コミックエッセイ:ゆるっと性教育
我が子を被害者や加害者にしないために… 自分の体の大切さを伝え続けたい【ゆるっと性教育 Vol.9】
■自分の体はかけがえのないもの
プライベートゾーンの大切さを伝え続ける。
胸、性器、お尻、口をプライベートゾーン(プライベートパーツ)と呼びます。
性被害から自分の心身を守るために、プライベートゾーンは絶対に守らないといけないし、狙っている人がいるとしたら「おかしい」という認識を持たなければなりません。
ユネスコの「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」では、「自分のからだに、誰が、どこに、どのような方法で触れることができるかを決める権利を、誰もが持っています」とされています。
自分が「いやだ」「怖い」と感じた相手には絶対に触らせてはいけないし、もちろんジロジロ見てもいけないし、写真や動画を撮らせることも絶対にいけません。
「自分の体はかけがえのないものだから、大切にするんだよ」と伝え続け、「どんなことでも話を聞くからね」という姿勢を見せ続ける必要があると思います。
子どもが小さい頃から伝え続けたいし、大きくなっても安心感を持ってもらえる母親になっていることが私の目標です。
2022年に内閣府が16~24歳の若年層に行ったアンケートでは、回答者6,224人のうち26.4%(1,644人)が性被害にあったと回答したそうです。
言葉によるもの、身体接触を伴うもの、スマホ(ネット)などによるもの…。4人に1人は性被害に遭っているという悲しい調査結果でした。
親としてできることを、私も子どもたちと一緒に学びながら伝え続けていこうと思っています。
次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
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