「性教育」について知りたいことや今話題の「性教育」についての記事をチェック! (1/8)
(この記事はAmazonアフィリエイトを含みます)子どもに対する性教育について、「恥ずかしい」「難しい」などと判断し、敬遠する親御さんは多いものです。しかし、そのためらいによって子どもに危険が及ぶ可能性も否定できません。性教育を専門のひとつとする臨床心理士の高山恵子さんは、もっとも重要なのは「ノーといえる子ども」に育てることだと語ります。そのことを踏まえ、性教育の第一歩について伺います。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)性教育をはじめるタイミングは、子どもが興味をもったとき日本は、アメリカなど主に欧米の先進国と比べて性教育の遅れを指摘されることが少なくありません。そもそも、性教育の必要性はどのような点にあるとみなさんは考えますか?それは、子どもが性被害に遭わないようにするためです。適切な性教育を受けておらず、自分自身の体が「守るべき大切なもの」だと認識していないために、性被害に遭ってしまう子どもは決して少なくないのです。性教育というと、「恥ずかしい」「難しい」などと思いためらってしまう人もいるでしょう。でも、「性教育をしなければ、子どもが性被害に遭うかもしれない」と言われたらどうですか?「恥ずかしい」「難しい」などといっている場合ではありませんよね。では、性教育をはじめる適齢期はあるのでしょうか?このことについては、一概に言えるものではありません。なぜなら、「性にかかわることや体に対して子どもが興味をもったとき」がそのタイミングだからです。その時期は、子どもそれぞれに異なります。ただ、一般的には3歳〜10歳くらいと考えていいと思います。その年代の子どもは、「うんち」や「おちんちん」といった言葉をおもしろがってよく使いますよね。そういった言葉が出てきたときに、性教育を始めていきましょう。「プライベートゾーン」について教えることが第一歩性教育と聞くと構えてしまうかもしれませんが、難しく考える必要はありません。最初に実践してほしいのは、「プライベートゾーン」について教えることです。プライベートゾーンとは、「口・胸・性器・お尻」を指します。女の子には「水着で隠れるところと口」、男の子には「水着で隠れるところと口と胸」と教えると、子どもにもわかりやすいと思います。プライベートゾーンは、大人にとっては性的な意味合いももつ場所ですが、子どもに対しては「体はどの部分も大事だけれど、そのなかでもとくに大事なところ」と伝えてください。「どうして?」と聞かれたら、「赤ちゃんが生まれることに関係している大事なところだからだよ」と説明してあげましょう。教えるときには、わたしの著書など、体の構造をイラストで解説しているような性教育の書籍や絵本を使うことをおすすめします。視覚情報があることで、知識がまったくない子どもにも理解しやすいからです。いまはそういった本がたくさん出版されていますので、有効に活用してほしいですね。加えて、プライベートゾーンについては、「自分ではない人が、勝手に見たり触ったりしないところ(自分で自分のものを触るのはOK)」「自分のものであっても、人がいる場所で見たり触ったりしないところ(人がいない場所ならOK)」ということも教えてください。その認識が子どもに根づけば、なにも知らないがために性被害に遭ってしまうリスクを大きく減らすことができます。ただし、「自分ではない人に見せたり触らせたりしてはいけないところ」という伝え方はNGです。そう伝えると、子どもが性被害を受けたときに、「見せてしまった/触らせてしまった自分が悪い」と自分を責めてしまう可能性があるからです。悪いのは、あくまでも勝手に「見た側」「触った側」です。日常のなかで「ノー」という力を養うプライベートゾーンの理解は、子ども同士の困った問題も防いでくれます。「お友だちとおちんちんの見せ合いっこしていると先生から連絡があった」「お友だちからプライベートゾーンをたびたび触られている」といったことに悩んでいる親御さんは多いものです。このような問題の背景には、性教育の必要性に対する家庭ごとの認識の違いがあります。性教育に対する認識は家庭によって大きく異なり、積極的に性教育をしている親御さんもいればまったくしていない人もいます。そのために、子どもの行動にも違いが出てくるのです。でも、プライベートゾーンについてきちんと教えておけば、少なくともわが子がお友だちに対してそういった行動をすることはなくなるでしょう。一方で、お友だちからの不適切な行動にどう対処するかという問題は残ります。そこで必要になるのは、「嫌なことには『嫌だ』といっていいんだよ」と伝えることです。嫌なことに対して、はっきりと「ノー(NO)」といえるようになる練習が必要なのです。その練習のためにわたしがおすすめしたいのは、「ちょこっとチャット!」というカードゲーム形式のコミュニケーションツールです。カードには「好きな絵本はなんですか?」「パパにやめてもらいたいことはなんですか?」などさまざまな質問が書かれていて、自分が引いたカードの質問に答えていくというシンプルなものです。ただ、カードの質問には答えやすいものもあれば、ちょっと答えにくいものも含まれています。そして、「答えにくい質問はパスしていい」というルールになっています。そのため、自然と「ノー」という練習ができ、習慣化されていくというわけです。むかしから「ノーといえない日本人」といった言葉もありますが、大切な子どもを守るためにも、ぜひ「ノーといえる子」に育ててあげてください。『親子で話そう! 性のこと』高山恵子・佐々木睦美 著/Gakken(2024)■ 臨床心理士・高山恵子さん インタビュー一覧第1回:3歳から始める性教育、基本のキ。嫌なときは「No!」と言う練習をしよう第2回:専門家に聞いた「性器いじりへの対応」と「性器のケアを習慣にする年齢」(近日公開)第3回:親が困る質問の代表格。「赤ちゃんはどこからくるの?」「セックスってなに?」にはこう答える(近日公開)【プロフィール】高山恵子(たかやま・けいこ)東京都出身。NPO法人えじそんくらぶ代表。臨床心理士。薬剤師。昭和大学薬学部卒業後、約10年間学習塾を経営。アメリカ・トリニティー大学大学院教育学修士課程修了(幼児・児童教育、特殊教育専攻)。同大学院ガイダンスカウンセリング修士課程修了。帰国後、児童養護施設、学校、保健所での発達相談や保育所・幼稚園での巡回指導で臨床に携わる。専門はADHD児・者の教育とカウンセリング。当事者であり専門家でもある経験を活かし、ハーティック研究所を設立。教育関係者、保育者などを対象としたセミナー講師としても活躍中。『しからずにすむ子育てのヒント 新装版』(Gakken)、『自分のよさを引き出す33のワーク』『発達障害・愛着障害・小児期逆境体験(ACE)のある親子支援ガイド』『2E 得意なこと苦手なことが極端なきみへ』(いずれも合同出版)、『発達障害の子どもに自立力をつける本』(講談社)など著書多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2025年03月03日女性向けの悩み相談サービス「ひより♡」は、新たな企画「涙活×性教育座談会」を開催することを発表しました。この座談会は、女性が抱える悩みや疑問について、リラックスした雰囲気の中で語り合える場を提供することを目的としています。## 開催概要- 日時:2025年2月23日(日) 13:00〜15:00- 内容:涙活と性教育をテーマにした座談会- 参加費:3000円- 対象:20代〜40代の女性- 場所:涙と旅カフェ あかね(東京都新宿区西早稲田2-1-17 酒井ビル1F)## アクセス- 東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩3分- 東京メトロ副都心線西早稲田駅から徒歩8分- JR高田馬場駅から徒歩18分、バス5分## イベント内容1. 感涙動画上映:さまざまなジャンルの泣ける題材を使って参加者に涙を流してもらいます。2. 性教育座談会:セルフプレジャー・生理・PMS・妊活・更年期・夫婦関係等の性についての悩みや疑問を対話形式で語り合います。## 涙活(るいかつ)について涙活とは、意識的に泣くことでストレスを解消する方法です。2〜3分泣くだけで自律神経のバランスが整い、ストレス解消や心の安定につながることが研究で明らかになっています。## 特別ゲストひよりさん(心理カウンセラー、認定フェムテックエキスパート、女性のためのお悩み相談室運営)が特別ゲストとして参加します。## 涙と旅カフェ あかねについて2013年に「涙活」をスタートさせた吉田英史氏がプロデュースするカフェです。普段は個別の涙活セッションを行っており、不定期で泣きをテーマにしたイベントを開催しています。この企画を通じて、「ひより♡」は女性たちが互いに支え合い、前向きに生活できるようサポートしていくことを目指しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年02月17日皆さんは、自分の子どもの安全対策としてどのようなことを教えていますか?なかには、子どもが自分の嫌なことに対して「ノー」と言えるような教育をしている方もいるようで……。そこで今回MOREDOORでは、子どもの安全を守るため行ったエピソードをご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。Oさんの場合6歳の女の子を持つ親として、小さな子どもを狙った悲しいニュースを耳にしたことが教育のきっかけとなりました。自分のプライベートな部分について、家族であろうと保育園の先生やお友達であろうと、無断で触られたり、見られたりすることは適切ではないと伝えています。さらに、どんな状況下でも誰かにそのようなことを提案されたら、すぐに親に話すことを強調して教えています。工夫したことは……幼児用の性教育の絵本を使って説明しました。絵から内容が入ってきやすいようで、言葉で説明するより理解できた様子でした。友達の行動にも注意友達がふざけて触ってくることがあるそうですが、今では自分で「ノー」と言うことができるようになりました。また、保育園の先生や親にもその状況をきちんと説明できるようになりました。(37歳/専業主婦)子どもを守る知識子どもを性被害から守る教育を行うOさんのエピソードをご紹介しました。