■これまでのあらすじ中学受験のため塾に通うツム子はある日、クラス1の優等生・良子をいじめた加害者として先生から糾弾されてしまう。しかし、ツム子はいじめなどしておらず、先生から呼び出された別室で怖い思いをしながらも「やっていない」ことを必死に伝えつづける。一方の先生は決していじめをしたと言わないツム子にしびれを切らし、ツム子の母に連絡すると言い、ツム子を帰宅させる。「お母さんが先生の言うことを信じてしまったらどうしよう…」と思い悩みながら帰宅するツム子だったが、「やっていない」と話すと母は信じてくれる。しかし先生はツム子が「加害者だ」と信じて疑わない言い方だったようで…。翌日、先生と会うことになった母だったが、ツム子のことが心配で「学校休んだら?」と声をかける。しかし、ツム子は前日のトラウマで先生の夢を見た上に、気を抜いたら先生の顔が浮かんでくるので、少しでも忘れられるよう「ひとりになりたくない」と学校に行くのだった。■ついに面談…!■話を聞く気がない!?自分の娘をいじめの「加害者」だと決めつけられたことについて、母は塾で先生と話すことに。しかし先生が良子への嫌がらせのメモを出しながら言ったことは、「よく反省するように言っておいてください」。なぜツム子が書いたとわかったのか聞き、本人からは「やっていない」と聞いたことを母は訴えるが…。かぶせ気味に「あーれー?」と言い出す先生…。「もしかして娘さん、あのことは話してないのかなぁ」「娘さんが犯人で間違いないかと」とにかく嫌味ったらしい言い方で悪いのはツム子だと、母の疑問や訴えを跳ね除けようとします。さらに薄ら笑いしながら、ツム子が加害者だと思う出来事を話そうとして…!?次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月24日■これまでのあらすじツム子は最近塾で上のクラスにあがったばかり。ある日、同じクラスで常に成績1位の良子が塾内の誰かにいじめられたことを告白する。そこで良子をえこひいきしていた先生がクラス全員の荷物検査を実施すると、ツム子のカバンに、良子に送られた嫌がらせの手紙と同じ紙のメモ帳が見つかり…。乏しい証拠なのに、どうしてもツム子に罪を認めさせたい先生は、別室でしつこくツム子を追い込む。それでも否定を続けるツム子に先生は「親御さんに連絡する」と脅すような口調で言い放つのだった。バスで家に向かう中、ツム子は母が信じてくれるか不安でいっぱいに。母に会うと「いじめていない」と伝えるが、「もう一度聞くよ」と念を押されるツム子。母が「信じる」と言ってくれてホッとするが、本当は何も言わずとも信じてほしかったと思うのだった。■心配しないでと言われても…■涙が出ちゃいそう…家までの道のりで、お母さんに今日あったことを話したツム子。しかし、すべてを話せたわけではなくて…。すべてを話したらお母さんにもっと心配をかけてしまうと思ったのか、それともすべてを言葉にしたくなかったのか…。お風呂に入ってもちっとも温かくなかったこと、母に髪を久しぶりに乾かしてもらったこと。ツムママさんは、そういうことを今でも覚えているそうです…。次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月20日■これまでのあらすじ進学塾に通う小6のツム子は、ある日、同じクラスでいつも1位の良子をいじめた加害者として、担任の先生から別室に呼び出されてしまう。ツム子はいじめなどしておらず否定するのだが、先生の追求はしつこいもので、小6のツム子にとって怖く耐えがたいものであった。なかなかいじめを認めないツム子に対し「今認めれば親御さんには内緒にする」と交換条件すら出す先生だったが、ツム子はなんとか否定し「信じてほしい」と訴える。しかし「子どもの言うことは信じられるわけがない」として、ツム子の親に連絡すると言われるのだった。先生からの連絡で、母は自分のことを信じてくれないのではないかと不安になるツム子。バス停でツム子を待っていた母は先生の言うことは本当なのかと問うが、ツム子は「していない」と答える。先生からかなり悪く言われたらしい母は「ここでのウソは取り返しがつかない」と言い、「もう一度聞くよ」と確認しようとするが…。■私はいじめてない…!■信じてほしかった…信じると言ってもらえて嬉しかった。だけど…、無条件で信じてほしかった。母が先生からどんな説明を受けたか想像はついていたけど、それでも「もしも…」だなんて考えないでほしかった…。当時のツムママさんは、そう思ったそうです。しかし、大人になって振り返って見てみると、それがどれだけ難しいことか考えると言います。今回、ツム子はやっていなかったから良かったけれど、もし加害者でついウソをついてしまっていたとしたら…?やっぱり事実確認はちゃんとしないといけない。だから、お母さんの「もう一度聞くよ」は、必要だったのだと…。次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月19日■これまでのあらすじ中学受験のための塾で、クラスでいつも成績トップの良子がいじめを理由に、テスト途中で教室から飛び出してしまう。良子をひいきしていた担任の先生は、良子をいじめた加害者を特定しようとクラス全員の持ち物を検査。すると、いじめなどしていないツム子のカバンから、良子への嫌がらせの証拠として出てきたメモと同じメモ帳が見つかり、先生はツム子を加害者と断定し別室に呼び出すのだった。ハッキリした証拠はないのに、罪を認めさせようと躍起になる先生。その態度は普段見たことのないもので、ツム子は怖くて怯えてしまう。何度も否定し、なんとか「信じてほしい」と伝えるのだが、先生には「子どもが言うことを信じられるわけない」「親御さんに連絡する」と言われ…。バスに乗って自宅に向かうツム子は、母が先生の言うことを信じてしまうのではないかと不安に。やがて着いたバス停では母が待っていて、早速「いじめたって本当?」と聞かれるのだが…。■やっぱり先生は…■もう一度聞くよツムママさんの当時の記憶で一番印象に残っているのが、お母さんから「もう一度聞くよ」って言われたことだそうです。娘の「いじめていない」という言葉を聞いて、お母さんが伝えたこと…。「もしやっていたとしたらお母さんが謝りに行く」「いじめたことがバレるのが怖くてウソをついているとしたら、お母さんが代わりに全部引き受けるから…」「もし、もしも、いじめたとしたらウソはつかないでほしい」「良子ちゃんには謝りに行かないといけないの…。だから、ここでウソをついたら取り返しがつかなくなる。それはわかるよね?」後で知ることになるのですが、お母さんは先生から電話で相当悪く言われてたようで…、もう一度確認せずにはいられなかったそうです。次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月18日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、これまでに何度か「自分は精一杯の愛情を注いで子育てをしてきた」とワフウフさん姉妹に言ってきました。その発言を否定する気はありませんでしたが、あまりにも自分に都合良く記憶が書き換えられていることもしばしば……。見過ごせないときは否定しますが、ずっと聞かされているほうもラクではありません。ある日、姉・なーにゃんと一緒に占いへ出掛けたワフウフさん。そこで「あーちゃんの世話に追われるのは今年いっぱい」と言われ、あーちゃんの身に何かが起こる!? とドキッとしましたが、冷静に考えて自分の身に何か起こる可能性もあるということに気付きます。どちらも当たらないことを願うばかりです。 習い事を続けるのは難しそう… ダンスのレッスンを再開したあーちゃんでしたが、無断でレッスンを休んだと言いだしました。 先生からはレッスンに来たと連絡をもらっているのですが……。 どうやら、毎回持って行っているのかもわからないチケットで、出欠の確認をしているようです。 通院日のこの発言には、もはや驚かなくなってきました。 看護師さんと、注射が毎週だと初めて知ったような口ぶりで話す声が聞こえてきて……。 大事なことだとはわかっているようで、今日からの新ルールと言わんばかりに手帳に書き込んでいました。 