苦手なママでもできる!子どもに絵の描き方を教えよう
教室の壁に貼られた子どもたちが描いた絵の中で、とても上手に描けている子の作品を見て自分の子の作品と比べてしまい、「自分も絵を描くのが苦手だから仕方ない」なんて思ってはいませんか。
幼少期は、絵の描き方がわからないから、うまく描けないということがよくあります。つまり、感性やセンスの問題ではなく、線の書き方がわからないということなのです。そこで、今回は幼児絵画指導インストラクターである筆者が、難しいと思われがちな動きのある人物の簡単な描き方を紹介します。
子どもの絵画レッスンを始める前に
●線と形を描く練習から始める
例えば、サクランボを描いてみようといったときに、丸を描くことができなければサクランボを描くことができません。絵を描くためには、まずはじめに線や丸、三角、四角などの形が描けるようになることが大切。
線と形が描けるようになったら、虹や蛇など曲がった線を描く練習もしてみましょう。
●形をとらえる練習をする
線と形が描けるようになったら、対象物の形をとらえる練習をします。
どんな形をしているのか、見て考えて図形を組み合わせたりしながら、線で描いていきます。
家の絵を描きたいなら、四角の上に三角を描く。というように積み木遊びの感覚で描き進んでいっても楽しいですね。
動いている人物を描いてみよう
夏休みの思い出や運動会をテーマにしたときに描くことが多い、人物画。人の形や大きさをバランスよく描くのは、難しいもの。そこで、家にあるもので簡単に描くコツを紹介します。
●モールで形をとらえる
形が固定されているものは、描きやすいですが、動きのある人物を描くのはちょっと難しいですよね。そこで、モールを使って形をとらえていきます。
針金入りのモールなら、好きな形に簡単に動かせます。モールがなければ、毛糸で代用してもいいでしょう。
走っているとき、人の手や足はどんな形をしているのか、子どもと一緒にポーズをとりながら考えてみたりしてください。
●モールで作った形を線で描く
モール形を作ったら、その形を線で描きます。
●線に肉付けをしていく
線を軸にして、体のこの部分はどのくらいの太さなのか、考えながら肉付けをしていきます。そうすると、走っている人の形が、浮かび上がってきます。
●装飾をして完成
髪型や洋服を考えながら装飾していけば、走っている人物画の完成です。