「叱るのはいいけれど、怒ってはいけない」という言葉をよく耳にします。感情的になって、勢いで怒ることは、ママにも子どもにもよくないことです。でも…、それは百も承知でもカーッとなってしまうとき、ありませんか?暴言や、ときには手がでてしまいそうなとき、どうにかそれを回避するために、ママたちはどんな行動を取っているのでしょうか?筆者のまわりのママ友20人にアンケートを取ってみました。
カーッとなることは誰にでもある!
今回アンケートを取った結果「子どもにカーッとなって怒ったことがある」と答えたママは全員!程度は違えど、すべてのママが経験したことがあるとの回答でした。どの理由もすべてママなら「あるある」と共感できるものばかり。
・急いでいるときに限って、だらだらとしていて何度「準備をして!」と言っても急がない
・体調が悪く、頭が痛いなかで夕飯の支度をしているときの兄弟げんか
・夫の飲み会や残業が多く、ワンオペ育児が続いて不満が溜まっているとき
・むし歯になってしまい、これ以上増やさないために歯磨きをしたいのに激しく抵抗するとき
焦り、体調不良、疲れ、不安、期待など、怒りの根底にはママが抱えるさまざまな状況があります。だからこそ、子どもに感情的になって怒りをぶつけてしまうことは、ママの罪悪感に繋がってしまうようです。
自分なりの対策があるのは約半数
それでは、冷静になるための対策はどんなものがあるのでしょうか?「カーッとなったときに自分なりの対策がありますか?」という質問に「ある」と答えたのは11人。9人は対策がなく、感情のやり場に困っているとの返答でした。怒鳴ったり、無視をしてしまったりし、そのあとで後悔することを繰り返しているそう。そのことに悩んでいるママもいれば、仕方のないことと割り切っているママもいました。
対策には大きく分けて2つの傾向が
対策があると答えたママの行動には大きく2つの傾向がありました。
■大きな声を出す
・タレントのくわばたりえさんは、カーッとなったとき、「この宝物!」と子どもに叫んでいるとブログに書いていて、実践している
・「心配ないさ〜」と大声で歌ったり「エイドリアーン」と大音量で叫ぶ
・本当は「いい加減にして!」と叫びたいところを、両手を広げてオペラ調の高い声で「あ〜」と歌う
ママは耐えに耐えて限界がきて爆発するので、とにかく一回、怒りやエネルギーを体から外に出すことが大切とのこと。