あーちゃんは、これまでよりペースを落とし、年に一度の発表会には出ないという条件でダンスのレッスンを再開しました。しかし、病院の付き添いの際に「この前のレッスン、無断で休んじゃった」と言われてしまい、私は困惑してしまいます。なぜなら、先生からはちゃんとレッスンに来たという連絡をもらったから……。 どうやら、あーちゃんは手元のチケットが減っているかどうかで、レッスンの出欠確認をしている様子。でも、そもそも毎回そのチケットを持って行っている確証もありません。自己管理ができなくなってきて、もう習い事を続けるのは難しいのかもしれないと思い始めました。 そして、ずっと続けている毎週の注射も、「注射は毎週なんですか?」と初耳のように看護師さんと話し、「手帳に書いておかなくちゃね!」と、あたかも今日から始まった習慣のように言う始末。もうずっと通っているのに……。 --------------ダンスのレッスンを続けることになって、喜んでいたのもつかの間……。自分で行ったのを忘れてしまっているとなると、果たして、ワフウフさん姉妹が期待していた「良い刺激」にはなっているのでしょうか。かなり記憶も曖昧になってきているようで、日常生活も問題なく送れているのか気がかりですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年03月30日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、これまでに何度か「自分は精一杯の愛情を注いで子育てをしてきた」とワフウフさん姉妹に言ってきました。その発言を否定する気はありませんでしたが、あまりにも自分に都合良く記憶が書き換えられていることもしばしば……。見過ごせないときは否定しますが、ずっと聞かされているほうもラクではありません。習い事を続けるのは難しそう…ある日、姉・なーにゃんと一緒に占いへ出掛けたワフウフさん。そこで「あーちゃんの世話に追われるのは今年いっぱい」と言われ、あーちゃんの身に何かが起こる!? とドキッとしましたが、冷静に考えて自分の身に何か起こる可能性もあるということに気付きます。どちらも当たらないことを願うばかりです。ダンスのレッスンを再開したあーちゃんでしたが、無断でレッスンを休んだと言いだしました。先生からはレッスンに来たと連絡をもらっているのですが……。どうやら、毎回持って行っているのかもわからないチケットで、出欠の確認をしているようです。通院日のこの発言には、もはや驚かなくなってきました。看護師さんと、注射が毎週だと初めて知ったような口ぶりで話す声が聞こえてきて……。大事なことだとはわかっているようで、今日からの新ルールと言わんばかりに手帳に書き込んでいました。あーちゃんは、これまでよりペースを落とし、年に一度の発表会には出ないという条件でダンスのレッスンを再開しました。しかし、病院の付き添いの際に「この前のレッスン、無断で休んじゃった」と言われてしまい、私は困惑してしまいます。なぜなら、先生からはちゃんとレッスンに来たという連絡をもらったから……。どうやら、あーちゃんは手元のチケットが減っているかどうかで、レッスンの出欠確認をしている様子。でも、そもそも毎回そのチケットを持って行っている確証もありません。自己管理ができなくなってきて、もう習い事を続けるのは難しいのかもしれないと思い始めました。そして、ずっと続けている毎週の注射も、「注射は毎週なんですか?」と初耳のように看護師さんと話し、「手帳に書いておかなくちゃね!」と、あたかも今日から始まった習慣のように言う始末。もうずっと通っているのに……。--------------ダンスのレッスンを続けることになって、喜んでいたのもつかの間……。自分で行ったのを忘れてしまっているとなると、果たして、ワフウフさん姉妹が期待していた「良い刺激」にはなっているのでしょうか。かなり記憶も曖昧になってきているようで、日常生活も問題なく送れているのか気がかりですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年02月24日娘・キキちゃんを出産し、母になったわこさん。しかし、キキちゃんのことは自分が産んだはずのに、誰か他の人が産んだ子を預かって育てている感覚がありました。そしてキキちゃんが夫にそっくりで、自分に似ていないことに改めて気づき、わこさんの疑念は更に深まります。自分が産んだとは思えない理由に、わこさんは思い当たる節がありました。 きっと原因はこれだ… わこさんは緊急帝王切開の際、全身麻酔をおこなってキキちゃんを出産。麻酔で眠りにつき、目覚めたときには出産が終わっていました。 このことからわこさんは、自分が出産した瞬間の記憶がないため、「産んでいない」という感情になったのではないかと思っています。 しかし、自分の子だと思うことは難しくても、わこさんは愛情たっぷりに育児をし、自分の子が一番かわいいと思っているのでした。 出産の方法やそのときの感覚は人によって異なりますが、わこさんのように出産時の記憶がなければ、「自分は出産をしていない」という感覚を持ってしまうこともあるのかもしれません。そんなわこさんですが、娘に対する愛情は人一倍強いようでよかったですよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター わこ
2024年02月16日アメリカのニュージャージー州で『Rancho Relaxo』という牧場を営むケイトリン・チミニ(boochaces)さん。『Rancho Relaxo』は営利目的の牧場ではありません。ここは、動物をこよなく愛するケイトリンさんが作った、虐待や飼育放棄をされた動物たちが安心して暮らせる終の棲家です。「顔が変だから」という理由で捨てられたヒツジ2023年冬、ケイトリンさんは地元の牧場で1頭のメスのヒツジと出会いました。そのヒツジは鼻が曲がっていて、ほかにもいくつかの先天的な健康問題を抱えていることは明らかだったといいます。飼い主によると、そのヒツジが最後に産んだ2~3匹の子ヒツジにも生まれつきの異常があったのだとか。そして飼い主は、「正常な子供が産めないヒツジにエサをやる価値はないから、来週競売にかけるつもりだ」といったのです。それは屠畜場(とちくじょう)行きを意味します。その時、ケイトリンさんはヒツジが周りを見渡しては誰かを呼ぶように鳴いているのを見て、何かがおかしいと思ったそう。実は飼い主は前日に、子ヒツジを牧場の労働者に支払いとして渡していたのです。突然、我が子を失ったヒツジは、子ヒツジを探して必死に鳴いていたのでしょう。事情を知ったケイトリンさんは心を痛め、そのヒツジを引き取ることに決めました。傷付いた母ヒツジにぬいぐるみをあげたら?ケイトリンさんはヒツジをセシリアちゃんと名付けて、TikTokで紹介。すると、セシリアちゃんの生い立ちを知った人たちから、プレゼントが届き始めます。最初に届いたのはコリーンさんという女性から贈られた、大きなテディベアのぬいぐるみ。我が子を失って悲しみに暮れるセシリアちゃんの小屋に、ケイトリンさんはテディベアを置いてみました。セシリアちゃんはどのような反応を見せたのでしょうか。こちらをご覧ください。@boochaces Replying to @ophelia A little check in with Cecilia. She has really settled in nicely here at Rancho Relaxo and we are so proud of her. Soon, she will be introduced to a couple of friends because quarantine is almost up! Her bloodwork came back and she is negative for everything except CAE — which is something we expected. We have an idea in mind as to who we want to introduce her to. Hint: Two old ladies who also have CAE. Stay tuned. A huge thank you to Colleen for sending Cecilia this teddy. ❤️ #animalrescue #animallovers #goatsofinstagram #farmsanctuary #compassionforall ♬ take a moment to breathe. - normal the kid最初の数日間は、見知らぬ白い物体に対して警戒している様子だったセシリアちゃん。