ママにかまってほしい「中間子」に、自信を持たせてやる気を引き出すヒケツ
長子、中間子、末っ子にひとりっ子。それぞれの特徴をとらえて活かすことで、子どももママもよりハッピーに過ごすことができるようになるかもしれません。
それぞれの「あるある」を心理カウンセラーの筆者が紹介する、第2回は「中間子」。相手に「とらえどころがない」と感じさせてしまうこともあるようで、ママの中にも対応に悩むという声が少なくない中間子の性質と関わり方を紹介します。
しつこくてトラブルになりがち
最初の中間子「あるある」は、そのしつこさ!中間子は自分の主張と相手の主張が食い違った時、自己主張を曲げることができずに、きょうだいやお友達とトラブルを起こしがちです。
ただし、こだわりが強いように思われがちな中間子のしつこさですが、しつこくする目的は、相手を自分の思うとおりに動かすことによって、自分が相手から愛されていることを実感したいだけ。自分の主張について「こうでなければ許せない」というほどのこだわりはありませんので、ちょっとしたキッカケで言うことが180度変わることも。
基本的に、理性が働き親から認められやすい長子と、年齢が幼く何でも許されがちな末子に挟まれ、中間子は「自分の主張が認められない」という経験をたくさん積んでしまいがちです。
相手から認められたい気持ちが中間子のしつこさを作り上げています。
やればできるのにやらない
中間子は、「やればできるのにやらない」子になってしまうことがよくあります。長子や末子と同じく、中間子にも、努力次第でどれだけでも羽ばたける素質は備わっています。むしろ、初めてのチャレンジで失敗しがちな長子をよく見てきただけに、長子よりも要領よくこなす力を持っている中間子も多いはず。
にも関わらず中間子がチャレンジを嫌がることがあるのは、親の期待を感じにくいきょうだい順だからかもしれません。
自分よりも学力や生活力のある長子を見ると、中間子は「年齢が違うから当たり前」とは思えず、「自分はできない子だ…」と劣等感を覚えてしまうことがあります。反対に、幼く、親から面倒を見てもらえたり、小さなことでも褒められる末子を見ては、「同じことをしても自分は褒めてもらえない」とやはり劣等感を覚えます。
結果として、「自分は親に期待されてないんだ…」と勘違いをしてしまうことも多く、中間子は「やればできるのにやらない」子になりがちです。
周囲の空気を読みすぎる
中間子には周囲の空気を読みすぎるところがあるようです。