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BUSCA合同会社は、日本全国のアーティストから好きな作品が見つけられる「FROM ARTIST」にて“2周年アニバーサリーセール”と題し、2024年12月1日(日) - 2025年1月31日(金)の期間、セールイベントを開催いたします。まだ見ぬアーティストとの出会い日本全国のアーティストから好きな作品が見つけられる「FROM ARTIST」は、2022年12月にサービスを開始して以来、多くの方の支持を受け、このたび2周年を迎えることが出来ました。そして日頃のご愛顧に感謝を込めて、“2周年アニバーサリーセール”イベントを開催することが決定いたしました。既に100点を超える、一点もののアートがセール対象予定となっております。よりスペシャルプライスになった本イベントをお楽しみに!【2周年アニバーサリーセール】開催期間: 2024年12月1日(日) - 2025年1月31日(金)【2周年アニバーサリーセールのここがすごい!】1. 一点もののアートが勢揃いFROM ARTISTでは一点ものの作品が多く、もともと手に取りやすい価格が多数あります。ですが…本イベントの期間中は、よりスペシャルプライスでご提供!2. 未掲載の新しい作品が公開2周年アニバーサリーセール用に新しく作品を掲載してくださるアーティストの方が多数いらっしゃいます。セール開始と同時に販売も開始になりますのでお見逃しなく。3. セール期間中は随時作品追加予定セール期間中は随時作品が追加されます。一点ものの作品が売り切れる前に是非チェックお願いいたします。4. まだ見ぬアーティストと出会えるFROM ARTISTは有名無名関係なく、アーティストが自身の作品を掲載できる場です。日本中からあなたのお気に入りの作品を見つけてください。まだ見ぬアーティストとの出会いがあなたを待っているかもしれません。5. 作品への想いが知れるFROM ARTISTはSNSにて、2周年アニバーサリーセール対象作品や参加アーティストを紹介いたします。完成までの道のりやアーティストの作品に込めた想いなどを知ることで、より深く作品を堪能することができるでしょう。6. アーティストの支援が出来るアーティストの中には、制作活動だけで生活するのが難しい方も大勢います。そのようなアーティストは作品を購入していただくことで、アーティストとしての活動を継続できるようになります。2周年アニバーサリーセールにてお気に入りの作品を見つけていただき購入してもらう。それが、アーティストにとっての最大の支援になります。本イベントは日本全国からたくさんのアーティストにご参加いただいています。ぜひお気に入りの作品、アーティストを見つけてみてください。また、FROM ARTISTに掲載されている作品は、すべて送料無料となりますので、安心してご購入いただけます。お問い合わせ、ご質問等は、FROM ARTIST公式HPチャットページや各SNSのメッセージにてお気軽にご連絡ください。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)出典:プレスリリース
2024年11月28日ルームウェアブランドのgelato pique(ジェラート ピケ)は11月22日〜12月7日の期間中、表参道ヒルズ 本館地下3階 スペース オーにて、ギフトに特化したジェラート ピケ最大級のポップアップイベント「GELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024」を開催します。また、オリジナルアートが動くデジタルメッセージカードやスマートフォンでいつでもジェラート ピケのホリデームードを体験できるARなどを用意した特設サイトを11月22日11:00amより公開します。■GELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024ピケベアやサンタクロースが暮らすクリスマスマーケットもホリデーの準備で大忙し。今年はピケベアと一緒にわくわくする瞬間を過ごしませんか?あたたかくふわふわと、そっと包み込んでくれるピケベアたちが贈る特別なギフトコレクション。ピケベアの宝物は、昔々パパとママからもらったスノードーム。そんなストーリーになぞらえて、今年の冬はゲストにも宝物のスノードームをプレゼント。クリスマスマーケットでギフトを用意しながらピケベアが待っています。◇特設サイトについて今年の冬は大切な人に贈りたいアートが動くデジタルメッセージカードやARを通じてわくわく楽しいホリデームードの体験を届けます。<デジタルメッセージカード>ボーダーのマフラーを巻いたベアがちょこんと座るスノードーム柄やGELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024の会場に現れるギフトボックスとベアのモニュメント、ケーキとベアの総柄デザインの3種類のアートが動くデジタルメッセージカードが登場!<AR × gelato pique HOLIDAY>ARでいつでもどこでもgelato pique HOLIDAYがやってくる!オリジナルデザインが動く様子を楽しみながら一緒に写真を撮れるARは必見です。●ティザーページ公開日:2024年11⽉13日12:00公開●特設ページ公開⽇: 2024年11⽉22⽇11:00公開URL:■GELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024<SPECIAL CONTENTS>ツリーを彩るジェラート ピケオリジナルのオーナメントは、今回のイベントだけで購入することができる特別な限定アイテム。イベント限定で楽しめるカプセルトイには数量限定のスマホリングやキーホルダー、缶バッジやエコバッグなど、思わず何度でも楽しみたくなるアイテムがラインアップ。クリスマスムードを盛り上げる限定のコレクションはベアやハート、ケーキが主役となり、店頭を彩ります。<プリント写真機>オリジナルフォトフレームのプリント写真機が登場!ベアやケーキ、キャンディケインをモチーフにした、GELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024限定のオリジナルフォトフレームです。ベアのぬいぐるみやふわふわもこもこのサンタパーカーなどのプロップで、ホリデー気分高まる写真を撮影できます。大切な人と一緒に、特別なホリデーシーズンの思い出づくりを。1回:500円※現金決済(硬貨)のみの対応となります<カプセルトイ>カプセルトイが「GELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024」にて登場!ジェラート ピケオリジナルのアートをモチーフにした、HOLODAY気分をもっと盛り上げてくれるイベント限定アイテムです。1回:700円※QR決済のみの対応となります◎アイテム一覧・【HOLIDAY】キーホルダー・【HOLIDAY】スマホリング・【HOLIDAY】缶バッチ・【HOLIDAY】エコバッグ※無くなり次第終了となります。■GELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024<限定アイテム>・【HOLIDAY】トートバッグ2,750円カラー:ピンク/レッドHOLIDAYコレクションのルームウェアとお揃いロゴの、冬に映える華やかなカラーで仕上げたトートバッグ。友人へのギフトにもおすすめです。・クリスマスマーケットクッキー箱2,592円HOLIDAYコレクションのルームウェアとお揃いの、ボーダーのマフラーを付けたベアをモチーフにしたBOX入りクッキー。発酵バターの香り豊かなプレーン・ココア2種のベア型オリジナルクッキーアソートです。・【HOLIDAY】陶器オーナメント3,960円カラー:ピンク/レッドぷっくりとしたシルエットに癒される限定オーナメント。ツリーのオーナメントとしてはもちろん、インテリアとしてもおすすめなアイテム。HOLIDAYコレクションのルームウェアとお揃いのデザインなので、ルームウェアと一緒に大切な人への贈り物にもぴったりです。・【HOLIDAY】ベアオーナメント3,960円ピケブルーのニットを着た、ふっくらとした触り心地のベアオーナメント。一緒にいると思わず笑顔になってしまうような癒しアイテムです。◇ノベルティについて・オリジナルペーパーオーナメント「GELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024」に来場した人に、オリジナルペーパーオーナメントをプレゼントします。スノードームの中にマフラーを巻いたベアが、ちょこんと座る姿が愛らしいアート。手のひらサイズのキュートなペーパーオーナメントは、ツリーに飾ったり、大切な人へのメッセージを書いてプレゼントしたり、本のしおりとして活用いただくなど、自由に楽しめます。イベントの思い出としてぜひ持ち帰りたいですね。※無くなり次第終了となります。・オリジナルスノードーム「GELATO PIQUECHRISTMAS GIFT MARKET 2024」にて、1万9,800円以上の購入で、オリジナルスノードームをプレゼント。マフラーを巻いたベアが、ちょこんと座る姿が愛らしい特別なアイテムです。※無くなり次第終了となります。◇クリスマス限定ラッピング今年のクリスマス限定ラッピングは、真っ赤なキャンディケインをモチーフにしたHOLIDAY気分高まるデザイン。ギフトを受け取った相手に想いも伝わる特別なラッピングです。GELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024の会場限定で、無料でラッピングします。<セルフラッピング用ギフト袋について>今年は、ユーザー自身でラッピングする「セルフラッピング用ギフト袋」が新登場。レジでの待ち時間を軽減し、より多くのゲストにジェラート ピケのアイテムを楽しんでもらうことを目指しています。※セルフラッピング用ギフト袋はGELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024会場でのスタッフの包装は行わず提供のみとなるため、自身でのラッピングとなります。<クリスマス限定ショッピングバッグについて>購入者に提供するS・M・Lサイズのショッパーをクリスマスデザインにて用意します。※クリスマス限定ラッピングは全て数量限定です※クリスマス限定ラッピングがなくなり次第、通常デザインのラッピングにて案内します■ポップアップイベント概要GELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024開催期間:11月22日〜12月7日開催場所:表参道ヒルズ本館地下3階スペース オー住所:東京都渋谷区神宮前4丁目12番10号営業時間:表参道ヒルズ営業時間に準ずる(入場はショップ閉店の60分前まで)※最終日の12/7の最終入場は16時、終了は17時となっています料金:無料(混雑時は入場制限をし、整理券を配布する可能性あり)ノベルティ:来場者特典としてペーパーオーナメントを全員にプレゼント。また、1万9,800円以上の購入者にはオリジナルのスノードームをプレゼント(なくなり次第終了)。■表参道ヒルズメインエントランス展示概要2024年11月22日から11月30日までの期間はビッグサイズのスノードームを本館 メインエントランスで展示し、クリスマスの特別な訪れを届けます。イベント名:GELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2024 SNOW DOME開催期間: 2024年11月22日から11月30日開催場所:表参道ヒルズメインエントランス住所:東京都渋谷区神宮前4丁目12番10号本館(エボル)
2024年11月21日家族のおでかけが気持ちのよい季節ですね。この秋おすすめしたいのが、新潟へのアートな親子旅。豊かな自然の中でのアートに触れる体験は、子どもの感性を刺激し、ママやパパもリラックスした気分に。先日参加したプレスツアーから子連れ旅行向けのポイントを紹介します!■3年に1度「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」 「花咲ける妻有」草間彌生(Photo Nakamura Osamu)。数々の野外彫刻をつくってきた草間さんが「お気に入りナンバーワン」だという作品新潟県の十日町市と津南町からなる越後妻有地域は、農業を通して大地と関わってきた里山の暮らしが、今も豊かに息づいています。このエリアを舞台に11月10日まで開催されているのが「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。2000年から3年に一度開催されている芸術祭で、今回で9回目を迎えます。 大地の芸術祭の拠点施設の一つ「越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)」。ウクライナのアーティストの作品もあり、アートが世界とつながる機会に。全体で、41の国と地域から275組の作家が参加しているのどかな田園風景の中にアート作品が点在している「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。エリアの広さは760平方kmと東京23区より広く、作品数は311点(うち新作・新展開85点)にも上ります。さすがに一気には見られないので、気になったスポットをいくつか選んで、のんびり巡るのがおすすめ。屋外展示が多いので、作品を見ながら里山の自然も満喫できます。田んぼのあぜ道を歩くような都会ではなかなかできない体験に、子どもはもちろん大人も心が躍ります。渡辺泰幸+渡辺さよ「回る音」(Photo by Nakamura Osamu)。MonETの回廊を中心に企画展「モネ船長と87日間の四角い冒険」を展開。実際に触れて体験できる作品は基本的にいわゆる現代アートなので、なかには「難しそう」と思うママやパパもいるかも。でも、子どもたちの素直な反応に驚かされたり、「そんな見方があるんだ!」と新たな視点をもらったり。さわれる作品が多いので、子どもたちが楽しみやすいのもポイントです。「棚田」イリヤ&エミリア・カバコフ(Photo by Nakamura Osamu)。耕作放棄地を再生した作品。実際に米作りが行い、棚田を保全している拠点の一つである総合文化施設「まつだい『農舞台』」の周囲の里山には、代表的な作品「棚田」をはじめ、約40点の作品が点在。まつだい「農舞台」フィールドミュージアムと呼ばれ、ハイキング気分での作品鑑賞にぴったりです。 「関係 - 黒板の教室」(教育空間)河口龍夫。なんと教室全体が黒板に。お絵描きもOK! まつだい「農舞台」内にある「越後まつだい里山食堂」。鏡のテーブルに美しい地域の風景が映しだされ、空間自体がアート。越後妻有に伝わる郷土料理や家庭料理を味わえる食の豊かさもこの地を旅する楽しみの一つ。新潟といえば、日本有数の米どころ。秋は新米も登場し、ごはんのおいしさも格別です。右/十日町にあるレストラン「IKOTE」は建物自体が作品。左上/とろけるやわらかさの妻有ポークやお米のおいしさに感動!左下/キッズメニューもあり、子連れに大人気地元の人との温かな交流も思い出に残ります。大地の芸術祭サポーター「こへび隊」には、地元の小学生から80代まで参加しており、いろいろな人との会話から、アートを通じて地域が元気になっているのを感じます。なお、会期後も約200点は恒久作品として展示されるので、今秋以外も楽しめます。大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024会期:2024年7月13日(土曜日)~11月10日(日曜日) 火・水曜定休※10・11月は、10:00~16:00※各作品によって公開日・公開時間が異なる場合あり開催地:越後妻有地域(十日町市、津南町)760平方キロメートル ■美しきバンブーアートの世界「たがみバンブーブー」「たがみバンブーブー2024」のメイン会場は放置竹林を整備した竹林の中のアート会場秋の新潟はイベントがもりだくさん。2024年度はすでに終わってしまいましたが、ぜひ紹介したいのが、新潟県北部の田上町で2022年から行われている「たがみバンブーブー」です。地元の特産品である竹を使ったアートイベントで、会期の約1カ月間で、人口1万人の町に約3万人が訪れるほどの人気ぶり。田上町には広大な竹林がありますが、近年は放置竹林などが問題になっていました。その課題を解決し、むしろ地域の魅力に変えようという想いがイベントの発端になっています。 竹林は3つのエリアで構成。3名のバンブーアート作家が演出を手がけたメイン会場は、放置竹林を整備して作った竹林です。一歩足を踏み入れると、幻想的な世界にうっとり…! バンブーアートはすべて熊本県の竹あかり総合プロデュース集団「CHIKAKEN(ちかけん)」が監修しており、唯一無二の世界観を作り出しています。さらにすごいのが、これが町の人たちの手作りであること。竹の切り出し、切断、穴あけ、設置など、すべて地元の有志やボランティアスタッフが協力して作りあげました。 美術家の髙橋匡太さんによる「まきまき竹あんどん」。端切れを活用。