ところが日を追うごとに、セシリアちゃんはテディベアに興味を示し始めます。そして6日目には、テディベアに寄り添って、ほほ笑むような表情を見せたのです。少しずつ悲しみから立ち直っているセシリアちゃんの姿は、多くの人の涙を誘いました。・この子の無邪気な笑顔に涙が出た。・動物にも感情がある。赤ちゃんが連れ去られた時、母親がどれほど悲しむか、もっと多くの人に知ってほしい。・セシリアちゃんはあなたが自分を助けてくれたことを、喜んでいるんじゃないかな。セシリアちゃんは隔離期間を終えた後、ほかのヒツジたちがいる小屋へ引っ越しました。ルームメイトになったのは、やはりひどい状況からケイトリンさんに助け出されたメスのヒツジたち。初対面の時、セシリアちゃんとほかのヒツジとの間にやや険悪な空気が流れていましたが、今ではすっかり仲よくなったそうです。@boochaces Replying to @Loren Valdes A little update on Cecilia! I took this video of her showing off her besties today. So special. I am so happy for her. I wish we could have saved her baby too. I wish we could have gotten them back for her. We tried so hard. Thank you all for rooting for Cecilia and supporting our mission. ❤️ #animalrescue #animallovers #farmsanctuary #compassionforanimals ♬ original sound - Caitlin @ Rancho Relaxo友達ができたおかげか、セシリアちゃんの表情がとても穏やかに見えますね。セシリアちゃんを引き取る時、ケイトリンさんはなんとかして子ヒツジを取り戻そうとしたそうです。しかし、譲り受けた労働者が渡したくないといい、取り戻すことはできませんでした。元の飼い主によると、セシリアちゃんは我が子を求めて1日中鳴き続けていたといいます。我が子を奪われたうえ、自らの命までも奪われかけたセシリアちゃん。これからは二度と孤独を感じることなく、ケイトリンさんや仲間たちと幸せに暮らしていけるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年01月15日皆さんは、決断を家族に反対された経験はありますか?今回は「母が結婚に反対する理由」とその感想を紹介します。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)イラスト:モナ・リザの戯言母の態度に違和感彼女との結婚を考えている主人公。実家に彼女を連れていき、両親に結婚の挨拶をしました。しかし彼女と話す母は、作り笑いをしているようで…。違和感を抱いた主人公は、彼女を家まで送ると実家に戻りました。聞いて確かめることに「母さんに聞きたいことがあって…」と話を切り出し、母のおかしな態度について聞いた主人公。すると母は「あの子との結婚は反対よ」と言い出したのです。出典:モナ・リザの戯言主人公は必死に説得しますが、母は「駅前のレストランに行きなさい」となぜか突拍子もない発言をするのです…。「え?何の話?」と唖然としながら、母に従うことにした主人公。翌日、母の指示通りレストランに向かうと、そこに彼女がやってきます。そしてなんと”何人も彼氏がいる”ことを匂わせる発言を他の友人に向けて話していたのです。主人公は信じられない内容を聞き放心状態になっていましたが、そこに突然母が登場し彼女を後悔させる反撃を仕掛けるのでした…。読者の感想結婚に反対するなんて、よほどの理由があるのでしょう。母の指示したことの意味が気になります。(30代/女性)結婚を考えている彼女を会わせたときに、母がおかしな態度だとモヤモヤしますね。結果として主人公が幸せになってくれたらいいなと思います。(20代/女性)
2023年12月30日既婚者である姉が若い男と不貞行為を―…!?主人公のC奈には3つ年上の姉、W子がいます。W子は昔から派手好きで、真面目な性格のC奈とは何もかもが合わず、物心ついた頃から自然と距離をとって暮らしていました。そんなW子が20歳の頃、妊娠を機に突然の結婚宣言。既婚者となったW子は可愛い子どもにも恵まれ、しばらくは幸せそうにしていましたが、そのうち実家に娘を預けて遊び歩くようになりました。ある日朝帰りすると言って出かけて行ったW子。家族に嘘をついて若い男と朝までデートしていました。その日に連絡がつかないと心配したW子の夫が母に電話をかけてきましたが、事情を聞いた夫は何か引っかかっている様子。結局W子が娘のI子を迎えに来たのは翌日の夕方で…。■前回のあらすじW子が朝帰りすると聞いた夫は何か引っかかっている様子。そしてW子は結局翌日の夕方まで遊び惚けていたのでした。■無責任な姉に母は…■反省していない姉は…あまりに無責任なW子に母は、当分は遊びに行かずに家庭を大事にするよう苦言を呈します。しかし、そんな母の言葉も届かず、何度も遊びに出かける姉なのでした。次回に続く「結婚しても遊び続ける姉」(全51話)は17時更新!
2023年11月19日皆さんは、家族の言葉に悩んだことはありますか?今回は「母の遺言書の真意」を紹介します。イラスト:進撃のミカ変わってしまった母幼いころから漫画家を目指して頑張っていた主人公。母は飽き性な主人公が夢を諦めるのではないかと心配しながらも、応援してくれていました。しかし母は、ある時期から突然、主人公に冷たくあたるようになったのです。そして「高校を卒業したらとっとと出ていきなさい」「お前はいらない子(笑)」とまで言いました。その後、家を出た主人公が、漫画の連載に向けて頑張っていたときのこと。兄から、闘病中だった母が亡くなったと連絡が入ったのです。主人公が病院に駆けつけると、兄は母の遺言書を渡してきましたが…。遺言書の心ない言葉母の遺言書には、主人公を名指しして「葬式にこなくていいです」と書かれていたのです。主人公は母に嫌われていたことに傷つき、葬式には出席しませんでした。出典:進撃のミカ後日、兄から遺言書を最後まで読むよう言われた主人公。そこには、主人公が精神的にもつらい漫画家という仕事を目指すことへの、母の苦悩が綴られていました。母は主人公に、夢を諦めないほど強くなってほしいと願い、冷たくあたっていたのです。遺言書には「私に時間を使うよりも、自分の夢を叶えるために時間を使ってください」という母の言葉が…。主人公は母の本心を知って、感謝の涙を流すのでした。ずっと応援してくれていた主人公の夢を応援するあまり、傷つけるようなふるまいをしていたとは…。遺言書を読んで母に愛されていたことを知った主人公のエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(CoordiSnap編集部)
