3,2,1…子どものしつけにカウントダウンの多用は危険!?
5〜6歳
時間の観念が発達してきて、生活の流れを見通すことができる時期。その流れに沿って行動するようになり、言われなくとも動けることに誇りをもったり、できたことで自分自身の肯定感につながります。
逆にカウントすることで「自分はできなかった」と感じたり、プライドが傷ついたり、使い方が難しい時期とも言えるでしょう。
小学生以降
学年が上がるにつれ、親への反発心から、カウントを行うことで行動に移すという効果は得にくいかもしれません。
6歳の息子に使ってみた結果…
試しに、筆者の6歳になる息子に使ってみました。「今日は時間内に着替えられるかやってみよう」と、ゲーム感覚でカウントを開始したら、いつも以上に早く着替えられました。でも、あとから感想を聞いてみると、「数えられると焦っちゃうからイヤ」という反応が…。
できて当たり前のことをカウントされると、「時間内にできなかったらどうしよう」とプレッシャーに感じてしまうようです。
逆に、習いごとの先生に、「レッスンが始まるよ〜! 3〜(手拍子2回)、2〜(手拍子2回)、1〜…」とゆっくりカウントされるのは、ワクワクして楽しい気持ちになれるからいいのだそう。
カウントでやる気を出してもらうのは、時間の概念がわかり始めた時期に使うと1番効果がありそうです。使う場面や年齢で子どもへの影響も変わってくるので、子どもがどう感じているか確認しながら使いたいですね。
<文・写真:ライター三浦麻耶>