下の部分は子どもたちが巻いた「CHIKAKEN」のデザインを型紙にして、竹に貼り、電動ドリルで穴をあけていくのが主な作業です。準備期間は約1カ月。町民のおよそ4000人が関わったそうで、中学生は総合学習の一環として制作に取り組みました。ちなみに、このイベントを始めてから子どもたちが「竹ってきれいだね」と誇らしげに口にするようになったとか。地域の思いが詰まった美しいイベントです。 越後豪農の館である「椿寿荘」の庭園を会場にしたバンブーアート。虫の音が心地よく、心が穏やかになった別会場の「椿寿荘」の庭園を使ったバンブーアートも見事でした。このほか、「道の駅たがみ」でも、無料のバンブーアートが展示されました。ちなみに会期が1カ月間と短めなのは、竹の耐久性を考慮してのことです。 左/田上町の竹で作られた高さ6mのバンブーブランコ。右上/イベント期間中は無料でライトアップされていた。右下/道の駅は地元の食材の宝庫。開店前に人が集まるほど人気ライトアップイベントは終了してしまいましたが、田上町の竹の魅力はまだまだ楽しめます。子どもたちに大人気なのは、道の駅たがみに設置された高さ6mの「たがみバンブーブランコ」。雪が降る頃までは楽しめます。バンブーアート製作体験は、小学生以上なら参加可能で、所要時間は1時間ほど。中にLEDキャンドルを入れると幻想的なインテリアに。リモコン入れやスマホスピーカーとして活用する人もまた同じく道の駅たがみでは「バンブーアート製作体験」を通年実施しています。竹に好きな型紙を貼り、電動ドリルで穴をあけます。もちろん、作ったものは持ち帰ることができます。家族みんなで作って並べて飾ってもかわいいですね。湯田上温泉ホテル小柳の特別客室。専用庭園に竹を使ったアート作品「Bambooboo Garden(バンブーブーガーデン)」を常設。この風景をひとりじめ!さらに田上町内にある湯田上温泉の旅館の一つ、「ホテル小柳」には、竹を使ったアート作品「Bambooboo Garden(バンブーブーガーデン)」を通年楽しめる特別客室ができました。客室の露天風呂やサウナからも、のんびり幻想的な風景を眺められます。ちなみに同宿にはインフィニティスタイルの絶景露天風呂や家族向けの貸切風呂もあり、子連れ旅行にもおすすめです。道の駅たがみ営業:ショップ&食堂4月〜11月 9:30〜17:00、12月〜3月は10:00〜16:00※ランチタイムは11:00〜15:00※ショップ&食堂は毎月第2火曜 12/31~1/2に休業■ものづくりが身近に感じられる燕三条エリア左上から時計回りに、鎚起(つばめつい)銅器の老舗「玉川堂(ぎょくせんどう)」の急須/玉川堂 燕本店では併設の工場で1日5回製造工程を見学できる。/料理家にもファンが多いステンレスキッチン用具のブランドconte(コンテ)はショールームもおしゃれ/日本初のカトラリーメーカー燕物産はイベント時のみ見学可能子どもが小学生以上であれば、ものづくりエリアとして知られる燕三条へ立ち寄るのもおすすめです。毎年秋には「工場の祭典」というオープンファクトリーイベントが開催されており、100以上の工場を気軽に見学できます。今年のイベントは終了していますが、イベント期間以外でも20カ所くらいは見学ができます。燕三条で作られているのは、カトラリーやキャンプ用品など身近なアイテムが多いので、子どもたちが興味を持ちやすいのも魅力。子どもたちがものづくりのおもしろさや伝統工芸の良さを知るきっかけにもなってくれそうです。参考: 「燕三条 工場の祭典2024」 力強くやさしい自然、地域の人の心が宿るアートやものづくり、そして豊かな食の宝庫である新潟。五感が喜ぶ家族のおでかけを計画してみませんか。取材協力:大地の芸術祭の里、たがみバンブーブー実行委員会、株式会社玉川堂
2024年10月31日星野リゾートが全国に展開する「OMO(おも)」は、街からホテルに帰ってきた後、寝るまでの間も楽しんでもらうためのイベント「ローカルリズムナイト」を実施します。同イベントでは、街ナカで過ごす日常とは異なる特別な夜を、リラックスして開放的な気分で過ごせます。その街ならではの心躍る夜を楽しむ仕掛けを用意し、現在9施設で実施中。2025年中に、全国のOMOで展開することを目指します。■「ローカルリズムナイト」実施の背景都市ホテルでの夜の過ごし方は、「街で夕食をとったら、あとはホテルで寝るだけ」と思われがちです。しかし、OMOは「テンションあがる「街ナカ」ホテル」をコンセプトに、「ホテルに帰ってきてから寝るまでの間も、素敵な時間を演出したい」という思いで「ローカルリズムナイト」を開催しています。この名称は「ローカル」と「リズム」を組み合わせており、「その街が持つ独自の雰囲気を感じながら楽しんでいただきたい」という思いが込められています。その街の夜を最も楽しんでもらうために、照明や音楽による空間演出や、文化体験など、施設ごとに異なる様々なスタイルで実施しています。■特徴1:その街ならではの夜を楽しむ仕掛けその街の夜をもっと楽しんでもらうために、イベントのスタイルは施設ごとに異なります。また、宿泊者は無料で、一人でも、誰とでも気軽に参加できます。◇開催事例OMO5小樽「灯る小樽ナイトラウンジ」オイルランプに囲まれ、100年以上前に制作されたアンティークオルゴールの生演奏を聞きながらくつろげるイベント。近隣飲食店の人気メニューにひと手間加えたオリジナル料理が楽しめる「おたる満喫プレート」や、小樽で親しまれているカクテル「生ワインボール」をアレンジした「積丹ブルーなOMO風ワインボール」、ノンアルコールの「大人のクリームソーダ」を提供します。OMO7高知「よさこい楽宴LIVE」高知を代表する祭り「よさこい祭り」の熱気を感じてもらえるよう、スタッフによるよさこい踊りを披露する「よさこい楽宴LIVE」を365日開催。踊りの振り付けを覚えて参加でき、本番の祭りさながらの熱気を楽しめます。■特徴2:素敵な夜のお供に嬉しいフード&ドリンク夜を彩るフード&ドリンクは、ご近所さんに協力してもらったり、その街の名物に着想を得たりと、各施設で独自のメニューを用意(*)。ノンアルコールメニューもあるため、お酒を飲めない人でも楽しめます。*一部施設を除く。また、提供内容は予告なく変更される場合があります。◇開催事例OMO5函館「海灯りの湯上がりラウンジ」函館観光に欠かせない函館山の夜景観賞後、館内の源泉かけ流しの温泉で癒された後の時間を楽しんでもらうため、同イベントを実施。イカ釣り漁船の漁火をイメージした灯りに照らされた空間で、ご近所さんのお酒とおつまみをセレクトしたオリジナルの晩酌セットを提供します。晩酌セットは、昔ながらの木樽製法を引き継ぐ「小田島水産食品」の塩辛3種と、函館の新進気鋭のビール醸造所「ozigibrewing函館麦酒醸造所」のクラフトビールのペアリング。また、オリジナルのノンアルコールドリンク「大人のメロンクリームソーダ」も湯上がりにぴったりです。OMO7大阪「PIKAPIKA NIGHT」ガーデンエリア「みやぐりん」にて、大阪をテーマにした「なにわネオンアート」の装飾を眺めながら、浴衣でそぞろ歩きを楽しむイベント。たこ焼き発祥のお店「会津屋」の職人による焼きたてのたこ焼きや、大阪の醸造所で作られたクラフトビールを片手に、ホテルの外装を利用した光の花火を楽しめます。◇各施設で実施中のローカルリズムナイトOMO5東京五反田「満チル夜のひととき」グルメシティ・五反田でご馳⾛を堪能したあと、地上60mにある空中庭園へ。⾹り豊かなハーブティーやレコードから流れる⾳楽で癒され、満ち⾜りた気持ちで過ごせます。OMO3浅草「浅草落語ナイト」浅草の街を望む最上階のOMOベースで、浅草の娯楽を代表する落語を間近で体験できるイベント。日替わりで登場する落語家が、約15〜20 分の落語を一席披露します。 はじめにはOMOレンジャーが解説するため、落語を初めて聴く人でも楽しめること間違いなし。(毎週金・土曜日開催、除外日あり)OMO5金沢片町「⽔引夜灯りカフェ」金沢の伝統工芸「加賀水引」をテーマとして、「加賀⽔引 津⽥⽔引折型」協力のもと、⽔引の装飾で彩られた空間でくつろぐイベント。ご近所さんとコラボレーションしたオリジナルスイーツ「⽔引 OMO(おも)なか」も楽しめます。OMO5熊本「むしゃんよか 熊本城Night」「むしゃんよか」とは、熊本の方言でかっこいい、素敵という意味。熊本城と呼応する建築デザインが特徴の「凸凹テラス」では、お城のライトアップに合わせて明かりが灯ります。夜限定のオリジナルメニュー「清正公さん乾杯セット」をご近所さんのライブ演奏と一緒に楽しみながらくつろげます。OMO5沖縄那覇「琉球ガラス夜灯りナイト」「琉球ガラス」が灯る空間で、こだわりの島の酒を楽しめるイベント。「島の酒BAR」と題し、那覇の名店が監修・厳選した泡盛やクラフトジンをゆっくりと飲み比べできます。また、毎週火曜日・木曜日・土曜日には三線ライブがあり、琉球ガラスが彩る幻想的な空間で、思い思いの特別な夜のひとときが過ごせます。◇「ローカルリズムナイト」コンセプトムービー「ローカルリズムナイト」特設サイト(エボル)
2024年10月28日国民的大ヒットとなった漫画『ちびまる子ちゃん』や日常を描いた軽妙なエッセイなど、作品が広く愛されるさくらももこさん。代表作の原画を中心とした展覧会が全国を巡回中だ。7会場目となる本展は、東京会場の企画担当・山本ゆいさんの熱烈なオファーで実現した。「昨年、一ファンとして横浜会場を訪れたとき、ユーモア溢れる世界に、周囲にばれないよう声を押し殺して笑ってしまいました」と話す山本さん。国民的キャラクターを生んだ作家の手跡を辿って。「1章だけで100点以上の原画を展示しますが、ぜひカラー扉絵に注目していただきたいです。美しい装飾とともにキャラクターが描かれ、モチーフの組み合わせもユニーク。思わずそばに近寄って観たくなるディテールや色彩の鮮やかさは、原画の持つ魅力だと思います」エッセイファンには必見の展示も。「エッセイ集『もものかんづめ』に収録されている『奇跡の水虫治療』の全文をはじめ、貴重な直筆原稿を公開します。手書きの良さを味わいながら本文を読んでみてください」大きく引き伸ばした「巨大原稿用紙」と写真撮影できるコーナーもある。そのほか、さくらさんが本気でナンセンスに挑んだ異色作『神のちから』を紹介するエリアでは、額縁をあえて不均衡に設置し、展示スペース自体がナンセンスな異空間に。本やアニメとは違ったおもしろさに出合えそうだ。東京会場限定のコラボカフェメニューやフォトブースでの撮影も併せて楽しみたい。「私たちが大人になっても、ちびまる子ちゃんは小学3年生のまま。まるちゃんの日常に自身の記憶を重ねて、少し笑ったり、せつなくなったり。さくらさんのほのぼのとした作品原画に触れれば、きっと童心に返る体験ができると思います」『ちびまる子ちゃん』その1おっちゃんの まほうカード の巻/©さくらプロダクション/通期『さくらももこのシリーズ絵本3』ちびまる子ちゃん百恵ちゃんのコンサートに行く/©さくらプロダクション/前期のみ『ももこのファンタジック・ワールドコジコジ』コジコジが やってきた の巻/©さくらももこ©さくらプロダクション/前期のみ『COJI‐COJI』第2話がんばれ!! ジョニー君 の巻扉絵/©さくらももこ 前期のみ『神のちから』/©さくらプロダクション/後期のみ『さくらももこ展』森アーツセンターギャラリー東京都港区六本木6‐10‐1六本木ヒルズ森タワー52F開催中~2025年1月5日(日)前期:~11月20日(水)、後期:11月21日(木)~2025年1月5日(日)10時~18時(金・土曜、10/13、11/3は20時まで。入館は閉館の30分前まで)会期中無休一般1800円ほか※日時指定制TEL:03・6406・6652※『anan』2024年10月16日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2024年10月14日サンエックスは、1879年(明治12年)創業のブルーミング中西が展開する「PAUL & JOE(ポール & ジョー) ACCESSOIRES」と「リラックマ」のコラボレーションをスタート。10月23日(水)より順次、スペシャルデザインのハンカチやポーチ、ぬいぐるみなどの雑貨アイテムを、ブルーミング中西直営のオンラインショップ【ハンカチーフギャラリー】及び、一部の全国百貨店、バラエティストア、自動販売機(全国7カ所)で発売します。■デザインコンセプト「PAUL & JOE(ポール & ジョー)」のシンボルモチーフとして愛される「クリザンテーム(西洋菊の一種)」やPAUL & JOEのクリエイティブディレクター、ソフィー・メシャリーの愛猫の「ジプシー」「ヌネット」と人気キャラクターの「リラックマ」「コリラックマ」が優しく寄り添う、同コラボ限定の特別な描き下ろしアートです。華やかなデザインのリラックマたちが、ときめきと癒しを届けます。ホームページ:■商品ラインナップ◇「ガーゼハンカチ」サイズ: 約42×42cm1柄3色ジプシー&ヌネットとリラックマ&コリラックマが寄り添うスペシャルアートをプリント。可愛いながらもシックなクリザンテームの色が落ち着いた雰囲気で大人可愛い世界観です。柔らかなガーゼ素材は、子どもから大人までおすすめです。◇「エコバッグ」サイズ:約35×28×5cm2柄1色コラボアートを存分に楽しめるエコバッグです。便利なポケッタブルタイプを採用。ポケットにもアートがプリントされているので、コンパクトに持ち運ぶ際も楽しみめます。シックな色合いが、秋の装いにもぴったりです。◇「平ポーチ」サイズ:約14×14cm1柄1色表面と裏面で異なるアートを楽しめる、マルチに使えるフラットポーチ。外側にもポケットがついていて取り出しも便利です。◇「マチ付きポーチ」サイズ:約14×11×5cm1柄1色縦長コスメもきちんと収納できるマチ付きポーチ。内側のポケットも充実しています。こちらも表面と裏面で異なるアートを楽しめます。柔らかなポーチが、優しいアートの雰囲気にぴったりマッチしています。◇「おでかけぬいぐるみキーホルダー」サイズ:約11×8.5×5cm2柄ジプシーとヌネットになりきったリラックマとコリラックマのおでかけぬいぐるみキーホルダーが登場!首元にはクリザンテーム柄のリボンを付けています。おでかけにもいつもときめきと癒しを。◇「ぬいぐるみ」2柄クリザンテーム柄が映える、インテリアとしても飾りたくなるぬいぐるみ。華やかにお部屋を彩ります。もちろんお気に入りの場所に一緒につれていってあげても。■商品概要・「ガーゼハンカチ」1柄3色1,100円・「エコバッグ」2柄1色3,300円・「平ポーチ」1柄1色2,750円・「マチ付きポーチ」1柄1色3,850円・「おでかけぬいぐるみキーホルダー」2柄3,960円・「ぬいぐるみ」2柄4,620円【販売店舗】・オンラインショップ【ハンカチーフギャラリー】2024年10月23日(水)10時より販売URL:・全国百貨店ハンカチ売場・バラエティストア・自動販売機(全国7カ所)・リラックマストア全店・サンエックスネットショップURL:新宿駅南改札外コンコースフラワーショップ隣東京メトロ丸ノ内線新宿三丁目駅伊勢丹方面改札外池袋駅西口地下街東武ホープセンター ヴィ・ド・フランス横東京メトロ有楽町線豊洲駅豊洲駅前交差点改札外東京メトロ丸ノ内線東京駅中央改札外大阪あべのHoop 1階エスカレーター横博多 JR九州博多駅北口改札内中2階北通路※販売期間、展開商品、決済方法は自動販売機により異なります。※期間中、予告なく販売商品の変更または販売終了になることがあります。自動販売機の詳しい情報はこちら:(エボル)
