娘の希望でピアノを習い始めるも、なぜか必死に習い事を辞めさせようとするママ友たち。「個人の自由では?」と思いつつ、娘の人間関係に影響しないか不安になってしまいます。しばらくは何も言われず安心していましたが、ある日「まだ辞めてないの? ピアノ教室」とついにボスママ・まさえから面と向かって問い詰められて……。ボスママが独自の習い事論を熱く語り出して… 「前にも話したけど、幼児期の習い事、意味ないから」「わかってないな、ゆうこちゃん」「私たちは友だちとして心配してるの。後になって後悔しても遅いんだよ?」 ボスママ・まさえさんは独自の習い事論を長々と語り、どうにかゆうこの娘のピアノを辞めさせようとします。 でも……娘は楽しそうにピアノを習っているし、こんなことで辞めたくない……! 「心配してくれてありがとう。だけど少し続けてみるね。何かあったら相談乗ってね。」 ゆうこは、角が立たないように断りました。 言えた! 前の私ならオロオロするだけだったのに!私、少し強くなれたのかな? その後しばらくは何もなく平穏に過ごしていたのですが……。 ある日、ボスママ・まさえさんから2人だけでお茶をしようと誘いが来てしまいます。 「2人でお茶なんて憂鬱すぎる……まさか習い事のことかな?」 緊張で胃痛を感じながらも、何か言われてもしっかり自分の意見を言おう! と心に決めたゆうこ。 そして、ボスママ・まさえさんは案の定、「で? どうなの、ピアノのほうは」と聞いてきて……。 「私、心配なの。うるさいって思われるかもしれないけれど……」 心配アピールをしながら、またしても幼児期の習い事がいかに良くないかを語ってきます。でも、ここで言いなりになるわけにはいかない。 「娘と2人で決めたことだから……。ピアノ続けようと思う。心配ありがとうね」 ボスママ・まさえさんの機嫌を損ねないよう、丁寧に慎重に断ったのです。 自分の言うことに従わないのが気に食わないのか、どうにかして習い事を辞めさせようとする執念に恐怖を感じてしまいますね。もし皆さんが、同じようなことをしつこく言われてしまったら、どう答えますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2022年05月11日タレントの川崎希が29日に自身のアメブロを更新。娘の習い事について言及した。この日、川崎は「昨日の写真」と切り出し、夫でタレントのアレクことアレクサンダーと息子との3ショットを公開。「カゲトラの習い事終わりでカフェ」と報告し「しばらく祝日で習い事も全部お休みだから打ち上げみたいなかんじ?でお休み記念のお祝い」と説明した。続けて、息子について「習い事では言葉やダンスや運動や文字や工作などなど色々がんばってる」と述べ「お休みはたっぷり満喫しよ~ね」とコメント。一方で、娘については「おうちでおじいちゃんとお留守番だった」と報告し「いつから習い事スタートするかまだ考え中なんだ」とつづった。また、その後に更新したブログでは「お風呂上がりに抱っこ」とアレクに抱っこしてもらう娘の姿を公開。最後に「寝るまでは、ゆっくりごはんを食べたりリビングで歩いたりするんだ~」と娘の様子を明かし、ブログを締めくくった。
2022年04月29日タレントの上原さくらが26日に自身のアメブロを更新。娘が習い事を始めたことを報告した。この日、上原は「娘は今月から習い事をひとつ始めました」と報告し「娘が1歳になった頃から夫と話していて」と説明。自身については「ピアノとクラシックバレエかジャズダンスをやって欲しいな」と思っていたそうで「夫は体を動かす系をいくつか提案して、2人の中で意見が合致したものから始めています」と明かした。続けて「まだ続けられるか全然分からない」と述べ「本人が嫌がるなら一旦やめます」と説明。「落ち着いたら、何にどんな感じで通えているかもお話しします」と予告した。また「疲れてお昼寝が長めな娘」と就寝中の娘の姿を公開し「このピグレットのTシャツはお義母さんから頂きました」と娘の着用しているTシャツについて言及。「娘の着るものは、そろそろ夏物を買い足していかないと!」とコメントした。
2022年04月28日タレントの辻希美が8日に自身のアメブロを更新。長男・青空(せいあ)くんの習い事での成果に感動したことを明かした。この日、辻は「300円shopで買ったこのシャボン玉が良すぎた」とコメントし、シャボン玉で遊ぶ三男・幸空(こあ)くんの姿を公開。「電動最高」と嬉しそうにつづった。また、その後に「夕飯」というタイトルでブログを更新。「カレーday」と述べ、カレーなどの料理が並んだ食卓の様子を公開した。さらに「今日は体操教室だった」と明かし、体操教室で青空くんがバク転を披露していたといい「感動した」とコメント。最後に「毎週毎週成長してる」と述べつつ、改めて「感動ですね」としみじみつづり、ブログを締めくくった。
2022年04月09日anan Beauty+ clubメンバーに「習い事」についてアンケートを実施。そのうち、大人になってから自分のお金で始めた習い事についてピックアップしてみました。趣味探しに、スキルアップに、生活の潤いに。ぜひ新しい習い事を検討する参考にしてみてください。大人になってからの習い事事情を教えて!anan Beauty+ clubのメンバーに「自分で月謝を払う習い事をしたことがありますか?」と聞いたところ、7割の方が「YES」と回答。そこで、女性たちがどのような習い事を経験してきたのか詳しく調査してみました。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。ヨガ「運動不足解消のために始めたホットヨガ。あんまり痩せはしなかったけれど、肌がキレイになった」(28歳・主婦)「ギックリ腰で運動不足を反省したのでヨガを始めた。体の柔軟性がアップし、前屈で床に手がつくように!」(29歳・専門職)今回のアンケートで最も回答が多かったのは「ヨガ(ホットヨガ)」。運動不足解消や、ストレス解消になるそうです。動画などを見ながら自宅でもできますが、習うとよりスッキリとした気持ちになれそうですね。ダンス「海外留学をしていたとき、食生活が大きく変わってしまったことで20kgくらい太ってしまったため、ダンスを習い始めました」(38歳・専門職)「興味があったので思い切って社交ダンスを習いました」(31歳・無職)ダンスを習っている方も多数。ジャンルはジャズダンスやベリーダンス、社交ダンスなどさまざまでした。ダンス経験者だけでなく、大人になってから始める初心者さんを歓迎している教室もたくさんあります。これまで興味があったけど手が出せなかった…なんて人もぜひ挑戦してみてください。パーソナルトレーニング「コロナ太り解消と結婚式準備に。カラダは引き締まってきたし、キツいこともあるけど達成感があってメンタル的にも良い影響があったと思う」(31歳・会社員)「きちんとした筋肉をつけて体を引き締めたかったので」(36歳・会社員)普通のジムよりも少し値は張りますが、個人に合ったプログラムでトレーニングすることができるので効果への期待度は大。また、パーソナルだとトレーナーさんの予約を取らなければならないので、サボりづらいという点も人気の秘訣。ジム通いが続かなかった人にもおすすめです。語学「学生の頃、英語を身につけたいと思って英会話に通いました」(33歳・会社員)「イタリア語。響きが美しくて、話せるようになりたいなと思って」(45歳・自営業)プライベートだけでなく、仕事に活かせる習い事も人気。海外旅行を目標にしている人も多いようです。最も多かった回答は「英語」ですが、そのほかにイタリア語、スペイン語などを習っている方も。バイリンガル、トリリンガルも夢じゃないかも…!?料理「家で料理をしたことがなかったので、結婚前に身につけたかった。料理に対するハードルが下がり、家でも気楽にできるようになった」(28歳・主婦)料理の基礎から応用まで学べる料理教室。野菜の切り方や調味料の使い方など、基本のきから教えてくれるところもあります。独学で上達する気がしない…という方は通ってみるといいかも。習い事には失敗談も…自分を高めてくれることが多い習い事ですが、ときには失敗することもあるよう。女性たちの失敗談をチェックしてみましょう。「ダンススクールで期限がないチケット制にしたら、いつでも行けると思ってかなりのチケット枚数を溜めてしまっている」(32歳・専門職)いつでも行けると思うと、案外行かないもの。曜日固定や回数固定がないものは、モチベーションを自分で保つ必要がありそうです。「派閥みたいなものがあるのが嫌だった。平和に楽しくやりたかった」(38歳・専門職)団体で行う習い事では、すでにグループができあがっていることも。体験レッスン等で雰囲気を見てみるのも手かもしれませんね。「ネットワークビジネスや色恋沙汰の相談といろいろと面倒な人がいた」(38歳・専門職)なかにはネットワークビジネスの勧誘目的の人もいるとのこと。習い事仲間が増えるのは素敵ですが、変な人にはご用心を!?新しい自分を発見!習い事は、今まで気づけなかった趣味や特技に出会える大きなチャンス。季節は新しいことを始めるのにぴったりな春。新しい自分と出会えそうな習い事、探してみませんか?文・比嘉桃子