2023年09月23日強いストレスとプレッシャー。小6ですでに二次障害の兆し学校で壮絶ないじめにあっていたけれど、勉強はできた私。私が小学生だった30年ほど前は、発達障害についてなんてほとんど誰も知りませんでしたから、親や先生を含め、周囲の大人は私を神童扱いしていました。持ち前のバイタリティで出世しつつあった父は、私にもそのバイタリティを求め、厳しく叱咤激励しました。「学校に行かなくなったら将来路頭に迷うぞ」「お前は頭がいい、エリートになれる。将来エリートになって、いじめっ子たちを見返してやるんだ」。普通の小学校高学年の子どもが、こうした言葉をどのように理解するかはわからないのですが、ASDの私はこうした言葉を字義通り解釈し、怖くて震え上がりました。そして、「死ぬ気で学校に行き続け、有名大学に入り、ゆくゆくは有名企業に入るなり弁護士とかになるなりしなければならないんだ」と思い込むようになったのです。小6の時、それまで無条件で可愛がってくれていた祖父が亡くなりました。唯一の心の支えであった彼を亡くした私は、さまざまな精神症状に苦しむようになります。教室に入るとき、どのような顔で、どこに視線をやりながら、どっちの足から入るか。何歩で、どういった角度で自分の席を目指すか……。そういったことを頭の中で一生懸命シミュレーションする。クラスメートの声が、すべて自分を攻撃し、嘲笑しているように聞こえてくる……。もし当時、医療とつながる機会があったなら、何かしら二次障害の診断が出ていただろうと思います。頼る先も、情報も選択肢もない日々でも、当時の親や先生が、私に障害があり、二次障害を起こしているであろう状況だなんて知るよしもありません。「子どもがメンタルに不調を感じたら大人と同じように専門家につなぐべき」などという知識もありません。私自身も、ただ自分が「頭がおかしく」て、「悪い」んだとばかり考えて、自分を恥じていました。勇気を出して相談したところで「あと少しなんだから頑張れ」とか、叱咤激励が返ってくるか、母の場合はショックを受けて寝込んでしまったりするだけだということもわかっていたので、自分が苦しいということは周囲に対してひた隠しにしていました。私が中学生になる頃には母の言動もだんだん異常になっていき、家庭生活も厳しさを増しました。自治体の広報だよりなどから「精神保健福祉センター」というものがあることを知り、親に隠れて電話相談に頼ったりしていました。しかし、結局そこでも理解ある対応はしてもらえず、「お母さんに感謝しなさい」などと叱責されてよけいに落ち込んだり……。結局、何十年もあとになってから、母は強迫症やためこみ症といった精神疾患だったことがわかったのですが、そういったことも当時は誰ひとり気づかなかったわけです。知識・情報と選択肢が欲しかった今となっては、周囲の大人には「子どもにも、学校に行く以外にさまざまな選択肢がある」「勉強ができること、エリートになることだけが、あなたの存在意義ではない」と教えてもらいたかったと思います。それだけではなく、発達障害も含めたさまざまな精神障害について、もっと世間に知識や情報が普及していてほしかったし、困ったときには家庭で抱え込んでいないで福祉など外側の人に頼っていいのだということも知っていたかったです。私はそれらのないまま、一人で傷だらけになり、いわゆる青春のすべてを勉強のために犠牲にして無理を重ねました。大学新卒時の就活がうまくいかなかった時には「エリートになっていじめっ子を見返す」という唯一の精神的支柱を失って完全に心折れてしまいます。その頃には母の精神状態もさらに悪くなっており、そのまま20代を準ひきこもりで過ごすことに……。今、発達障害についての知識は深まっていますし、子どものメンタルケアの環境も整いつつあるので、私のような状況に追い込まれる子どもは少なくなっているかもしれません。それでも、保護者のみなさんには、相手が子どもだからといって良かれと思ってさまざまなことを決めてしまうことはせず、多様な選択肢を見せて選ばせてあげてほしいと思います。たとえば、特別支援学級やフリースクールに行ったほうがいいかもという事態になったとき、保護者としてはできるだけ頑張って通常学級に行かせたいと思うかもしれません。しかし思い返すに、私の場合は通常学級にこだわりすぎず、特別支援学級やフリースクールに行かせてもらったほうが、いま背負っているような傷や二次障害を背負わずに済み、結果的に社会適応度も上がって、もっと楽に幸せに生きられたのではないかと思っています。もちろん、特別支援学級やフリースクールに行くことでのデメリットもあるとは思いますが、本人が教育を受ける中でできるだけ傷つかず、結果的に強くポジティブに生きられるようになることがいちばん大事なのではないかと、私は思うのです。支援を得ること、人と違う生き方をすることもとても素晴らしいこと、あなたが最も楽で幸せな道を選ぶのが大事なのだと、お子さんに伝えていただければ嬉しいです。文/宇樹義子(監修・鈴木先生より)障害者支援法という法律もできたように、時代とともに神経発達症に対するとらえ方には変化がみられています。しかし残念ながら神経発達症に対する支援や知識はさほど以前とは大きな変化がないように私は感じています。各自治体において医療・教育・福祉・保健の連携がまだまだないのも一因であると感じています。学校の先生、小児科医、精神科医などの神経発達症に関わる人びとの知識もまだ十分とは言えないでしょう。車いすのように目で見える障害であればわかりやすいのですが、神経発達症は困りごとが見えづらく、また障がいというより特性なので、わかりづらい面があります。最近は神経発達症に関する知識が深まったとはいえ、いまだにかかりつけ医でも診断することが難しいのです。特別支援学級やフリースクールに在籍していても、理解の乏しい環境下の場合、通えなくなるお子さんも多く目にしてきました。小・中・高と診断されないまま、大学生や社会人になって初めて受診する患者さんも多くいらっしゃいます。誰か一人でも傾聴して認めてくれる人がいれば最も楽で幸せな道を選ぶことができるはずです。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年09月15日ある日の夜中、母の不貞現場を目撃したすみれさん。母の相手が担任の先生だったことを知り、ショックを受けます。しかし母と先生は、不貞現場を目撃されたにもかかわらず、関係を続けるのでした。すみれさんが家にいることなどお構いなし。父が出張で留守にするたびにやってくる先生に、心を失いかけていたある夜。母がスマホを置いたまま席をたちました。 ふと母のスマホにどんな秘密が隠されているのか気になったすみれさんは、スマホを開きます。そこですみれさんが見たものは、母と先生の写真。撮影日には5年も前の日付が書かれていました。父か先生か……妹は誰の子!? とてつもなく重要なことに気がついてしまったすみれさん。母と先生が5年前から関係を持っているとしたら、今4歳の妹・咲は本当に父の子なのか? そんな疑問を抱きます。 一体父は、咲さんのことをどう思っているのでしょうか。 思い切って聞いてみるも、1ミリの疑いもなく自分の子どもだと思っている父。それを見てすみれさんは、自分の考えすぎだったのかと考え直すのでした。 思った以上に長い間浮気をしていた母と、その期間に生まれた妹。誰もが「妹は先生の子かもしれない」と疑うことでしょう。例え父が何の疑いも抱いていなくとも、この不安は晴れることがないかもしれません。 これからも家族として共に生きていく妹。たとえ疑惑が本当であっても、妹に罪はありません。これからも変わらない接し方ができると良いですね。著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ぱるる
