子育て情報『きょうだいげんかが劇的に変わる!』

きょうだいげんかが劇的に変わる!

と言えません
ママ鈴木万葉香さん
長男琉青(りゅうせい)くん[年中]
次男凛斗(りんと)くん[2歳]

けんかの様子とママの対応

長男が次男におもちゃを取られたり、上に乗っかられたりして、いつも泣いてしまう。
次男には「お兄ちゃんがかわいそうでしょ!」と叱るが、言うことを聞かない。
長男がしょんぼりして「弟に貸してあげた」と報告に来たときは、「偉いね。でも我慢しなくていいんだよ」と優しく言えるが、同じことが続くと「強くなりなよ!」とダメ出ししてしまう。

きょうだいげんかが劇的に変わる!


原坂さんからのアドバイスコレだけやってみて!

1お兄ちゃんの褒めどころを言葉で伝えましょう。「残さず食べたね」など、日常の出来事でOK。
2お兄ちゃんが何かをしないときに叱るのではなく、できたときに褒めましょう。
3弟が悪いことをしたときは、ポーズでも弟を叱りましょう。

4弟を叱るとき、「お兄ちゃんがかわいそうでしょ」など兄を引き合いに出すのはやめましょう。

きょうだいげんかが劇的に変わる!


長男の我慢に気付けたことで
いじけず甘えてくれるようになりました
次男がまだ言葉をよく理解できないので、けんか自体はいまだにありますが、私と長男の関係が大きく変化しました。今まで、長男は弟にやられてしまう悔しさも、私に甘えたい気持ちも我慢していたのに、私は「お兄ちゃんだから我慢するのが当たり前」と思っていたんです。私が長男を丸ごと受け入れたことで、「僕が悪いんでしょ」といじけなくなったし、「イヤだ」と次男に言えるように。何より私自身が穏やかに長男と向き合えるようになりました。

原坂さんの解説
プラスの介入なら親はいつだって口出しをしていい

松本さん・鈴木さんの2組とも、期待以上の変化が出て私もうれしいです。
下の読者アンケートを見ると、子どものけんかには「できるだけ口出ししない」という方が多いようです。
でも、結局はそういうわけにはいかず、何らかのかたちで介入せざるを得なくなったり、そのタイミングに悩んだりするおうちのかたは多いのではないでしょうか。

大切なのは「いつ介入するか」ではなく「どのように介入するか」です。たとえばギリギリまで我慢して、堪忍袋の緒が切れたように叱りつける、といったような「マイナスの介入」ならば、いつ介入しても、そのけんかは余計にこじれます。
でも、子どもに満足感を与え、良い方に導く「プラスの介入」ならば、親の都合の良いタイミングでOK。

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