2024年10月05日「ゴミ」や「うんち」と聞くと、誰もが汚いものを連想するはず。もともとは人間が生み出したはずなのに、その存在は見たくないものとして忌み嫌われる。ゴミ捨て場やトイレはブラックボックスのように、その存在を隠す。けれど、自然界でゴミやうんちはそのまま残り続けることはなく、すべてが循環している。本展「ゴミうんち展」は身の回りから宇宙まで、あらゆる場所にあるゴミうんちとその循環をテーマにしたものだ。地球上の「ゴミ」や「うんち」から循環について考える。会場はまずギャラリー1を「糞(くそ)驚異の部屋」と称し、さまざまな「ゴミうんち」にまつわるものを紹介。リサイクル資源、化石や貝殻、190種類を超える土、うんちから作られるプロダクト、実際のうんち、発酵にまつわる身近なもの、トイレに関する資料など、約300~400種の膨大な展示でゴミやうんちの正体を探る。続くギャラリー2では、「ゴミうんち」という新しい概念を元にリサーチした、参加作家による既存作品や新作、インスタレーションなどが登場する。ちなみに本展にはグラフィックデザイナーの岡崎智弘やモーショングラフィックデザイナーのデイブ・ホワイト、音楽家の蓮沼執太、ファッションブランド『amachi.』のデザイナー吉本天地など、世代やジャンルを超えて約25組のアーティストが参加。幅広い業界からの参加者が多いことからも、テーマへの共感者が多いことがわかる。「様々なゴミうんちを取り上げ、観察することで、社会問題だけではない側面も浮き彫りにしたい。不要なものとはまた違う“ゴミうんち”という新しい概念をきっかけに、制作過程やデザインに着目し、これからは循環に向きあう場が生み出されるといいですね」(同展主催者)山野英之「クソバッジ」安全ピンを付けバッジにすることで漂流物などの役に立たないものが大切なモノに変化する価値観の揺れに気付かされる作品。狩野佑真「Rust Harvest」(撮影:Gottingham)劣化の象徴だった錆の魅力に気づいた作者が、自ら錆を育てて新しい模様を生み出した作品。井原宏蕗「cycling‐black dog‐」(撮影:副島泰平)動物の糞を素材に作られた彫刻。漆で糞を固めることで普遍的な存在に。生命活動を形にした彫刻作品。松井利夫「サイネンショー」(撮影:白石和弘)使わなくなった陶器を、再度薪窯でより高い温度で焼き上げ、陶器に新しい価値を生み出すプロジェクト。マイク・ケリー「Life Cycles」工場で生まれてから解体されるまでの、大型人工物である飛行機のライフサイクルを撮影したシリーズ作品。ゴミうんち展21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2東京都港区赤坂9‐7‐6東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン9月27日(金)~2025年2月16日(日)10時~19時(入場は18時30分まで)※六本木アートナイト特別開館時間:9/27・28は10時~22時(入場は21時30分まで)火曜(2/11は開館)、年末年始(12/27~2025年1/3)休一般1400円ほかTEL:03・3475・2121※『anan』2024年10月2日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2024年09月30日「エリエール」を展開する大王製紙は10月1日、個性溢れる世界観で人気の画家・ヒグチユウコさんと初めてコラボレーションした生理用ナプキン「エリス 素肌のきもち」(6商品)および「エリス コンパクトガード」(5商品)を数量限定で発売します。■独特な世界観で多くのファンをもつヒグチユウコさんとコラボ「だれかではなく、あなたのそばに。」をブランドメッセージに掲げる「エリス」では、多様性を尊重し、ひとりひとりの生理に寄り添うことを目指して「meet my elis」プロジェクトを展開しています。「自分に合った生理用ナプキンを見つけてほしい」という想いが込められた同プロジェクトの一環として、今年の6月に福祉を起点に新たな文化を生み出すアートエージェンシー「ヘラルボニー」とコラボレーションを実施。SNS上では、「思わず手に取りたくなる美しさと芸術の詰まったデザインにとても心惹かれる」「生理の憂鬱さが減りそう」など多くの反響が寄せられました。今秋、新たなコラボレーションとして「エリス 素肌のきもち」および「エリス コンパクトガード」の外装・個包装デザインを手掛けるのは、独特な世界観のイラストで年代を問わずに多くのファンをもつヒグチユウコさん。経済面や環境面などさまざまな理由で生理用品を手にすることが難しい生理の貧困に向き合い、“生理用品がもっと自由に、素敵になって欲しい”と考えるヒグチさんと、「奨学ナプキン」などを展開し、生理の貧困と向き合う「エリス」の想いが合致したことで初のコラボが実現しました。ヒグチユウコさんの作品の中でも特に人気の高いネコのイラストを用いた全11商品をラインナップし、数量限定で発売します。■各商品のカラーイメージに合った11匹のネコのイラストを採用「エリス×ヒグチユウコ コラボデザイン」は、従来の各商品のカラーイメージに合った11匹のネコのイラストを外装・個包装に採用し、11種類のデザインを楽しめます。「エリス 素肌のきもち ヒグチユウコ コラボデザイン」(6商品)は、「素肌のきもち」の特長でもある肌へのやさしさを表現した穏やかな表情のネコのイラストを採用し、不織布の個包装にカラープリント。サイズごとに異なる柔らかい色味のネコとお花のイラストで、生理中の沈みがちな気持ちを癒します。「エリス コンパクトガード ヒグチユウコ コラボデザイン」(5商品)は、商品のコンセプトである“魅せるデザインで生理中の気分を上げる”のイメージに合うように、ヴィヴィッドなタッチで描いたネコのイラストを採用。5種のネコが思い思いのポーズを見せる楽しげなデザインで、憂鬱になりがちな生理中の気分を高めます。■<ヒグチユウコさんメッセージ>生理の貧困について、以前から何かできないかと考えていました。今回のお話をいただいて、生理用品をもっと自由に、素敵にして、女性たちを応援したいと思いました。毎月やってくるブルーでしんどい時間に、すこしでも笑顔が増えたらうれしいです。◇プロフィールヒグチユウコ:画家2019年に自身のギャラリー兼ショップ「ボリス雑貨店」をオープンし、定期的に作品を発表。ヒグチユウコ Official Website:ボリス雑貨店(ギャラリー):ボリス雑貨店(通販サイト):■商品概要ー「エリス 素肌のきもち ヒグチユウコ コラボデザイン」 ー商品名:エリス 素肌のきもち ヒグチユウコ コラボデザイン発売日:2024年10月1日から数量限定で全国発売商品内容:全6商品(超スリムタイプ4商品+ふんわりタイプ2商品)/オープン価格URL:商品特長:「素肌のきもち」の特長である肌へのやさしさを表現した穏やかな表情のネコのイラストを採用。サイズごとに表情や洋服が異なるネコが優しく寄り添う落ち着いたデザイン。個包装はやさしい印象の不織布を使用。ー「エリス コンパクトガード ヒグチユウコ コラボデザイン」ー商品名:エリス コンパクトガード ヒグチユウコ コラボデザイン発売日:2024年10月1日から数量限定で全国発売商品内容:全5商品/オープン価格URL:商品特長:「コンパクトガード」の従来のカラフルなデザインイメージを踏襲しつつ、生理中の気分を上げてくれるようなヴィヴィッドなタッチで描いたネコのイラストを採用。それぞれのネコが思い思いのポーズを見せる楽しげなデザイン。フィルム個包装を使用。(エボル)
2024年09月26日ポップなのに狂気や死の匂いを感じさせたり、一見怖そうなのにかわいさが潜んでいたり……。田名網敬一さんの作品の魅力を、ひとことで言い表すのは難しい。国立新美術館で開催中の「田名網敬一記憶の冒険」のキュレーター・小野寺奈津さんは、本展のキーワードである“記憶”について次のように説明する。60年以上に及ぶ表現の集大成!記憶を巡る壮大な旅の軌跡。《気配》2022年デジタルカンヴァスプリント、雑誌の切り抜き、インク、アクリル絵具、クリスタルガラス/カンヴァス194×130×4cm©Keiichi Tanaami/Courtesy of NANZUKA「田名網さんは1936年生まれで、子どもの頃の戦争体験の影響が最近の作品にまで及んでいます。同時に、戦後アメリカから入ってきたコミックやB級映画、アニメーションなど身の回りにあったものが作品の主題として取り込まれています。そういった経験と記憶が、姿形を変えて表れるのが特徴といえるでしょう」デザイナーとして活動を始めた’60年代の作品から新作まで集結し、その形態もシルクスクリーン、雑誌の切り抜きのコラージュ、アクリル絵の具、16mmフィルム、立体作品など実に多彩。まるでそれぞれの時代の田名網さんの脳内を、トリップしているような感覚に陥る。「非常に多作な方で、とにかく点数が多いのも本展の特徴です。『制作するときに迷うことがない』とおっしゃっていて、その決断力があるからこそ、これだけの作品を完成させることができたのだと思います」小野寺さんいわく、田名網さんは「とても記憶力が良く、昔のことを昨日のことのようにリアルに話してくれる」そうなのだが、そういった記憶との向き合い方も興味深い。「時間とともに記憶が変化して、話が噛み合わなくなるような経験は誰しもあると思うのですが、田名網さんはそれ自体も肯定的に捉えて、制作のプロセスに取り入れています。近年はたくさんのイメージが集合した作品が多く、まるで“記憶の曼荼羅(まんだら)図”のようです。時系列に関係なく、記憶が縦横無尽に配置され、塗り替えられていくところに、思考の軌跡を感じることができます」今でこそデザインや絵画、映像などジャンルや媒体を問わず表現する人は珍しくないが、活動初期からデザインとアートを自由に行き来していた稀有な存在でもある。「現代におけるクリエイティブ・ディレクターの先駆けといえるでしょう。デザイナー的観点で絵画を制作したり、逆もしかりで、両方あってこそ自身の表現になったようです」壁を埋め尽くすエネルギッシュな作品に圧倒されつつ、もっと見たいと思わせる吸引力。田名網さんの記憶と、こちらの記憶が溶け合うような不思議な鑑賞体験が待っている。POINT 1:初期からの膨大な作品を収めた、初の大規模回顧展。《Gold Fish》1975年アクリル絵具/イラストレーションボード36.4×51.5cm©Keiichi Tanaami/Courtesy of NANZUKA《NO MORE WAR》1967年シルクスクリーン/紙63×48cmタグチアートコレクション蔵©Keiichi Tanaami/Courtesy of NANZUKA展示は、主に「時代」を縦軸、「記憶」を横軸にして11の章で構成。上・金魚は、代表的なモチーフのひとつ。戦時中に祖父の飼っていたランチュウが、爆撃の光を反射させながら水槽を泳ぐ異様な美しさが、田名網さんのなかで戦争の恐怖と結びついている。下・アメリカの雑誌『AVANT GARDE』が1968年に主催した反戦ポスターのコンテストで、優秀作に選ばれた作品。POINT 2:精力的な活動で生まれた、近年の作品も多数展示。《ピカソ母子像の悦楽》2020/2021年アクリル絵具/カンヴァス41×31.8×2cm©Keiichi Tanaami/Courtesy of NANZUKA《綺想体》2019年FRP、鉄、アクリルウレタン塗料、金箔301×100×100cm©Keiichi Tanaami/Courtesy of NANZUKA晩年も制作意欲は衰えることを知らなかった。コロナ禍で直近のスケジュールが白紙になったため、ピカソの「母子像」の模写(上)をはじめ、700点以上を制作。「模写を続けるうちに、“絵を描き終える境地”がわかったそうです。模写でありながら田名網さんのユーモアが表れているので、そこにも注目してください」。下・ドクロ、クモ、ニワトリ、金魚など頻繁に登場するモチーフが複雑に組み合わされ、一体化した立体作品。POINT 3:赤塚不二夫をはじめ、超貴重なコラボレーションも!《ドカーン》2022年顔料インク、アクリル・シルクスクリーン、ガラスの粉末、ラメ、アクリル絵具/カンヴァス149×100cm©Keiichi Tanaami/Courtesy of NANZUKA幼少期、マンガ家に憧れていた田名網さん。敬愛する赤塚不二夫さんの、おなじみのキャラクターが登場する作品も勢ぞろい。コラボレーションのような“お題”はデザイナーとしての感性を大きく刺激。Who’s Keiichi Tanaami?武蔵野美術大学在学中にデザイナーとしてキャリアをスタート。1975年からは日本版月刊『PLAYBOY』の初代アートディレクターを務め、日本のアンダーグラウンドなアートシーンを牽引。絵画、コラージュ、映像作品などジャンルを横断して制作する、現代的アーティスト像のロールモデルとなっていたが、本展開催中の8月9日、88歳で惜しくも逝去。「田名網敬一記憶の冒険」国立新美術館東京都港区六本木7‐22‐2開催中~11月11日(月)10時~18時(金・土曜は~20時、入場は閉館の30分前まで)火曜休一般2000円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)おのでら・なつ国立新美術館特定研究員。愛知県美術館、資生堂ギャラリー学芸員を経て、現職。「NACT View 01 玉山拓郎 Museum Static Lights」展、「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」などを担当。※『anan』2024年9月25日号より。取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2024年09月23日“春画”と聞くと、江戸時代のエロティックな絵と思う人もいるかもしれない。けれど春画は男女の性風俗をユーモアを交えて描いた当時の大衆娯楽作品。“笑い絵”や“枕絵”とも呼ばれ、男女や身分に関係なく広く親しまれていた。また、当時は嫁入り道具として母から娘や嫁に受け継がれる縁起物でもあったという。“秘かに愉しむ”は過去の話。イメージを覆す名作を美術館で。1722年、享保の改革により好色本が禁止になってもその需要はなくならず、改革以降は非公開で販売されるように。そのため普通の浮世絵のように幕府の規定を守る必要がなく、通常は出版できない極彩色の作品も登場。喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国貞など著名な浮世絵師の多くが春画を手がけ、芸術性の高い作品が生まれた。そうした浮世絵の中でも、特に1点ものである「肉筆春画」に焦点を当てたのが本展「美しい春画‐北斎・歌麿、交歓の競艶‐」。今回は世界的な浮世絵コレクターとして名高いミカエル・フォーニッツ氏の収蔵品から、初公開作品を含む22件が登場する。なかでも注目は、葛飾北斎の幻の名品「肉筆浪千鳥」。これは1976年にパリで展示されて以来、長らく公開されていなかった伝説の作品で、日本の美術館では初の展示となる。他にも喜多川歌麿の大作など、精選された美麗な春画約70件が一堂に会する本展は、国内の美術館ではタブー視されてきた日本の性風俗をオープンにした、画期的な内容。また、かつて北斎春画の最高峰とされた作品群を比較しながら楽しめるのも今回が初めてとなる。美術館ではなかなか展示できなかった名作を大胆に紹介した本展。後期には北斎春画の中でも「蛸と海女」図で有名な「喜能会之故真通」も登場。2匹の蛸に海女が襲われる様子を描いた衝撃作は見逃せない。近年発見!北斎の肉筆春画に注目。葛飾北斎「肉筆浪千鳥」より(部分)個人蔵【通期展示】葛飾北斎「春愁図」(部分)ミカエル・フォーニッツコレクション【後期展示】最新の北斎作品として発見された「春愁図」は北斎独特の緻密な表現が特徴。また肉筆画の傑作と伝わる「肉筆浪千鳥」は下駄が脱げるほど勢いのある男女の営みの様子が臨場感溢れる。歌麿の大作、日本の美術館初公開!喜多川歌麿「階下の秘戯」(部分)似鳥美術館蔵【通期展示】喜多川歌麿「夏夜のたのしみ」(部分)個人蔵【通期展示】月岡雪鼎「月次春画花卉画帖」よりミカエル・フォーニッツコレクション【頁替あり】美しい春画‐北斎・歌麿、交歓の競艶‐細見美術館京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6‐3前期:開催中~ 10月14日(月・祝)後期:10月16日(水)~11月24日(日)10時~17時(入館は16時30分まで)月曜休(祝日の場合は開館、翌火曜休)一般2200円ほか18歳未満は入場禁止。TEL:075・752・5555※『anan』2024年9月25日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2024年09月21日東京・港区にある大垣書店麻布台ヒルズ店で、イラストレーター・ざしきわらしさんの個展が開かれています。女の子の表情がクールでキュートなざしきわらしさんのイラストは、世代性別を問わず大人気。本展で見られる展示や注目のグッズについて、ご紹介します!「ざしきわらし展」、麻布台ヒルズで開催中!展示風景【女子的アートナビ】vol. 344イラストレーターのざしきわらしさんは、1987年福岡生まれ。地元を拠点に創作活動をされ、企業やメディア、音楽関係などさまざまなクライアントにイラストを提供。2024年本屋大賞受賞作品『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈著・新潮社)のカバーに主人公「成瀬あかり」を描いたことでも知られています。“成瀬”のキャラクターイラストは人気を博し、京阪電車のラッピング電車やびわ湖マラソンのポスターにも起用。成瀬シリーズの第2作『成瀬は信じた道をいく』(宮島未奈著・新潮社)でもざしきわらしさんが装画を担当されています。2024年9月現在、X(旧Twitter:warashi @WarashiZ)のフォロワーは4万人以上。カラフルなイラストが数多くアップされているインスタグラム(@warashiz0614)も人気があります。今年4月には第2弾となるイラスト作品集『DANDELION』(芸術新聞社)が発売され、全国各地で出版記念展「ざしきわらし展」を開催。今回の会場となっている大垣書店麻布台ヒルズ店が、書店で開かれる最後の出版記念展です。できたてほやほやの作品も!本展の見どころは、この展覧会のために制作された新作のキャンバスパネルです。ふだん、書籍カバーやインスタなどで見るイラストも魅力的ですが、原画はまた格別。線の力強さや色の鮮明さがダイレクトに伝わります。ざしきわらしさんが描く女の子は、とにかくキュート。かわいいだけでなく、芯の強さも感じられるクールビューティーな表情が魅力的です。また、ファッションも独創的で、鮮やかな色も多く使われ、見ていると元気が出てきます。本展の会場では会期前半にライブペインティングが行われ、そのときに描かれた大型作品2点も会場内に展示。まさにできたてほやほやの作品に出合えます。ライブペインティング作品も含め、出品されている全12点はすべて新作。抽選制で展示・販売もされています。新作グッズもかわいい!本展のもうひとつの楽しみは、アクリルスタンドやポストカードなど人気グッズの数々。カラフルなグッズは、見ているだけでワクワクします。特に今回、リソグラフをはじめ新しいグッズがたくさん登場しています。本展での人気グッズは、Tシャツとトートバック。すぐに品切れとなるため、作家さんが随時作成して追加補充されているそうです。また、ざしきわらしさんが3年前に発売した作品集『COLORPALETTE』と、今年発売した『DANDELION』の2冊についてはサイン入り本も販売。作家在廊の日にはグッズ・書籍問わず随時サイン会が開かれています。(在廊日については、会場の大垣書店麻布台ヒルズ店にご確認ください)本展は9月29日まで開催。ぜひ現地で魅力的な原画やかわいいグッズをご覧になってください。Information会期:2024年8月31日(土)~9月29日(日)開催場所:大垣書店麻布台ヒルズ店(営業時間:11:00 ~ 20:00)TEL: 03-5570-1700