2022年03月28日anan Beauty+ clubに所属する女性約100人に「子どもの頃の習い事」についてアンケートを実施。みなさんいろいろな習い事を経験してきたのだそう。人気の習い事から、ちょっと変わった習い事まで、女性たちの習い事事情をご紹介します。子どもの頃、どんな習い事をしていましたか?anan Beauty+ clubのメンバーに「子どもの頃、習い事をしていましたか?」と質問したところ、なんと「YES」の回答が100%。多くの方が習い事を経験して大人になっているようです。では、みなさんどんな習い事をしてきたのでしょうか?みなさんの習い事事情を覗いてみましょう。これから子どもに何かを習わせてみたいと考えている方も、ぜひ参考にしてくださいね。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。ピアノ「ピアノはひと通りやっておいてよかった」(38歳・専門職)「ピアノをやっていたきっかけで音楽が好きになり、お願いして合唱団に。その後も吹奏楽をやったりギターをやったりして、絶対音感が身についている」(36歳・会社員)習い事の中でも人気の高いピアノ。ピアノを習っていると、音感やリズム感が身につくというコメントもありました。発表会が開かれることもあるので、人前に立つ練習にもなりそうです。水泳「最低限の泳法はできるので、学校の授業などで苦しむこともなかったです」(29歳・専門職)「水泳は習っていなければ泳げなかったと思うので、行っていてよかった」(30歳・会社員)泳ぎが苦手で通う子もいれば、得意な泳ぎをさらに伸ばす目的で通う子も。学校の授業よりも少人数で行うことが多いので、より丁寧に水泳に向き合うことができそうですね。習字「習字をずっと習っていたので、字がキレイだとよく言われます。仕事だけでなくお手紙を書く時などに習っていてよかったと感じることが多いです」(30歳・会社員)「字がキレイになった」(34歳・会社員)習字を習っていたおかげで字がキレイになったというコメントが多く見られました。ちょっとしたときに書く字がキレイだと、周りから一目置かれるかも。そろばん「頭の中にそろばんを思い浮かべて計算するので、そろばんを経験していなかったらどう計算していたのかわからないくらいに染みついている」(28歳・主婦)「そろばんをしていたことで、計算が速く買い物などに役立つ。学校でも注目された」(24歳・会社員)そろばんができると計算が速くなるとのこと。大人になっても重宝するスキルですね。もちろん子どもの頃にも重宝するそろばんスキル。算数のテストで得をするかも。バレエ「バレエはダンスの基礎なので、いろいろなジャンルのダンスに挑戦できるようになった」(27歳・会社員)「バレエのおかげで姿勢や歩き方がキレイといわれる。あまり太ることがない」(24歳・会社員)バレエを習っていると、ダンスがうまくなるだけでなく、姿勢や歩き方を学ぶことができるんだとか。姿勢がいいと太りにくくなるという効果も。これは大人になってからも嬉しいポイントですね。学習塾「英語や算数が好きになった」(33歳・会社員)「塾へ通ったことで勉強する姿勢も変わったし、学ぶことの楽しさも知った」(33歳・会社員)勉強は学校に通っている時だけでなく、生涯続くもの。好きになってくれたら親としても安心ですよね。学習塾によっては、勉強を楽しむためのさまざまな工夫がされているのだそう。学校の授業だけでは追いつけない部分も、しっかりカバーしてくれるかも。英会話「英会話は今も仕事でたまに使うのですごく役に立っていると思います」(31歳・会社員)「3歳から定期的にネイティブの英語を聞くことでリスニング力は磨かれたと思う」(31歳・会社員)2020年4月から、小学校の授業に外国語(英語)が必修化されました。そのことが影響してか、英会話を習う子どもも増えているのだとか。吸収力が高いうちに英語に触れておくと、自然と身につくかもしれませんね。その他こんな習い事も数は多くなかったものの、こんな習い事をされていた方もいました。エレクトーン「エレクトーンは大好きで8年ほど習いました。左右の手と脚でも鍵盤を弾くので、頭の切り替えが得意になったような気がします」(45歳・自営業)ミュージカル「標準語のイントネーション、活舌、お腹から声を出すことをトレーニングできたし、あがり症を少し解消できたと思う」(31歳・会社員)琴「珍しい習い事なので話題にしやすかった」(29歳・専門職)ちょっと変わった習い事も楽しそう。友達の輪が広がったり、将来多趣味になってくれたりするかもしれませんね。習い事にはデメリットも?実は、習い事にネガティブな想いを抱えている方もいるよう。「バレエやピアノは発表会のプレッシャーが苦手で、発表会が近づくとレッスンの度に泣いていました。あがり症の私には合いませんでした」(29歳・専門職)「子どもの頃の習い事はただ厳しく練習だけさせられて楽しくなかった」(38歳・専門職)「習字の先生が怖くて習字が嫌いになった」(33歳・会社員)習い事はプラスになることが多いものの、環境が合わない、性格的に合わないということも少なくありません。子どもの習い事については、子どもの意見を尊重しながら進められるといいですね。(C)Emely/Getty Images文・比嘉桃子
2022年03月26日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。長女ムスメは、3歳の時に初めての習い事(親の同伴無し)でスイミングを始めました。最初こそ泣いていたものの、数ヶ月後に慣れてからは小学生になった現在まで、楽しそうに通っていたのですが。そうなんですよ~。スイミングは完全に親の希望で習っていました。それを3年以上続けてくれてからのこの発言。反対なんてできないですよ…。ムスメの意志を、夫にも報告しました。夫の意見も私と同じ。せっかく特技になったのに今辞めてしまうのは「もったいない」という気持ちがどうしてもあります。それでも…。これがやりたい、あれがやりたい、という自分の意志がしっかりしているムスメはかっこいいなと思いました。もちろん、親の気持ちも大事だと思いますが、それ以上にしっかりとした意志を持ったムスメ。これはもう応援していきたいなと思います。
2022年03月19日■前回のあらすじある日、義母の知人にお礼状と贈り物をするように指示される舞美。自分には関係ないところで贈り物への支払いが発生することに、違和感を覚える舞美だったのだが…。 >>1話目を見る 当初は子どもが生まれてしばらくしたら私も働きに出るつもりでした。しかし、お義母さんから「母親は家にいるべき」と言われ、働くことを止められていたのです。お義母さんには言えないですが夫の給料だけでは度重なる贈り物の支払いはかなりの負担となっており、習い事の費用のためにもどうにかしなければと思っていました。そんなことを思っていたある日――愛理の習い事のことを大輔から聞いた義母が、横やりを入れてきたのでした。義母は私の意見を聞き入れてくれることはなく、愛理が2歳になったら日舞を通わせると予約を入れてしまったのです。「もう少し私の意見も聞いてくれたっていいのに…」そんな思いが募り、私はどんどん追い詰められていってしまいました。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・わたまう/イラスト・マスハタ
2022年03月06日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。tomekkoです。ついこの間誕生したと思っていた元ビッグベビー次男も、なんといよいよ卒園...そして小学生になります!!なんというか...感慨深いというより、信じられない。次男が長男のでっかいランドセルを背負ってよろよろしながらご満悦だった顔がまだ昨日のことのように鮮明なのに、なんとも不思議な気持ちです。そんな今回は、次男が小学生になるにあたって改めて考えたい、習い事の話です。以前の記事でも描いたのですが、長男の時にはワタシの毒親気質が大噴火状態でなんでもかんでも早め早め、あれもこれも身につけさせた方が良い、と手を出しまくって結局親が子を振り回してしまったという苦い反省があります。その反動で、次男の習い事は年長の後半まで野球の他は何もやらせませんでした。赤ちゃんの頃から今も、一貫して意志がイマイチわかりにくい長男とは真逆に、存在してるだけで賑やかな次男は意志も表情もはっきりくっきり分かりやすい。まさに静と動。足して2で割りたい欲に毎日駆られるぐらいなんですが...野球は長男がやりたがっていたので、次男はまだ入団年齢には達していませんでしたがオマケのような感じで参加させてもらえることになりました。だからこれはまぁ例外として。次男の分かりやすい要求で始めた習い事の一つは、スイミングでした。その意志とは...こんな動機聞いたことあります?(笑) 飼育員とかトレーナーになりたいというならまだしも...まさかのシャチ本体!!おかげで毎週楽しそうにプールに飛び込んでいる様子を見ていると親としてもやらせて良かったなと思う反面...嫌がる長男をいろいろと理由をつけて無理に通わせていた時のことを思い出しては申し訳ない気持ちになりますね。わが家の学区の公立校は宿題もかなり少なく緩い印象なので、小学生になったら恐らく勉強系の習い事は一つ追加すると思いますが、やはり次男の場合は本人の意志にできるだけ従う形であまり焦らず習い事をしていくことになりそうです。 しかし...そんな分かりやすくてこだわりの強い次男からの要求で今困っているのは...さすがに6歳でフグ解体は習えない...(笑)料理は食べるのも作るお手伝いも大好きなので料理教室なら楽しめるかも。そもそもフグでなくても、私が魚を捌くことができないので、自分が習うより次男が早くできるようになっていつか料理をごちそうしてもらいたいなーなんて思ってしまう他力本願な母なのでした。
