親世代にはなじみのない新しい習い事に挑戦させたい人必見!子どもの「好き」が見つかるかも!?
私の子どもですが、私と同じではありません。私の視野にはないものが、本人には見えているのかも。経験者なら口出ししたくなる場面でも、私にはできません。でもそれが、かえって彼女にとっては良かったようです。私は、本人が一度『やる』と決めたことを応援するだけです」とニッコリ。「ボルダリングは、他のスポーツと違ってやることが決められていない。自分の頭で考えるのが楽しいし、達成感があります」と、夏海さん。「目標は、ワールドカップでボルダリングとリードの両方で優勝すること」。
そんな夏海さんの挑戦を、美奈子さんは頼もしそうに見つめます。
※スポーツクライミングには、登る速さを競う「スピード」、登り切った回数を競う「ボルダリング」、登る高さを競う「リード」の3種目があります
撮影/盛田ちふみ
平野夏海さん
2002年東京都生まれ(16歳)。10歳からボルダリングを始め、11歳から選手として大会に出場。「アジアユース選手権2018」では、ボルダリングとリードで優勝など多くの大会で入賞し、第4期JMSCAオリンピック強化選手に選出