2024年09月14日トルコ・アンタルヤについて紹介してきた「グルメ&遺跡を満喫する『トルコ女子旅』」。こちらの記事では「イスタンブール歴史地域」として世界遺産に登録されているトルコ第2の都市・イスタンブールをご紹介します。歴史的にも重要な「アヤソフィア」や、目を奪われるほど美しい「ブルーモスク(スルタン・アフメット・モスク)」は、イスタンブールに行かないと見られない唯一無二の存在。両観光地に歩いて行けちゃうホテルもすてきでした!青の世界にうっとり……入場無料の「ブルーモスク」イスタンブールはボスポラス海峡を境にアジア側とヨーロッパ側に分かれ、文化が交差する華やかな街。その多くの観光地はヨーロッパ側にあり、観光客にブルーモスクと呼ばれる「スルタン・アフメット・モスク」も人気観光地の一つです。1609〜1616年︎の7年間で完成し、最も大きいドームは高さ43m・直径23.5m。観光客は礼拝の時間以外、無料で入場できます。モスクに入る時、女性は髪を隠し、肌が出ない服装が必要。袖やスカートの長さに注意して、髪を隠すスカーフを持参しましょう。靴を脱いで中に入ると、そこは「ブルーの世界」!青を基調とした約20,000枚のタイルや、ステンドグラスから差し込む光によって照らされる空間は、言葉では言い表せないほど素晴らしいものでした。トルコの国花である「チューリップ」が描かれたタイルなど、細やかな装飾も見事。ゆっくり見学するためには人が少なめの朝がおすすめで、見学時に靴を入れておく袋を持っていくと便利ですよ。・ブルーモスク(スルタン・アフメット・モスク)住所:Binbirdirek, At Meydanı Cd No:10, 34122 Fatih, Istanbulキリスト教×イスラム教が混ざり合う「アヤソフィア」ブルーモスクからほど近く、約1500年前に建設されたイスタンブールの象徴的な遺構が「アヤソフィア」。ビザンチン帝国時代にキリスト教の教会として建てられたものの、1453年にオスマン帝国がコンスタンティノープル(現イスタンブール)を征服したためイスラム教の礼拝所・モスクに変わるという、数奇な運命を辿った場所で、現在2階部分が博物館として観光客も入場できるようになっています。入場料は€25︎。こちらも女性は髪・肌を隠す服装が必要です。アヤソフィアはもともと教会だったため聖母マリアやキリスト、天使などが描かれていましたが、偶像崇拝が禁止されているイスラム教のモスクとなったタイミングで漆喰・板などで隠されました。現在はその一部を見学でき、その歴史の痕跡を見られることに大きな価値を感じました……!・アヤソフィア住所:Sultan Ahmet, Ayasofya Meydanı No:1, 34122 Fatih, Istanbulメデューサの目力がすごい!幻想的な「地下宮殿」アヤソフィア&ブルーモスクは旧市街に位置し、もう一つ見逃せない旧市街の観光スポットが「地下宮殿」。約140m×70mの貯水池で、大理石の柱が並ぶ光景が宮殿のように見えることから名付けられています。地上から階段を降りていくとライトアップされた空間が広がっていて、とても幻想的!入場料は800 TLです。注目は最も奥に位置する2つの「メデューサの像」。5〜6世紀ごろにこの貯水池が作られたキリスト教の時代は多神教ではなく一神教のため、何か意味を持ってここに置かれたわけではなく、どこかにあったメデューサの像を台座として再利用したと考えられています。ただ、像を目の前にすると、見るものを石にしてしまうメデューサは迫力満点!トルコ土産として有名なお守り「ナザールボンジュウ」は、メデューサの目という説もあるんですよ。・地下宮殿住所:Yerebatan Cad. Alemdar Mah. 1/3 34410 Sultanahmet Fatih, IstanbulURL:トルコ雑貨がかわいい!「グランドバザール」でお買い物観光した後は、「グランドバザール」でショッピングするのがイスタンブール観光の定番!たくさんのショップがまるで迷路のようにひしめき、「ナザールボンジュウ」も買うことができます。働く女子におすすめのお土産がトルコ食器。チャイやトルココーヒーを入れる小さなコップはデザインがとてもかわいく、セットで購入したくなります。チャイはガラスのコップで飲むのがトルコの風習。コースターとしてのお皿とセットで販売していました!トルコらしいデザインのアクセサリー屋さんも豊富で、選び放題。ただし、本物の石かどうかは素人が判断するのは難しいので、自分が納得する値段のものを購入しましょう。私はデザインが気に入った指輪を€10でゲットしました。トラブルを防止するためにクレジットカードは使わずに、現金払いが基本。トルコリラだけではなくユーロやドルも使えます。ちなみにグランドバザールのお店に売られている品物にはほとんど値段がついていないので交渉が必要になるのですが、1番人気は値段が固定されているお店でした!センスあふれるショップに注目。「イスタンブール・モダン」旧市街から一足伸ばして、新市街で今のトルコの魅力を知るのも良い過ごし方。「イスタンブール・モダン(イスタンブール現代美術館)」はトルコ人アーティストの作品を中心に、絵画・デジタルアート・空間作品・写真などを期間ごとに展示しています。対岸の旧市街を一望できる展望テラスやカフェ︎もあり、ゆっくり心を落ち着かせながらアートを楽しめる場所でした。ぜひチェックしてほしいのが、センスあふれる雑貨が並ぶショップ。展示作品の関連グッズのほか、トルコブランドのファッションアイテムやインテリア雑貨を手に入れることができます。私が訪れた時はカラフルで元気をもらえるようなデザインの雑貨が多く、日本ではなかなか見かけないブランドばかりでした!・イスタンブール・モダン住所:Kılıç Ali Paşa Mahallesi, Tophane Iskele Caddesi No:1/1 34433 Beyoğlu-İstanbulURL:猫も絵になる……おしゃれな町「バラット地区」写真好きの人におすすめしたい場所が「バラット地区」。元ユダヤ人街の下町で、現在はフォトジェニックな観光スポットとして人気を集めています。レッド・ブルー・イエローなどカラフルに塗られた家がとってもかわいい!バラット地区を歩いていると、くつろいでいる猫を発見。おしゃれな町の猫は絵になります……。実はイスタンブールはたくさんの猫に出会える「猫の街」でもあり、猫好きな人にもおすすめの旅先。とても人懐っこく、イスタンブールの旅はついつい猫の写真が増えてしまうのでした。アヤソフィアのすぐ近く!「Hagia Sofia Mansions Istanbul, Curio Collection by Hilton」今回、イスタンブール旅の拠点として宿泊したのは「Hagia Sofia Mansions Istanbul, Curio Collection by Hilton︎」。アヤソフィアの周りに客室棟が点在し、主要観光地まで歩いて行ける抜群の立地でした!スタンダードな客室の「King Guest Room︎」は約28平米。モスクの周りに建つミナレット(塔)を思わせるベッドをはじめトルコの伝統的なデザインで彩られた空間で、入った瞬間に「か、かわいい……!」と心の声が漏れてしまうほどでした。青いタイルのバスルームは猫足のバスタブ付きで、ゆったりお湯に浸かれるのもうれしいポイント。シャワールームにはトルコ式のお風呂・ハマムの装飾もあり、細部まで本当にかわいかったです!美しいスパも、「Hagia Sofia Mansions Istanbul, Curio Collection by Hilton︎」の大きな魅力。いにしえのトルコを彷彿とさせるお風呂を楽しむことができます。入るつもりがなくとも、見たら入りたくなる素晴らしい空間なので、水着を持っていくのがおすすめです。・Hagia Sofia Mansions Istanbul, Curio Collection by Hilton︎住所:Kabasakal Cd No5 Sultanahmet Fatih, IstanbulURL:貴重な遺構に触れ、タイムスリップするように街歩きを楽しめた「イスタンブール」。旅立つ前はトルコの治安面が気になっていましたが、実際に行くと怖い場面はまったく無く、観光客で賑わうような街でした。ただし、クレジットカードを利用する店を選んだり、スリに注意したり、基本的な海外旅行で気をつけるべきことは注意が必要です。最後の記事ではイスタンブールの美食を詳しくレポートします!※1 TL=4.20円、€ 1=161.08(2024年8月28日現在)(撮影・取材・文:小浜みゆ)取材協力:ターキッシュ エアラインズ
2024年09月14日美術展や展覧会のお楽しみといえば、個性豊かなミュージアムグッズ探し。アートが身近になる素敵なデザインのものから、思わずニヤリとしてしまう変わり種アイテムまで。オンラインでも手に入るイチオシはこちら!直島の有名アートが遊び心たっぷりの金平糖に。草間彌生さんの屋外アート作品「南瓜」をモチーフにしたプレーン味の金平糖。上質な紙で作られた南瓜のパッケージはそのまま飾ることも可能。直島限定商品。各¥756(ベネッセハウスオンラインショップ)ただの犬ではありません!なんともいえない表情がツボ。東京国立博物館で販売されているはにわグッズの中でも、ひときわ注目なのがこちらの「はにわ犬」のぬいぐるみ。開いた口から見える歯もキュート!約W21×H20cm ¥2,970(東京国立博物館ミュージアムショップ TEL:03・3822・0088)ミニサイズの美術館を、いろんな角度から覗いてみて。建築物としても高い評価を受ける金沢21世紀美術館が、小さな消しゴムに変身。有名な「スイミング・プール」の場所も忠実に再現。俯瞰して見ると新しい発見があるかも?φ6cm ¥770(金沢21世紀美術館ミュージアムショップ TEL:076・236・6072)アール・デコ調の花模様が足元のアクセントに。東京都庭園美術館の本館である旧朝香宮邸の第一階段に施された、アール・デコ様式の花模様をモチーフに使用。白い部分はシースルー素材。オリジナルシースルーソックス CLAIR¥2,000(ミュージアムショップ リュミエール TEL:070・1534・4878)個性豊かなにゃんこが集合。猫好きな人へのギフトにも。昭和期の国際的な洋画家であり、生涯にわたって多くの猫を描き続けた猪熊弦一郎の作品をプリントした手ぬぐいハンカチ。他にピンク地もあり。猫13 41×35cm ¥1,650(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)※『anan』2024年9月18日号より。写真・多田 寛スタイリスト・大谷優依文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2024年09月13日陶器やタイルなどの欠片を寄せ集め、絵や模様を描き出すモザイク画。日本には19世紀末のアール・ヌーヴォーの流行とともに、欧米から手法が伝わった。そのモザイク画における日本のパイオニアとして、昭和の頃に人気を博したのが板谷梅樹(いたや・うめき)だ。色彩の魔術師と呼ばれたモザイク作家の神髄に迫る。明治40年、近代陶芸の巨匠・板谷波山(はざん)の五男として東京・田端に生まれた梅樹は、波山が砕いた陶片の美しさに魅了され、20代半ばから陶片を活用したモザイク画の制作を志すように。梅樹の作品は美しい色彩とエキゾティックなデザインが特徴。絵画から日用品、装飾品まで手掛けた作品は幅広く、そのどれもが斬新な色彩と可憐な意匠にあふれている。本展は美術館では初となる梅樹の回顧展。現存する最大のモザイク壁画をはじめ、洗練された飾箱や飾皿、帯留やネックレスなど、梅樹の作品が大小80点以上紹介される。なかでも一番の見どころは第1章に登場するモザイク画《三井用水取入所(みいようすいとりいれじょ)風景》だ。これは昭和29年に横浜市からの依頼で梅樹が制作したもの。高さ約3.7m、重さ約800kgとサイズも重量も驚きのスケール感で、富士山麓から水が流れる風景を木々や花々と共に瑞々しく描き出している。もうひとつの注目ポイントが、旧日本劇場1階玄関ホールの壁画を紹介するコーナーだ。この壁画は古代ギリシャに着想を得た洋画家・川島理一郎が下絵を手掛けたコラボ作品で、梅樹は白磁や青磁など父・波山の陶器をアクセントに様々な素材を組み合わせて作成した。昭和8年の発表当時、大変な話題となり、この作品で梅樹はモザイク画家として一躍有名に。会場では幻の出世作をパネル展示と記録映像にて詳しく紹介している。巡回する本展の中でも、東京展の大きな特徴は、第3章で波山の陶芸作品も紹介していること。“カラリスト”と呼ばれるほど彩色に秀でた波山の作品は端正で格調高く、本展では重要文化財《葆光彩磁珍果文(ほこうさいじちんかもん)花瓶》の他、波山が手掛けた茶道具も公開。板谷ファミリーの作品を並べることによって、親から子に受け継がれる美のスピリットを解き明かす趣向となっている。グラフィカルで、どこか現代的。令和の現在に見ても色褪せることのない梅樹の作品は今、人気が再び高まっている。本展を見れば、その理由を誰もが納得できるはずだ。板谷梅樹《きりん》昭和30年代 個人蔵板谷梅樹《花》昭和30年代 個人蔵板谷梅樹《笛を吹く人》昭和初期 個人蔵板谷梅樹《三井用水取入所風景》昭和29(1954)年 板谷波山記念館蔵板谷梅樹《ネックレス》 昭和20年代 個人他特別展 昭和モダーン モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界泉屋博古館東京東京都港区六本木1‐5‐1開催中~9月29日(日)11時~18時(金曜は~19時、入館は閉館の30分前まで)月曜(9/16、9/23は開館)、9/17、9/24休一般1200円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2024年9月11日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2024年09月10日9月に入ったものの、まだまだ暑い日が続く毎日。休日くらい都会を離れてリフレッシュしたい!と思っても、暑くて遠出する気になれない日もありますよね。そんなときは表参道で“ちょっと贅沢なリフレッシュ旅”をしてみませんか?「INTERSECT BY LEXUS-TOKYO」は、8月22日より旬の食材をふんだんに使用したランチコースメニューを提供しています。さらに9月中旬までの期間限定で「ミラノデザインウィーク2024」にも出展したアート作品も楽しめるということで、表参道まで足を運んでランチと最先端アートを堪能してきました!■一人ひとりに、期待を超える新しい体験を。「INTERSECT BY LEXUS-TOKYO」表参道にある「INTERSECT BY LEXUS-TOKYO」は、日本全国のすばらしい食やアート、最先端のテクノロジーを通じ、一人ひとりの心動かす新しい体験を提供する「LEXUS」のブランド発信地。1F CAFÉ SHOP & GARAGEではカフェや最先端のアート作品を、2F BISTRO LOUNGEでは旬の食材を使用したランチやディナーを楽しめます。1階と2階をつなぐ階段には車のパーツの模型が並び、まるで博物館に来たような気持ちに!2階ランチ&ディナースペースはおしゃれかつ落ち着いた空間デザインで、せわしない日常から離れてゆったりとしたひとときを過ごせます。■感性を刺激する“食の旅”へ。全国の旬な食材をいただける贅沢なランチコースメニュー2階BISTROでは、全国各地の旬の食材を使った贅沢なコース料理をいただけます。これまではディナータイムのみコース料理を提供していましたが、8月22日よりランチでも楽しめるようになったのだそう。コース料理のテーマは“食の旅”。旬な食材をシェフの斬新なアイデアと手仕事で“感性を刺激する一皿”に仕上げています。メニューは2種のメイン料理をどちらもいただける全6皿の「INTERSECTスペシャルランチコース」(4,800円)と、どちらか一つを選ぶ全5皿の「INTERSECTランチコース」(3,600円)のいずれかから選択します。今回は贅沢にも「INTERSECTスペシャルランチコース」を試食!スープ、前菜からデザートまで6皿をいただきました。ちなみにお料理は季節や旬の食材に合わせて定期的にアップデートされます。“食の旅”のスタートは、まろやかな味わいのかぼちゃのスープから。スープの上には牛乳の泡とバターナッツ、そしてスープの下にはなんとタピオカが潜んでおり、異なる食感が新しい一皿です。