2022年03月05日幼稚園のママ友から、子どもにまだ習い事をさせていないことを指摘され、焦る投稿者さん。そろそろ…と思っていたこともあって、年子の兄弟に習い事をさせることに。ところがそこで、ママ友同士のマウント合戦に巻き込まれることになってしまいます。習い事は早い段階から、数多くやらせたほうがいいのでしょうか?■「いくつ習い事してる?」ママ友からの質問にドキッ私は、吉田香奈。男女の年子を育てています。子どもたちは年長組と年中組になり、「そろそろ一つずつ習い事をするのはどうかな?」と考えていた、ある日の出来事です。そこにやってきた美姫ちゃんママも「嘘でしょ?」と言わんばかりの反応。その夜、さっそく夫の直哉にピアノ教室の件を相談してみたところ、「お試しならいってみたら? 保育園以外の世界を知るのはいいことでしょ」との返答が。私も、これから始まる習い事ライフにワクワクしてもいました。そして、ピアノ教室の体験レッスンの日。1時間の体験レッスンが終わりました。すると…わが家に、週4、5回の習い事というのは正直厳しいような気がしていました。とはいえ、子どもたちも行ってみたいと言うので、今度は「体操教室」と「絵画教室」の体験レッスンに行くことになりました。月曜日。さっそく絵画教室の体験へ。■週3で習い事をさせることに金曜日。今度は体育教室の体験に行きました。美姫ちゃんママと瞬くんママの「男の子は体操くらいやらせていないと小学校でいじめられそう」「女の子だって跳び箱くらい飛べないと」という言葉に戸惑いましたが、「じゃあ、やってやる!」と内心火がついた部分もありました。月曜日は絵画教室、水曜日はピアノ教室、金曜日は体操教室というハードスケジュールがスタートして3ヵ月。時間に追われ、慌ただしい毎日を過ごしていましたが、思いがけなく嬉しいこともあったのです。ピアノが大好きだと言う唯。ところが、ピアノ教室で唯が褒められて以来、美姫ちゃんママと瞬くんママに避けられているような気が…。金曜日の体操教室では、さらにあからさまな態度をとられてしまいました。不穏な空気…? コレからどうなる?そして、読者は子どもたちの習い事、ママ友のマウントについてどう思ったのでしょうか。■始まりは親がきっかけ、継続するかは子どもの意思ママ友の意見を聞きすぎて、気づけば週に3つもの習い事を子どもにさせていた香奈。習い事は多いほうがいいの!?教える側の体験です。習い事の多すぎる子は上達しません。 好きな事に集中するのがいちばん。家での練習が大切なものは特にです。自分が本当にやりたいことではなく、親の見栄のためだけにやらされた習い事が身に付くとも思えません。思春期になった頃、何かの形で爆発しそうです。子どもたちに罪はないだけに余計に悲しいです。この記事を読んで、子どもの習い事なのに、親が主役になって何してんの?って思ってしまいました。私の子どもも英語、体操、書き方教室と習い事させてるけど、赤ちゃんの頃から体操は身体を動かすのが好きそうだったから、英語の場合は親以外から指導されたり、ルールを守らないと怒られる経験も必要だなと思って赤ちゃんの頃から習わしていただけで、子どもが習い事が嫌だと言ったら辞める予定でいます。習い事の始まりは親がきっかけだけど、継続させるかどうかは子どもの意思だと思います。そもそも、自分の子どもが「何か一つでも最高点取れればいい!」って、必ずしも何かしらの「才能」を秘めており、それを上手く導き出すためにアレコレ習い事をさせるのが「親の務め」という揺るぎない思考自体に違和感を感じます。その子なりに、いちばん「好きなこと」「他よりはできること」はあるにしても、他人より目立つ「才能」が万人にあるとは言い切れず、子どもが興味をもってしたがることには協力は惜しまないのは当たり前だけど、「習い事」を手当たり次第に増やすことで「才能」を模索する必要があるのか?と思えてなりません。「何でも来いに名人なし」といいます。子どもの才能を見つけるためにたくさんのものに触れさせることは悪いことではありませんが、すべてにおいてパーフェクトな人間はそうそういません。好きなことを見つける手助け程度に考えれば習い事もいいけれど、親が口出し過ぎると子供の成長はそこで止まる気がします。入学すれば交友関係も広がって一定のママ友に固執しなくてもいいと思います。習い事をいろいろ経験させてあげるのも悪くはありませんが、子どもの気持ちがいちばん大事だし、習い事が増えれば出費も増えます。ママ友に踊らされてごたごたに巻き込まれる可能性もあります。習わせないのは「子どもが可哀相」というのは親のエゴです。個性があるのですから大人の意見を押し付けず、旦那さんとよく話し合って決めるのがいちばん! ママ友には何を言われても「子どもがやりたいことを優先して選択します」と胸を張って答えればいいだけです。親同士のつまらない見栄に子どもを付き合わせることがないように…そんな厳しい指摘もありました。マウントってつまらないですね。得することってあるの? 狭い世界でマウントするんじゃなくて、違うことに向き合えたらいいのにって思いました。子どもにも悪影響あるし。ママ友トラブルは暇人の証明のように感じる今日この頃です。共働きで保育園に預けていると、毎日が忙しく時間との戦い、ママ友との過剰な接触はないように感じます。子どもの成績・習い事の出来の良さや、夫の収入や肩書でマウントを取ったり僻んだり嫌がらせしたり陰口叩いたりするのは、自分に自信がないからです。そういうママ友に踊らされる方も然り。自分もそういう経験があるのでわかる気がしますが、流されないためには自分自身と向き合うことと、家族でよく話をすることで、ママ友との関係など最長でも幼児期から中学まで、小学入学で子どもの世界が広がればもっと早く解放されることもあります。あやふやな関係に惑わされず家庭が平和であれば、子どもも巻き込まなくて済みます。周りが子どもに習い事をさせていて、自分の家はまださせていない…そんな状況に焦ってしまった香奈。ついには、子どもたちをも巻き込んで…。ウーマンエキサイトでは、子どもの教育にまつわるエピソードや、ママ友のマウントに困った経験談を多数ご紹介しています。▼漫画「習い事でマウント争い」
2022年02月23日[PR]ゲシピ株式会社以前からあちこちで言ってるのですが、私の育児の後悔のひとつが子どもの習い事に英会話を選択しなかったこと。長男が中学生になってみたら今の中学英語が最初っから難しすぎてびっくりしました! スピードも速いし内容もモリモリだし小学校の時点でビックリするぐらいの単語量!!長男自身もトップギアで始まった英語に苦戦中です。 同じ思いを弟たちにはさせたくないと「弟たちは絶対に小学生時代から英語始めさせた方がいい。なんでボクはあの時英語をやらなかったのか今になってめっちゃ後悔してる!」と熱く薦めてきました。(そ…そんなに…)とはいえ、小学四年生と二年生の弟たちは全くお勉強系が好きではなく、暇さえあればYouTubeかゲームをしているような子です…。 この子たちを英会話教室に…連れていくの…かぁぁぁあ!?果たして続くのか!?と頭を抱えているところに、すっごく良さそうな英会話教室があるって聞いたんです!!ゲームをやりながら英会話が学べるなんて!皆さん!!こんな英会話学習があるのご存知でした!?「フォートナイトをプレイしながら英語を学べる、eスポーツ英会話®︎教室!」その名の通り、フォートナイトをプレイしながら英語を教えてもらえるんです!!コーチ(講師)一人につき生徒は2~3人。対象年齢は小学生以上で、受講料は週一回×4の月額8800円。授業は全てオンラインで実施。ゲームをやりながら英語を学べるなんて…これ思いついた人天才すぎません!?