいから折をみて少しずつそんな話もしていこうかなと思い、『13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと』という本も購入してみました。

娘に渡すのはまだ先だと思いますが、急に質問されたときにも話に一貫性を持たせるために、私もしっかり読んで、何か質問されたときには自信をもって答えられるようにしたいなと思いました(のらりくらりとかわしていた時期は、回答がコロコロ変わってしまうこともあり不信感を抱かせてしまいそうだったので…)。

性の問題はとても難しいけれど、成長の中でいつかは向き合わなければいけないこと。だから私は、まだ先入観も抵抗感もない時期から少しずつ話していく作戦でいこうと思っています。
<参考書籍>
『13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと』(やまがたてるえ著/かんき出版)

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