付け合わせのミニバゲットと一緒に提供されるのですが、バゲットとの相性も抜群でとってもおいしい!そして前菜はタコ!やわらかく茹でたタコにカレー風味のパプリカのピューレとツルムラサキのピューレを添えた一皿です。タコがびっくりするくらいやわらかくて、思わず「うま!!」と声の出るおいしさ。もう一度食べたいです。メイン一品目はお魚料理。こちらは「本日の鮮魚」として、日によってメニューが異なります。この日は富山県産の活〆の天然の鯛を使用したポアレをいただきました。身がほろっとやわらかく、フランス産ムール貝をベースにしたソースによく合う……!上品な風味で白ワインが飲みたくなりました。メイン二品目はお肉料理。富山県産A5ランクの氷見牛を55℃で低音調理し、最後は炭火で仕上げた和牛のローストをいただきました。こちらもお肉がすっごくやわらかく、口いっぱいにお肉の旨みが広がる贅沢な味わい。言わずもがなですがとってもおいしかったです。お肉の付け合わせはレンコンのドフィノワ。ドフィノワとはフランス・ドフィーネ地方の郷土料理で、じゃがいもを使ったグラタンのようなもの。今回はレンコンを使用し、サクッとした食感が楽しめる一品に仕上げています。今まで食べたことないお料理に出会わせてくれるのもうれしいですよね。“食の旅”は、岡山県産の白桃のコンポートとレモングラスのアイスでフィナーレ。コンポートの隣にある白い球体はモッツァレラチーズのムースで、その上に振りかけられているのは氷状のシャンパンなのだとか!おしゃれすぎませんか。桃の芳醇な甘みとレモングラスアイスのサッパリした風味がマッチして、暑い今の季節にぴったりでした。ランチにはちょっと贅沢な価格帯ですが、5,000円内でこれらのお料理をいただけるのは破格なのでは……!?「遠出はしたくないけれど、非日常を味わいたい」というときにはぜひ足を運んでみてほしい!■伝統×最先端技術で五感を刺激する。没入型アート作品も見逃せない!近年注目が高まっている没入型アート。「INTERSECT BY LEXUS-TOKYO」の1階カフェテリア奥には、そんな没入型アートを楽しめるスペースも!展示作品は定期的に変わりますが、9月中旬までは「ミラノデザインウィーク2024」にも出展した作品『BEYOND THE HORIZON』を楽しめます。環状に並べられた 5台のスカルプチャーが、音と連動した光の動きで時の移ろいや変化を表現。スカルプチャーをよく見ると一つひとつ絵柄の異なる越前和紙があしらわれており、光によってさまざまな模様が照らし出されます。ゆらゆら揺れる光に神秘的な音楽、レクサスオリジナルの自然感じる香りは幻想的かつ近未来的で、まるで別世界に来たよう。何も考えずにぼーっと眺め続けたくなる空間でとっても癒されました。ちなみにこちらの作品は、LEXUS の次世代バッテリーEV コンセプト「LF-ZC」に着想を得ているのだとか。背景を知るとアートの見方も変わりますよね。ランチを食べた後はぜひ立ち寄ってみてください!■InformationINTERSECT BY LEXUS-TOKYOランチコースINTERSECTスペシャルランチコース(6皿)/価格:4800円(税込)INTERSECTランチコース(5皿)/価格:3600円(税込)展示作品『BEYOND THE HORIZON』展示期間:2024年7月18日(木)~9月中旬予定東京都港区南青山4-21-26(仲野もも)
2024年09月10日オルビスの世界観を存分に味わうことができる体験特化型施設『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』で、現在、体験型アートイベント「BEAUTY OF MATERIAL」が開催されています。気軽にアートを楽しめる本イベントを一足先に体験。その様子をご紹介します!■視覚的にも“美しさを引き出す”限定『CREATE BOTTLE』『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』では、2,750円でオルビスユーのローションボトルに好きなデザインと名前を印字できるサービス『CREATE BOTTLE』を提供しています。「BEAUTY OF MATERIAL」開催中は通常デザインに加えて名画デザインが限定登場。 “美しさを引き出す“名画として、フィンセント・ファン・ゴッホの「星月夜」「ひまわり」、クロード・モネの「睡蓮」の3種から選ぶことができます。お好みでキャップのカラーを選べて、さらに名前やメッセージの印字も可能!ギフトにもおすすめです。■名画デザインのグッズが買える!先着でオリジナルポーチの特典もイベント期間中は、絵画のスマートフォンケース専門店「Maison de muse(メゾンドミューズ)」の、「あなたが作る小さな美術館」をコンセプトにした商品が販売されています。取扱商品はネイルシールやスマートフォンケース、AirPods Pro Caseなど。「手もとの額縁」を彩るラインアップです。名画デザインの『CREATE BOTTLE』または「Maison de muse」のグッズを購入の上、オルビス製品を税込3,500円以上購入した方にはクロード・モネ「睡蓮」のオリジナルデザインポーチをプレゼント(先着順)。スマートフォンケースなど、「Maison de muse」のグッズとあわせて使いたくなるようなデザインです!■AIゴッホが肖像画を描いてくれる!? インタラクティブアート体験イベント期間中、『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』の2階でAIゴッホによるインタラクティブアート体験「Your Portrait by Vincent van Gogh」が楽しめます。参加条件は、イベントの様子を指定のハッシュタグと共にSNS(Instagram・X)に投稿すること。椅子に座ると画面の中でゴッホの手元、表情が動き、真っ白なキャンバスが色づいていきます。目が動く様子は、まるで本当に自分を観察されているよう……!あっという間に肖像画が完成。短い時間でできたとは思えないほど、雰囲気が再現されていて驚きました。背景の色はランダムで変わるそう。友だちやパートナーと一緒に体験すると、それぞれの違いを楽しめそうです。画像はもちろん保存可能!肖像画が完成すると二次元コードが載った紙が出てくるので、そちらからサイトにアクセスすると、画像を保存できます。■「ひまわり」・「睡蓮」イメージのドリンクを販売『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』の1階には、内側から美を引き出す『JUICE BAR』が展開されています。今回のイベント期間中は、名画にちなんだドリンクを期間限定で販売!フィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」とクロード・モネの「睡蓮」をイメージしたドリンクが登場しています。フィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」をイメージしたドリンクは、マンゴーとパイナップルに、スーパーフードのチアシードが入った、満足感のあるスムージー。プチプチ食感が楽しく、トロピカルな味わいです。クロード・モネの「睡蓮」に着想を得たドリンクは、ブルーグリーンのグラデーションにお花のトッピングが華やか。レモンベースのすっきりとした味わいにジンジャーの風味がプラスされた、爽やかなソーダドリンクです。■表参道で気軽にアートを楽しんで涼しい館内で、おいしいドリンクを味わいながら新感覚のアート体験までできるなんて、とっても贅沢な本イベント。アートに興味があるけれど、いきなり美術館に行くのはハードルが高い……なんて方にもぴったりです。体験型アートイベント「BEAUTY OF MATERIAL」は10月20日(日)まで、表参道の『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』で開催中。ぜひ気軽に立ち寄ってみてくださいね。SKINCARE LOUNGE BY ORBIS(取材・文:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部)
2024年09月08日肌本来の美しさを引き出しながら、うるおいに満ちたハリツヤ肌へと導くスキンケア「オルビスユー」。今年10周年を迎え、多くの女性たちに支持されています。そんなオルビス初の体験特化型施設内のサロン・表参道の『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』で、8月31日(土)~ 10月20日(日)の期間、体験型アートイベント「BEAUTY OF MATERIAL」が開催されます。左から星月夜、ひまわり、睡蓮。© Bridgeman Images /amanaimages、© Alamy Stock Photo /amanaima ges、Claude Monet. Water Lilies, 1906. The Art Institute of Chicago.このイベントでは、AIゴッホが体験者の似顔絵を再現するインタラクティブアート体験「Your Portrait by Vincent van Gogh」や、フィンセント・ファン・ゴッホの「星月夜」「ひまわり」、クロード・モネの「睡蓮」など世界的な名画をボトルにデザインした『CREATE BOTTLE』が登場。数量限定で販売されます。「Your Portrait by Vincent van Gogh」は、今回のイベントの様子をSNSに投稿することで体験できる企画。椅子に座るとセンサーが顔や位置を認識し、真っ白なキャンバスに、投稿した本人の肖像画が徐々に描き上げられるのだそう。参加条件:施設の写真とイベントの感想を以下ハッシュタグと共に SNS(Instagram・X)に投稿必須ハッシュタグ:#オルビス #オルビスユー #スキンケアラウンジバイオルビス※ストーリーズの場合は@skincare_lounge_by_orbis をメンション数量限定で販売される名画デザインの『CREATE BOTTLE』は3種類。キャップカラーが選べるほか、名前やメッセージの印字も可能とのことで、自分へのご褒美や贈り物にもぴったりです。■『CREATE BOTTLE』名画デザイン 各2,750円(税込)全3種「星月夜」/「ひまわり」/「睡蓮」・『オルビスユー エッセンスローション』オリジナルつめかえ用ボトル・『オルビスユー エッセンスローション』[医薬部外品]つめかえ 180ml2024年8月31日(土)~10月20日(日)※数量限定、なくなり次第終了『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』店舗、公式オンラインショップで販売。また、イベント期間中は絵画のスマートフォンケース専門店「Maison de muse(メゾンドミューズ)」の、「あなたが作る小さな美術館」をコンセプトにした商品の販売も。販売機種:iPhone15/iPhone14/iPhone13/iPhone12/ iPhone12pro・Smartphone Case 3,520 円(税込)・AirPods Pro Case 2,980 円(税込)・Nail Sticker 1,980 円(税込)さらに『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』店舗限定で、名画デザインの『CREATE BOTTLE』、または「Maison de muse」のグッズを購入したうえ、オルビス商品を 3,500 円(税込)以上購入すると、先着順でノベルティとしてクロード・モネ「睡蓮」のオリジナルデザインポーチがもらえるそうです。「睡蓮」オリジナルポーチ ※数量限定、なくなり次第終了1階にある『JUICE BAR』では、ゴッホの「ひまわり」とモネの「睡蓮」にちなんだドリンクが期間限定で販売されます。見た目も素敵な、ここだけでしか味わえないスペシャルなドリンクです。■『JUICE BAR』限定メニュー「ひまわり」「睡蓮」(イートイン・テイクアウト)各800円(税込)ゴッホの「ひまわり」を連想したドリンクは、マンゴーとパイナップルに食物繊維やミネラルが豊富なスーパーフードのチアシード入りで、食感も楽しめるスムージー。モネの「睡蓮」を連想したドリンクは、レモンジンジャーがアクセントの爽やかなソーダ。アート好きな方はもちろん、子どもから大人まで、気軽に美術館の雰囲気を楽しめそうなイベントですね。新しいアートの楽しみ方を体験してみてはいかがでしょうか。『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』体験型アートイベント「BEAUTY OF MATERIAL」開催期間:2024年8月31日(土)~ 10月20日(日)店舗住所:東京都港区南青山 5-7-1LOUNGE 10:00 AM ~8:00 PMJUICE BAR 8:00 AM ~8:00 PM Tel. 03-6712-5633店舗URL: https:www.orbis.co.jp/skincarelounge/ 公式オンラインショップ: 本イベントに先駆けて、8月28日(水)~9月3日(火)の期間、@cosme OSAKA(大阪市北区梅田 3-1-3 ルクア イーレ 3F)でオルビスユー「とろぱしゃで叶えるうるおい体験 POP UP」を開催。ゴッホとモネの名画デザインボトルを数量限定・先行発売されるとのことで、こちらも要チェックです。
2024年08月29日SHIBUYA STREAM HOTELは開業6周年記念として、Bar & Dining「TORRENT(トレント)」(4F)にて、9月4日~30日の期間、星空と宇宙空間をテーマとした演出を楽しむバー「TORRENT BAR~Full of Stars~」を実施します。■星空や宇宙をイメージしたメニューが登場「TORRENT BAR~Full of Stars~」は、渋谷に根付いたカルチャーを発信すべく、秋の夜長をより深く、楽しむ企画として、「コスモプラネタリウム渋谷」協力のもと、プラネタリウムのように星や宇宙を見上げながらお酒が楽しめるコラボレーションバーです。昨年好評だった「Starry Bar~トレント星空バー~」を、ブラッシュアップしナイトエンタテイメントの一環として、いつもとは少し違うナイトライフを今年は提案します。期間中は、天井から壁にかけてプロジェクターによる投影で宇宙空間や幻想的な星空を演出した空間で、星空や宇宙からインスパイアされた料理やスイーツの数々が味わえます。食事には、宇宙空間に散らばる惑星に見立てた5種の手まり寿司のほか、レモンコンフィチュールのソースで夕暮れのグラデーションに染まる空を表現したかき氷など、アートのような品々を用意。ドリンクには、星空カクテルとして、銀河からインスパイアされたマンゴーリキュールをベースとした「ギャラクシー」や、雲の切れ間から覗く星空をイメージした「シエル」などが並びます。9月27日・28日には、「コスモプラネタリウム渋谷」で星空解説員をする佐々木勇太氏よるトークショー「お酒とともに楽しむ星空のチルトーク」を開催。入場は無料です(1ドリンク以上の注文が必要)。■イベント概要TORRENT BAR~Full of Stars~期間:9月4日~30日時間:月~土曜日18時~24時(L.O.FOOD22時、DRINK23時30分)日・祝日18時~23時(L.O.FOOD22時、DRINK22時30分)※星空特別メニューのみ提供時間が異なります場所:SHIBUYA STREAM HOTELBar & Dining「TORRENT」(バー)イベント詳細URL:(フォルサ)