こちら2020年5月から始まったばかりなのですが、サービスを提供するゲシピ株式会社の代表である真鍋拓也さんが、ご自身のお子さんの様子をヒントにして生まれたサービスなんだそうです!真鍋さん:「世界中の子どもがコロナ禍によって自由に外に出られない状態が続いていた中、私の子ども(小学生)も当時は学校は休校で、自宅で6~7時間ぐらいゲームをやって過ごしていました。そして我が家だけではなく周りの家庭でも同じような子が多かったです。本人達も学校や外に行けない状況にストレスを感じており親としても『ゲームをやめろ』とはなかなか言えず、ゲームをやるのならその時間で学べるものを与えたいと思い、ゲームを通じて英語を教えようと思いました」そーうーーなんですよねーーー!!!!コロナ禍のあの長期の休校生活を経験した保護者からしたら共感しかありません。こんなにゲームばっかりやってて大丈夫か!?と不安に思う気持ちと「とはいえ外に出れるわけでもないし、ゲームぐらいしか楽しみないもんなぁ」と諦めるしかない気持ちと、親も子も「どないせーちゅーねん」状態でしたよね。そんな「歯がゆい時間」を「有意義な時間」に変えてしまおうと思いついて生まれたのが「ゲームをプレイしながら英語を学ぼう!」です。天才かっ!我が家の三兄弟の反応は…??我が家の三兄弟に「こんな英会話教室があるんだけどやってみない?」と声を掛けてみました。どういう反応が返ってくるかなぁ…英語で話さないといけないということで「やだ~やりたくない」というかな?と思っていましたが意外や意外、前のめりで食いついてきたんですよ! 次男:「楽しそう!やりたい!!」三男:「やりたくない…え? フォートナイトしながらやっていいの? じゃぁやってもいいよ」(何故か上から…)長男:「ボクも…?まぁいいけど」(こちらも謎の上から…)ゲーム配信しているユーチューバーの影響もあって、英語を操りながらフォートナイトができるってかっこいい!と思ったみたいです。ゲームのチカラってすごいですね…(ぱぁぁぁ…!)早速はじめてみることにした我が家。用意したものは以下です。いつも通りのゲーム機(我が家は一人ずつ持っているスイッチ)そして、PCを3台。(スマホやタブレットでも大丈夫)ボイスチャット用に「Discord」(ディスコード)という通話アプリ。使用可能ゲームは現在「Apex Legends」(エーペックスレジェンズ)と「Fortnite」(フォートナイト)の2作品となっているので我が家はフォートナイトを選択。あらかじめ送られてきていた授業内で使っていくフレーズ集をプリントアウトしておきました。最初は少し接続や準備で手間取る面もありましたが、要領をつかめば対処できるようになるので大丈夫です。それではさっそくレッスンの様子をレポしていきたいと思います~~!!どんなレッスンだったの? 我が家の三兄弟を担当してくださったのはオーストラリア育ちの日本人のYAS先生!なるほど。最初からゴリゴリのネイティブの先生が出てきたらどうしよう…と不安に思っていましたが、日本語の通じる先生だったし、子どもたちとのコミュニケーションの取り方も非常に上手。また、子ども達にとっては「オーストラリアという国に住んでいる人とオンラインで話す」ということ自体が初体験だったため、「今何時!?」「そっち暑いの!?夏!?」と驚きがいっぱい。会話の中で、気候や時差、食べ物や風土など自分達の住んでいる国と全然違うことを知るのも異文化交流的な要素を含んでいてよかったです。長男:「オーストラリアのどこに住んでるんですか?」先生:「○○だよ!」長男:「時差はどのぐらいですか?」先生:「一時間ぐらいかな」長男:「じゃぁ…経度が…○○度ぐらいか…ブツブツブツ…」と地理オタクを発揮したり、次男:「先生、晩御飯何食べたの?」先生:「スムージーだよ」三男:「すむうじいってなに」といった具合に子どもの目線でワイワイと会話も弾みます。初級のクラスでは、Hello やThank youなどの挨拶に使う言葉始まり、Look(見て!)On me!(戦ってるよ!)などeスポーツの基本用語、ゲームに頻出する単語などから覚えていきます。 文字で見ると簡単なフレーズでも脳みそを通って口から出すってとっても難しいですんですよ。私、オンライン英会話を習っているので口に出して言うのがどれほど難しいかを身を持って知っています。しかしそこは…柔軟な子ども達。ビックリするぐらい飲みこみが早いんです!さすが脳みそが若い!これは嬉しい誤算でした!とってもナチュラルに英語使うんですよ~~~!!特に次男は恥ずかしがらずに英語を話していて新たな一面を発見しました。「Nice!」「Well done!」と相手のプレイをほめたたえる時に自然と英語が出てきたり、「Push!Push!(攻めよう!)」だったり、「Enemy!」(敵が来たよ!)だったりよくしゃべる喋る!私は英語を学んでいく上で一番大切なのことは恥ずかしがらずに口に出していくことだと思っています。間違ってもいい、上手く言えなくてもいいから、恥ずかしがらなければ絶対に英語力は伸びると思っています。先生もとっても褒め上手なので子ども達もとても嬉しそうです。レッスンを受けるまではプレイに集中してしまいすぎて口数が少なくなるんじゃない…という心配をしていたのですが、チーム戦で戦うので否応なしに会話せざるを得ないですし、かなり喋ります!一回目、二回目、とレッスンを重ねるごとに徐々に学習内容をレベルアップさせていきます。最初は単語だけだったのが、「I need ~~」や、「I want~~」といった簡単な文章になっていきます。個人的にはこの「自然な英会話」がとっても良いなと思いました。 日本語でも毎日家族の間でいちいち丁寧に「私はお茶を飲みたいです」とかというかというとそんなことないですよね?「ちょ、お茶!」とか「パン焼いて!」とか短い文で伝わる事がほとんどですし、まずは「会話が通じる楽しさ」を味わえるのがとってもいいな~~と感じました!簡単な単語だけでも意外と会話って成立するもので、プレイをしていく中で「なんといっていいのか分からない自然な質問も沸いてきます。例えば、次男が「準備できたってなんていうんだっけ!?」と聞きました。すると先生が「I'm readyだよ!」と教えてくれて、次男も「I’m ready!」と復唱。先生:「Nice!」おおお~~~会話成立です~~~! 三男:「Let’s go to ガソリンスタンド!!」先生:「ガソリンスタンドは Gas Station!」三男:「ガスステーション?」先生:「Let’s go to Gas Station!」三男:「Let’s go to Gas Station!」(復唱)といった具合にプレイをしながら自然なフレーズで英会話を楽しんでいきます。またここまでのびのびとできるのも自宅でリラックスしているからなんじゃないかな~と思いました。 オンラインレッスンだから親が送り迎えに時間を割く必要もないし、(習い事の送迎って思ってる以上に親にとって負担です)感染予防対策面で考えても自宅で学べる環境はありがたい!さて、実際にレッスンを受けてみて子ども達の素直な感想はどうなのか聞いてみました。ちなみにうちの子ども達は全く空気を読みません。忖度しない正直レポート派です(たまにグサグサきますが笑)子どもたちのリアルな感想は?ーーーーゲームをしながら英会話レッスンどうだった?三男&次男:「めっちゃ楽しい!」次男:「学校でこんなのやらない!」 「最初より自信がついた。めっちゃ楽しかった!もっとやりたい!東西南北も英語で言えるようになったよ!」三男:「思ってたのと違う。もっと面白くないかと思ってたけど、 こういうのならもっとやりたい」(再び若干上から目線…)中学生の長男は気配を消してましたが、実はガッツリ参加してました(笑)長男:「学校の授業で習う内容とは全然違ったけど、口に出して喋るのは難しかった。スピーキングが苦手だからいい練習になったと思う」そうなんですよね。子ども達が「とっても楽しい!」といったように、まずは英語に触れる、耳に慣れる、「英語に親しむとっかかり」としてはかなり良いシステムになってると思います! ちゃんとしたスペルや正確な文法を分かっていなかったとして耳を馴染ませておきさえすれば、いずれ座学で英語を学び始めた時に点と点が繋がって線になりピンとくる時が訪れると思っています。おうちでゲームをしている時間が英会話学習という非常に有意義な時間に変わって、親の気持ち的にも罪悪感減るし、子どもは楽しく学べるし親子でウィンウィンだと思います!eスポーツ英会話®︎のココが良い!実際に体験してみて良かったところを改めてまとめると…・楽しさが恥ずかしさを上回るので“英語で話す”に慣れる・失敗しても誰も気にしないので緊張しない・自宅で完結するから親も子もラク!そんなeスポーツ英会話®︎は現在、好評につき順番待ち・抽選でのご案内となっているそうです。参加するためには「事前登録」から登録して、順番待ち&当たることを祈るのみ! 事前登録はこちらから! 気になった方は早めに事前登録を済ませちゃいましょう!
