いつもの風景で遊べる「切り抜きカード」を子どもと作ろう
見慣れた景色やありふれた身の回りの物でも、ふとした拍子に「きれいだな」とか、「おしゃれなデザインだな」と感じることはありませんか。特に子どもはそんなちょっとした「きれい」や「おしゃれ」を探すのが得意!水たまりに浮かんだ油が七色に光る様子や、蜘蛛の巣についた雨粒にだって「きれい」を見出すことができます。何気ない生活の中に、美しいものを見つけられるのは素晴らしい能力ですね。
今回は、身近な風景の美しさを再発見できる「切り抜きカード」を紹介します。
子どもと一緒に道具を作ろう
風景を切り取るための道具作りからスタート!子どもと一緒に楽しみながら作ってみましょう。
<カードの材料>
・厚紙・カラーペン・カッターナイフ(適宜ハサミ)
<作り方>
台紙にイラストを描きます。
*風景を切り取る部分を想定して描くようにします。
「女の子」と「傘&長靴」のイラストを描いてみました。
風景を切り取りたい部分のパーツを、カッターナイフやハサミで切り抜きます。
*女の子は、ワンピース部分を切り抜くことにしました。
切り抜けました。
幼いお子さんで、イラストを描くのが難しい場合は、予め「〇」や「△」に切り抜いた厚紙を提示します。切り抜かれた図形を見て「何に見えるかな…?」と考え、図形を活かしながらラインなどを描き加えることで、カードを作ってもいいですね。
三角に切り抜かれた部分を「屋根」にして、お家のイラストにしています!
これらのカードを使って、遊んでみましょう。
遊んでみよう!
先ほど作った切り抜きカードを使って、身の回りの物や自然をカードの一部に取り入れて、一つの作品を作って遊びます。手始めに、きれいな風景写真のカレンダーで遊んでみました。
桜の木の写真の上に、女の子のカードを置くと、桜の花模様のワンピースを着た女の子のカードが完成します。
花火の写真の上に、傘と長靴のカードを置くと、花火模様の傘と黒い長靴のカードになりました。
次は夕焼け空模様のワンピースに。
同じ写真を使い、青空模様の傘とオレンジの長靴のカードができました。
子どもが「これいいかも!」と見つけてきた、スマートフォンのケースを使うと・・・
家の屋根が、市松模様のようになりました!
切り抜きカードの使い方に慣れてきたら、屋外に出て遊んでみましょう!
いつも見慣れている家の外壁も、カードを使って切り取ってみると、色や質感が際立って感じられますね。