この経験は身体の自己決定権を持つ重要性を理解するいい機会となり、将来的に自身を守る力を育てる基盤になったのではないでしょうか。皆さんは、子どものために何か工夫したことはありますか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2025年02月10日■これまでのあらすじ自分に正しい知識がなかったため、PMDD(月経前不快気分障害)に気づけなかったと思っているなおたろーは、そんな子どもを増やさないためにも息子に幼い頃から性教育を始める。恥ずかしがってしまうと思われる思春期までをひとつの目標としていたが、ついに長男が思春期に突入。まだまだ伝えたいことはあるがタイミングが難しくなってくるなと思う。そして、これからの性教育をどうしていくか迷うのだった。■読者のコメントから…■何か見えてきた…!長男が思春期に入ったことでちょっと一区切りつきましたが、これからは新しいステップに進むということで今回の漫画を描かせていただきました。これからも大事にしたいこと。それは…、・話す時は真剣に端的に話す・相談しやすい環境を作る・話を聞くときは一旦全部受け入れる頭ではわかっていでも実際は難しいかもしれないけれど…、子どもたちのために頑張りたいと思っています。長い間読んでいただきありがとうございました!こちらもおすすめ!もしあの時、正しい知識を知っていたら…スイス在住のケイコモエナさん。自分と同じ3歳の子どもを持つママ友から、「幼稚園で性教育をする」と聞かされ驚きます。しかし、「もしあの時正しい知識を知っていたら」と思う小学生の頃の出来事を思い出して…。 「スイスで出会った3さいからの性教育」1話目はこちら>>
2024年12月10日■これまでのあらすじ9年前、長年の不調がPMDD(月経前不快気分障害)だと知ったなおじろーは、性教育をきちんと受けていれば病気に早く気づけたと確信。性教育の重要さを認識し、恥ずかしがらない思春期前までに子どもたちにも教えることにするのだった。しかし、長男にもついに思春期が訪れる。これまでしてきた小さい子ども向けの性教育に区切りをつけて、新しいステップへ進むため、ある物を息子に渡すことにするが…。■性教育漫画をプレゼント■これからどうする?ちなみにそらじろーに渡した漫画は、「「性」のはなしはタブーじゃない! 小学生だから知ってほしいSEX・避妊・ジェンダー・性暴力 (こどもと生活シリーズ)」(主婦と生活社)。男の子と女の子のW主人公なので、どちらの性のことに関してもわかりやすく知ることができます。大人でも勉強になることが多いので、まだお子さんが小さい方でも先に読んでおくのもいいんじゃないかと思います。長男が2歳くらいの時から続けてきた性教育ですが、性教育の本を渡したことでなんだか一区切りしたのかもと感じました。しかし、もう小さな子どもではないとはいえ、まだ大人でもない。伝えたいことはまだまだたくさんあります。思春期に入ることで親子間のコミュニケーションに変化も出てくるかもしれませんが、それに合わせた性教育をしていかなければなりません。今後の性教育、どうしていくべきか。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月09日■これまでのあらすじ時代的に性教育をきちんと受けず、正しい知識がなかったことで自分がPMDD(月経前不快気分障害)だということに気づけなかったと思うなおたろー。母親になると、自ら幼い子どもたちに性教育を開始する。次男の入学が迫った頃には、知らない人にトイレの場所を聞かれたらどうするか質問。すると息子は「案内する」と答えるのだった。なおたろーはこれを不正解にし、その理由を語り出す。「もしもトイレに案内をして、そのまま連れて行かれたらどうする?」そう言われ、怖くなった次男は逃げることを覚えるのだった。■もしかして来た!?■ついにこの時が…!この件で「こりゃ思春期やってきたな!」と感じたし、そらじろー本人からも「俺、思春期入りました」って言われました(笑)今まで私がしてきたのは「小さい子ども」に対する性教育でしたが、思春期に入ってきたそらじろーには新しいアプローチをしていく必要があるなと肌で感じました。「そろそろ私の話をまともに聞いてくれなくなるかもしれないよな…」なんて冷静に考えながら…。さて、私がそらじろーに渡したものとは…?次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月08日■これまでのあらすじ自身が正しい知識がなかったことで後悔した経験から、性教育が子どもにとってとても重要だと考えたなおたろーは、息子たちが幼い頃から独学で性教育をすすめている。ある日、小2の息子から「赤ちゃんって神様がくれるんじゃないの?」と質問された際にはその方法を詳しく教えつつ、息子が生まれた奇跡について話すと息子が感動。さらに人工授精と体外受精もあることを科学的に説明することで、ドキドキしないで話すことができるのだった。■もしトイレの場所を聞かれたら?■怖い思いをしないために…自分の心と体を守ることが1番。大人が困りながら話しかけてきたり、ニコニコしながら話しかけてくると断れない雰囲気になってしまいますよね。純粋な子どもの心を利用するような犯罪者は本当に許せません。以前もSNSなどで子どもにトイレを尋ねてくる大人について話題になったことがありました。「もしかしたら本当にトイレに行きたかった人かもしれない」「そんなことも聞けない嫌な世の中になってしまった」など、いろいろな意見が飛び交いました。嫌な世の中になってしまったと思ってしまうかもしれないけど、子どもたちの生きる未来をそうしてしまったのは私たち大人の責任です。そうさせてしまったからこそ、今私たち大人ができること、伝えなきゃいけないことをしっかりやっていく必要があると私は思っています。うちの子たちがもしも同じような場面になったとしたら、迷わず「逃げる」という選択をしてほしいと思っています。何よりも大切なのは心と体、そして命だから。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月07日■これまでのあらすじ独学で息子たちに性教育をしているなおたろーは、学生時代に正しく性教育を受けていれば、自身の病気(月経前不快気分障害)に早く気づけたと思っている。ある日、当時小2だった息子から「赤ちゃんって神様がくれるんじゃないの?」と聞かれたなおたろーは、今が教える時だと確信し赤ちゃんができる方法を詳しく教える。親が恥ずかしがらず淡々と情報を伝え、赤ちゃんが生まれる奇跡について話すと、息子はとても感動するのだった。■ほかにも方法が!?■ドキドキせずに済む!?顕微授精もありますが、顕微授精は体外受精の方法のうちのひとつということで、小さなお皿の上で出会わせる方法だけとりあえずイラストを描いてみました。子どもからの「子どもってどうやってできるの?」という質問は、大人からしたら少しドキドキしてしまいますよね。でもなんでドキドキしちゃうかっていうと、「性交渉について説明しなきゃ!」って思っちゃうからであって、これを人工授精や体外受精といった方法があるんだよと、3つの方法を科学的に教えてあげるとあまりドキドキせず話すことができるんじゃないかなと思います。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月06日■これまでのあらすじ自身にPMDD(月経前不快気分障害)という病気があることを知り、性教育の重要さに気づいたなおたろーは、母になって息子たちが幼い頃から少しずつ性教育をしていた。そんなある日、息子から「男の人に生理みたいなものはある?」と聞かれ、精通について説明することに。息子がその日を迎えたとき、どんなものが出て来るのか知らなかったがために悩まず済むように、形状や色、匂いなど知らせ、息子に話したことを夫にも共有するのだった。また、それより幼い頃にパンツを洗う習慣についても教えておいたと言う。■赤ちゃんは神様がくれる!?■我が子が生まれた奇跡!とにかくポイントなのは、親が恥ずかしがらずに真剣に伝えること。親が恥ずかしがって言うと「聞いたらいけないことなんだ」「恥ずかしいことなんだ」と思わせてしまう可能性があるので、とにかく淡々と情報を伝えることが1番だと思います。そして我が子が生まれてきた奇跡につなげて話すのが話しやすいのかな、なんて思っています。「それでも難しいよ~」という方には次のお話も参考になるんじゃないかなと思うので、また次回も読んでいただけたらと思います。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月05日■これまでのあらすじ知識がなく自身の病気(月経前不快気分障害)に長年気づけなかったことから、性教育が大切だと実感したなおたろー。母になり、息子たちには幼い頃からできる範囲で性教育をすすめていた。中でも伝え続けているのが、プライベートゾーンの大切さ。自分の体はかけがえのないものであり、特にプライベートゾーンは命に関わる場所であること、誰かに触られるなど怖い思いをさせられそうになったら助けを求めてよいと伝えてきた。それが息子たちを性犯罪の被害者や加害者にしないためにできることだと思うのだ。■男の人に生理はない?■夫も巻き込んで…これからの自分の体に起こることだからね。直井亜紀先生の本「わが子に伝えたいお母さんのための性教育入門」(実務教育出版)に書かれていたのですが、とある男の子は精通は知っていたけれど、それがいったいどういうものなのかまでは知らず、自分は病気になってしまったんじゃないかと悩んでしまったそうなのです。確かに生理は股から血が出るというふうに学校でも習ったけど、男の子の場合は、出るものがいったいどんな状態のものなのかを詳しく教えてもらったことはないですよね…。正しい知識を知っていれば、受け止め方もきっと変わってくるはずです。ちなみによく「男性の生理」と呼ばれるものも聞きますが、この場合の女性の生理は「子宮内膜と血が混ざった経血が体外に排出する生理現象」のことをさすので、「男の人には生理はないよ」という説明をしました。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月04日■これまでのあらすじ9年前に自分がPMDD(月経前不快気分障害)だと知ったことで、性教育で正しい知識を得ることの重要さを痛感したなおたろーは、息子にも幼い頃から性教育をしていこうと決意。