2022年02月21日こんにちは。助産院ばぶばぶのHISAKOです。習い事をさせないと「よい親」「よい子育て」とは言えないのではないか? そんなふうに習い事や早期教育をとらえている大人が多いです。今回は、早期教育や習い事についてお話ししたいと思います。 幼児教室よりも自然体験をさせよう発達心理学や小児行動学、専門的分野の立場で研究を重ね、根拠ある理論思考回路のなかで想定した「遊び」「場所」「学習の方法」は、子どもの健やかな成長のためだとしても、子どもの無限の創造力には敵わないのではないでしょうか。 自然の中に繰り出すと、子どもたちは夢中になって遊びます。落ちている枝1本。蟻1匹。海岸の色とりどりの貝殻。すべてが体験型学習になり、子どもの自主性、積極性、感受性を育てます。習い事や幼児教室に行かせるより、実際の体験や経験のほうがずっと意義のある学びとなると私は思います。 自分がやりたいことを見つけられる力子どもに真っ先に獲得してもらいたいものは、「勉強ができるようになる能力」や「人より優れた何かができるようになる能力」ではないと思います。「やりたいことを見つけられる力」。それこそが、彼らに学ばせたい真髄だと私は思います。自発的な経験を積めば積むほど、積極性と創造的な生き方が磨かれていきます。子どものうちから基礎能力を高めておけば、自分のしたいことが見つかったときに道が開けやすくなるという考え方は、確かにその通りだと思いますが、日本という豊かな国に住み、学習環境としてはかなり高いレベルの中で育ってきているはずなのに、10代後半の子どもたちと関わっていると意欲や自主性、主体性、積極性が低いことがとても気になります。 子どもへの過干渉のリスクとは子どものためによかれと関わる“過干渉”は、不成績を恐れる気持ちや自己肯定感の低さ、評価されないことを避ける、つまらない人生観をつくり上げてしまうリスクや、躍動感のある創造性を潰してしまう可能性もあります。 身につけさせたいのは、何か自分の好きなものを見つけ、それに取り組もうとするバイタリティー、モチベーション、既成概念にとらわれない自分への自信です。誰かが引いた線路の上を歩んでいくより、自分で決めた人生を自分で納得しながら歩んでほしい。まだ自主性が育っていない段階で、大人が「あれしなさい、これしなさい」と求めていくことは、子どもが自分で本当に好きなものを見つけたり探したりという意欲の芽を摘んでしまうマイナス要因を持っています。 習い事や早期教育は必ずしなければならないことではないと思います。自分がやりたいことを見つけ、目標に向かっていく挑戦的な意欲、前向きな自信、根性などがまず育ってこそ、そこに学力が意味を持つのではないかと私は感じています。 監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2020年に12人目を出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
2022年02月14日「大人になってから学ぶサッカーの本質とは」を運営し、育成年代のサッカーの本質を伝える活動をしているKEI IMAIさんに、子どものサッカーを「習い事」と捉えることについて聞きました。子どもにサッカーをやらせたい親御さんはたくさんいます。親同士で、「習い事なにやってるんですか?」という会話になると、「水泳と、英語とサッカーと...」このように返すお母さんさんお父さんは結構いると思います。でも、長くサッカーをしてきた身として、サッカーを指導してきた身としてもお伝えしたいのは、サッカーを習い事と思わないでほしいということです。今回は、子どもにサッカーをさせたい、サッカーを楽しんでほしいと思っている親御さんが心得ていてほしいことをお伝えします。(構成・文:KEI IMAI)【関連リンク】子どもが心からサッカーを楽しむために大切にしてほしい親の心得「サカイク10か条」■どうして「習い事」と捉えない方がいいのかどうして「習い事」と思わないでほしいのかというと、サッカーを教わる、教えてもらうという受け身の姿勢が、サッカーというスポーツの本質から遠ざけてしまうからです。サッカーは教わるものではありません。楽しい、プレーしたい、もっと上手くなりたいという気持ちを育み、子ども自らの主体性を引き出すことが我々大人の役目です。子どもは、何のためにサッカーをするのでしょうか。サッカーを楽しむためです。そしてサッカーを通じて仲間と繋がり、成長します。■上手くするために育むべきものは好奇心と主体性では、どうしたら成長できるのかというと、自分がやりたいと思って決めたことで、これまで出来なかったことができるようになること、そうなるまでに楽しくも苦しみが伴うことを知ることです。勝つことの喜びを、負けることの悔しさを知ることです。これらをサッカーで経験し、もっと上手くなりたい、もっと成長したいと子どもたち自身が思えることがとても大切なことです。ですから、サッカーを習い事としてやらせないでほしいんです。強制しないでほしいのです。サッカーを上手くさせたいという気持ちはコーチたちも同様です。だからこそ、育むべきは子どもの好奇心であり主体性です。サッカーって面白い、楽しい!と思わせて、「上手くなりたい」という気持ちを育み、上手くなるための環境をつくるのがサッカークラブの役目です。「上手くなりたい」という気持ちは、強制によって育まれるものではありません。サッカーという真剣な遊びの中で育まれていきます。サッカーの本質は遊びです。サッカーがしたいと思わないと、当然サッカーは上手くなりません。サッカーをしなきゃいけない......、と思いながらプレーしたところで上手くなりません。■夢中でサッカーをしている子どもが上手くなる元陸上選手の為末大さんは著書『生き抜くチカラ: ボクがキミに伝えたい50のことば』の中で「努力は夢中には勝てない」という言葉を残しました。私自身の子供の頃をふり返ってみると、夢中でプレーした積み重ねが成長に繋がっていたことがわかります。楽天大学の学長である仲山進也さんと元東京ヴェルディで活躍された菊原志郎さんの共著『サッカーとビジネスのプロが明かす育成の本質 才能が開花する環境のつくり方』にはこう書いてありました。ーー夢中で試行錯誤ができる子とできない子の違いって、何でしょう?主体性ですかね。こういう練習は、子ども同士でやるのが一番楽しいんですよね。大人がいると、どうしても大人の視線やミスを気にして伸び伸び練習できないですから。JFAアカデミーのときは、「今日は、コーチは何も言わないよ。失敗してもいいから自分たちで考えて、仲間と力を合わせていろいろやってごらん」という「ノーコーチングデー」を設定してました。出典:サッカーとビジネスのプロが明かす育成の本質 才能が開花する環境のつくり方より夢中でサッカーができる、試行錯誤できる環境が一番成長に繋がります。どんなに最先端の練習メニューも、夢中でプレーする子どもたちの前では無力です。夢中になる仕掛けが上手い大人が子どもを成長させます。魔法の練習メニューは存在しませんが、魔法のコーチングは存在するということです。子どもたちの気持ちをノセる指導者の元で子どもたちは伸びていきます。■サッカーを強制し、プレーを矯正するチームは少なくない長くジュニアサッカーを見てきましたが、未だに子どもたちにサッカーを強制し、プレーを矯正してしまうチームが少なくありません。ジュニアユース、ユースに上がり競技志向になっていけば多少そのようなアプローチがあるのも理解できます。しかしサッカーを始めたばかりの子どもに強制や矯正することは不要だと思います。チームを見極めるためには、練習だけではなく、ぜひ試合も観てほしいです。試合中、コーチがどんな声掛けをしているか、どんな振る舞いをしているか見てください。