2023年07月18日いつも一緒にいる家族にも、知らない一面があるものです。もしあなたの娘が、実の兄の子を妊娠していたら……?今回は、ぱるる絵日記さん(@palulu_diary)が描いた人気漫画『妊娠から暴かれる家族の秘密』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!実の兄の子を妊娠……ぱるるさんの友人A子さんは、“実の兄”とお付き合いをしていました。それから数ヶ月後にA子さんの妊娠が発覚し、兄妹それぞれの決断を母親へ伝えると……?話を進める2人に母は……ここでクイズです!この後A子さんは、母親へ“自身の結婚観”について話します。それは一体どんな内容でしょうか?ヒントは、A子さんと兄の思いが非常に強いとわかるような内容です……。A子さんの言葉とは……?正解は「形にこだわらない」それからは、2人の決断に大反対する母親と対立してしまうA子さん。その後、A子さんやその家族・友人たちは、予想のできない波乱の展開に巻き込まれていくのでした……。こんなときどうする?実子同士で愛し合っており、さらに妊娠までしていたと知ったら、母親が取り乱してしまうのも無理ありませんよね……。その後母親は、大きすぎる問題を1人で抱えきれず、夫へ相談することを選択します。あなたが同じ立場になったら、こんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@palulu_diary)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月27日長女は、子育てする上で「ラクな子」かと言われれば、確かにそうなのかもしれません。でも、長女を育てている私本人が「ラクな子」と言うのはわかるけれど、育てていない母に「ラクな子」と何回も言われることにモヤモヤ……。何度も、長女のことを「ラクな子」と言ってくる母に、反論してみた話です。 初めての育児でいっぱいいっぱい20歳で出産し、その後シングルマザーとなった私。長女が2歳を過ぎるころまでは実家に同居させてもらっていて、父方の祖母、両親、妹と一緒に暮らしていました。初めての育児に、いっぱいいっぱいの毎日。若くして出産したので、育児に関する悩みを共有できる友だちはおらず、私は密かに孤独を感じていました。 まず、苦労したのは母乳のことです。自分自身、母乳で育てたい気持ちが強かったので頑張りましたが、授乳のたびに乳頭が痛いし、乳頭が切れて水ぶくれにもなるし、夜間は頻回授乳やうんちの背中漏れ……と、とにかく日々を過ごすことだけで精いっぱいでした。 同居の母からの声かけにモヤモヤ!長女はあまり夜泣きせず、生後2カ月のころから夜通し寝る子でしたし、人見知りもそれほどなく、離乳食の好き嫌いもあまりありませんでした。 そんな長女の様子を見た母から、事あるごとに「〇〇(長女)は、手のかからないラクな子だね」と言われる日々。「3人の子どもを産み育ててきた母にとってはそうかもしれないけど、私は私で育児の悩みだってあるのになぁ」と思っていました。 なかなか寝ない長女。それでも母は…長女が生後10カ月のころ、とても苦労したのが夜の寝かしつけでした。夜に長女を寝室に連れて行くと、抱っこでないと泣き叫び、ひどいときは2時間以上も抱っこして寝かしつけていました。さらに、その時期になると夜泣きもあり、夜に1時間以上、泣き続けることもしばしば。 ある日、長女が機嫌良くひとり遊びをしている様子を見た母に「〇〇はラクな子だから、ママも余裕持って生活できていいね」と言われ、ついに私は、「ラクな子、ラクな子って言わないで。私にとっては初めての子育てで必死だし、寝かしつけが大変とか、悩みだってあるの!」と反論してしまいました。母は少しびっくりした様子でしたが、「そんなに何回も言ったつもりはないんだよ。ごめんね」と謝ってくれました。 3人の子どもを育て上げた母にとって、長女は“手がかからないラクな子”だったのかもしれません。ですが、私にとっては初めての子育てで、毎日いっぱいいっぱいだったので、「ラクな子」と言われることが、だんだんとストレスになっていきました。私が母に反論してからは、長女のことを「ラクな子」とは言わなくなり、私に寄り添ってくれる声かけも多くなったので、思いきって反論してよかったと思っています。 作画/キヨ著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年03月14日■前回のあらすじあまりにも一方的な言い分に「娘のことも信じてほしい」と反論をする母親。しかし学年主任は母親の訴えにも耳を貸さず、ただ落ち着くよう促します。さらに担任の主張さえも一蹴するのでした。■サヤはあなた達と違う…!■私たちは「特別」という感覚「やっていない」と話すと娘と、何としてでも謝罪を要求するモンペ母。その後もこう着状態が続きます。次回に続く「ウチの子は絶対に悪くないんです」(全42話)は17時更新!
2023年02月15日このお話は作者ぱん田ぱん太さんの友人きよかちゃんのエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。■前回のあらすじチコの行動を見て、精神内科でカウンセリングを受けたほうがいいのでは、と心配する大谷夫婦。そんなチコのことを、夫である自分がどれだけ心配しているかと訴えると、チコは「私が子どもの頃…」と話し始めて…。父親の不倫をきっかけに、チコと母親の人生は大きく変わっていくことになって…!次回に続く「SNSにネイル写真をアップしたら最強にめんどくさいことになった話」(全75話)は22時更新!
2023年02月09日娘のおまめちゃん、息子のいっちゃんとの日常を描く、あんこママさんの育児マンガを紹介します。下の子、いっちゃんが生まれてから、上の子のおまめちゃんはいろいろな気持ちと闘っていました。あんこママさんはいっちゃんが生まれて3カ月たったころの、おまめちゃんの言動を思い出しました。おまめちゃんは、お姉ちゃんになることがどういうことか、わかっていませんでした。そしてママに気持ちをぶつけたのです。聞いてないよ! おまめちゃんは当時4歳。 いっちゃんが生まれてお姉ちゃんになったら、みんなに褒められるものだと思っていました。けれども実際は想像と違うことだらけでした。 いっちゃんが生まれて3カ月ほどたつと、おまめちゃんは爆発しました。 赤ちゃんがずっと泣くこと、1日中いっしょにいること、ママが何回もおっぱいをあげること、そして、おまめちゃんに向ける同じような目でママが赤ちゃんを見つけること……、どれも聞いていない! と。 おまめちゃんは、ママがおまめちゃんのことも大切なのはわかっていました。けれども「ママはあたしだけのママだったのに!」と思ってしまうのです。 そんな思いを抱えつつ、おまめちゃんは赤ちゃんのことが気になっていました。いつもおまめちゃんを見ていること、頭をなでると笑ってくること、赤ちゃんはどうやら自分が好きなことを考えると、かわいいなと思うのです。 おまめちゃんは「赤ちゃんこれから一緒にいても別にいいよ。ただ、ちょっと聞いてなかっただけ」とママに伝えたのでした。 これらは実際におまめちゃんがあんこママさんに言ったことなのだそうです。「おまめちゃんと同じ目で見ないで!」と言われたときは、あんこママさんは胸が張り裂けそうな思いがしたとか。そして、「赤ちゃん一緒にいても別にいいよ。たださ、ちょっと聞いてなかっただけだもん」とおまめちゃんが言ってきたときは、「別に」に強がる気持ちを感じて、涙したそうです。おまめちゃんはいろいろな気持ちが入り混じって葛藤しながら、成長しているのですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あんこママ2017年早生まれの女の子、2020年生まれの男の子のママをしています。忘れたくない子どもたちとの記録をイラストに残しています。
2023年01月18日「歌舞伎座で、十三代目團十郎の母・希実子さんがご贔屓筋の一人にこう頭を下げていました。『芝居に関して何かを言う立場ではないけど、チケット販売が芳しくないのは私のせい』だとーー。一時期、体調不良だった希実子さんは『まだ完全に復調したわけではないけれど、できるだけ先代から引き継いできた贔屓筋にご挨拶したい』とも漏らしていました」(後援会関係者)11月7日、東京・歌舞伎座で十三代目市川團十郎白猿(44)の襲名披露興行が始まった。「予想したよりも切符の売れ行きが鈍く、特に地方在住の長年の歌舞伎ファン向けの鑑賞ツアーが苦戦。近年の言動から一定数の“團十郎離れ”があったようです。團十郎に批判的だった菊五郎さんは襲名披露では彼とは共演はせず、かろうじて『口上』には並ぶも團十郎を“暴れん坊将軍”と揶揄し、観客の苦笑いを誘っていました」(歌舞伎関係者)実は希実子さんは、今年8月に團十郎の個人事務所の取締役に再就任している。「もともと、先代の團十郎さんが希実子さんの両親の借金の保証人になっていたために東京・代官山の土地を処分した経緯もあり、團十郎は希実子さんと距離を置き、事務所の役員から外しました。希実子さんも、先代の没後は梨園の重鎮の助言に耳を傾けなくなった息子に手を焼いていたそうです」(前出・歌舞伎関係者)“確執”のあった母子が和解した背景には、彼女の体調問題と今回の襲名披露があったという。「希実子さんが体調不良で入院したとき、何度も團十郎がお見舞いに来たといいます。また、襲名披露が近づくにつれ希実子さんは先代團十郎の妻として、息子のためというより“團十郎の名前を汚さないようにしなくては”という心境に変わったそうです」(前出・後援会関係者)そして“和解”の最大の理由は、孫で八代目市川新之助を襲名した堀越勸玄くん(9)だという。「團十郎の話題にはあまり興味を示さない希実子さんも勸玄くんの話になると前のめりになるんです。贔屓筋の方々へ『この子はすごい子になる!父親を超えますよ!!』と声に力が入っているのがわかりました」(前出・後援会関係者)しかも、人間国宝も勸玄くんにお墨付きを与えていたという。「團十郎との共演にNGを出した菊五郎さんも、勸玄くんとは共演。希実子さんに『この子は将来のすごさがわかる。楽しみですね』と満面の笑みで言っていたそうです。玉三郎さんなどほかの重鎮の方々も、勸玄くんをベタ褒め。希実子さんは親しい人に“あまりに勸玄が周りからチヤホヤされると息子のようになってしまわないか心配”と冗談交じりに言ってました」(前出・後援会関係者)團十郎を“反面教師”にーー。希実子さんの新たな挑戦が始まる。
