敏腕トレーナーが伝授!運動会までにかけっこが速くなるコツ
またO脚やX脚が影響している場合も。
後半は、疲れて腕の振りが大きくなってしまいがち。「最後まで腕をしっかりと小刻みに動かす」ことを意識しましょう。ゴール前で失速しないように、最後までしっかりと走り抜けましょう。
そうそう、かけっこのコツなのに、まだ脚のことが出てきていませんでしたね。脚を速く動かすためにも有効なのが、縄跳び。できるだけスピードアップして跳ぶように練習するとよいそうですよ。本番までに、毎日の縄跳びを習慣にしてみてはいかがでしょうか?スキップやケンケンも、リズム感を養うのに役立つそうです。
何よりも、自信をもって、楽しむことが大事
永野先生は、子どもを指導する際、最初に良い点を褒めてから改善点を伝えるなど、子どもが自信を持てるように意識しているそうです。「人と競争するのは本番だけで充分だと思っています。普段の練習では、人との比較的ではなく、自分のタイムをのばすことを楽しんで欲しいですね。子どもには『できるよ』という言葉をかけることで、自信をつけてあげることを意識しています。子どもの可能性を広げてあげたいので」と言います。
ちなみに永野先生は未熟児として生まれ、「身体を強くしてあげたい」と願う両親に、とにかく外で遊ぶように促されたと言います。「幼児期に、おもちゃやゲームなど家の中ばかりで遊んでいる子と、外で思い切り走り回っている子では、その後の運動能力に差がでると思います」と永野先生。普段から体を動かす時間を作ってあげることも大事ですね。
永野先生は、子ども一人ひとりの特徴を把握し、適切なアドバイスをするのが得意。「子どもたちとの会話が弾むように、子どもたちが好きな番組を見たりしています」というステキなトレーナーです。永野先生のレッスンは、国立競技場等で受けられるほか、出張家庭教師の依頼も1回から可能。今からレッスンを受ければ、5月の運動会には余裕をもってのぞめそうです。
<協力>
・体育指導のスタートライン
・永野佑一先生のブログ『かけっこでヒーローに』
<文:フリーランス記者鯰美紀>