偉そうにふんぞり返って、子どもたちにコーチングとは程遠い怒号が聞こえてきたら要注意かもしれません。もちろん時には厳しさも大事です。でも、試合での指導者の態度は見極める上で参考になると思います。■信じて任せること、先回りして教えてしまうことで失ってしまうものチームに子どもを預けたら、親御さんは余計な口を出さないことです。子どもに「もっと練習しなきゃ」とか「なんでシュートしないんだ」など、余計な口を出して気持ちを壊さないようにすることが大事です。成長が早い子も遅い子もいます。周りができることができなくても焦らずに、見守ることが重要です。また、よく見かけるのが答えを先回りして教えてしまうことです。先回りして教えてしまうと、教わる側が自分で発見する喜び、成長する喜びを失ってしまいます。成長のタイミングも成長の仕方も人はそれぞれ異なります。だからこそ難しく、面白いんです。教えるのが上手い人は、決して教えすぎません。その子が自ら考え、自分でその技術を獲得するための余白をちゃんと残します。先回りして教えてしまうことで失ってしまうことを理解しなければいけません。子どもがサッカーを楽しくプレーするために、サッカーを習い事にせず、好奇心と主体性を育み、夢中になれるように、信じて任るようにしていただけたら良いなと思います。★この記事はサカイク10か条の項目第1、2、3、5項に該当しますKEI IMAI桐蔭横浜大学サッカー部時代に風間八宏氏にサッカーの本質を学んだ後、育成年代(主にジュニア)の指導に5年ほど携わる。その後半年間、中南米をサッカーしながら旅をし帰国。ブログ「大人になってから学ぶサッカーの本質とは」を運営し、サッカー育成年代の取材、指導者や現役選手にインタビューをしサッカーの本質を伝える活動をしている。筆者Facebookアカウント>>筆者Twitterアカウント>>
2022年02月10日■前回のあらすじ絵画教室に到着すると、陽太の絵が最優秀賞になったとの報せが! 納得できないママ友たちが猛抗議をくり広げる中、先生は毅然とした態度でママ友たちを諭してくれました。しかし…。 >>1話目を見る こんなにはっきりと嫌味を言われるなんて…。教育に力を入れている美姫ちゃんママ、瞬くんママのことを、これまではそれなりに尊敬もしていました。けれど、小さな子どもの前でその子のがんばりを貶めるような発言をするなんて…大人としてどうかと思います。同じ幼稚園だから、どうしても顔を合わせる機会はありますが、この出来事を機になるべく距離をとっていこうと決心しました。こうして習い事をたくさんしてみたことで、好きなものを見つけられた陽太と唯。今でも園や教室で目立ってしまうと、美姫ちゃんママ・瞬くんママににらまれることもありますが…やんわりとスルーしています。あの日、絵画教室の先生が言ってくれたように、習い事の主役は子ども。「子どもの好きなことをのびのびとやらせる」のがわが家らしい選択なのかもしれないと、私はこの一件で気づくことができました。それが正解かどうかはわかりませんが…これからも陽太と唯の気持ちを大切に、いろいろなチャレンジをサポートしてあげたいと思っています。※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ あむち
2022年01月28日■前回のあらすじ習い事に行き渋る子どもたちを見て「キャパオーバーなんじゃないか?」と言う夫。子どもたちも泣きながら「ママがいつも怖い顔しているのがイヤ!」と訴えかけてきます。香奈はショックを受けてしまい…。 >>1話目を見る 泣いている陽太と唯をなんとかなだめ、遅刻しながらも絵画教室に連れていきました。先生の発言に救われた私と陽太。しかし、美姫ちゃんママと瞬くんママは納得できないといった様子で…。次回に続く(全8話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ あむち
2022年01月27日■前回のあらすじママ友たちとギクシャクしてしまった香奈。けれど他のママに「3つも習い事をさせていてすごい!」と褒められ、悪い気はしません。一方子どもたちの本音は…。 >>1話目を見る このところ習い事の前日、とりわけ体操教室の前夜には、とくにグズりがちな陽太と唯です。この日も…。 結局その週の体操教室はお休みさせて、少し様子を見ることにしました。すると今度は、月曜日の絵画教室の日…。子どもたちからの思いがけない言葉にハッとして、一瞬何も言えなくなってしまった私。しかし、とりあえずその場をなだめて、遅刻しながらもなんとか絵画教室まで二人を連れて行きました。すると、そこでまた美姫ちゃんママ・瞬くんママによる新たな諍いが勃発するのです…!次回に続く(全8話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ あむち
2022年01月26日■前回のあらすじ兄妹に3つの習い事をさせ、慌ただしい日々を送る香奈。そんな中、娘の唯がピアノ発表会の選抜メンバーに! すると、なぜか急にママ友の態度がとげとげしくなり…。 >>1話目を見る ピアノ教室で娘の唯が褒められて以来、美姫ちゃんママと瞬くんママに避けられているような気がする私。金曜日の体操教室では、さらにあからさまな態度をとられてしまいました。陽太と唯は「体操教室」にすっかり苦手意識がついてしまったようでした。時には失敗したり苦手なことにあえてチャレンジすることも、子どもにとって大切な経験だと思うのですが…。一方で私も、美姫ちゃんママと瞬くんママの態度がじわじわとストレスになっていました。ただでさえ、ワンオペ育児に家事に送迎でいっぱいいっぱいな日々。子どもたちにイライラすることも増えてしまい…。ある日、とうとう夫からズバッと言われてしまったのです。次回に続く(全8話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ あむち
2022年01月25日■前回のあらすじ絵画教室には兄の陽太だけ入会させ、体操教室はいったん様子見しようと思った香奈。しかし「教育に差をつけたらかわいそう」「体操ぐらいしてないと小学校でいじめられそう」とママ友に言われ、結局入会を決意します。 >>1話目を見る 月曜日は絵画教室、水曜日はピアノ教室、金曜日は体操教室というハードスケジュールがスタートして3ヵ月。自宅でも練習させたり、時には課題もこなしたり。時間に追われ、慌ただしい毎日を過ごしていました。でも、思いがけなく嬉しいこともあったのです。するとレッスン終了後、おやつ交換会が始まりました。この日話しかけてくれたママによると、あらかじめ瞬くんママから他のママたちに「明日みんなでおやつ交換しない?」とお誘いがあったそうです。うちだけ仲間外れのようになってしまい…娘の大抜擢で舞い上がっていた気持ちが、あっという間にしぼんでしまいました。どうして私には教えてくれなかったの? うちの子がちょっと目立ってしまったせい…!?次回に続く(全8話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ あむち
2022年01月24日■前回のあらすじピアノ教室の体験レッスンは楽しかったようで、陽太も唯も入会させることに。するとママ友からさらに別の習い事にも誘われました。ママ友たちは週4〜5回ペースで習い事をさせているというのです。 >>1話目を見る 美姫ママと瞬ママからの誘いを断りきれず、「体操教室」と「絵画教室」の体験レッスンにも行くことになったわが家。夫の直哉に相談すると、「おー! いいんじゃない?」の一言のみ…。仕事が忙しいのはわかるのですが、結局この件も私に丸投げ状態です。そして、あっという間に月曜日。絵画教室の体験レッスン日がやってきました。美姫ちゃんママ、瞬くんママの強引さに戸惑いつつも、できないことをできるようにするのが習い事だと思うと、やらせない理由もみつからず…。子どもたちを「かわいそう」「いじめられそう」と言われたことで、「じゃあ、やってやる!」と内心火がついた部分もありました。次回に続く(全8話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ あむち