2022年11月18日近所に住む放置子のA子ちゃんが日常的に家に出入りしているこっとんさん家。子どもたちの夏休み中、外食に行くにもA子ちゃんひとりを置いて行けず……。意を決して一緒に行くことを提案したときのお話。夏休み中の子どもたちを連れて外食に行こうとしていたこっとんさんでしたが、A子ちゃんをひとり置いて行くわけにもいかず、一緒に行くことにしました。さっそくA子ちゃんママに確認の電話を入れたところ……!? そんなはずじゃなかったけど… A子ちゃんを連れて外食に出かけるようと、A子ちゃんママに確認の電話を入れたところ、なんとA子ちゃんの兄も連れていってほしいと頼まれてしまい……。 結局、自転車での移動中も事故がないように子どもたちを見守り、いつも以上に神経をすり減らしたこっとんさん。あまり楽しそうではない兄の姿に不安になりながらも、最後は笑顔が見られてホッとするのでした。 わが子だけでなく、よその子の兄妹の面倒まで大人ひとりで見るとなると、心身ともに疲れきってしまいそうです。何より、こんなことが続くと、せっかくの夏休みも楽しい思い出が作りにくくなってしまいそうですね。 著者:マンガ家・イラストレーター こっとん3人の子どもの母親です。メンタル豆腐すぎて、イラストが得意な訳でもないのに助けを求めてマンガを描いちゃったタイプ。
2022年11月16日親子とは切っても切れない関係性ですが、積もりに積もった両親への不満が爆発した私はある出来事がきっかけで、数年前から両親との連絡を絶ちました。両親も高齢になってきて、心配していない訳ではないのですが、心が苦しくなってしまう……両親との関係に悩んでいます。★関連記事:「以前の母とは違っていた」70代の母と同居し始めて気付いたことは【体験談】「私はどこも悪くない」と言う母母のヒステリーがひどくて年に数回ほど車で2時間半の所にある実家に帰省していました。しかし母のヒステリーで、私も夫も子どもたちも嫌な思いをすることがありました。そのうち行くのを必要最低限にして、年々交流を減らしていきました。久々に会うことになったときに、自分の不機嫌を全面に出し、子どもの前でもお構いなく食器や物をバンバン投げつけるように置く姿を見て、私はやめてほしいと思い、母の手首をつかみました。そんなに強くはつかんでいなかったし、痛いとは言っていなかった母。数日後、母は私の子どもたちに「ママには内緒ね」「手首を強くつかまれたから痛くて物を持てない」「あなたたちのママは、ばあばにこんなひどいことをするんだ」という内容のメールと、あざの写真を送っていました。そんな連絡が来て返信に困り私に報告した長女。定期テスト前にこんなメールが来たら困るので、私、長女、次女と三人で母にスピーカー通話で電話をしました。「内緒ねって言ったのに!」と怒りだした母。「ママはそんなに強くつかんでいない」と反論した当時小学生だった次女にもヒステリックに怒鳴り散らす始末。孫が悲しい思いをしているのに、母のそばにいる父は注意すらしてくれない…そのすべてが、その姿が本当に情けなくあきれてしまいました。子どもたちを悲しませる両親を許せず、それから一切の連絡を絶ちました。両親と連絡を絶ち数年両親と連絡を絶ち数年。テレビ番組で毒母や毒親、母親との関係についての特集を、家族で観ていたときのことでした。ここまで月日がたってしまうと何かきっかけがない限り、もう両親と連絡を取ることはないなと私は家族に話しました。覚えていたのか、長女が「じいじとばあばに?20歳になったよって報告の連絡してみようかな?」 と言いだしました。大人になったと純粋に報告したい長女に、両親ならどんな言葉をかけるだろうかと私の妹と話し合いました。私と妹が長年両親を見てきて出した結論は「20歳のお祝いが欲しいから連絡してきたの?」と、言いそうだよねと。長女に悲しい思いはさせたくないし、何より私のメンタルがダメになりそうだと思い、両親への連絡を見送ることにしました。まとめ両親は若くはないし、いつ体に不調が起きてもおかしくない年齢なので、もし万が一連絡を取らないまま最後になっても後悔しない? と夫や、事情を知っている友人に聞かれたりします。両親のことをまったく心配していない訳ではありませんが、この状態になってしまったことに後悔はしていません。反面教師としてこの経験を生かし、自分の築いた家庭を大事にしていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/山口がたこ著者/鬼塚ともみパート勤務をしている主婦。手芸が好き。
2022年08月14日大人気マンガシリーズ、今回はうしなぎ母さん(@usinagi.mama)さんの投稿をご紹介! 「ママの大好物」です。プルプルの息子のほっぺ。そんな息子のほっぺが大好きな母ですが…?息子の魅惑のほっぺ出典:instagram好きにしていいの!?出典:instagram至福のほっぺ出典:instagram母、豹変!!出典:instagram息子の魅惑的なお誘い。ほっぺセルフサービスという言葉選びが可愛いですね…!投稿にも「可愛すぎ!」とコメントされていました。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@usinagi.mama)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年02月27日中学を卒業した春、母に突然言われた一言ーー。「整形しましょう」そんな衝撃的な一コマから始まる「親に整形させられた私が、母になる」は、作者であるグラハム子さんの実体験が基となっています。実の親子だからこそ難しい、離れたくても離れられない複雑な関係性が詳細に描かれた今作は、多くの読者の反響を呼び大ヒットとなりました。また、「うちの母親も…」と、ハム子さんと似たような経験をした方達からの体験談も多数寄せられました。■母はなぜ娘に整形をさせたの?「あなたのためならなんだってしてあげる」と、母に整形をさせられたハム子さんーー。あれから20年近く経ち、自身が母になったことで、ハム子さんは子どもの頃に実母にされていたことを思い出すようになりました。■“本当にしたかったこと”は母には言えなかった周囲からは「教育熱心で良い母」と言われていたことが余計ハム子さんを苦しめていきます。「母は私のためを思ってやってくれているのだから、不満に思ってしまう私が悪いんだ」そう思ったハム子さんは何も言うことができなくなっていきます。■ズボンを切ってビリビリに! あらゆる手段を使って支配する母罪悪感を植え付け、支配されていくハム子さん。この日以来スカートは禁止。ようやくスカートが履けるようになったのは、6年後。中学校の制服でした。■母に認められたくて、15歳で整形を決意わが子のためならなんだってやってあげたい親心。それは本当に子どものため…?それとも、自分が恥ずかしくてみじめだから…?「私はみっともなくて、かわいそうな娘。お母さんが喜んでくれて、認めてくれるなら、私は整形してもよい」当時のハム子さんはそのように考え、整形をすることを決意しました。