ある日、生理について息子から質問されたので詳しく説明した後、女の子だけでなく男の子にも大人スイッチが入って体の変化が起きることを説明する。自身がかつて急に体の変化が起こり不安になったことを教訓に、息子に事前に伝えることで「不安になることではないよ、相談してもいいんだよ」と伝えておきたかったのだ。■プライベートゾーンとは■自分の体はかけがえのないものプライベートゾーンの大切さを伝え続ける。胸、性器、お尻、口をプライベートゾーン(プライベートパーツ)と呼びます。性被害から自分の心身を守るために、プライベートゾーンは絶対に守らないといけないし、狙っている人がいるとしたら「おかしい」という認識を持たなければなりません。ユネスコの「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」では、「自分のからだに、誰が、どこに、どのような方法で触れることができるかを決める権利を、誰もが持っています」とされています。自分が「いやだ」「怖い」と感じた相手には絶対に触らせてはいけないし、もちろんジロジロ見てもいけないし、写真や動画を撮らせることも絶対にいけません。「自分の体はかけがえのないものだから、大切にするんだよ」と伝え続け、「どんなことでも話を聞くからね」という姿勢を見せ続ける必要があると思います。子どもが小さい頃から伝え続けたいし、大きくなっても安心感を持ってもらえる母親になっていることが私の目標です。2022年に内閣府が16~24歳の若年層に行ったアンケートでは、回答者6,224人のうち26.4%(1,644人)が性被害にあったと回答したそうです。言葉によるもの、身体接触を伴うもの、スマホ(ネット)などによるもの…。4人に1人は性被害に遭っているという悲しい調査結果でした。親としてできることを、私も子どもたちと一緒に学びながら伝え続けていこうと思っています。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!参考: ユネスコ「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」4.暴力と安全確保 参考: 内閣府男女共同参画局男女間暴力対策課「若年層の性暴力被害の実態に関するオンラインアンケート及びヒアリング結果について」
2024年12月03日■これまでのあらすじ性教育をまともに受けなかった世代であるなおたろーは、自身の生理前の不調に病名があると知ったことをキッカケに性教育の大切さを痛感。そこで息子にも幼い頃からできる範囲で性教育をしていこうと思うのだった。ある夜のこと、母親が生理中だと知った息子から生理について質問が。その仕組みを詳しく説明した後、息子に生理にはならないけれど「女の子の体の不調についても理解してほしいな」と伝えるのだった。■大人サイン■タイミングは人それぞれ■変化するのは素敵なこと男の子も女の子も、第二次性徴という大人スイッチが入ると体に変化が出てきます。私も小学生の頃、鏡を見た時に自分の体の変化に気がついて、すごくドキドキした記憶があります。でも誰にも相談できなかったし(していいものと思っていなかった)、これからどうなっちゃうんだろうと不安になっていました。なので息子たちには事前に「こういう変化もあるから、不安になることはないし、相談してもいいんだよ」と伝えておきたかったのです。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月02日■これまでのあらすじ9年前、自身が生理前に不調になることに病名があることを知ったなおたろーは性教育の重要さを感じる。これをキッカケに、息子にはゆるっと性教育をしていこうと決心するのだった。そんな中、幼稚園でお友だちのお父さんが息子の好きなアニメを「男は見ない」と言ったことから、息子も「見ない」と言い出す。それを聞いたなおたろーは、「その子のお父さんはそう思うタイプなんだね」と意見を認めつつ、自分は「好きなものは好きなままでいい」と思っていることを伝えるのだった。■生理って何?■なんで生理があるの?■しっかり向き合って理解してくれると嬉しいよ。息子のそらじろーは生物について知ることが好きなのでちょっと詳しく教えましたが、子どもの年齢だったり、どれくらい興味を持っているかで話す内容は変えてもいいと思います。正しい知識を教えてあげること。しっかり向き合って教えてあげること。ここだけ大切にしたらいいのかなと思っています。ちなみにそらじろーばかり出てくるのは漫画上の仕様です!次男のこさぶちゃんはそらじろーほどサクサクとはいきませんが、こさぶちゃんのペースでいろいろお話しています。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月01日■これまでのあらすじ病名を知らなかったため、自身がPMDD(月経前不快気分障害)だと気づけなかった経験から性教育の大切さを認識したなおたろーは、息子にできる範囲で性教育をしていこうと決意。そんな中、幼稚園生の息子から結婚は男女じゃないとできないのかと質問されたなおたろーは、日本では男女でないと婚姻届を出せないこと、地域によってはパートナーシップ制度があること、同性が恋愛対象の人もいることを伝えると、息子は異性でも同性でも「好きということに変わりはない」と受け止めるのだった。■男が見ないアニメ!?■私の意見は…■好きなものは好きでいい好きなものを好きだと思い続けることはすっごく幸せなことですからね。息子のお友だちのお父さんの意見は否定しないです。いろいろな考え方がありますから。でも私は「好きでもいいじゃーん!」って思う派だったし、そらじろーには好きなものは好きでい続けてほしいなと思ったので今回のように伝えました。大きくなったそらじろーは、好きなものは好き精神で自分の趣味を全力で楽しんでいます!次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月30日■これまでのあらすじ自身の経験から、自分の性について正しく知ることが自分を大切にすると強く感じたなおたろーは、息子に性教育を開始。当時2歳だった息子には親子間の信頼関係を築くことから少しずつ始める。さらに、自分が嫌なことには「NO」と言う権利があること、逆に相手の「NO」を受け入れることの大切さを教え、もし嫌なことがあったらいつでも母親に話していいのだと伝えることで、息子を安心させるのだった。■結婚は男性と女性だけ?■日本の現状は…■誰と結婚しようかな!?好きな子がいっぱい…!? 当時幼稚園生だった息子のそらじろーの周りにはステキな子がたくさんいたそうです(笑)・日本では男女でないと婚姻届を出すことができない・地域によってはパートナーシップ制度がある・同性が恋愛対象の人もいるという事実だけ教えました。結果的にそらじろーは「異性が好きでも同性が好きでも、好きということに変わりはない」と思ったそうです。価値観を植え付ける説明をしないように気をつけながら話しましたが、きちんと自分の中で価値観を見いだしてくれたみたいです。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月29日■これまでのあらすじ自分が生理前に不調を起こすことに病名があると知ったなおたろーは、正しい知識を持つことが自分を守ることにつながると強く思い、息子に少しずつ性教育をしていこうと決意。しかし当時2歳の息子はイヤイヤ期だったため、まずは親子間の信頼関係を作ることから開始することに。感情を言葉にするのが難しい息子の気持ちを自分が代弁することで、子どもに「自分を理解してくれる」という安心感を与えようとするのだった。■好きだったらいじわるしていいの!?■嫌なことは伝えていい■伝え続けていきたいこと人が嫌がることをしてはいけない。ずっとずっと伝え続けていきたいことです。「NO」は必ずしも相手を拒絶するサインとは限りません。「NO」と伝えても変わらない関係性だってあるし、それを未来のある子どもたちのために大人が示してあげたいですよね。これに関しては性的同意にも話がつながります。そして嫌なことが起こったとしても「いつでも話を聞いてあげるよ」と言葉にして伝えて、「いつでもママに言っても大丈夫なんだ」と安心してもらえる関係性を築き続ける必要があると日々意識しています。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月28日■これまでのあらすじ9年前、自分が生理前に不調を起こすことがPMDD(月経前不快気分障害)という病気であることがわかり、男性にも女性にも正しい知識がなければ思いやりは生まれないと強く思うようになったなおたろー。性教育は人権教育だと思い、息子が思春期になる前に自分のできる範囲で性教育を開始することに。自身が大人に性の話をはぐらかされた経験から、自分は子どもに向き合っていきたいと思うのだった。■息子はイヤイヤ期だった…■考えた作戦は…■子どもの気持ちを代弁気持ちを代弁してあげる。これって、0歳の赤ちゃんにもできることだと思うんです。「今日は寒いねー」とか、「オムツ替えてスッキリしたねー」とか。意識することで今後の性教育の練習にもなるし、子どもも「気持ちを理解してくれる」って安心感が出るんじゃないかなぁと。「出るといいなぁ~」と思いながら、今後への種蒔きをする気持ちでした。まだみんなが想像する性教育じゃないって思うかもしれませんが、性教育もコツコツ積み重ね…だと思っています。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月27日■これまでのあらすじある夜、夫が息子について「最近、思春期じゃない?」とたずねてくる。なおたろーもそれに同意し、これから息子との会話が減ったり、話す内容が変わってくるかもしれないと思いを巡らす。さらに、自分がしてきた性教育も思春期を迎えれば一区切りだろうなと思い、振り返るのだった。9年前、なおたろーは初めて生理前の不調に病名があることを知ったことで性教育の大切さを感じ、息子にできる範囲で話していこうと思い…。■どう教えればいい…?■はぐらかされた過去■正しく伝えたい…ちゃんと正しく伝えてあげたい。「性教育=いかがわしいもの」と、若い頃の私も思っていました。今となってはなんてアホだったんだろうと思いますが…。