一見、ほとんど汚れていないようには見える赤ちゃんですが、じつは汗をかくことで『皮脂汚れ』がたまっています。そんなときは『赤ちゃん用シャンプー』を使って、優しく洗い上げてあげましょう!
赤ちゃんをお風呂に入れるときのポイントやおすすめのシャンプーを紹介します。
■赤ちゃんにシャンプーは必要なの?
生後間もない赤ちゃんは、外出することもないためシャンプーが必要かどうか迷いますよね。
シャンプーを使い始めるタイミングをチェックしていきましょう!
▼皮脂や汚れを落としてあげよう
赤ちゃんが生後1ヶ月未満の場合には、『ベビーソープ』を使った沐浴で十分です。長い時間の沐浴は赤ちゃんに負担がかかりますし、慣れないママがソープを使い分けるのはとても大変です。
生まれてすぐの赤ちゃんにはシャンプーを使用するほどの汚れは付いていませんが、汗をかくことで皮脂がたまっているため、優しく洗い流しましょう。
また、お風呂上がりにはベビーローションで保湿してあげましょう。新生児のときから保湿剤を塗ることで、アトピー性皮膚炎の発症リスクが低くなるというデータがあります(※)。
▼使い始めるのは生後1ヶ月から3ヶ月を目安に
赤ちゃんに『シャンプー』を使い始めるタイミングとしては、『生後1~3ヶ月ごろ』が目安です。
この頃になると、徐々にお散歩などで外出する機会も増え、外の汚れが付きやすくなるため、ベビーソープよりも洗浄力の高い『シャンプー』で赤ちゃんの髪を洗ってあげましょう。
ただし、赤ちゃんの肌は大人の何倍も薄く乾燥しやすいことから、肌荒れを起こしていないか日々チェックすることが大切です。
■洗髪中に泣くことも?上手な洗い方
お風呂を好む赤ちゃんもいますが、泣き出してしまう赤ちゃんもいます。
赤ちゃんがお風呂で心地よく過ごせるよう、上手な洗い方をマスターしましょう!
▼お湯の温度に気を付けて
まず、大きなポイントは『お湯の温度』です。赤ちゃんのお風呂の温度は『38~40℃』を目安に設定しましょう!
赤ちゃんにとって温度が低すぎても高すぎても刺激になってしまうため、慣れるまでは温度計で湯温を測ることがおすすめです。
また、最初は問題なくとも徐々に赤ちゃんの肌が乾燥するような場合にはお湯の温度が高いのかもしれません。日々の調節を心がけましょう。
▼しっかりと優しい流し方を意識
外からの刺激に敏感な赤ちゃんは、ちょっとした刺激も不安に感じてしまうため、洗い流すときの水圧にも注意が必要ですよ。
お湯を手ですくって優しく洗ったり、シャワーを使用する場合には水圧を弱めたりと、刺激を与えないよう『力加減』に気を付けましょう!
首元や脇などの細かい部分も、指の腹を上手に使って、汚れや泡をしっかりと洗い流しましょう。
▼赤ちゃんの間は自然乾燥がベスト
大人の場合、お風呂上がりにはドライヤーで髪を乾かすことが一般的ですが、赤ちゃんには『自然乾燥』がおすすめです。
髪が生えそろっていない赤ちゃんは、地肌が見えているため、お風呂上がりのタオルドライで十分ですよ。
ただし、毛量の多い赤ちゃんや乾かさないことで頭皮が荒れてしまう赤ちゃんには、優しく・軽く冷風を当てましょう。細かなことですが、赤ちゃんの成長に合わせて見直していきたいポイントの1つです!
■おすすめの赤ちゃん用シャンプー
赤ちゃん用のシャンプーは、大人の物のようにさまざまな種類があるため、どれがよいか選びきれないかもしれません。
初めての赤ちゃんにも使いやすいおすすめのシャンプーを紹介します!
▼ピジョン ベビー泡シャンプー
さまざまなベビー用品がそろうピジョンの『ベビー泡シャンプー』は、『低刺激性』にこだわったシャンプーです!
赤ちゃんの肌に合わせた優しい弱酸性で、赤ちゃんの目に泡が入ってしまったときにも、しみにくいことが特徴です。さらに『無着色・パラベンフリー』であるため、肌荒れを起こしやすい赤ちゃんにも使いやすいですよ。
肌に優しい成分を使用しながらも、柔らかい香り付けがされていて、ママやパパも思わず癒されるでしょう。
▼牛乳石鹸 キューピーベビーシャンプー
かわいいパッケージが目印の『キューピーベビーシャンプー』は、老舗ブランド『牛乳石鹸』から販売されているシャンプーです。
ふんわりとした泡が目に優しいシャンプーで、コンディショニング成分が含まれています。皮脂や汚れをしっかりと洗い落としつつ、髪をさらさらに保ってくれるでしょう!
どれも同じように見えるベビーシャンプーですが、赤ちゃんの細い髪がからまりにくくなることがポイントです。
▼ナチュラルサイエンス ママ&キッズ
赤ちゃんとママが使いやすいスキンケアアイテムにこだわっている『natural science』からは、皮脂がよく出る赤ちゃんのためのシャンプーが販売されています。
日頃から汗をかきやすい赤ちゃんはもちろん、夏場のシャンプーとして、いつもより洗浄力の高い物を選んでみてもよいでしょう!
赤ちゃんの皮脂汚れをしっかりと洗い流せますが、シャンプーが口や目に入ってもよいように優しい成分で作られていることもうれしいポイントですね。
■赤ちゃん用シャンプーはママも満足な物を
大人と違って、赤ちゃんをお風呂に入れるときには、さまざまな注意点があります。温度や水圧をはじめ、洗い方やシャンプーなど、慣れるまでは大変なことばかりでしょう。
何かと気を張るお風呂の時間ですが、ママ・パパと赤ちゃんが触れ合うコミュニケーションの時間でもあります。
赤ちゃんに優しい成分を選ぶことは大事ですが、香りやパッケージなど、ママもお風呂の時間を楽しめるようなアイテムを選びましょう!