子どもと一緒に楽しめる春イベント!外国式イースターの過ごし方を紹介
近年、春のイベントとして少しずつ知名度が上がってきたように感じるイースター。キリスト教圏では重要視されているイースターですが、日本ではまだまだ馴染みが薄く、いったい何をすればいい日なのか分からない人も多いのでは?今回は筆者の夫の母国であるルーマニアの風習にならって、外国式イースターの楽しみ方を紹介します。イースターならではの料理や遊び方を知って、子どもと一緒に楽しみましょう!
イースターといえば、イースターエッグ!
イースターエッグとは、復活祭を記念して美しくペイントされた鶏卵のこと。欧米圏では深く根付いた文化で、本物の鶏卵にペイントしたものもあれば、イースターエッグを模した卵型のチョコレートなどもよく出回っています。ルーマニアの家庭では赤いイースターエッグを食べるのが習わしで、イースターの時期には絶対に欠かせないもの。2人でお互いに卵を持ち合い、相手の卵に自分の卵をコツコツとぶつけて割って食べるのが定番です。何でもやりたがりの子どもたちがはしゃぎながら卵を割る光景も、イースターでお馴染みの光景なのだそう。
イースターエッグの作り方は簡単で、湯に食紅と大さじ1杯ほどの酢を入れて、鶏卵を茹でるだけです。
酢を入れるのは殻を溶かして着色しやすくするため。飾り用に長持ちするよう、固ゆでにするのがポイントです。
食紅を使うのに抵抗があるなら、煮汁に色が出やすい玉ねぎの皮やほうれん草、ビーツ、赤キャベツといった身近な食材を使っても構いません。茹で上がっても色つきが悪い場合は、煮汁に入れたまましばらく放置してください。
シワができないよう、ストッキングをきつく結ぶのがポイント
もう一つ、遊びを交えたイースターエッグの作り方を紹介します。用意するのはストッキングと好みの葉。葉をくっつけた鶏卵をストッキングに入れて煮ることで、イースターエッグに柄をつけます。夫いわくルーマニアでは子どもたちが道端で拾った葉を使っていたそうですが、後で食べることを考えると食用ハーブなどにしたほうが良いでしょう。
葉はものによって柄がつきにくいので、厚めの切り紙を使っても構いません。子どもと一緒に作ると楽しいですよ。
切り紙でハート柄をつけてみました。食紅の量を控えめにすると、薄紅色のイースターエッグに
イースターには羊を食べる?
ルーマニアではイースターに羊肉を食べる習慣があります。少し町を外れると、いたるところで羊を見かけるほど馴染み深い食材なのですが、日本では特定の地域を除いてあまり流通していません。