私よりも上の世代でも、性教育に対して当時の私と同じイメージを持っている方は多いでしょうし、性や体に関することは恥ずかしいことだから隠れて話すものという認識の方もいると思います。だから「子どもに性教育」と聞いて「まだ早いよ。いずれわかることだよ」と言う人も多いです。しかしそうなると、大人向けのコンテンツや友人同士の会話で誤った性の知識を得る若者が増えてしまうのです(私もそうでした)。私が若い頃、生理前の症状や生理痛に個人差があること、その症状に名前があるという情報が少なかったから「生理は病気じゃない」「生理は甘えだ」と言われてきました。大人になってから自分がPMDD(月経前不快気分障害)だったということがわかり、正しい知識がないと思いやりも生まれないと強く思うようになりました。「自分は女だから、男の体のことなんて知らなくていい」「自分は男だから、女の体のことなんて知らなくていい」そう思うかもしれないけど、同じ社会で生きる人間なんだから、人間の体の仕組みは理解しておいた方がいいと思うんです。他者に対する優しさは、想像力から生まれます。男性は生理や妊娠、出産を経験することはできないけど、正しい知識があるのとないのとでは想像力はきっと違うと思います。想像力を広げるためにも正しい知識は必要です。性教育は人権教育。「あなたはかけがえのない存在で、自分の心と体を守ってほしい」と我が子に伝えたいので、性教育に取り組みたいと思うようになりました。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月26日■思春期に入った!?■性教育を始めたキッカケ■自分の身体のことを全然知らなかった!?ゆるっと性教育、始めてみよう! というわけで、我が家の性教育のお話です。私が性教育を始めようと思ったのは、自分の病気がわかったことがキッカケ。9年前、私は初めて生理前の不調に病名(月経前不快気分障害)があることを知りました。そのときに思ったのは、「こういうことって義務教育の性教育で教えてもいいんじゃない?」ってこと。いろいろ調べてみると、性教育は命の教育だなと考えさせられたし、海外に比べて日本の性教育はかなり遅れていると思いました。そこで、自分でできる範囲で性教育をやっていこうと決意したのです。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月25日eラーニング制作・運営を手掛ける株式会社アイ・エフ(本社:東京都多摩市/代表取締役:本郷 博志)は、2024年11月5日より新しいオンデマンド型の学習動画サービス、“Web性教育「ココカラ」”をリリースいたします。コンテンツはすべて、『おうち性教育はじめます』(KADOKAWA)などの監修で知られる性教育研究者・村瀬 幸浩氏による完全監修。スマホやPC、タブレットで視聴できる、社会人向け、子ども向けの2コースを同時開講します。▼Web性教育「ココカラ」ホームページ メインイメージ■Web性教育「ココカラ」とは?“安心・安全でより豊かな人生をすべての人に”「ココカラ」は、いつでもどこでも視聴できる、性教育の学習動画サービスです。近年、「こころ」と「からだ」を守るための知識として、幼児期からの性教育が注目されています。しかし子どもに性教育を教える大人も幼児期・学生期に満足な性教育を受けていないことから、教え方に戸惑ったり、あるいは大人自身が性を取り巻くトラブルやすれ違いに巻き込まれることも少なくありません。大人も、子どもも、質の高い性教育をみんなが受けられるように。自分のことも、相手のことも尊重し、そして安心・安全な未来をみんなで作っていけるように。そのような想いから「ココカラ」では、楽しく性教育を学べる「子ども向け」コースと、監修者の村瀬氏による特別講話を収めた「社会人向け」の2コースを提供します。・配信形式:オンデマンド型・対応機器:スマートフォン、PC、タブレット監修者:村瀬 幸浩氏■こどもコースのご紹介「ココカラ」こどもコースは、可愛いキャラクターの“ココちゃん”&“カラちゃん”と一緒に楽しく性教育の基礎を学べる動画コースです。村瀬氏による監修に加え、制作は自身も子どもを持つパパ・ママスタッフが担当。さらに現役ママや保育士さんの意見も取り入れ、子どもと保護者に寄り添った内容となっています。付録として保護者向けの副読本(PDFデータ)が付属。“動画を見終わったあと、子どもとどのような会話をすればよいか”といった具体的な内容や、子どもを支える大人に知っておいてほしい知識についてまとめられています。【対象年齢】年長~小学校低学年 程度【コンテンツ内容】(1)プライベートパーツ(2)うれしいタッチ、いやなタッチ(3)No, Go, Tell(コンテンツは随時追加予定)〇付録:保護者向け副読本(PDF)【料金】1,980円(税込)※視聴可能期間は申し込みから1年。期間内は何度でもご覧いただけます。こどもコースこどもコース 画面イメージ■社会人コースのご紹介「ココカラ」社会人コースは、「今、大人にこそ性教育を学んでほしい」という監修者・村瀬 幸浩氏の想いから始まりました。不同意性交等罪をはじめとした性を取り巻く昨今の状況や、今さら聞けないお互いの性に関すること。また、更年期以降の性との向き合い方やパートナーとの関係性などについて、普段は講演会などでしか聞けない村瀬氏本人による講座を、たっぷり視聴できます。【コンテンツ内容】(1)私が大人にも性教育が必要だと思ったわけ(2)いま、あらためてお互いの性について学ぶ …共生につながる学び(3)性のあり方やライフコースが多様化してきた時代(4)不同意性交等罪が投げかけていることはなにか(5)性別役割分業の価値観を見直す(6)「性の“快楽”は恥ずかしいもの」という考え方を見直す(7)更年期からの生と性(パートナーとともにより良く暮らすための“快楽・共生の性”)(8)おまけ【料金】2,980円(税込)※視聴可能期間は申し込みから1年。期間内は何度でもご覧いただけます。社会人コース■動画視聴方法ホームぺージ( )より、希望コースを選んでお申し込みください。・お支払はクレジットカードのみ。・お支払後はすぐに視聴を開始していただけます。・ホームページでは各コースのサンプル動画も公開しております。■幼稚園・保育園・学校等でのご利用について「ココカラ」では個人利用の他、幼稚園・保育園・学校など団体様でのご利用もお受けしております。子どもたちへ性教育を伝える際の手助けとして、ぜひ「ココカラ」のサービスをご利用ください。詳しいご利用プランや料金については別途ご案内させていただきます。ホームページのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。■株式会社アイ・エフについて本社 :〒206-0033 東京都多摩市落合1-6-4-901代表者 :代表取締役 本郷 博志設立 :2004年5月12日URL : 事業内容:e-ラーニングコンテンツ作成、配信/e-ラーニングコンサルタント業務/VTR撮影、編集/教育に関する研修セミナーの企画、運営 等 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年11月05日性教育、お金のこと、多様性など、子どもに伝えたいけどどうやって説明すればいいかわからない。そんな“親から子へ言葉で伝えることが難しい”テーマを、楽しく学べる絵本を紹介します。絵本をピックアップしてくれたのは、モデルで絵本ソムリエのアンヌさん。選りすぐりの235冊を、ぜひ手に取ってみてください。CONTENTS01 子どもの能力を育む<思考力・創造力>がテーマの絵本02 子育ての悩みに効く<子育て・教育>がテーマの絵本03 自分や家族がもっと好きになる<家族愛>がテーマの絵本04 お友だちとの対話で使える!<コミュニケーション>がテーマの絵本05 子どもの興味をくすぐる<遊びのヒント>がテーマの絵本06 大人も一緒に考えさせられる!<社会問題>がテーマの絵本07 知っておきたい<暮らしに役立つ>がテーマの絵本子どもの能力を育む<思考力・創造力>がテーマの絵本#01 絵だけでお話を想像してみよう!【物語を自分でつくる絵本8選】絵を見て、考えて、想像して、自分で物語をつくることができる絵本。小さな子でも楽しめるやさしい内容から、大人も心に響く作品まで。ママ・パパが物語を想像させる声かけをしたり、親子それぞれでつくった物語を発表しあうのもいいかもしれません。記事はこちらから#02 自分で解決する力を身につけよう!【考える力を育める絵本 8選】判断能力がまだ低い子どもに対して、親はどこまでヒントをあげていますか? 親が道標を提示しすぎると、子ども自身で考える力を育めませんよね。でも、意思決定を委ねるのはまだ難しい……。そんなときは、絵本を読んで“考える力”を鍛えてみるのはいかがでしょうか。記事はこちらから#03 レゴやマイクラ好きにもおすすめ!【建築がテーマの絵本9選】子どもたちの間で話題のレゴやマイクラ。そんなものづくり系の遊びやゲームにハマっている子どもに、「建築」がテーマの絵本を読んでみるのはいかが? 建物ができる仕組みやさまざまな住居について知ることができるお話は、レゴやマイクラに通ずるものがあり、子どもの興味の幅を広げられるかも? 親子で読んで創造力をアップしよう!記事はこちらから#04 絵本で楽しく数字に触れる【算数が好きになる絵本 9選】算数の導入として、絵本を通して楽しく、自然に数字を学んでみるのはいかがでしょうか? こちらで紹介するのは、数を数えるところから、足し算や引き算、掛け算や割り算、時計の読み方まで学べる絵本。勉強だと思うと堅苦しいけど、絵本なら子どもも親も負担なく、数を覚えたり計算を自然と楽しめるはず!記事はこちらから#05 言葉やひらがなを楽しく覚えよう!【言葉で遊ぶ絵本9選】早口言葉、だじゃれ、オノマトペ、しりとり……など、日本ならではの言葉を知ることができる、言葉遊びがテーマの絵本をご紹介。楽しく読むだけで、未就学児の言葉の幅をぐっと広げてくれる一石二鳥の一冊を、ぜひ手に取ってみてください♡記事はこちらから#06 新年は親子で大爆笑しよう!【お笑いがテーマの絵本8選】新年は親子で笑顔で過ごしたいですよね。ということで、「お笑い」がテーマの絵本をピックアップ。小さな子でも楽しめるだじゃれやとんちの効いたお話など、さまざまな角度の「笑い」があるので、親子で一緒に読んで大爆笑しよう!記事はこちらから#07 子どもも大人もワクワクする!