2022年01月23日■前回のあらすじ年子の兄妹に習い事をさせていない香奈。ママ友たちの「嘘でしょ?」と言わんばかりの反応に内心焦り、子どもたちをピアノ教室の体験レッスンに行かせることにするのですが…。 >>1話目を見る 同じ園の瞬くんママ、美姫ちゃんママから誘われて、ピアノ教室の体験レッスンに行くことになった子どもたち。私もわが子の習い事デビューにドキドキそわそわしながら、その日を迎えました。いろいろと気にかけてくれる美姫ちゃんママと瞬くんママの存在はありがたいのですが…ワンオペ育児のわが家に、週4、5回の習い事というのは正直厳しいような気がしていました。それに、習い事の人間関係も思った以上に大変そうです…。とはいえ、子どもたちも行ってみたいと言うので、今度は「体操教室」と「絵画教室」の体験レッスンに行くことになりました。次回に続く(全8話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ あむち
2022年01月22日私は、吉田香奈。男女の年子を育てています。子どもたちは年長組と年中組になり、体力もついてきたのか降園後は時間を持て余しがち。「そろそろ一つずつ習い事をするのはどうかな?」そんな風に考えていた、ある日の出来事です。日ごろワンオペ育児の私は、ひとりで年子の兄妹を見るだけで精一杯。しかし、内心何一つ習い事をさせていないことを気にしてもいました。それだけに、ママ友たちの「嘘でしょ?」と言わんばかりの反応に、焦りを感じてしまい…。その夜、さっそく夫の直哉にピアノ教室の件を相談してみました。よく言えば楽天家、悪く言えば全部私に丸投げな夫は「お試しならいってみたら? 保育園以外の世界を知るのはいいことでしょ」と案外ノリ気。とはいえ私も、これから始まる習い事ライフにワクワクしてもいました。それが、あんなに面倒なことになるとは…。次回に続く(全8話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ あむち
2022年01月21日後編子どもを信じて、待つ角野(すみの)美智子さん。今話題の音楽家、角野隼斗さんのお母さまです。角野隼斗さんは、東大卒研究者の顔も持つ、登録者85万人の人気Yotuber・音楽家。2021年10月、世界三大コンクールのひとつであるショパン国際ピアノコンクールではセミファイナリストに。妹の未来(みらい)さんもピアニストとして活躍中。今回、美智子さんは、迷える思春期の「回り道」を親が見守り、自分で答えを出すまで「待つ」ことの大切さを話してくれました。取材中も笑顔を絶やさない角野美智子さん角野隼斗さんの記事3回シリーズはこちら第1回第2回第3回受験・進学への親の関わり方――隼斗さんは小学5年生の時に、中学受験のために塾に通いはじめたとうかがいました。きっかけは何だったのでしょうか?「実は、隼斗が学校での勉強に興味を持てないらしいと、先生から指摘されました。内容に飽きたというか、授業中の態度がね……。そこでもっと好奇心を刺激できる場所を、と思いついたのが塾でした。成績をデータ分析するところがゲーム感覚に近く、本人にはあっていたため、見違えるように生き生きしました。塾ありきというよりは、本人の興味の先に、実は塾があったわけです。親の勘で、隼斗には開成の校風があっているんじゃないかな、と思っていました。隼斗は柔軟性があるけれど、ある意味周囲に流されやすい側面もありました。このまま地元にいると、自分を持て余すのでは? もっと広い世界でいろんな人達にもまれたほうがよいのでは、と考え、受験することに決めました」――妹の未来さんも、かなり遅い時期に中学受験の勉強を始められたそうですが、どのように乗り切られたのですか?「未来は、ピアノがあるので中学受験をしないと言っていましたが、兄の楽しそうな中学生活をみて、ピアノ以外の可能性を試したくなったのか、小5の3月に受験を決めました。コンクールで上位に入賞できる技術を持つようになった彼女が、ピアノをしばらく休むと言い出して私も寂しさを感じたのですが、彼女の気持ちを尊重することにしました。もうピアノには戻ってこないかも、という予感もありましたが、辞めてもったいないという気持はなくて、彼女が自分で決断した挑戦を全力で応援しよう、新しい可能性を一緒に見つけようと思えました。とはいっても、兄と同じ塾には小5の3月から入れません。隼斗のおふるの塾のテキストを全部消しゴムで消して再利用しながら、ようやく入れる塾を見つけました。最初は惨憺たる結果だったので、残り10か月でどれだけのことをやらないといけないか日割りにしました。思った以上の量でしたが、自分で言い出したことですから、本人は目の色を変えて取り組みました。隼斗にはバイト代を払って家庭教師をしてもらい、帰りの遅い夫は早起きして朝の勉強につきあいました。家族全員で目標に向かって努力しているという雰囲気が、孤独な受験勉強を乗り切る助けになったのではと思います」未来さんは偏差値を20近く上げて、浦和明の星女子中学校に合格しました。――隼斗さんは東大受験直前に、ゲームの全国大会に出場されたとか……。「そうなんです! その時はもう、夫も私もさすがに驚いてしまって。本人がさっさと出場を決めた後に、親の同意が必要だからよろしく、って。一度決めたら、何があってもやりぬく子ですから、署名して送り出しました。もし浪人したとしても、本人の選んだ結果ですし、まぁなんとかするだろうと」思春期の親子コミュニケーション――隼斗さんの反抗期はどんな感じでしたか?「うーん、実は反抗期はありませんでした(一同、驚きの声)。一般的に、子どもを否定すると反抗するという気がします。ですので、親のほうに無理やり寄せることをせず、常に子どもの方に寄せていくことを意識しました。声かけのタイミング、距離感は特に気をつけました。頭ごなしや上からではなく、友人として相談にのる、というイメージですね」――タイミングというと?「例えば、隼斗がバンドやゲームに夢中になり成績が下がった時、『最下位から這い上がるのは難しいから、真ん中あたりをキープしておいたら?』と、本人が聞く耳を持つ時をみはからって、入れておいたり(笑)。親のいうことを素直に聞き入れる時期ではありませんが、なんとか伝わっていたんだと思います。話をするタイミングはすごく大切です」――隼斗さんはバンド活動にずいぶん熱中しておられたそうですが、本人任せにしておいて大丈夫なのか、という不安はありませんでしたか?「自分の世界ができてからも、尋ねればだいたい答えてくれました。高校時代はドラムに熱中して、10個ものバンドに参加してたんですよ! 文化祭前は、夜遅くまで練習して、時には朝方にふらりと。でも『昨日どうだった?』ときけば、素直に話してくれました。小さな時から一緒に過ごした時間の積み重ねがあるので、『私達家族を悲しませることはしない』と信じて待つことができたんでしょうね」ヤマハ銀座店1階では、手元が大きく画面に映し出されるピアノが弾けます。美智子さんも演奏。「子どもを信じて、待つ」中学受験を経て、未来さんはバトン部に入るなどピアノと離れた生活を送りながら、中学生活を楽しんでいました。しかし、中学3年生の夏、突如「藝高(東京藝術大学付属音楽高等学校)に行きたい」と表明。――ピアノから一度離れた未来さんが辿りついたのが藝高受験ですが、ご両親としては難しい判断を迫られたのではありませんか?