■整形して高校デビュー! 楽しいはずなのに…整形をしたことで、ハム子さんは幸せになったのでしょうか?高校には同じ中学の子がほぼいなく、誰もハム子さんが整形をしていると知らない環境で高校時代を過ごすことに。「かわいくない」という言葉をずっと母にかけられていたハム子さんにとって、周りからの「かわいい」という言葉は強烈に突き刺さりました。でも、周りに好かれ、「かわいい」と言われるほど自分が否定されていくような錯覚。そして自分に嘘をついているような気持ちになっていってしまったのです…。この衝撃的な実母と娘の関係を描いた漫画は公開直後から大反響を呼び、なんと読者からは「私の母もそうでした」との声が続々と寄せられました。■「私の母もそうだった…!」読者から寄せられた、衝撃の体験談●私の親は完璧主義で100かそれ以外、テストで90点代取っても「10点も分からない所があるじゃない!勉強はしたの?」と。部活も夜までで睡眠時間も削ってまで勉強してるのに。授業もちゃんと真剣にやっているのに。テストの点数が悪いと家に入れて来れません。なので3時間かけて歩いて祖母の家に帰ります。●大学に行きたかったが、女性は高学歴は必要ないといわれた。 弟が控えていたため、早く社会に出てほしかったようです。●私の親は一般的には優しくて、子ども思いにみえるひとです。 でも、すべてを決めてしまう。服装、髪型、進学、友達、とてもきつかった。就職をきに親元をはなれたけど、子どもは親にしおくりをするもんだといわれ毎月仕送りをし、初めてのボーナスは親に全てわたすもんだといわれ、全額わたしました。●小さい頃から、笑うことも、喋ることも、親の許可が必要で、ついうっかり他人からの質問に答えると殴られました。結婚相手も親が決め、すべて親孝行と言われると何も言えなくなります。産んだんだから、子どもの命は親の自由だと。●私も最近母親に整形を進められています。自分が整形したいのに怖いから私を巻き込みたいみたいです。 お母さんがしたいだけでしょ。勝手にやって。とあしらってますが内心傷ついて何日も引きずります。●私も母親に14歳の時整形しよう、女は顔だよ。と言われ整形しました。 中学生の時でしたので周りも『あいつ整形したんだ!』と広まりちょっとしたイジメみたくなりました。 18歳の時にもまたもや母が私に玉の輿に乗って欲しいということで2度目の整形。 整形して、綺麗になったことで良いことも確かにありますが仲の良かった友人に中々会いづらくなったり同窓会に参加出来なくなったり、寂しい思いはあります。結婚を考えているパートナーがいますが、まだ整形していることを話せていません、、、。整形していることで婚約破棄になったりしないががとても不安です。 私の人生これで良かったのか...分からないです。■実の親子だからこそ難しい。悪化した母親との関係、対処法はあるのか?関係の悪化した母親への対処法として、アンケートから寄せられた声で最も多かったのは、「会わない、関わらない」というものでした。しかし、当時高校生だったハム子さんに逃げ場はなく、整形してもなお、母親からハム子さんへの“要求”は続きます。それはハム子さんをどんどん苦しめていくことに…。また、なぜ母親がここまでハム子さんに執着し、支配していたのか。その理由も徐々に明らかとなっていきます。そして、母に否定され続けてきたことで歪んでしまったハム子さんの価値観を変えてくれた“彼”との出会いも描かれます。「人格形成は子どものうちに決まる」「大人になったらもう根本的に変わらない」そんな言葉をよく耳にしますが、果たして本当にそうなのでしょうか?連載はいよいよ次回が最終回。心を殺してまで母との関係を築いてきたハム子さんとお母さんの関係の決着は? そしてこれまで親の決めた人生を生きて、ずっと息苦しさを感じていたハム子さんが、今思うこととは?▼親に整形させられた私が、母になる
2021年11月18日■前回までのあらすじ「子育てには正解がある」と白黒の世界しか教えてくれなかった母。しかし子どもの個性を考えたグレーのゾーンがあることを知ったハム子は…。■母との関係は白黒つけるべきなのか…?「ベストなグレー」とは、自分にとって気持ちの折り合いがつくところだと思います。私は今まで、自分の気持ちの折り合いの付け方を学んできませんでした。なぜなら自分の気持ちは、「封印する」か「ゴリ押しする」かのどちらかしかなく、母と一緒に過ごすときはほとんど「封印する」しかなかったから。でも、気持ちに折り合いをつけられるようになったら、生きるのがとても楽になりました。気持ちに折り合いをつけられるようになると、自分の心を安定させられるようになり、自分で自分の心をコントロールできるようになると、だんだんと自分に自信がついていきました。すると、今まで「自分には正解は出せない」と思い込んでいたことが、「そんなことはない。自分にとっての正解は自分で出せる」というように変化していったのです。そしてこれまでの「世間一般の意見と自分の意見が違う時は、世間一般の意見を正解とする(自分は間違った人間だ)」という考え方から、「人に迷惑がかからない限りは自分を尊重して良い」という考え方に変わっていく自分を実感しました。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部編集しています。
2021年10月22日■前回までのあらすじ自分がツラい人生を送る羽目になったのは、過去の自分のせいと思ってきたハム子。でも幼い頃の自分も母親の幸せのため頑張ってきたことを理解し、ようやく丸ごとの自分自身を受け入れることができるようになり…。■母ももしかしたら精一杯生きていた…!? 『ただ、ただしかたなかった』そう思える時が来ました。私が精一杯生きてあの生き方しかできなかったように、母も精一杯生きてあの生き方しかできなかったのでしょう。「大人なんだから、親なんだから、子どもの人格を否定してはいけないということぐらいわかっているべきだ」。ずっとそう思っていました。でも、母はちょうどその部分が歪んでいたのでしょう。ただ、ただ仕方がなかったのです。これ以上恨んでも意味がありません。この時の心情は、『恨みがなくなった』というより『恨むことを手放した』という表現の方があっています。恨んでもしかたがない。私の大切な人生を、恨むことに費やしたくない───────そう思ったのでした。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部編集しています。
2021年10月07日大人気マンガシリーズ、今回は作者(@_kuzuyu_)さんの投稿をご紹介! 「母の母役がうんざりなので娘をやめることにしました。」第3話です。 仕事でつかえるお母さんを助けるためにしっかりしなきゃ!と誓うくずゆさんですが、その思いはどんどん大きくなって…あらゆる愚痴を聞く出典:instagram信頼できる存在に出典:instagram都合がよくないと…出典:instagram見捨てられないために出典:instagramちなみに…出典:instagramお母さんの期待に応えられなかったら見捨てられるのでは…と思うようになったくずゆさん。この努力はお母さんに伝わっているのでしょうか…?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@_kuzuyu_)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年08月07日■前回のあらすじ私が中学生になると母はびっくりするほどゲームについて何も言わなくなりました。妹も無事にゲームデビューを果たし…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。短いようで長かったような、連載も本日で最終回です。ぜひ、最後までお付き合いいただけるとうれしいです。■大人になった私は夜な夜なオンラインゲームを楽しむように…なんだかんだでゲームが大好きなまま大人になった私。働き始めるも、実家に住んだままだった上に、ガンガン飲みに行こう! といった職場でもなかったたため、大好きなゲームにじゃんじゃんお金を注ぎ込む日々でした。とはいえ、もちろん、ある程度は貯金しながら…とは考えておりました。オンラインゲームのおかげで夫さんと知り合い、いまでは二児の母になりました。子どもたちを連れて帰省した際に母は、「夫さんと知り合って、しかも孫が二人も見られるなんて、ゲームが嫌いだ! って言えなくなってきちゃった」と笑って言っていました。母は「ゲームを好きになれないのは、単に世代が違うからかも」とも感じているようです。たしかに、そういう部分もあるかもしれません。なんとなくですが、ようやくこのタイミングで、私と母とのゲームに対する気持ちのズレを解消できたのでは、と思います。 ■私がたどり着いた「ゲームは悪なのか?」の答えは…!?そんなわが家は、おうち時間が多くなったことをキッカケに、息子もゲームデビューを果たしました。しかし、やはり長時間ゲームをやっていると目が悪くなってしまうので(経験者は語る)、制限時間をきっちりと設けた上で家族でゲームを楽しんでいます。母のゲーム嫌いは直りそうにありませんが、いろいろあったこの数十年、やっとお互いに穏やかな気持ちで向き合えるようになったと、私は思います。夏休みが始まったご家庭も多いと思いますので、子どもとゲームの関係性に悩む、お父さんやお母さんの参考に少しでもなれば幸いです。
