コミックエッセイ:「ゲームは悪?」母と私がたどり着いた答え
まるで漫画のキャラのよう…完璧だった母の人生【「ゲームは悪?」母と私がたどり着いた答え Vol.3】
■前回のあらすじ
ファミレスでゲームから得た知識を披露してしまったところ、その日、母は私と口を聞いてくれなくなりました…。
みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。
前回でも母の熱血教育っぷりに少し触れましたが、今回はそんな母について掘り下げて書きたいと思います。
■学生時代から何もかもが完璧だった母
学生時代、運動神経抜群かつ成績優秀で高身長という、漫画キャラの設定か? と思うほどに完璧だった母。
以前、祖母の家で母の学生時代の通知表を見せてもらったところ、まるで冗談のようにオール5の成績表でした。
しかも休みもなく皆勤賞。
私が子どもだった頃は、母が体調を崩して寝ている姿をほぼ見たことがなく、体も丈夫な人でした。
しかし、
時代とともに流れていくことができない、という部分が母の唯一の弱点でした。
「携帯電話はひとりに1台」の時代になってからも「子どもにそんな高価な物はいらない」の一点張りで、学校のクラスで私一人だけが携帯電話を持っていない状況になったあたりで、「もうそろそろ不便だよねー」と、ようやく買い与えられました。
なので、常に世間とのタイムラグが3~4年ある母だったと言えます。
余談ですが、母は今ではよくある「お試しで数話無料で読める漫画サイト」などを「海賊版のやばいサイト」だと思っていたそうです。
(そんなことはない)
ただ、そんな母の教育に対する意識を高めてしまったのは、私の発達のはやさが一因になったと思います。
発達が目覚ましかった私に「最高級の教育をしよう!」と思い立った母は、複数の幼稚園の見学に行きました。
勉強に力を入れている幼稚園はもちろん、由緒ある歴史的な幼稚園や、英語や音楽の教育に重点を置いている幼稚園など…。
中には通園に電車で1時間以上かかるところもありました。
しかし、今親になった私の視点で考えてみると、通園に1時間以上ってとてつもないな…! と思います。
家族みんなが5時起床になるなんて、ちょっともう、想像がつかないです…。