【発明がテーマの絵本 7選】身近にある、あらゆるモノはすべて誰かが発明したもの。モノが出来上がるまでのプロセスがわかる“発明”をテーマにした絵本をピックアップ。ワクワクするひらめきや実行力、失敗しても挑戦し続ける力、そんな非認知能力を学べるストーリーは、親も勉強になりそう! 絵本を読んだら親子でぜひ発明にチャレンジしてみて♪記事はこちらから子育ての悩みに効く<子育て・教育>がテーマの絵本#01 「イヤイヤ!」を客観視してみよう【イヤイヤ期がテーマの絵本8選】子どもの自我が芽生えてきた頃に始まるイヤイヤ期。成長は嬉しいけど、パパもママもどう対応したらいいのかわからなくなりますよね。そんなとき親子で【イヤイヤ期がテーマ】の絵本を読んでみるのはいかがでしょうか? 子どもは客観視でき、パパやママは対応の仕方が参考になるはず。記事はこちらから#02 絵本を読んで楽しく練習しよう!【トイトレがテーマの絵本8選】ママもキッズも精神的に負担がかかるトイトレ。できるだけ楽しく練習できたらいいですよね。ということで、【トイトレ】がテーマの絵本を厳選しました。ひとりでうんちができるようになる過程を描くものや、クスッと笑えるキャラが登場するものなど、いずれも子どもの気持ちに寄り添ってくれるお話。トイトレに挑戦前、または最中の親子はぜひ一緒に読んでみてはいかが?記事はこちらから#03 「赤ちゃんってどうやってできるの? 」と聞かれたら読んであげよう!【性教育がテーマの絵本8選】「赤ちゃんってどうやってできるの?」と子どもに聞かれたとき、なんて答えますか? 私たち親世代はきちんとした性教育を受けてこなかったため、回答に悩む方もきっと多いですよね。そんなときは、絵本で教えてあげるのもひとつの方法。いずれも大切なメッセージをしっかり載せてあり、内容に関しては大きな差異はありません。絵の好みや適応年齢で、それぞれのご家庭にあったものを手に取ってみてください。すべての作品のあと書きには、大人の方々に向けたアドバイスが載っているので、そちらの部分もぜひ参考にしてみて!記事はこちらから#04 掃除や料理に挑戦してみよう!【お手伝いがテーマの絵本8選】子育てをしながらの毎日の家事は、何かとやることがたくさんあって大変……。そんなときは、子どもと一緒に楽しんでやってみてはいかが? そこで子どもがお手伝いに挑戦したくなる絵本をご紹介。料理や掃除のほかに、お留守番やおつかいなど、さまざまな“お手伝い”があるので、絵本を読んでぜひチャレンジしてみて。記事はこちらから#05 ”食べること”をもっと楽しもう!【食育がテーマの絵本10選】子どもと一緒に『食』についてじっくり考えてみるのはいかがでしょうか? こちらの記事では、食育がテーマの絵本を10選ご紹介。栄養のこと、体に入った食べ物の行く末、食材を噛んだときの音など。いずれも、いつもとは違った視点で食べ物のことを楽しく学べるます。親子で一緒に読んで、”食べること”を存分に堪能してみてください。記事はこちらから自分や家族がもっと好きになる<家族愛>がテーマの絵本#01 自分のことを好きになろう!【自己肯定感がアップする絵本8選】生きていく上で大切な「自己肯定感」を育む手助けとなる絵本を、親子で読んでみるのはいかがでしょうか。子どもの頃にあった「根拠のない自信」は、きっと両親がたくさん褒めて、愛情を注いでくれていたから存在していたのだと思います。そこでこちらで紹介するのは、親の愛情を感じるストーリーと、ありのままの自分を受け入れるストーリーの2種をテーマとした絵本。いずれの作品も心が温まる素敵なお話です。記事はこちらから#02 お兄さん、お姉さんになる準備をしよう【 きょうだいができる前に読みたい絵本8選 】ママがふたりめを妊娠したら、ひとりっ子だった子はお兄さん、お姉さんになります。きょうだいができることに不安を感じる子もいれば、嬉しい気持ちになる子もいます。今回紹介するのは、そんな【きょうだいが生まれる前の子どもの心境】をテーマにした絵本。これを読めば、お兄さん、お姉さんになることがどういうことなのかをストーリーを通じて理解し、心の準備ができるかもしれません。ママもひとりめの子どもの心のケアについて考えさせられるはず。親子でぜひ読んでみてください。記事はこちらから#03 パパがもっと好きになる!【かっこいいパパがテーマの絵本6選】パパと子どもの絆が深まるような絵本を読んでみるのはいかがでしょうか。こちらの記事では【かっこいいパパ】がテーマの絵本を厳選。遊んでくれるパパ、願いを叶えてくれるパパ、仕事を頑張っているパパ……いろいろなパパのかっこいい姿を見たら、もっともっとパパのことが大好きになるはず!記事はこちらからお友だちとの対話で使える!<コミュニケーション>がテーマの絵本#01 友だちが子どもの人生を豊かにする【友だちづくりがテーマの絵本 7選】子どもたちのなかには、恥ずかしがり屋、あるいは人見知りでお友だちづくりに時間がかかってしまう子もいるのではないでしょうか。そんなとき「友だちづくり」がテーマの絵本を親子で読んでみてはいかが? さまざまな友だちづくりのプロセスが、やさしい文章と可愛い絵で描かれています。記事はこちらから#02 子どもに伝わる嘘がダメな本当の理由【嘘がテーマの絵本 8選】”嘘をついてはいけない理由”を子どもにわかりやすく説明するのって難しい。そんなときは、嘘にまつわる絵本を読んでみてはどうでしょう。小さな子でも理解できるかもしれません。いずれも子どもはもちろん、大人も考えさせられる内容ばかり。親子で一緒に読んで、”嘘”についてぜひお話してみてください。記事はこちらから#03 気持ちよくあいさつしよう!【あいさつがテーマの絵本8選】日々のあいさつはとても大切なこと。ここでは『あいさつ』がテーマの絵本を紹介します。基本的なあいさつから、世界の国々のあいさつ、気配りについて学べるものまで、さまざまな種類をラインナップ。ぜひ親子で楽しみながら読んでみて♪記事はこちらから#04 環境の変化にポジティブになれる【引っ越しがテーマの絵本8選】お友達、あるいは自分がお引っ越しすることに対して、理解することや、気持ちを整理をすることが難しい子がきっといるはず。お友達と別れる寂しさに寄り添ってくれたり、新しい街に行くことがワクワクするような物語だったり、さまざまな視点で描かれています。お気に入りの一冊を見つけてみて!記事はこちらから子どもの興味をくすぐる<遊びのヒント>がテーマの絵本#01 雨の日に読みたい!【お家遊びがテーマの絵本8選】お外で遊べない雨の日は、子どもたちは少し退屈かもしれません。でも大丈夫。お家遊びのバリエーションを増やせば、楽しい1日に変えられるはず! 絵本を読んで、ぜひ実際にトライしてみて♪記事はこちらから#02 自由研究にもおすすめ!【好奇心をかきたてる”実験”がテーマの絵本8選】お家遊びはもちろん、自由研究や工作の課題を初めてトライするお子さんへヒントにもなるような、「実験」がテーマの絵本。身近なものを使って簡単にできる実験のアイディアを、絵本を読みながら知ることができます。年少の子どもから楽しめるやさしいアイディアのものばかりなので、これを読んで親子でぜひ遊んでみてください。記事はこちらから#03 大人もワクワクする!【しかけがテーマの絵本8選】物語の主人公が飛び出てきたり、絵本自体がオブジェになったり、メロディーが流れたり……ページをめくるごとにワクワクする仕掛け絵本。大人も楽しめる内容なので親子でぜひ読んでみてください。ご自宅用にはもちろん、おしゃれな表紙はプレゼントにもおすすめ♡記事はこちらから大人も一緒に考えさせられる!<社会問題>がテーマの絵本#01 今、親子で考えたいこと【戦争・平和がテーマの絵本 8選】世界で起きていることを考えると、改めて戦争の恐ろしさや平和であることのありがたみを感じますよね。なぜ戦争が恐いのか。なぜ平和でならなければならないのか。絵本を通して、今、子どもに伝えてみるのはどうでしょう? 小さな子でもわかりやすい内容で、年齢を重ねてから読むとまた感じ方が変わるというおもしろさもあります。ぜひこの機会に親子で読んでみてはいかがでしょうか。記事はこちらから#02 “生”と“死”を絵本を通して理解しよう【命がテーマの絵本 8選】生きること、死ぬこと、命とは何か。小さな子どもに説明するのは難しいですよね。でも、自分自身や他人、動物の命を大切に思う気持ちを育むためにも、幼い頃から少しずつ理解すべきことなのかもしれません。身近な人が亡くなってしまったり、動物の命をいただくことについてだったり、さまざまな視点から描かれたストーリーは、可愛い絵とやさしい口調で語られているので、子どもでも楽しく読めるはずです。記事はこちらから#03 男の子らしさ、女の子らしさなどの”こうあるべき”を手放す【ジェンダーレスがテーマの絵本 8選】女の子はピンク、男の子は青。みたいな昔からなんとなく存在する男女の役割的な考えはもう古いですよね。とはいえ幼稚園や保育園など、親がいないところでその認識が刷り込まれてしまうこともあるみたい……。だからこそ小さいうちに、お家で多様性について考える時間を設けることが大切。男女の役割や社会的役割の解法から、自分らしさについてのお話まで、説明が難しいテーマを絵本で楽しく学んでみるのはいかがでしょうか?記事はこちらから#04 親子で学ぼう!【LGBT & 多様性が描かれた絵本8選】多様性やLGBTについて知ったり、考えるきっかけとなる絵本を親子で読んでみよう。説明するのは難しいテーマだけど、絵本でなら子どもが楽しく学べて、考えることができるはず。多様性とLGBTの内容がスッと入ってくるストーリーと、可愛い絵で描かれているものをそれぞれ4冊ずつピックアップ。記事はこちらから#05【環境問題がテーマの絵本】親子でSDGsについて考えよう!「環境問題」や「SDGs」といった言葉を耳にする機会が増え、家族でエコな取り組みをはじめたいと考えているママ・パパも多いのでは? その第一歩として、家族みんなで「環境」をテーマにした絵本を読んでみてはいかがでしょう。小さい子どもから大人までストーリーを楽しみながら、今私たちが取るべき行動を感覚的に理解できるはずです。読み終わったあとは、ぜひ家族で感じたことを語り合ってみてください。記事はこちらから#06 理解を深めよう【身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 7選】身体障がいや発達障がいについて園や学校で教わることはなかなかないですよね。とはいえ、親が言葉で説明するのも難しい。