2024年08月23日さまざまな先端テクノロジーや舞台演出で時代を先取りしてきたPerfume。複雑な振り付けを一糸乱れぬ姿で踊る3人の姿に思わず見入ってしまう人も多いはず。そんな彼女たちの驚異的な身体性と、クリエイターの技術が融合する“奇跡の同期”をテーマに、彼女たちの25年を振り返る回顧展が開催される。来場者もアーティストの視点を楽しめる、体験型展覧会。本展は、結成時から現在に至るまでPerfumeの振り付けを行う演出振付家・MIKIKOが総合監修を行い、インスタレーションやライブ演出をサポートするライゾマティクスが脇を固める。「歌詞と振り付けの同期」「3人の同期」「身体表現と演出の同期」「時代との同期」など、さまざまな“同期”をテーマに総面積1500平方メートル以上に及ぶギャラリーで体験型の展示が公開される。「本展は大きく3エリアで構成されます。まず第一にライゾマティクスが監修する大型インスタレーション作品のエリア。2番目に現れるのは過去のライブステージの数々を再現するエリア。3つ目の展示室は開幕日に公開予定ですが、まだ誰も見たことのないPerfumeの未来を感じられるサプライズ空間になる予定です」(森ビル同展クリエイティブ・ディレクター桑名功さん)なかでも圧巻なのは第2のエリア。全長60mにも及ぶ巨大空間で、ファンにとって伝説的ともいえるライブを目前で追体験できる。「ここは本展のテーマにもなっている“奇跡の同期”を余すところなく伝える展示エリアです。踊るメンバーを3Dで撮影し、その驚異的なシンクロ具合を実感できる作品や、Perfumeが過去ライブで観客に見せてきた演出をご自身で体感できる展示も。さらに1時間に1回、会場内の演出がすべて同期する、本展ならではのスぺシャルなコンテンツも用意しています。彼女たちが積み重ねてきた時間や努力の軌跡、そして迫力を、視覚的にも感じてもらえると思います」来場者はライブの演出を疑似体験でき、人間とテクノロジーの驚異的な同期を感じることができる趣向だ。「本展では普段あまり見せることのない非常に緻密なステージの裏側も覗いていただけると思います。また、オーディエンスとしてだけでなく、来場者自身もアーティストの視点を楽しめるのが魅力。Perfumeがなぜ常に新しさを失わず25年も疾走できたのか、ファンはもちろん初心者にも、その秘密を実体験いただけるチャンスになると思います」“同期”を切り口にした巨大ギャラリー。(写真はイメージ)影を生かした実際の演出。Blu‐ray&DVD『Perfume LIVE 2021[polygon wave]』より©UNIVERSAL MUSIC LLC影を生かした実際の演出の技術を来場者が体験できる展示も。Blu‐ray&DVD『Perfume LIVE 2021[polygon wave]』より©UNIVERSAL MUSIC LLC「Perfume Disco‐Graphy 25年の軌跡と奇跡」TOKYO NODE GALLERY A/B/C 東京都港区虎ノ門2‐6‐2虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F8月9日(金)~10月14日(月)10時~20時(最終入場は19時30分)※イベント時は異なる会期中無休一般2800円ほかオンラインでの日時予約制TEL:03・6433・8200※『anan』2024年8月14日‐21日合併号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2024年08月19日インスタで毎日アート作品を発表している大人気のミニチュア写真家・田中達也さんの展覧会が日本橋高島屋ではじまりました。プレス内覧会を取材しましたので、見どころなど会場写真とともにご紹介します!韓国で大ヒットした展覧会が日本初上陸!展示室内© Tatsuya Tanaka※本記事の写真は主催者の許可を得て撮影しています【女子的アートナビ】vol. 341田中達也さんは、1981年熊本生まれ。身近なものや日常的に見慣れたものを別のものに見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」を2011年から毎日インスタグラムで発表し続けているミニチュア写真家・見立て作家です。2024年5月現在でインスタのフォロワーは380万人超。国内外で展覧会を開催し、2024年に韓国・ソウルで開かれた展覧会では19万人を動員しました。2017年NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ではタイトルバックを担当し、近年は絵本作家としても活躍されています。内覧会で田中さんは、「作品は人間の普遍的なものを表現しているので、世代や国境を超えて楽しんでいただけます」とコメント。見立ての着想については「コンビニやスーパー、一般的な日用品がそろっている場所やモノからアイデアを得ています」と語りました。「田中達也展みたてのくみたて」では、「見立て」の発想の起点を7つのゾーンに分けて約160点の作品を展示。どのようにアイデアが生み出されるのか、その原点を解き明かす展覧会です。パンがソファーに!?田中達也「甘い生活」2021年「HOME暮らしから考える」の展示室では、身近にあるものから着想を得た作品を展示。家の中にある見慣れたものが、意外なものに変換されています。例えば、「甘い生活」という作品では、パンをソファーに、クリームを観葉植物に、ワッフルを棚に見立てた室内で、ミニチュア人形のファミリーが団らんしています。田中さんの作品には、ブロッコリーや海苔巻きなどさまざまな食べ物が登場しますが、本物もあれば食品サンプルもあるとのこと。本物の場合は撮影の後に食べているそうで、インスタでも「#このあとおいしくいただきました」などと出ています。メガネが自転車に変身!田中達也「メガネでかけ回る」2022年続いて、「FORM形から考える」の展示室では、物体の形に着想を得た作品を見ることができます。田中さんは、アイデアを出すとき形を簡略化して考えを発展させていくそうです。例えば、丸メガネの丸が2つ並んだ形から自転車を連想。ただ、メガネのツル部分がバッチリ見える角度だと自転車には見えないので、視点と写真のアングルを工夫し、「メガネでかけ回る」という作品がつくられています。フォトスポット「メガネでかけ回る」ちなみに、本展ではすべての作品が撮影OK。さらに、大型作品が置かれたフォトスポットも随所に設けられているので、見立ての世界を楽しみながら体感できます。スイカが赤富士に!田中達也「スイカ山盛り」2023年色に着想を得た作品を展示する「COLOR色から考える」の部屋で目を引いた作品は、「スイカ山盛り」。なんとスイカが赤富士に見立てられています。明らかにスイカなのですが、菅笠を被った二人の人物を含めた作品全体で見ると、葛飾北斎が「冨嶽三十六景」で描いた赤富士のように見えてくるから不思議です。田中達也「クリーンな環境?」2022年また、会場では写真作品だけでなく、実際に使われたミニチュアも展示。精巧につくられたミニチュア作品も見ごたえがありますので、ぜひじっくりとご覧になってみてください。グッズもかわいい!会場を出たあとは本展の特設ショップへ。ミニチュア作品がプリントされたTシャツや絵ハガキ、カレンダー、マスキングテープのほか、田中さんの人気絵本も販売されています。本展は8月28日まで開催。夏休みにぜひお出かけください。© Tatsuya TanakaInformation会期:2024年8月1日(木)~28日(水)※8月21日(水)は休業日会場:日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール時間:午前10時30分〜午後7時(午後7時30分閉場)※ 最終日8月28日(水)は午後5時30分まで(午後6時閉場)観覧料:一般 ¥ 1,200/大学・高校生 ¥ 1,000中学生以下無料
2024年08月11日インスタでおしゃれなアートを披露されている俳優の牧島輝さんが初個展を開催!東京・恵比寿の弘重ギャラリーで、初のアートワーク作品展「PALEDA -Melt-」が9月18日からスタートします。今回、牧島さんに個展への想いやアート制作について、お話をうかがいました。個展開催は「素直にうれしい」牧島輝さん【女子的アートナビ】vol. 343――初個展を控えて、今どんなお気持ちですか?牧島さん素直にうれしいです。ずっと絵を描き続けてきたので、それらの作品を空間として表現してみたいという気持ちが前からありました。自分の作品を並べた状態で見たことがないので、その空間がどんな雰囲気になるのかなとワクワクしています。――60点以上も展示されるとのことですが、どんな作品があるのですか。牧島さん動物などを描いた絵画とタフティング作品があります。タフティングというのは、ラグのような織物を作る技法のことで、まず下絵を描き、そのあとタフティングガンという専用の機械を使って毛糸をひとつひとつ自分で打ち込んで制作します。壁に飾れるタイプのタフティング作品もつくりました。――イヌの顔がデザインされた作品も多いですね。主演映画「海岸通りのネコミミ探偵」やネコ撮影の番組などにも出られていたので、なんとなくネコ派のイメージがありました。牧島さん実はイヌ派です(笑)。動物好きなのでネコも好きですけど、昔から家族がイヌを飼っていたこともあり、作品は圧倒的にイヌが多めです。今回の個展でも、イヌの顔をタフティングした作品を30点ほど展示し販売もする予定です。作品の売上の一部は、保護犬活動などを行う団体に寄付することにしています。――タフティング作品が買えるのはうれしいですね。ずばり、個展の見どころは?牧島さんどの作品も色にこだわって描いているので、カラフルでポップな印象を感じていただけると思います。僕自身、アートとか芸術とかにあまり詳しくなくて、ただ好きで描いているので、僕と同じように絵に詳しくないかたでも色で楽しんでいただけるのではないかなと思います。昔の自分が羨ましい(笑)――絵はいつごろから描いていたのですか?牧島さん幼稚園の頃から好きでした。絵が好きだったので、親が絵画教室に連れて行ってくれたこともありましたが、それよりも自分で好きなものを自由に描くほうが好きでした。机とか教科書の端とか、どこにでも絵を描いてしまうような子どもでした。――小学一年生のとき絵が受賞されたそうですね。ネットで作品を拝見しましたが、子どもの絵とは思えないステキなアートでした。牧島さんありがとうございます!自分でも昔の自分が羨ましくなります(笑)。当時から、自由に楽しく描いていた気がします。とにかく絵を描くのが好きだったのです。芝居とアートの相乗効果は「かなりある」――お芝居とアート制作の相乗効果はありますか?牧島さんかなりあると感じています。お芝居に入り込むと、気持ちがごちゃまぜになることもあるのですが、描くことでモヤモヤしたものをアウトプットできるのです。アートで発散することで、抱え込みすぎずにすむので、心の健康にとってもいいなと思います。また、舞台も空間芸術で、色味とか立ち位置とかいろいろなバランスが考えられて作品になっているのですが、これも絵と共通している部分だと思います。絵を描いているとき、次の芝居はこんな色味のイメージでやってみたいと感じることもあります。――色でお芝居のイメージをされるのはユニークですね。牧島さんそうかもしれませんね。色味の感じとか音の色とか、自分のなかにしかないイメージなので、なかなか言語化するのが難しいのですが、お芝居とアートの相乗効果はすごくあると思います。――アートはゼロから生み出す作業ですが、創作のストレスを感じることはありませんか?牧島さん好きなときにしか描かないので、ストレスにはなりません。何かひらめいたとき、感じたとき、僕は脚本家さんのように文章にはできませんが、絵と色でなら表現できます。ゼロから一にするアート制作はすごく楽しいです。――最後に、個展を楽しみにしているファンのかたにメッセージをお願いします。牧島さん念願の個展を開催できるということで、自分が一番楽しみにしているのですけど、みんなも同じぐらい楽しみにしてもらえたらいいなと思います。いつも役者として表現する姿は見てもらっていますが、「牧島」として自分自身の表現をするのは新しい試みなので、僕の頭の中をのぞいたような気持ちになれると思います。ぜひ会場に足を運んでいただけたらうれしいです。――ありがとうございました!9月18日から開催!とにかく絵を描くのが大好きと語ってくれた牧島さん。実際に作品を見せていただきましたが、どれも本当にカラフルでかわいくておしゃれ。色の組み合わせもステキで、楽しい気分になれるアートばかりでした。本展では、新たに制作した作品など60点以上も展示されます。また、牧島さんのオリジナルアパレルブランド「PALEDA」のウェアや、作品をモチーフにしたオリジナルグッズも販売。会期中にはトークイベントも開かれますので、ぜひ会場に足を運んでくださいね。Information牧島 輝アートワーク展「PALEDA -Melt-」会期2024年9月18日(水)~9月29日(日)会場弘重ギャラリー(東京都渋谷区恵比寿2丁目10-4 ART CUBE EBIS B1F)入場料1,500円(税込)※日時指定予約制※日時はHPをご覧ください※開催情報については変更になる場合がございます。最新情報は公式HPをご覧ください
2024年08月09日貼り紙や遺留品、都市伝説など行方不明にまつわる物品や情報を収集。それらを「身元不明」「所在不明」「出所不明」「真偽不明」に分類して展示し、「行方不明」の痕跡をたどる「行方不明展」。手がけるのは、近年、一大ムーブメントとなっている、フィクションを実際にあった出来事のように見せるモキュメンタリー作品で活躍する人気クリエイターたち。今回は、プロデュースを担当するホラー作家の梨さんと、テレビ東京プロデューサーの大森時生さん、そして、映像作品を制作した寺内康太郎監督の3人に、企画の起こりから実現までの過程や、作り手としての面白さなどを直撃しました!「行方不明展」写真右から、梨さん、大森時生さん、寺内康太郎監督梨:始まりは、昨年、私が実施した、会場に大量の怪文書を貼った、考察型展覧会の世界観を引き継いだ企画をやろう、というところからでした。大森:その怪文書展に行った時に、美術館のように鑑賞しながら徐々に不気味さに呑まれていく雰囲気は、映像や文章とも違う面白さがあるなと思ったんです。だから、今回お誘いいただいて嬉しかったです。梨:大森さんや、一緒にプロデュースをしている「株式会社闇」の方と案を出すうち、「行方不明展」というネーミングはどうかという話になり、その言葉からインスピレーションを受けて作りあげていきました。寺内:僕は大森さんから依頼を受けて、展示で使う映像を作ったのですが、最初は行方不明について大真面目に考えるのかな?と思っていたんです。すると、梨さんが初めて会う時に、分厚い資料を用意してくださっていて。梨:パワポで作ったような90枚分のプレゼン資料でしたね(笑)。寺内:それを見て、一つの発明に近いといいますか、こういうふうにフィクションとして「行方不明」というものを形作るのは、すごく面白そうだと思いました。梨:寺内さんや大森さんのようにホラーの才能が豊かなみなさんに作っていただくので、世界観の運用として狭すぎることをしたらダメだという思いがありまして。その点、「行方不明」という言葉であれば、いろいろな概念を包括できるだろうとも思ったんです。たとえば、「リモコンが行方不明」って言いますよね。「なくなる」ではなく「行方不明になる」と言うことで奥行きみたいなものが生まれるし、図らずもそうなったことに対する気持ちみたいなものも反映されている。また、Xで「行方不明なりたい」で検索すると、つぶやきが数百も出てくるんですけど。シリアスなものもありますが、異世界転生のような、“ここではないどこかに行きたい”“社会的に持っているいろいろな文脈から解き放たれたい”という願望もあるだろうなと。「失踪」や「喪失」とは違う、あくまでも「行方が不明になる」という言葉じゃないといけないものがあるんです。大森:2020年代のSFとか、いろいろな文脈においてもキーワードになっていることの多い“ここではないどこかへ”ということを再解釈した展示だということは、全員に共通できている点なのかな、とは思いますね。――普段、文章やテレビ、映像などで作品を発表することが多い3人。箱の中に展示をすることには、面白さや新たな発見もあったという。寺内:僕が制作したのは、“行方不明になりたい人”の世界観を展示する空間に置く映像で。映像を作る時は基本的に、フリやオチをちゃんと用意するのですが、今回の展覧会ではそうした前後の文脈が空間の中にあるので、よりソリッドな表現を追求できました。いつもとはまた違う楽しみがありましたね。大森:自分の見たいものだけを好きなだけ見られることや、それが見る側に一任されているというのは展覧会ならでは。そこでの鑑賞はそこでしか味わえない、とても面白い体験になると思います。梨:お笑いライブやお化け屋敷じゃないですが、作品はもちろん、同じ空間内にいる人の存在や反応を見るなど、文脈の共有ができるところも展覧会の面白さだと思います。ちなみに、僕が難所に感じたのは、展示の説明やバックストーリーなどの解説文です。観客全員に、ある程度、同じ文脈を共有させないといけないのですが、長すぎると読むのに時間がかかるし、人だかりができるとストレスになってしまうので。展覧会は、「続きは明日にしよう」ということができないですしね。寺内:僕は楽しいことばかりでしたけど、あえて言うなら、映像に出てもらう演者の方に何の映像かを説明することが大変でした。与えられたセクションだけを担当しているので、展覧会の全体像や、どういう形で映像が使われるかが見えにくかったので。でも、だからこそ面白いし、演者のみなさんも楽しんでいましたね。梨:大森さんも少し言っていましたけど、展覧会には、自分のペースで好きな作品を見られる、漫画や本のページをめくる感覚に近い、良い意味でのフリースタイルさがあると思いますし、それは、今後もっと拡張できる部分だとも考えています。右・梨さんなしホラー作家。代表作に『かわいそ笑』(イースト・プレス)、『6』(玄光社)、『自由慄』(太田出版)。新刊『お前の死因にとびきりの恐怖を』(イースト・プレス)が8/7に発売。中・大森時生さんおおもり・ときおテレビ東京プロデューサー。『このテープもってないですか?』『SIX HACK』『祓除』『TXQ FICTION イシナガキクエを探しています』など話題作を担当。左・寺内康太郎さんてらうち・こうたろう映像監督、脚本家。YouTubeチャンネル・フェイクドキュメンタリー「Q」などを手がける。著書『フェイクドキュメンタリーQ』(双葉社)が発売中。制作チームには、ホラー映画で知られる近藤亮太監督やアートディレクターの大島依提亜さんも参加。「行方不明展」人、場所、モノ、記憶など、さまざまな「行方不明」を掘り下げる展覧会。※この展示はフィクションであり、行方不明者を捜索する必要はありません。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。