4歳の息子が石垣島で大盛り上がり…そのワケは天体観測
石垣島の星空。条件が揃えば天の川や南十字星も肉眼で観測可能(画像提供国立天文台)
今年、沖縄県の石垣市と竹富町にまたがる西表石垣国立公園が、星空保護区に指定されたのを知っていますか?日本最南端にある石垣島は、天体観測のための好条件が重なっていて、本州からは見ることが出来ない星座がたくさん観測できるのです。観測方法もさまざまあるので、子どもの天体観測デビューにはピッタリ。
というわけで、4歳児と一緒に体験してきた石垣島の天体観測と、観測方法を紹介します。
絶対に予約を押さえたい!石垣島天文台の天体観望会
石垣島天文台では週末の夜に、九州・沖縄エリア最大の望遠鏡「むりかぶし望遠鏡」を使った天体観望会を行っていて、しかも無料。なかなか見ることができない大きな望遠鏡を見ながら天体の説明を受けた後、望遠鏡を使って天体観測ができます。
筆者は4歳の息子連れで少し不安だったのですが、30分と短く、肉眼でも無数の星が確認できる夜空に親子で圧倒されぱなしで、飽きる間もありませんでした。息子は、星が動いているのが分かって驚いていました。
この観望会はとても人気があり、土日祝のみの1日2回制となっていますが、あっという間に満席になるそうです。興味がある方は石垣島の旅行が決まったら、すぐに予約をした方が良さそうですよ。
石垣島天文台と星空。山奥にあるので懐中電灯があると便利(画像提供国立天文台)
ほかにも天体観測ツアーが満載!
石垣島にはその他にも天体観測のツアーがたくさん。ツアー会社が行うツアーをはじめ、大型ホテルではホテル主催のツアーを実施しているところが多く、子連れにはとっても便利です。
筆者も宿泊したホテル「ANAインターコンチネンタル石垣リゾート」の天体観測ツアーに参加したのですが、集合場所はホテルのロビーで、観測場所もホテルの前のマエサトビーチなので、徒歩で移動でき、子連れでも楽チン。赤ちゃんを連れて参加している方もいました。東京では見ることができない流れ星をいくつも見ることができて、息子は大興奮!その他にも、国内では沖縄からしか見ることができない南十字星をはじめとしたさまざまな星座を楽しむことができました。
ビーチから観測する以外には、屋根なしのバスをはじめ、クルーズ船やカヌーに乗って観測するツアー、「星空保護区」の西表石垣国立公園で見るツアーなどがあります。それらのツアーは年齢制限があるので、子どもの年齢に合わせて選ぶのがいいかもしれませんね。