そんなときは絵本を読んで“知る”ところから始めてみるのはいかがでしょうか? こちらで紹介している絵本はいずれも障がいをありのまま受け入れる。そんな表現、ストーリーがとても魅力的です。記事はこちらから知っておきたい<暮らしに役立つ>がテーマの絵本#01 もしものことを想像して備えよう!【地震がテーマの絵本8選】まだまだ被害の爪痕残る、石川県能登半島での地震。そして、来たる3.11は東日本大震災が起きた日。日本に住んでいる限り地震は切っても切り離せないもの。来るかもしれない、ではなく、来るものだと思って親子でもしものときのことについて話し合うことが大切。こちらでは防災のこと、3.11のこと、地震が起こる仕組みなど、さまざまな角度から見る、地震がテーマの絵本を8選ピックアップ。小さい子でも理解できるお話なので、ぜひ親子で読んでみてください。記事はこちらから#02 学校や園では教えてくれないお金のことを絵本で学ぼう【お金がテーマの絵本10選】「日本の教育はお金について学ぶ機会が少ない」と言われていますが、ではどうやって教えてあげればいいのでしょうか。子どもの頃に学んできていない親世代の私たちにとって、わかりやすく子どもに教えるのは難しいですよね。そんなときはお金がテーマの絵本を親子で読んでみるのはいかがでしょうか。投資や稼ぎ方、使い方など、さまざまな視点から描かれたお金にまつわる絵本を選びました。可愛い絵と楽しいストーリーで楽しく学んでみましょう!記事はこちらからPROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2024年10月17日「これを感じながら普通の生活なんてできへん」生理に伴うしんどさは人それぞれで、女性同士でもわかり合えないことがあるほど。まして男性にとっては未知の世界で、パートナーである夫に理解してもらえず悲しい思いをしたことがある女性も少なくないのではないでしょうか。千原ジュニアさんも生理については「何も知らん」状態で、育った家庭でそういう話が出ることもなく、トイレにあった生理用品が入っている棚や使用済ナプキン用のごみ箱も「触れてはいけない」タブーのように感じていたといいます。しかし数年前にNHKの番組で女性の月経について学び、「え! そんなに生理って大変なの?」と驚愕。「たとえば生理の一週間はむちゃくちゃしんどいねんて。と思いきや、生理が来る一週間前からもう調子悪くて、終わったあとも一週間くらいだるいねんて。だから女性は一ヶ月に7日くらいしかベストコンディションでいられない」と、月経の期間だけでなくその前後も体調が万全ではないことを知ったといいます。そして「ちょっと待って。じゃあ、俺がしょっちゅう会う女芸人はいつも元気で明るいけど、なんでって言ったら、ただただ頑張ってんねんて」と知り、想像もつかなかった事実に「マジで!?」と驚いたそう。月経に伴う症状が重い人の場合は「駅に着いて降りなアカンのに立てない」ほどひどく、「そんな大変なことが毎月襲ってくる。俺はその番組が終わって帰宅して、むちゃくちゃ妻に優しくした」と話しました。そうした知識を得た今だからこそ、学生時代の性教育は女子だけでなく「男子生徒にこそやらなアカン」「漠然と女の子に優しくするもんですよって言うても刺さらへん。こうこうこうですよ、って説明が必要」という千原さん。「基本、すべての女性に対して『今日はコンディション良くない日や』って思っといてええねん」といい、自身がMCを務める番組では、スタッフの女性たちに「座ってくれ」と促しているそうです。そんな千原さんが今回、新聞で「男性が生理痛を体験する機械」が発明されたと読み、「どうしても体験させてもらいたい」と嘆願し、「ピリオノイド」という機器を使用して生理痛を模擬体験。まずは千原さんと親交が深い吉本興業の女性スタッフが試してその痛みを確認することに。痛みは「弱・中・強」の三段階を調節でき、中レベルにすると「あー確かにこれです(生理痛の痛みと同じ)。この状態で何十時間も仕事をしたりしているイメージです」と、かなり再現度がリアルなようです。さらに強レベルにすると「2日めとか3日め」の痛みに近いつらさを感じたそう。千原さんも装置を下腹部につけてみると、弱レベルでも「おわー、うわ! しんど」「まじすか? これ」「これで弱!?」「むちゃくちゃ汗出てきた」とだいぶ動揺。中レベルになると悶絶し「おわー!!! ほんま? あーちょっともう!!」と、早くも限界のよう。さらに強レベルに上がると、「わーーーーー!」と絶叫し、すぐにストップをかけてしまいました。この痛みが何十時間も継続すると思うと「ちょっとこれはホンマ想像を絶する」「男全員やった方がいい。世界変わるで」「これを感じながら普通の生活、普通に口角あげて笑うって、絶対できへん」と、大きな衝撃を受けた千原さん。世の女性たちが、生理痛のある状態で仕事をしていることが信じられず、「女性は座って接客するでいい。不快か?ええやろそれで」と、女性の体調を慮っていました。パートナーに生理期間や生理痛のつらさをわかってもらえずモヤモヤしたりしている女性も少なくない現状。この動画を見てもらうと、何か気づいてくれることがあるかもしれません。
2024年09月29日今回は「Makuake(マクアケ)」で見つけた素敵なプロジェクトをご紹介。初潮の不安を抱える小中学生に“わくわく”を届ける応援ギフト「TIME TO 初潮ギフトボックス」です。「TIME TO 初潮ギフトボックス」は、このプロジェクトの実行者で3児の母親である桜口アサミさんが、初潮(生理)への不安を口にする娘さんと向き合う中で生まれた発想をカタチにしたもの。不安がる娘さんに対して「生理にむけて、かわいいもの買いに行こう! ポーチや下着、新しく必要になるものもあるし」と伝えると、娘さんの表情ががらりと変わり、笑顔で「うん! やったー! 楽しみ!」と言ったそう。また、友人たちと話すうちに「性教育全般」に課題を感じている人が多いこともわかりました。そんなきっかけから、この初潮ギフトボックスのプロジェクトがスタートしたのだそう。初潮は女性の身体が変化するときであり、生理について学ぶとき、親子で話すときだと考え「~する時間」という意味の英語「TIME TO(タイムトゥー)」と命名。「TIME TO 初潮ギフトボックス」の中身はまずガイドブックが2冊。■ガイドブック1冊は生理を学べる「TIME TO LEARN」。医大生と桜口さんで「初潮世代の子どもたちに知ってほしいこと」をコンセプトに原稿をつくり、産婦人科医が監修もらったものです。もう1冊は、自分に合った生理用品を選べるようになるガイドブック「TIME TO CHOOSE」で、一般的な生理用品である紙ナプキンについて細かく紹介されています。またガイドブックには生理だけではなく、もう一つ親の課題として多かった避妊や性的同意についても掲載されています。「TIME TO 初潮ギフトボックス」に入っているガイドブック以外のアイテムはこちら。■ミニゆたんぽ元国際線CAのスタッフから、当時の勤務中に小さい湯たんぽを愛用していた話を聞いて採用。持ち運びしやすいミニサイズでおとなっぽいデザインに。■巾着ポーチきゅっと結んだときに可愛く見えるよう、ロゴの位置にミリ単位でこだわったそう。■ハンカチ縦横約25cmの正方形の大きめサイズ。タグでのデザインにするか刺繍にするか、いちばん社内議論が白熱し、娘さんにサンプルを触ってもらってタグに決定したそう。■お星様型のピルケース鎮痛剤や低容量ピルを持ち運ぶピルケースは、かわいすぎないデザインに。どれもおしゃれで大人っぽいデザインがポイント。子どもたちの「宝物ボックス」になりますように、という思いを込めてつくられたギフトボックスは、小物入れとしても重宝しそうです。ギフトボックスは開けやすさと丈夫さにもこだわりが。「TIME TO 初潮ギフトボックス」があれば、子どもと一緒に生理や性について学べるいい機会が作れそうです。ちなみにギフトボックスに入っているアイテムはそれぞれ単品で応援購入することも可能。生理に悩まされているママたちが子どもとお揃いで使うのもいいですね。2024年10月にプロジェクトは終了するので、気になる方は早めにチェックしてみてはいかがでしょうか。初潮(生理)の不安を親子で「わくわく」に変えるギフトボックス TIME TOURL:
2024年09月10日■医学的な視点で見る「女性の健康」この特別授業は、数多くのファッション雑誌を手掛ける宝島社の「もっと話そう!Hello Femtech」プロジェクトの一環。このプロジェクトではこれまで、男子校を中心に、異性の健康課題を知る機会を提供しており、今回が4回目。生徒会メンバーら有志生徒15人が参加した今回の特別授業では、産婦人科医の吉形玲美先生による講義が行われ、生徒たちは男女の性ホルモンの違いや、女性の初潮から閉経後までに起こる体の変化や健康問題について、ときにメモを取りながら真剣に聞いていました。たとえば女性の月経(生理)ひとつとっても個人差が大きく、女性ホルモンの変化によって一ヶ月のうち2週間も不調になりやすい時期が続く人がいることや、酷い生理痛で市販の痛み止めが効かない人もいること、低用量ピルは避妊だけではなく様々な女性特有の疾患を予防するものであることなど、その内容は非常に専門的。また、生徒たちのお母さん世代では更年期症状を抱える女性も少なくありません。吉形先生からは、女性ホルモンの低下と更年期症状の関係や、更年期を過ぎると血管や骨の急激な老化が始まるため、早い時期から予防することが重要など、女性の健康寿命を延ばすカギについても詳しい話がありました。■親密な関係の女性だけでなく…「女性」へのアンコンシャスバイアス取り除く吉形先生は今回のテーマ「女性の健康問題に向き合う」の狙いについて、「正しい知識を理解したうえでアンコンシャスバイアスを正してほしい。性別はセックス、ジェンダーは文化的社会的背景の条件が加わった性差。正しい知識を得ることで皆さんは何を感じるでしょうか」と呼びかけました。授業後にあらためて伺うと、今回のテーマにあえて「避妊」や「性病予防」ではなく女性の一生を通した健康課題を選んだ理由は、男子生徒たちが社会に出て様々な女性と関わることを想定してのことだと吉形先生。当たり前のことですが、男女のかかわりは、いわゆる恋愛を通じた1対1のパートナー関係だけではありません。そうでないかかわりをする相手のほうが圧倒的に多いはずです。吉形先生は「彼らはもう高校生で、社会に出る日も近い。