2021年07月20日■前回のあらすじ小学校の卒業式でA君のお母さんからお礼を言われた母。そこから母のゲームに対する意識が少しずつ変わっていきます…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。今回は、前回で意外な展開のあった母と私のその後について書きたいと思います。■中学に入ると母は何も言ってこなくなった中学に入学すると、母がびっくりするほど何も言ってこなくなったことに気づきました。母が何も言わなくなったのは、中学生になると、親同伴で出かける機会が少なくなったことに加え、「手がかかるタイプの妹の誕生」と、「もう1から10まで親の監視下に置くのが不可能になった」からなのでは、と思っています。さらに当時を思い返すと、勉強を学校のほかに毎日5〜6時間やっても、驚くほど結果がついてこず、むしろ坂を下るように成績が落ちていき、勉強漬けの毎日に疲弊して、明らかに私の表情が暗くなったことも、影響しているかもしれません。私の記憶が正しければ、学年順位のワースト2位まで成績が落ち込んでいたことがあります。主要5教科をすべて足しても70点くらいの時もあった記憶が…。われながら恐ろしいですね。当時は、何も言われなくなった=もう諦められた、と思っていましたが、ようやく母も私もお互いに“なんとなく自由になれたタイミング”だったのかもしれません。とはいえ、母はすべて見放したわけではなく、私が調子に乗って朝方までゲームをしていて、学校に行く時間に起きられないと、全力で叱ってくれました。この頃から、母と私は、お互いにとって良い距離感が保てるようになったのだと思います。 ■自分が親の立場になって気づいた「母」のことそんな生活がずっと続き、ある日、母に「それ(ゲーム)楽しいの?」と聞かれたことがありました。私は少しビクビクしながら答えたのを覚えています。その頃になると、妹もシレッと私のゲーム機のスイッチを入れて、勝手にゲームデビューを果たしましたが、母は何も言いませんでした。正直、「なんで?」とは思いましたが、やはり母には聞けませんでした。怖いから。しかし、母が妹に対して甘く見えてしまうのは、私をものすごく必死に育ててくれていたからなのだと思います。子どもの頃は、まったくそれに気がつきませんでしたが、自分が子どもを持つ立場になってから、当時の母の気持ちがようやくわかるようになりました。母はただ一生懸命だったんです。次回に続く(全6話)毎日14時更新!
2021年07月19日■前回のあらすじ絵に描いたような優等生だった母。娘の教育に対する意識も高く、幼稚園の入園が決まってからも、まるで難関校の受験生のような生活が続いたが…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。今回は、前回から時が進み、私の小学校編をお送りいたします。■ゲームの話は友だち作りに大いに役立ったつらかった小学校受験期を終え、どうにか母の希望通りの小学校へと進学することになった私。母の希望に添うことはできましたが、依然として私と母とゲームの関係性に変化はありませんでした。しかし、まだゲーム全盛期だった小学校時代。ゲームの話は友だち作りのきっかけに大変役立ちました。それまでA君とはクラスが違ったので、関わりがありませんでした。ですが、いざ会話をしてみると非常に大人っぽい子で、彼と話すきっかけになったゲームのことは今でも忘れません。そこから再び時は流れて、小学校の卒業式での出来事。ここで母と私に転機が訪れます。 ■A君のお母様から感謝された卒業式の合間に、私の母とA君のお母さんが初めて対面しました。A君のお母さんは、A君と私がゲームのおかげで意気投合して友だちになり、卒業まで仲良くしていたことに、とても感謝してくださりました。今思い返すと、A君はクールな一匹狼タイプで、ギャーギャー大騒ぎする子どもっぽい私とは真逆のタイプでした。A君は遠足や学校のイベントも一人で過ごすことが多かったように思います。A君のお母様が涙ぐみながら、母にお礼を言ったことで、母の「ゲームなんて悪いものだ!」という意識は、ここから徐々に変わっていきます。次回に続く(全6話)毎日14時更新!
2021年07月18日■前回のあらすじファミレスでゲームから得た知識を披露してしまったところ、その日、母は私と口を聞いてくれなくなりました…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。前回でも母の熱血教育っぷりに少し触れましたが、今回はそんな母について掘り下げて書きたいと思います。■学生時代から何もかもが完璧だった母学生時代、運動神経抜群かつ成績優秀で高身長という、漫画キャラの設定か? と思うほどに完璧だった母。以前、祖母の家で母の学生時代の通知表を見せてもらったところ、まるで冗談のようにオール5の成績表でした。しかも休みもなく皆勤賞。私が子どもだった頃は、母が体調を崩して寝ている姿をほぼ見たことがなく、体も丈夫な人でした。しかし、時代とともに流れていくことができない、という部分が母の唯一の弱点でした。「携帯電話はひとりに1台」の時代になってからも「子どもにそんな高価な物はいらない」の一点張りで、学校のクラスで私一人だけが携帯電話を持っていない状況になったあたりで、「もうそろそろ不便だよねー」と、ようやく買い与えられました。なので、常に世間とのタイムラグが3~4年ある母だったと言えます。余談ですが、母は今ではよくある「お試しで数話無料で読める漫画サイト」などを「海賊版のやばいサイト」だと思っていたそうです。(そんなことはない)ただ、そんな母の教育に対する意識を高めてしまったのは、私の発達のはやさが一因になったと思います。発達が目覚ましかった私に「最高級の教育をしよう!」と思い立った母は、複数の幼稚園の見学に行きました。勉強に力を入れている幼稚園はもちろん、由緒ある歴史的な幼稚園や、英語や音楽の教育に重点を置いている幼稚園など…。中には通園に電車で1時間以上かかるところもありました。しかし、今親になった私の視点で考えてみると、通園に1時間以上ってとてつもないな…! と思います。家族みんなが5時起床になるなんて、ちょっともう、想像がつかないです…。 ■まるで難関校の受験生のような生活が続いた幼稚園の入園が決まってからも、それまでやっていた習い事(プール・ダンスなど)は継続。さらに、小学校受験対策の幼児塾にも通い始め、いつも幼稚園の帰りは眠くてたまらなかった記憶があります。とはいえ、この過密すぎるスケジュールに付き合う母もすごかったんだなと思います。しかし、学生時代に運動部だった母の体力はこの頃も健在で、のちに母から「もちこがゲームする時間を削れば全然いけるスケジュールだと思っていた」と言われました。トイレにABCの表やあいうえおの表が貼ってあったり、習い事と習い事の合間は、母に見張られながらファミレスで幼児用テキストをやる、という難関校の受験生のような生活が続くのでした。次回に続く(全6話)毎日14時更新!
2021年07月17日