東京都中央区日本橋室町1‐5‐3三越前福島ビル1F開催中~9月1日(日)11時~20時(最終入場は閉館30分前)会期中無休2200円観覧の所要時間は約90分。チケットなど詳細はHPで。※『anan』2024年8月7日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2024年08月06日2013年に『りんごかもしれない』で絵本作家としてデビューして以降、子どもから大人まで大ブームを巻き起こしているヨシタケシンスケさん。自身初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」がそごう美術館で開催中です。「ヨシタケシンスケ展かもしれない」のイメージ。©Shinsuke Yoshitakeこの展覧会では、ヨシタケさんが絵本作家デビュー以前から描きためてきた1万枚を超えるスケッチの中から、約2,500枚を複製し公開。ユーモアかつシュールなヨシタケさんの発想の源ともいえるスケッチが見られるなんて貴重ですね!愛用の手帳(『あんなに あんなに』スケッチ)撮影:野澤亘伸 ©Shinsuke Yoshitake『あんなに あんなに』ポプラ社 2021年 ©Shinsuke Yoshitakeまた『りんごかもしれない』や『つまんない つまんない』など、約20作の人気絵本から原画や構想段階のアイデアスケッチなどを紹介。作品の世界に入り込んだような体験ができる展示もあるとのこと。『つまんない つまんない』原画 ©Shinsuke Yoshitake『つまんない つまんない』白泉社 2017年 ©Shinsuke Yoshitake『なつみはなんにでもなれる』アイデアスケッチ ©Shinsuke Yoshitake『なつみはなんにでもなれる』P H P研究所 2016年 ©Shinsuke Yoshitake『りんごかもしれない』原画 ©Shinsuke Yoshitake『りんごかもしれない』ブロンズ新社 2013年 ©Shinsuke Yoshitake『ころべばいいのに』原画 ©Shinsuke Yoshitake『おしっこちょっぴりもれたろう』原画 ©Shinsuke Yoshitake慣れ親しんだ絵本でも、原画にはまた違った趣が感じられそうです。ヨシタケさんは絵本を出版する前からイラストレーターや造形作家として活躍していました。今回は学生時代の立体作品やアトリエに保管されていた私物コレクションの展示もあり、ヨシタケさんの独自の発想がどこからくるのか垣間見られそうです。《ぶくぶく観音》撮影:加藤新作 ©Shinsuke Yoshitakeカブリモノシリーズ《ACcess100》撮影:三橋純 ©Shinsuke Yoshitake展覧会公式図録には、絵本のためのアイデアや原画、展覧会のために描いた未公開スケッチなど、なんと1000点以上を収録。さらにヨシタケさんのインタビューや、絵本作家デビュー10年の奇跡をたどる専門家による絵本論など盛りだくさん!『ヨシタケシンスケ展かもしれない 公式図録 こっちだったかもしれない』2,970円(税込) ©Shinsuke Yoshitakeそして、展覧会といえばオリジナルグッズも楽しみの一つですが、そのラインナップも豊富。一部を紹介します。「アイツ」のぬいぐるみ Sサイズ 2,530円(税込)ミニトート各種 3,300円(税込)甘いもので頭がいっぱい巾着(ラムネ入り) 各種1,650円(税込)ヨシタケシンスケさんプロフィール:1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。2013年に初の絵本『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)を出版して以降、『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『なつみはなんにでもなれる』P H P研究所 、『あんなに あんなに』(ポプラ社)などで7度にわたりMOE絵本屋さん大賞1位に。『りんごかもしれない』で第61回産経児童出版文化省美術賞、『つまんない つまんない』(白泉社)の英語版『The Boring Book』で2019年ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞受賞。ヨシタケさんの絵本ファンにはたまらない展覧会。この夏休み中にお子さんや友人と、ヨシタケシンスケさんの世界を体感しに、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。※写真は東京会場の様子。撮影:黒澤義教ヨシタケシンスケ展かもしれない▼展覧会メインビジュアル©Shinsuke Yoshitake会期:2024年7月23日(火)~9月2日(月) 会場:そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階時間:午前10時~午後8時 *入館は閉館の30分前まで。(そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合あり)休館日:会期中無休入館料:(税込) 事前予約不要一般1,400(1,200)円、大学・高校生1,200(1,000)円、中学生以下無料*公式オンラインチケット(e-tix)では、いつでも( )内の料金にてお求めいただけます。オンラインチケット: 「ヨシタケシンスケ展かもしれない」公式サイト: そごう美術館 公式サイト:
2024年08月06日東京・上野の国立西洋美術館で企画展「内藤コレクション 写本 ― いとも優雅なる中世の小宇宙」が開催中です。中世ヨーロッパで普及した美しい写本が集まる展覧会の見どころをご紹介します!美しい写本が勢ぞろい!展示室内※本記事の写真は主催者の許可を得て撮影しています【女子的アートナビ】vol. 340本展では、国立西洋美術館が所蔵する国内最大級の写本コレクション「内藤コレクション」を中心に約150点の作品をまとめて紹介。同館では初となる大規模な写本の展覧会です。写本とは、手で書き写された本のこと。印刷技術がなかった時代、中世ヨーロッパでは写本で知識が人々の間に広がっていきました。当時、羊や子牛などの皮を加工してつくられた紙に一文字ずつ筆写された写本は贅沢品のひとつ。美しく装飾された写本には、その時代の美意識が詰まっていました。本展では、聖書や詩編集、聖歌集などの華やかな写本を堪能できます。見どころは、美しいミニアチュール!展示風景展示は9章構成。最初の章では「聖書」の写本が並んでいます。写本といっても、展示されているのは「本」の形ではなく、1枚の紙。写本では、この紙のことをリーフまたは零葉(れいよう)といいます。筑波大学・茨城県立医療大学名誉教授の内藤裕史先生は、もともとの写本から切り離されたリーフを1枚1枚ヨーロッパなどで集め、コレクションを築き上げていきました。そしてそれらを一括で2015年度に国立西洋美術館へ寄贈。「内藤コレクション」は国内美術館最大級の写本コレクションです。写本の楽しみ方について、国立西洋美術館学芸課長の渡辺晋輔さんは次のように教えてくれました。「書かれている文字は小さいですが、文頭の飾り文字であるイニシャルには手の込んだ装飾がなされています。イニシャルのなかでも一番きれいに書かれている部分は、重要な段落という目印にもなっています。また、余白部分に大変美しいミニアチュール(挿絵)が描かれているものもありますので、ぜひその部分もご覧ください」最先端のアートが盛り込まれている!展示風景続いては、4章「ミサのための写本」へ。聖書の写本は、持ち運びするため小さなサイズで作られていましたが、「聖歌集」の写本は比較的大きなタイプになっています。歌を歌うときは何人かで一緒に見るため、大判で作られたそうです。また、写本には当時の最先端のアートが盛り込まれています。例えば、イタリアのフェラーラで作られた写本には、ルネサンス時代に生まれた新しい技法で人体が描かれています。写本は小さいながらも第一級品の美術品として人気が高く、昔から多くの人がコレクションしていました。男女トラブルを扱った写本!?展示風景後半では、教会法令集の写本も見られます。信仰や生活に関して定めた法律も写本によって広められ、継承されていきました。写本に書かれている文章は理解できなくても、絵で内容がわかるものもあります。例えば、裁判官のような人の前に男性がいて、その後ろで男女が仲良くしている挿絵は、夫が敵の捕虜となり長年家を離れている間に奥さんが別の男と再婚したことを訴えている場面。当時の人たちの暮らしぶりなどが伝わり楽しいです。電子書籍が当たり前の今、800~500年前に人の手で時間をかけて書かれた写本はとても尊い存在だと思います。中世の美の世界をぜひ一度ご覧になってください。Information会期:2024年6月11日(火)〜8月25日(日)休館日:月曜日、(ただし、8月12日(月・休)、8月13日(火) は開館)開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は9:30~20:00)※入館は閉館の30分前まで会場:国立西洋美術館企画展示室観覧料:一般 ¥1,700、大学生 ¥1,300、高校生¥1,000
2024年08月04日最新のテクノロジーを駆使した表現で人々を魅了しているアートコレクティブ・チームラボが、今年2月、麻布台ヒルズに「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」をオープンした。作品ごとの境界をなくし、連続する一つの世界を表現。70以上の作品群や、作品と鑑賞者が作用し合うという新感覚の展示が話題を呼び、国内外から多くの人が鑑賞に訪れている。こうしたコンセプトにたどり着いた経緯や、「ボーダー」というものの捉え方、さらに、サウジアラビアに誕生した「チームラボボーダレス ジッダ」のことまで、チームラボの工藤岳さんに聞いた。作品ごとの境界線がないアートに体ごと没入!チームラボ《マイクロコスモス‐ぷるんぷるんの光》©チームラボ「ミュージアムの中に自然界を再現し、僕たちが心を動かされた世の中の美しいものや面白いものを他の人と共有したいという想いから、『チームラボボーダレス』は始まりました。境界線とは、人間がこの世界や物事を認識するために作り出した一つの方法だと思うんです。たとえば、『森』を理解しようとする時、“森とは、木がたくさんあるところだ。木とは、枝や葉があるものだ。枝や葉は、たくさんの細胞からできているものだ…”のように、線を引いて細かく分断しながら考えていくことってありませんか。サイエンス的なアプローチだと思いますが、それを続けていくと、最終的に素粒子レベルにまで到達することになり、結果的に『森』とは何かという本来の問いが、見えにくくなるのではないかとも思うんです。僕たちとしては、そうしたボーダーを取り払い、『森』を理解するためには森へ行って、森と自分を同期したり、一体化することが大事だと考えています。だからこそ、スクリーンや平面的なところに表現したものを鑑賞者が動かずに観る形にはしていません。ミュージアム全体を自由に動いて体験するという形を通じて、自然界や、そこで起こる現象を理解してもらえるような作品を目指しました」作品同士が作用し合うところも、自然界の摂理を取り入れたもの。「先ほど森の話をしましたが、森では蝶々が花を受粉させるなど、お互いに影響を与え合っていますよね。それと同様に僕たちの作品も、一つの場所にとどまることなく作用し合います。また、触ると花が散るなど鑑賞者も作品に作用でき、そこの境界線もありません。同じ空間にいる鑑賞者同士が作用することもありますよね。“ボーダレス”というものをコンセプトに掲げていますが、自然界では当たり前のこと。僕たちは、それを表現しているだけなのです」ボーダレスな世界を表現する上で、デジタルはとても有効だそう。「デジタルという素材を使うと、作品同士、また、作品と鑑賞者がお互いに作用し合うというシステムを作りやすいですよね。ただ、難しいところもあって。たとえば、作品の境界を越えて飛んでいく蝶々を動かした時に、全く別のところにいる何かが止まるといった、想像もしないバグが起きることがあるんです(笑)。しかも、ミュージアムという巨大な空間ですから、バグの原因を突き止めるのも一苦労ですね。ただ、ロマンティックに言いますと、この世界では、僕たちのちょっとした行動が何かに作用したり、影響を与えることがありますから。そうした連続性の上に世界は成り立っているし、僕はそれを美しいと思うので、バグも含めて、本質的には全肯定したいと思っています」ジッダの人々の営みや自然の連続性を表現。今年6月、サウジアラビアに誕生した「チームラボボーダレス ジッダ」も、注目を集めている。「ジッダは港町で、古くから世界中のさまざまな人がやってくる、エントランスのような外に開かれた場所なんですね。そうした街の特性と、ボーダレスというコンセプトは、親和性が高いと思いました。オープンするためにジッダに行きましたが、街の人たちがみんな明るくて、優しくて。あまり言葉は通じなくても、一緒に作ってくださる方たちと“良いものを作ろう”と気持ちが通じ合うような場面もたくさんありました。本当に素敵な場所なので、作品を観ることをきっかけに、旅行してほしいです。建物は今作のために作られたものですが、天井がものすごく高く、強い没入感が味わえるのではないでしょうか。とても素敵な空間になっていると思います」ここでしか観ることのできない、《Persistence of Life in the Sandfall》という作品がある。「鑑賞者が花に触れると、花びらが散って枯れたり、落ちてくる砂に触れると砂が割れるという仕様になっています。チームラボは、ジッダという街やサウジアラビアという国で積み上げられてきた、人々の営みや自然などの連続性を美しいと思っていて、そうした概念を表現したものです。落下する砂や、その中で生まれ育ち、散っていく花を見ながら、月日の流れや歴史を感じてもらえたら。長い時間のサイクルを短く凝縮して表現できるところは、デジタルという素材を使うことの、ポジティブな一面だと思います。ありがたいことに、オープンしてから毎日、たくさんの人が観に来てくださっていて。子どもから大人まで、言葉で多くを説明せずとも直感的に体験してくださることは、すごく面白いなと思いますし、僕たちが作品を手がける上で気を配っている点でもあるので嬉しいですね」チームラボ《中心も境界もない存在》チームラボ《色相無限遠》チームラボ《境界のない群蝶 ‐地形の記憶》チームラボ《Black Waves:Crystal World》チームラボ《追われるカラス追うカラスも追われるカラス:溶け出す光》チームラボ《Persistence of Life in the Sandfall》※サウジアラビアでのみ見られます森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス境界なく連続する一つの世界の中で、さまよい、探索し、発見することをコンセプトにした、地図のないミュージアム。見るタイミングによって作品が変化、何度も楽しめる。東京都港区麻布台1‐2‐4麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1チケットは公式サイトで購入を。オンラインでの事前予約制、当日券の販売は基本的に行っていない。©チームラボくどう・たかし猪子寿之が代表を務めるアートコレクティブ・チームラボのメンバーで、広報などさまざまな役割を担う。大道芸人をしたり、スウェーデンで雑誌の編集に携わるなど、異色の経歴を持っている。※『anan』2024年8月7日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2024年08月01日ジャン=ミッシェル・フォロンの大回顧展「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」をご紹介。厳しさを増す現実世界から、幸せへ向かう空想旅行へ。夢見心地なパステルカラーの世界で一人佇む帽子をかぶった男。ポツンと孤独で、どこか不安げな姿にシンパシーを感じるのはなぜだろう。20世紀のベルギーを代表する画家、ジャン=ミッシェル・フォロン(1934~2005)の大回顧展が日本で30年ぶりに開催される。展示はドローイング、水彩画、ポスター、晩年の彫刻作品など約230点。建築、工業デザインを学んだフォロンは、21歳でパリ近郊に出て、ひたすらドローイングを描く日々を送った。黒いペンのシンプルな、きっぱりした描線は画家の意思表明のようでもある。後に彼のドローイング作品は『エスクァイア』や『タイム』などアメリカの雑誌に掲載され、その名を広く知らしめることになる。よく取り上げたモチーフの一つは「矢印」。行き先を指し示すこのサインは、私たちを導く一方で思考を止め、束縛するものとして描かれる。多くの作品に登場する「リトル・ハット・マン」は、帽子とコートを纏った匿名性のある存在でありながら、見る人は彼に自分の姿を重ねてしまう。不自由さや孤独という現代の不条理な一面を描くことは、幸福や平和を願う画家自身のヒューマニズムの裏返しかもしれない。フォロンは600点以上のポスターも残した。それらはいま世界で起きていることを柔らかな色彩を通して語りかける。1点に使われる色数は多くはなく、グラデーションやにじみの技法が駆使されている。