社会に出てから女性と共に働くことは当然ある」「社会の中で偏見を持たず、平等にものを見られるように、知識を得ておいてほしい」と狙いについて教えてくれました。■「それは間違ってる」と言えるように今回のプログラムについて、特別教育活動指導主任の萩原先生にも話を伺いました。正則学園高等学校では今回に限らず様々な特別授業の機会を設けていますが、性教育に関しても「学校の保健体育の授業だけでは限度がある。専門的かつ最新の知見を産婦人科の先生から聞ける機会はあったほうがいい」と実感しているといいます。「普段生徒たちと接する中で『危ういな』と感じることもある。『彼女ができた。昨日ああでこうで……』という会話を聞いていて『え、それ大丈夫か。傷つけてないかい』と心配に思うこともあった。高校生は年齢的にも、どうしてもやっぱり刺激的な言葉だったり、インターネット等から得た間違った情報ばかりが膨らみがち。正しい知識を持てれば『自分がふざけて喋っていたことは、相手を傷つけることだったんだ』と自分で気づける子になると思う。大人になっても、他の誰かがおかしな話をしているときに『いや、それは間違ってる。相手を傷つけることになるよ』と言える。将来的なことを見据えて、正しい知識をここでしっかりと持って卒業させたい」(萩原先生)質疑応答の場面では、講義を受けた生徒たちからは「生理でしんどいときにしてほしいのはどういうことなのか」「女性は体を温めるといいと聞いたけど本当か」「インターネットで情報を探す際、間違った情報も多いと感じる。見分け方は」など様々な質問が出ました。2年生の男子生徒に感想を聞くと、「母は50歳でちょうど更年期世代。自分は今まで更年期だとか意識したことがなかったけれど、もしかしたらつらい症状があって隠していることもあるかも。帰ったら話してみようかなっていう気持ちになりました」と前向きに話してくれました。(マイナビ子育て編集部)
2024年09月04日▶︎ 特集「10歳からの心とからだ」の記事はこちら<投稿主:50歳女性/子:18歳女子>生理痛で定期テストを欠席(※写真はイメージです)娘は小学5年生で初経(初潮)を迎えましたが、それほど生理痛が重いほうではなく、生理前や生理中も体調不良で苦しんでいる様子はありませんでした。しかし中学生になってから時折、頭痛を伴うようになったようです。鎮痛薬を飲んでも少し辛いときがあるものの、娘も私も「まだ生理痛は軽い方」だと認識していました。ただ、高校へ進学後から、毎月の痛みが徐々に強くなっていきました。そして大学進学を控えた高校3年生の最初の定期テストで、休めない状況にも関わらず、痛すぎて学校に行くことができず、推薦をもらうのに必要な評定を下げることになってしまいました。もっと早く産婦人科を受診すれば良かった(※写真はイメージです)このままでは大学受験に差し支えるかもしれない。受験の本番に生理が重なったら、おそらく本領を発揮することは難しいでしょう。娘と話し合い、産婦人科を受診することにしました。初めての産婦人科に娘は緊張していましたが、診察の結果、難しい治療を要するような疾患などはなくほっとしました。しかし重い生理痛で日常生活に支障をきたしているのは確かなので、低用量ピルを処方してくれました。娘は低用量ピルを服用するようになってから毎回の経血量が減ったといい、それに合わせて生理痛もかなり軽くなったようです。こんなことならもっと早く連れていってあげれば良かった……と後悔しました。(※写真はイメージです)私自身も若い頃、生理痛がかなり重い方で、生理の期間は毎回2日ほどご飯も食べられず寝込んでしまうことがありました。その当時、親からは「病気ではなく遺伝だから仕方がない」と言われていたので我慢するしかなく……。そうした経験から、娘がつらそうにしていても、病院へ連れて行くという頭になかなか切り替えられませんでした。思春期の娘さんをお持ちの方で生理痛がつらいお子さんがいる方は是非とも一度、産婦人科を親子で受診してほしいと思います。生理痛が楽になるばかりではなく、万が一他の病気が隠れている場合には早期発見へと繋がるでしょう。子どもの生理痛を軽んじることなく、状況を把握して適切な対応を取るのは、親としてとても重要だと痛感しました。(※編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています)婦人科の診察ではどんなことをする? 流れを知ろう婦人科を受診するのはためらう人が多いかもしれません。絶対に内診を受けたくない、恥ずかしい、何をされるのか分からずとても不安な方も多いかと思います。婦人科を受診すると、まずは問診表を記載して、月経周期、出産歴、性行為経験の有無、既往歴や現在の服用薬、アレルギーの有無などの基本的な医療情報が確認されます。また、診察に関して希望があれば、あらかじめ記載しておくとスムーズに診察を受けることができます。診察では、まずは問診によって、痛みの強さ・場所・期間など症状や悩みについて詳しく尋ねられます。身体診察では、腟や腹部から子宮や卵巣の腫れがないか確認する内診、腟から超音波検査をして子宮の大きさ、形、位置、痛みなどを確認します。性行為経験のない方には、内診を省略したり、経腹もしくは肛門から超音波検査で検査することが多いです。また、月経痛が重度で感染が疑われる場合や、月経量が多い場合、月経不順などの症状があれば、血液検査で、炎症反応・貧血・ホルモン値などを必要に応じて検査します。このような流れで、婦人科の診察が行われる場合が多いです。診察中、痛みや不快感がある場合は、医師に伝えて、可能な限りリラックスできる環境を整えてもらうようにしましょう。(監修・解説:馬場敦志先生、構成:マイナビ子育て編集部)この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けていますこの記事の監修者馬場 敦志産婦人科医筑波大学医学専門学類卒業。現在は宮の沢スマイルレディースクリニック(札幌市)院長として勤務。→記事一覧へ
2024年08月17日▶︎ 特集「10歳からの心とからだ」の記事はこちら<投稿主:53歳女性/子:15歳女子>生理が重く、学校に行きたくても行けない(※写真はイメージです)娘は中学2年生で生理がきました。生理痛がひどい方で、頭も痛くなり、学校も休まざるを得ない日があります。もちろん体育もできません。あまりにも欠席が続くので、担任の先生からもちょくちょく連絡が入ります。担任は男性教諭なのですが生理についてあまり理解してくれず、「ズル休みではないか」と、わざと休んでいるふうに言われたことがあるといい、私まで悲しくなりました。会社でも生理休暇があるのだから、学校でも同様に生理による体調不良での欠席を認めるなど、制度化してほしいくらいです。中学生でもそのつらさを我慢できるものではなく、大人と一緒です。むしろ大人よりも我慢してしまう子もいるでしょう。ズル休みではないということをもっと周りに理解してほしいのです。(※写真はイメージです)頭痛、腹痛はつらいものです。このつらさは本人にしかわかりません。勉強も遅れてしまうので親として心配ですが、何より娘自身も学校に行きたいのに行けないことがかわいそうでした。それから2年弱が経ち、最近は生理中の過ごし方にもだいぶ慣れてきたようですが、あと35年くらいは付き合っていかないといけない生理。薬を飲むなりして、対処方法を探しています。(※編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています)つらい月経痛、ためらわずに受診を月経痛がひどい場合、とくに学校を休んでしまうなど日常生活に支障をきたす程の痛みの場合には婦人科を受診して相談するようにしましょう。とくに、市販の鎮痛剤が効かない、以前は痛くなかったのに突然痛みが悪化した、月経痛以外にも出血量が多い・異常なおりもの・発熱・吐き気・嘔吐などの症状があるケースでは受診が必要です。月経痛の原因には、子宮内膜症、子宮筋腫、骨盤内炎症性疾患などがあります。とくに、子宮内膜症や性感染症などが原因となる骨盤腹膜炎は、放置して病状が悪化すると不妊の原因になるケースもあります。適切な診断と治療を受けることで月経痛などの症状が改善し、より快適に生活することができますし、健康への将来的な影響も防ぐことができます。月経痛がひどい場合には、ためらわずに婦人科を受診して相談することをオススメします。(監修・解説:馬場敦志先生、構成:マイナビ子育て編集部)この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けていますこの記事の監修者馬場 敦志産婦人科医筑波大学医学専門学類卒業。現在は宮の沢スマイルレディースクリニック(札幌市)院長として勤務。→記事一覧へ
2024年08月12日<投稿主:53歳男性/子:15歳男子>オープンな家庭のつもりだったが……(※写真はイメージです)現在中3の次男には、4歳年上の兄がいます。次男が中学校に入ったあたり(兄が高校生のころ)から性に関する情報、知識を交換したりしていました。それ自体は悪いことでもないので見守っていました。たまに話を聞くと10代の男の子によくある他愛もないバカらしい話を兄弟でよくしていました。次男のスマートフォンはフィルタリングし、怪しいアプリや危ないサイトにはアクセスできないようになっています。また、「好きな女の子ができたら家に連れて来るように」と言って聞かせていて、性教育の面でも比較的オープンな家庭だったと思います。しかし去年、ちょっとした事件が起こりました……。親の留守中に彼女とシャワーを浴びていた(※写真はイメージです)その日は夫婦で出かける用事があり、兄弟に留守番を頼んで出かけました。予定より早く帰ることができたのですが、家に着くと風呂場から声が聞こえてきます。何かと思い外から妻が声をかけると、中から聞こえてくる声は2人ぶん。妻が風呂場に行くと、なんと次男が女の子と一緒にシャワーを使っていました。妻は驚いて「早く出なさい!」と大きな声を出していましたが、私は意外と冷静だったのを覚えています。ひとまず服を着させてから話を聞くと、その女の子は「彼女」で、お互い真剣にお付き合いしているということでした。相手の親を交えて話し合った兄には「彼女を連れて来るから外に出ていて欲しい」と頼んで外出してもらったそうです。避妊はしているといいますが、まだ中学生。正しい知識があるのかどうか、そのような行為をしていて大丈夫なのか、親としては当然心配になりました。その後、相手の女の子の両親にも連絡して、ファミレスで話し合いをしました。お互いに好きで交際しているのですから別れる必要はもちろんありません。形としては親公認の交際になりました。ただし、性行為については妊娠のリスクがあることで、コンドームでの避妊方法も100%ではありません。安易な気持ちでするのではなく、よく考えてほしいと諭しました。次男カップルは今も仲良くしているようです。(※編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています)====================年頃の子どもに、お付き合いする相手ができたとき、お互いの体に興味関心があって触れ合いたいと思うのは自然なことです。子どもの性的な行動に対して、親が「いけないことだ」と一方的に叱るようなことがあると、もし性に関するトラブルで困ったとき、親に打ち明けることができなくなります。禁止するのではなく、正しい知識と相手への思いやり、自分と相手の体を大切に扱うことをベースに、話をしてあげてください。避妊についての知識があるのかどうか、親としては当然心配になりますが、かといって、面と向かって切り出すきっかけもつかみにくいもの。産婦人科医のサッコ先生こと高橋幸子先生は、「初潮や精通のタイミングで妊娠の仕組みを教えるときに、避妊についてもあわせて伝える」と良いといいます。また、コンドームを渡すにしても、正しい使い方や、なぜそれが必要なのか(避妊、性感染症予防)を理解していなければ意味がありません。性行為をするということは、自分と相手の人生に関わる責任があることで、大前提として避妊や性感染症の知識がないうちは、性行為を避けるべきと言えます。詳しい解説はこちらの記事でご覧ください。▼高2の息子に初彼女ができた。心配した父親が真剣な話をすると「避妊具を買うのは恥ずかしい」という本音が▼彼女を連れて自室にこもった息子。ドアを開けた父親は信じられない行為を目の当たりにして何も言えなかった(マイナビ子育て編集部)
2024年08月05日<投稿主:44歳女性/子:12歳女子>小学3年生の娘が気になる行動(※写真はイメージです)娘が小学校3年生のとき、仲の良い女の子の友達から「お母さんがお父さんのチンチン舐めとった」「お股を押さえると気持ちよくなる」などの話を聞かされたと、母である私に話してきました。突然のことに私も焦ってしまい、「●●ちゃんのお母さんそんなことしてないと思うよ!よそでその話はしないであげてね」と言ってはぐらかしてしまいました。まさかその行為について説明するわけにもいかず……。その後、娘に気になる行動が出てきました。ふと見ると、お股を押さえていることがよくあるのです。最初はおしっこがしたいのかな、と様子を見ていましたが、本人に聞いても「したくない」と言います。そういえば、お友達との話の内容で、「お股を押さえると気持ちよくなる」とも言っていたことを思い出しました。お父さんお母さんの話が衝撃的すぎて失念していました。親として性教育をしたいけど不安(※写真はイメージです)「人前ですることではない」という認識があればまだいいのですが、他人が見ている前でもするようになり、注意すると「気持ちいいよ」との返事。これはまずい、と思いました。高学年にあがる頃には少なくとも、親のいる場所ではやらなくなっていました。現在はスマホを持っていますし自分の部屋もあるので、自慰行為自体はしているとは思います。もう12歳、そろそろ生理も来る頃だと思いますし、性教育をしたいところですが、親としてうまく伝えられるか不安があります。(※編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています)====================「子どもの自慰行為にショックを受けた」という話は決して珍しいことではありません。同時に、性教育として自慰行為についてどのように伝えるべきかわからず困っているという声もまた、よく耳にします。産婦人科医のサッコ先生こと高橋幸子先生は、「その行為自体はいけないことではない。ただし、とてもプライベートなこと」だとして、次のような伝え方を提案しています。ひとつは、「誰もいないところでなら、していいよ」ということ。そして、デリケートゾーンを触るときには手を清潔にして傷つかないようにすることも、教えてあげた方がいいでしょう。詳しい解説はこちらの記事でご覧ください。▼幼稚園年長の娘が机の角に股間を押し付け「ぐりぐり」するように。親は何をどう伝えるべき?(マイナビ子育て編集部)
2024年08月04日<投稿主:49歳女性/子:17歳男子>深夜、リビングで息子がしていたこと(※写真はイメージです)長男が13歳の時のことです。私が夜中にトイレに起きると、暗いリビングにテレビが付いていました。消し忘れかな? と思い、リビングの戸を開けると、息子がアダルトビデオ(DVD)を見ていました。ヘッドホンを付けていたので、私が戸を開けたことに気づかなかったのが幸いでしたが、マスターベーションをしている現場を目の当たりにした私はショックでその後も眠れず、翌日、発熱してしまいました。このことを夫に相談するのも気が引けてしまい、出来ずじまいです。そのころ、息子の部屋にはテレビもなく、まだ専用のスマホやパソコンも持っていませんでした。息子は私に見られたと気づいていないので、「リビングでDVDを見ながらやらないで」とも言えず……。しばらくの間は息子への態度がよそよそしくなってしまいました。もう二度とそのような場面に遭遇したくはないし、嫌な思いをしたくないので、私のパソコンを買い替えてDVDプレーヤー付きの古いノートパソコンを息子に譲ることにしました。「人としておかしなことではない」(※写真はイメージです)もしあの時、息子が私に気づいていたら……と思うと、正直ゾッとします。親子で今までのように接することはできなかったのではと思ってしまいます。人としておかしなことではなく、誰もが経験することとはわかっていても、「まさか自分の息子が! まだ13歳よ!」と、ショックは相当なものでした。時間薬とはよく言ったもので、あれから2年が経った今、息子とは、まあまあうまくやっているつもりです。(※編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています)====================息子の自慰行為を見てしまいショックを受けたというお母さん。その行為について親子で話す機会は逸してしまったといいます。投稿者の言うように、自慰行為自体は決しておかしなことではありません。しかし一方で、成人向けアダルトコンテンツはあくまでも「成人向け」であり、子どもが見るのにふさわしくないという問題もあります。産婦人科医のサッコ先生こと高橋幸子先生は、子どもへの性教育で次の2点を伝えることが重要だとしています。1つは、アダルトコンテンツは18歳以上の分別のある大人のためのものだということ。2つ目にアダルトコンテンツは主に男性側の妄想で作られたフィクションであるということ。詳しい解説はこちらの記事でご覧ください。▼息子が読んでいる漫画に、過激な性描写があることに気づいた父親「漫画の内容がどんどんエスカレートしている」(マイナビ子育て編集部)
2024年08月03日▶︎ 特集「10歳からの心とからだ」の記事はこちら<投稿主:40歳女性/子:10歳女子>クラス全員に「生理」だと知れ渡り……(※写真はイメージです)10歳の娘に昨年、生理がきました。あるとき、学校の授業中にスカートと座布団まで汚れてしまいました。担任の先生に話したところ「保健室へ行きなさい」と言われて移動しましたが、逆に目立ってしまい、周りの男子に変な目で見られてしまったそうです。さらにそのとき先生が「女の子はみんな必ず生理になるんです」と説明したそうで、クラスみんなに知られてしまい、娘はショックで数日間、学校へ行けなくなってしまいました。先生は性教育のいい機会だと捉えたのかもしれませんが、もう少し気遣いしてもらえていたら……と思いました。生理の日は「学校を休みたい」(※写真はイメージです)娘はそれからしばらく精神的に不安定でした。塾も行きたくないと言ったり、プールが始まって生理と重なったら、またみんなに知られるから、学校へ行きたくないなどと言うようになりました。生理だからといって著しく体調が悪いわけでもないときに学校へ行かないというのはどうかと思いますが、無理に行かせて心を傷付けたらいけないので、今は様子を見たいと考えています。不安なく「生理の日」を過ごしてほしい(※写真はイメージです)せめて生理のときに娘が少しでも気持ち良く過ごせるように、可愛いポーチなどを買ってあげました。経血が漏れやすいようならタンポンの使用もありではないかと考えましたが、年齢的にタンポンの挿入に抵抗感があったり、痛みや違和感を伴う可能性もあったりすると思うと、まだ娘への提案には踏み切れていません。(※編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています)タンポンは正しい使用方法を学んでタンポンは正しく使用すれば、月経中にも月経による出血を気にせず快適に過ごせるでしょう。ただし、使用方法を間違ってしまう場合もあるため注意が必要です。たとえば、タンポンを長時間着用してしまうと、腟内や子宮内に感染症を引き起こす場合があります。また、ひもも一緒に奥の方に入れすぎて取れない場合や、タンポンを取ったかどうか忘れてしまうケースなどもあります。なお、性行為経験のない小学生では、そもそもタンポンを挿入することが難しい、腟内でタンポンが広がり違和感や痛みを伴うケースや、月経量が少ないときにタンポンを取り出しにくくなるケースなどがあります。月経時のタンポン以外の対応方法として、生理用ナプキン、布ナプキン、吸水性シーツなどがあります。ご自身の肌にあった素材の使いやすいものを選びましょう。なお、最近では、腟の中に挿入して使用する月経カップや月経用ディスクなどもありますが、性行為経験のない小学生などでは挿入して使用するのは困難かもしれません。(監修・解説:馬場敦志先生、構成:マイナビ子育て編集部)この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けていますこの記事の監修者馬場 敦志産婦人科医筑波大学医学専門学類卒業。現在は宮の沢スマイルレディースクリニック(札幌市)院長として勤務。→記事一覧へ
2024年08月01日