海洋核実験反対のポスターや「世界人権宣言」の挿絵など、美しさの奥に感じるのは、画家の静かな怒りだ。厳しい現実から目を背けることなく、多くの人が共鳴できるのは、同じポスターの中に描かれる空、海、地平線の彼方に、平和や自由への希望を感じ取れるからではないだろうか。生前、空を飛んで風と話してみたいと語っていたというフォロン。タイトルの「空想旅行案内人」は名刺に記載されていた自らの肩書から。彼と一緒ならどんな空想旅行へ連れていってもらえるだろう。《無題》《Lettera 32すべての人にオリベッティを》1967年《グリーンピース 深い深い問題》1988年《無題》1968年頃《月世界旅行》1981年《秘密》1999年©photograph by Fernandez空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン東京ステーションギャラリー東京都千代田区丸の内1‐9‐1開催中~9月23日(月)10時~18時(金曜~20時。入館は閉館の30分前まで)月曜(8/12、9/16、9/23は開館)休一般1500円ほかTEL:03・3212・2485※『anan』2024年7月24日号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2024年07月24日NHK Eテレの番組『みたてるふぉーぜ』の制作に携わるなど、「見立て」の面白さを世に広めるアーティスト、鈴木康広さん。都内では初めての個展が間もなく始まる。「見立て」とは、そもそも和歌やお茶の世界で用いられてきた手法。利休が漁で使う魚を入れる魚籠(びく)を花入れとして取り入れたことも「見立て」なら、紅葉を錦になぞらえて詠むことも「見立て」。伝統的にその道を豊かにする遊び心やテクニックとして用いられてきた。「見立て」で発見!何でもないモノたちの別の顔。鈴木さんの作品ではりんごや葉っぱなど、どこにでもあるものが題材。見立ての力で想像力をジャンプさせ、ユニークな作品に仕上げて観る人を驚かせる。例えば、《りんごの天体観測》という作品は、じっとりんごを見つめていたら、表面の斑点が満天の星に見えてきたという自身の体験をきっかけにしているそう。「『何かに似ている』と気がついて、それを別の何かに置き換える。発見を別の形に転換するプロセスにこそ、鈴木さんの創作の源があります」と本展を担当するBunkamura ザ・ミュージアムの鳥屋めぐみさん。「作品を『こう見なきゃいけない』という正解はありません。鑑賞者の解釈が加わることによって、見え方も変わってきます」作品を観た人が作者と違う視点を見つけたら、隣で観ていた人がまた違った見方を発見する。そんな具合に、発見が発見を呼ぶことも見立ての楽しさだ。展覧会のタイトル「ただ今、発見しています。」は、鑑賞する私たちにもあてはまる。会場では《まばたきの葉》、透明な人型の風船のような《空気の人》をはじめ、代表作を含む50点あまりを展示。最初のひらめきからアイデアを膨らませていくプロセスなど、制作の舞台裏が垣間見えるのもここだけ。「展覧会を観た後は、何気ない生活の中でとんでもなく面白いことに出合っていることに気づかされるかもしれません」と鳥屋さん。「体験型の作品もあるので、子どもに戻った気持ちで楽しめること間違いなし。ぜひご来場ください」《まばたきの葉》開いた目と閉じた目を表と裏にプリントした葉っぱの形の紙を中央の円筒の差し込み口に入れると、巻き上げられ先端から吹き出す仕組み。くるくると舞う様子はまるでまばたきのよう。鈴木康広《まばたきの葉》2003年courtesy:ワコールアートセンターphoto:市川勝弘《足元の展望台》サイズでいうと70cmはありそうな足の形をした台。ここに上がって足元を見れば、自分の足がもっと間近に見えた幼少期の感覚が蘇ってくる。ひと味違うユニークな展望台。鈴木康広《足元の展望台》2014年photo:Seiji Toyonaga《りんごの天体観測》りんごの模型の内部に灯りをともすと、上からかぶせたアクリル製のドームに光が星のように浮かび上がる。斑点のあるりんごの表面を星空に見立てて生まれた作品。鈴木康広《りんごの天体観測》2006年、2021年photo:Jeni Katzner鈴木康広《りんごの天体観測》スケッチ©Yasuhiro Suzuki鈴木康広展 ただ今、発見しています。二子玉川ライズ スタジオ & ホール東京都世田谷区玉川1‐14‐1二子玉川ライズ7月20日(土)~9月1日(日)10時~19時(7/22~7/25は12時~、毎週土曜は~20時。入場は閉場の30分前まで)会期中無休一般1000円ほかオンラインによる日時予約制TEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)主催:Bunkamuraすずき・やすひろ1979年生まれ。アーティスト。身の回りの何気ない物事に対する気づきを独自の視点で作品に昇華。武蔵野美術大学で教鞭もとる。NHK Eテレ『みたてるふぉーぜ』(2023~)総合指導。photo:Timothee Lambrecq※『anan』2024年7月24日号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2024年07月24日アート・コミュニケータの安部田そらのさんとアート鑑賞後、シェフになりきってコラージュ作品体験とランチブッフェを堪能する夏休み親子イベント「あきらめを、チャレンジに」をミッションに、「人々の眠れる可能性の顕在化」を達成すべく、子どもの運動教室「LUMO」、大人の就労支援事業「LUMO+」を全国展開する株式会社Gotoschool(本社:東京都渋谷区、代表:松本 哲)では、2024年8月7日(水)、六本木のホテル、グランド ハイアット 東京が開催する親子で楽しめる ランチブッフェ付きのアート体験イベントに協力します。本イベントは、アート・コミュニケータの安部田そらのさんを講師に迎え「このアート、どんな味?」をテーマに、安部田さんと一緒にホテル館内やレストラン内に飾られているアートを鑑賞した後、まるでシェフになったかのように、シェフハットをかぶりながら、さまざまな素材を切ったり、貼ったりしてコラージュ作品をつくるものです。六本木のホテル、グランド ハイアット 東京の館内には、「期待以上の体験、想像以上の感動」というホテルのコンセプトを体現した200点以上もの洗練されたアート作品が飾られています。”an East meets West”=東洋が西洋と出合う、といった感覚を持たせるコンテンポラリーアートを安部田さんの解説で鑑賞。絵画やオブジェを「何に見える?」「どんな味がしそうかな?」など自由な発想で見たインスピレーションをもとにコラージュ作品をつくっていきます。また、ワークショップ終了後のランチブッフェは、伝統的なビストロ料理をスタイリッシュにアレンジし、オープンキッチンとテラスのモダンな空間で楽しめるオールデイ ダイニング「フレンチ キッチン」で約30種のお料理とデザートをお好きなだけお召し上がりいただけます。酷暑の夏休み。暑さと喧騒から解放された都心のホテルで、親子ともども感性を磨きながらゆったりとした時間をお楽しみいただけるイベントとなっています。グランド ハイアット 東京館内アート例オールデイダイニングフレンチ キッチン親子で楽しむ ランチブッフェ付きホテルアートツアー&コラージュ体験「このアート、どんな味?」開催概要■開催日時2024年8月7日(水)10:30 集合(2階 フレンチ キッチン)10:40~ ホテルアートツアー&コラージュづくり12:30~ ランチ ブッフェ14:00 終了予定■参加費 (税・サービス料込)おひとり様 ¥10,000■定員 16名様(小学1~6年生対象)※大人とお子様は同額です。お子様のみのご参加は受け付けておりません。■講師安部田そらの(あべた そらの)アート・コミュニケータ/ワークショップをつくるひと2010東京藝術大学美術学部工芸科鍛金専攻卒業2012東京藝術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻鍛金修了2020 東京藝術大学×東京都美術館 とびらプロジェクト9期アート・コミュニケータ2023ベネッセみらいキャンパス講師人や世界と繋がる・繋げる術として、各地でアートワークショップをひらく。アーティストと教育者の2つの側面から、安心な表現の場づくりを心がける。Gotoschoolのアートプログラム「intoART-Dive into Your Creative Journey」とは本イベントは、株式会社Gotoschoolが子どもたちに運動以外のコンテンツに触れる機会を創出することで、子どもたちの「眠れる創造性の開花」を目指す「intoART-Dive into Your Creative Journey」から生まれたものです。”intoART”は「眠れる創造性の開花」を目指し、言語や文字でのコミュニケーションの枠を超えて、ひとつの色、ひとつの線から子どもの表現力を磨き新たな特性を開花させる可能性を探ります。キュレーターの丹原 健翔氏、彫刻家の名和 晃平氏がアドバイザーとして参加。日本を牽引する若手アーティストが毎回テーマに沿った内容を企画するワークショップを行いました。様々な画材やマテリアル、技法に触れることで、つくる喜びと自由な表現力を最大限に引き出します。これまでも「こんな風に感じていたんだ」「知らなかった、こんな素晴らしい色彩感覚なんだ」など保護者の方が驚くような作品が生まれています。単にアートに触れるだけではなく、ワークショップがアートへの興味の入り口となり、溢れる感性を引き出すきっかけになる機会を提供します。アーティストは表現の冒険者です。ものづくりのヒントやきっかけとなるような、機会となると良いでしょう。壁や床、洋服が汚れるのも気にせずに、感じたままに自由に表現をやっている、ということを大事にし、日常生活のなかでは「ダメ」と言われがちな子どもたちが創作への開放感を得ることを目指しています。正解や評価の良し悪しではなく、”イメージしたことを手を動かしやってみる””やってみたい”というモチベーションを重視します。2024年9月には、白金の専用教室で新たな定期プログラムの開催を予定しています。※アップルシード・エージェンシーは株式会社Gotoschoolの広報活動をサポートしています。8/7(水)限定 親子で楽しむ ランチブッフェ付きホテルアートツアー&コラージュ体験「このアート、どんな味?」 : IntoArt | LUMO : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年07月24日ゴムヘビ、ゆるキャラ、御朱印、誰も欲しがらないトホホなお土産〈いやげ物〉まで、何万という品を収集してきたみうらじゅんさん。物心ついた頃から始まっていた収集癖と発表癖は、還暦を過ぎた現在まで続いており、自宅や事務所は満杯。ついには倉庫を借りなければならないほど収集品の数は膨れ上がっている。そんな彼の収集人生の集大成ともいうべき展覧会が始まった。僕の収集を見て、あなたも「マイ価値観」を養ってほしい。「今回のフェスは2018年、還暦を機にマイブームを紹介した展覧会として始まり、全国を行脚しているもの。巡回展ではなくツアー、収集品はメンバーと呼んでいます」会場ではみうらさんの遺影に始まり、小学生の時に作った壁新聞や仏像スクラップ、親の肩たたき券から大学入試の受験票まで、生い立ちに沿って彼が収集してきた品1万点以上を紹介。いわば人生の軌跡ともいうべき内容だ。コロナ禍に制作した144点の新作〈コロナ画〉の中の、彼の好きな俳優クロエ・モレッツと仏像を組み合わせた絵など、大作も見どころとなっている。「好きなものって若いうちは向こうからやって来る。けれど大人になると自分から飛び込んでいかなきゃね。だからいかにして自分を洗脳していったか、の過程を紹介している内容なんです。例えばワニ。僕は目に付いたあらゆるワニグッズを買い集めました。ゴルフに全く興味ないのにラコステも買いました(笑)。当然ワニブームの時は着るとテンション上がるから。それには金も時間もかけないとなかなか自分を騙せない」ここまでして収集&発表を繰り返すのは、「それが僕の仕事だから」と彼は語る。本来の自分の意向や、断捨離、終活などという風潮はガン無視して、アーティスト・みうらじゅんは、それを使命としてきた。「僕ね、ある時から好き嫌いをやめたんです。気になったものの中には嫌いな要素も含まれるけれど、“そこがいいんじゃない”って自分に魔法をかけるんです。例えば、地方で1時間に1本しか来ないバスに乗り遅れたとします。その時、時刻表ならぬ“地獄表”と思い込むんです。ならば、ここよりもっと悲惨な地獄表があるに違いないと。次の旅に出た時には1日1本だけなんていう地獄表も発見したりして、それが好きだという感覚に変わってゆくんです。紆余曲折がないと、脳はモノを好きになれないんじゃないですかね」かくして惚れ込んできた展示物を見て、彼は観覧者に「マイ価値観」をぜひとも養ってほしいと願う。「これがアートか否かは、観る人が決めることだと思います。コロナ画は別名“マイ走馬灯”。僕しか分かりようのないモチーフでいっぱいです。そもそもマイ価値観とは、世間に流布している概念にはないところから始まるものだと思いますから」コロナ画コロナ画コロナ画コロナ画みうら・じゅん1958年、京都府生まれ。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャン、ラジオDJなどとして活躍。「ゆるキャラ」の命名者。’97年に「マイブーム」で新語・流行語大賞受賞。2018年に仏教伝道文化賞 沼田奨励賞を受賞。みうらじゅんFES マイブームの全貌展 in京都美術館「えき」KYOTO京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町ジェイアール京都伊勢丹 7階隣接7月13日(土)~8月25日(日)10時~19時30分(入館は閉館の30分前まで)一般1000円ほかジェイアール京都伊勢丹TEL:075・352・1111(代)©2024 MIURA JUN※『anan』2024年7月17日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・山田貴美子(by anan編集部)
2024年07月17日全国を巡回中の「ジブリパークとジブリ展」が東京に。一昨年、愛知県の愛・地球博記念公園内に開園したジブリパーク。スタジオジブリ作品の世界を表現した公園施設となっており、「ハウルの城」など作品中で登場人物たちが暮らす建物が、公園内の地形や木々と調和するように作られている。このジブリパークの構想段階から制作現場を指揮したのが宮崎吾朗監督だ。映画を飛び出して、もう一つのジブリ作品の世界へ!「宮崎監督を中心にジブリパークがどのようにして作られてきたのか。スケッチや模型、制作資料などを通して感じていただける展覧会です」とジブリパーク展示イベント部の上村早江子さん。宮崎監督は建設コンサルタントとして公園緑地などの計画・設計に携わった後、三鷹の森ジブリ美術館の建設時に総合デザインを担当。2005年の愛知万博で話題を呼んだ「サツキとメイの家」の制作では陣頭指揮を執った。本展ではジブリパーク制作につながる宮崎監督のこれまでの仕事と作品も紹介している。「宮崎監督のもの作りとそれに対する思いが見える」と上村さんが話す通り、制作資料に見られる宮崎監督の修正指示からは“映画の中の世界を体験してもらいたい”という熱意を感じられる。例えば独特な形をした「ハウルの城」を三次元で立ち上げるには、アニメーション制作とは別の発想が求められたはず。「サツキとメイの家」では物語の舞台となった昭和の民家の工法に則り、さらに手押しポンプから水が出て、かまどで火を熾おこすことができるリアリティにもこだわった。“建物の説得力”につながる部分を徹底するところに、宮崎監督の哲学があるのかも。ジブリパークで開催中の企画展示「ジブリのなりきり名場面展」から『千と千尋の神隠し』の名場面の再現展示が登場。このほか、東京会場で初登場となる「魔女の谷」の「メリーゴーランド」に関する模型もある。どちらも写真撮影OKで、ジブリパークの世界に浸って楽しめる。立体展示でもジブリパークを体感!仕事に没頭中の湯婆婆の姿が。ジブリパークの「ジブリの大倉庫」にある「にせの館長室」の展覧会特別バージョン。「ジブリのなりきり名場面展」の再現展示。カオナシの隣に座り、主人公の千尋になりきってみては?ジブリパークの制作資料や模型を大公開。ジブリパークの「魔女の谷」にある「ハウルの城」制作時に使用された模型。「ハウルの城20分の1スケール模型」「ハウルの城」のハウルの寝室に関する制作資料と模型。室内もじっくり見たい。「サツキとメイの家5分の1スケール模型」ジブリパークとジブリ展天王洲・寺田倉庫 B&C HALL / E HALL東京都品川区東品川2‐1‐3開催中~9月23日(月)9時30分~20時(最終入場は19時。9/23は12時30分最終入場、14時閉館)無休※日時指定予約制一般1900円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)© Studio Ghibli※『anan』2024年7月10日号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2024年07月08日