「さすがに頭を抱えました。中高一貫校ですから、外部の高校を受けると、その合否に関わらず上の高校に進学する資格を失います。最悪、高校浪人という結果も。でも、彼女の『音楽を学びたい』という熱意を変えることはできませんでした。中学受験を経て新しい世界を経験するうちに、ピアノへの思いが新たにわいてきたのでしょう。小学生の時、彼女はコンクール上位に入賞する安定した技術を持っていましたが、『自分は本当に音楽に向いているのかな?』と思いつめて涙を流していたこともあります。あの挫折感を抱えたまま音楽を続けていたら、いずれ心が折れていたでしょう。ピアノから離れて別の可能性を探してみたからこそ、辿りついた答えが藝高だったのです。この回り道のように思えるプロセスも、彼女には必要でした。実は、残り5か月からの藝高受験は、ピアノ指導者の立場から見るとかなり難しい賭けでした。けれど、それまでの彼女を見ていて、一度自分で言い出したことは必ず最後まであきらめず、やりとおす子だという確信があったので、私も覚悟を決めて応援しました」――お子さんお二人ともピアノから離れた時期がありましたが、その時のお気持ちは?「ピアノにはもう戻ってこないかも、と一抹の寂しさを感じましたが、不思議ともったいないとは思いませんでした。子ども達が悩みながら自分で出した答え、新しい挑戦や可能性をとことん応援してあげるのが、親にできることなのかなと思います」このインタビューは、2021年9月末、隼斗さんのショパン国際ピアノコンクール挑戦の直前に行いました。ご自身のポーランド渡航を前に、快く協力してくださった美智子さん・関係各位に改めて御礼申し上げます。文:岡本聡子、写真:野口けいこ【角野美智子さんの著書 】『「好き」が「才能」を飛躍させる子どもの伸ばし方』(ヤマハ)【取材・撮影協力】ヤマハ銀座店1階ブランド体験エリアTEL:03-3572-3171住所:東京都中央区銀座7-9-14アクセス:東京メトロ銀座駅から徒歩5分*音や音楽の最新技術を、お子様と楽しみながら体感できる場所です。【角野美智子さんプロフィール】桐朋学園大学ピアノ科卒業後、米国ニューイングランド音楽大学大学院に留学。これまで、主宰するピアノ教室から各種コンクールで延べ100人以上の受賞者を輩出。音大・音高受験指導でも高い実績を上げる。2018年、リトミック教室「プチアンジュ」を開講。0歳児から音楽・知性教育を通じて感性を育む育児法を導入し、ピアノレッスンに大切な下地作りにも注力。導入期から上級までバランスよく育て上げる指導法で高い評価を得ている。ピティナ指導者賞連続20回受賞。左より美智子さん、未来さん、隼斗さん(2018年、美智子さん提供)【角野隼斗さん(Cateen/かてぃん)プロフィール】【角野未来さんプロフィール】1998年生まれ。3歳よりピアノを始める。ピティナ・ピアノコンペティションE級までの各級の全国決勝大会にて金、銀、ベスト賞を受賞。NYカーネギーホールでの演奏会「The Passion of music 」に出演。第17回ちば音楽コンクール全部門最優秀賞。第17回ショパンコンクール in Asia コンチェルト部門アジア大会銅賞。2020年度青山音楽財団奨学生。大学卒業に際して、アカンサス音楽賞、同声会賞、藝大クラヴィーア賞を受賞。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て東京藝術大学院音楽研究科1年在学中。
2021年11月21日前編子どもの「好き」を探して、一緒に楽しもう角野(すみの)美智子さん。今話題の音楽家、角野隼斗さんのお母さまです。角野隼斗さんは、東大卒研究者の顔も持つ、登録者85万人の人気Yotuber・音楽家。2021年10月、世界三大コンクールのひとつであるショパン国際ピアノコンクールではセミファイナリストに。妹の未来(みらい)さんもピアニストとして活躍中です。優秀なピアノ指導者でもある美智子さん。緊張気味で待つ私達の前に表れたのは、笑顔を絶やさない華奢な女性でした。ヤマハ銀座店での角野美智子さん角野隼斗さんの3回シリーズはこちら2021年1月、角野隼斗さんへの取材中のこと。隼斗さんは質問への答えを探しながら、いたずらっ子っぽい表情で、美智子さんに電話。さすがに取材中の電話はめったにないらしいのですが、独立後も、家族に意見や感想を求めることが多々あるそう。なんとも風通しの良さそうなご家庭だと驚き、その時から美智子さんにお会いしたいと思っていました。子育てで大切にしてきたこと(1)子どもの意思を尊重し、対等に接する――大人になってからも、親子間のコミュニケーションが良好という印象を受けましたが、小さな頃からお子さん達と接する時にこころがけてこられたことは?「一番は、我が子とはいえ心に土足で踏み込まないよう、注意してきたことです。相手がどう考えているか、子どもであっても常に考えますね。そして、『親と子』という意識ではなく、『対等』な立場でいようと。『~しなさい』ではなく、本人が主体的に考えられるよう、『あなたはどう思うの?』とよく問いかけました」――主体性を持たせる問いかけ、ですね。実際に、子ども達自身に決めさせることも?「小さい時から家族の一員として扱い、なるべく本人の意思を尊重してきたつもりです。夫は、毎週末子ども達を外遊びに連れ出してくれましたが、親が先に行き先を決めてしまうことはなく、すべて子ども達が決めました」子育てで大切にしてきたこと(2)子どもと一緒に楽しむ、面白がる――日々のちょっとした意識や言葉遣いが、子どもを輝かせ、家族を幸せな気分にするわけですね。他にどんなことを大切にされましたか?「勉強、ピアノ、料理など暮らし全般、私も一緒に楽しもうと。心がけてきたというよりも、子ども達を観察して、次はあんなこと試してみようと考えると自然と楽しくなりませんか?子ども達とはよく一緒に料理をしました。ビーツのスープを作る時に、ビーツの配合を増やしながらスープの色が鮮やかなピンクに変わっていく様子を一緒に観察したり、いろんなスパイスの匂いを嗅がせて少しずつ加えて味見したり、片栗粉のとろみがつく様子を面白がってみたり……」――美智子さんの考え方に、影響を与えたのはご両親でしょうか。「実は私自身、両親から勉強しなさい、練習しなさいと言われたことは一度もないんです。両親は、私のやりたいことをとことん応援してくれました。幼稚園の頃、友達の家でピアノに触れて、私もピアノを弾きたい! と両親にお願いして買ってもらったんです。でも遊びで触るだけで、なかなか習いに行かなくて。けれど両親は何も言いませんでした。私の父はもともとピアノが弾けませんが、ある日、童謡に伴奏らしきものをつけて弾き語りしてたんです。わーっすっごく楽しそう、一緒に弾きたい! と、そこから私も懸命にピアノを弾き始めました。そして、小学校3~4年生の頃には『将来はピアノの先生になる』と、もう決めていました」子育てを楽しむヒント(1)子どもを観察しよう――「好き」「楽しい」という気持ちを持つと、強いですよね。でも、親からみると我が子にどんな可能性があるのか、いまいち分からないという声もきかれます。「子どもの目の輝くことは何だろう、と観察すれば何かヒントを得られるのではないでしょうか?子どもが興味を示したことは、まずは親も一緒に興味を持ってこまかく眺めてみる、とか。最初に親が取捨選択してしまうと広がりません。車が好きなら、その構造なのか車種なのかナンバープレートの数字が好きなのか、見極める。隼斗は、ナンバープレートに執着するタイプで、数字・数学が大好きな子でした。絵本は一切読まず、図鑑を読み、外出先でも計算ドリルを解いていました。周囲に『こんな時まで勉強させられてかわいそうに』と言われたこともありましたが、彼にとってはそれが『遊び』だったのです。ピアノの練習にもゲーム攻略的な要素をとりいれて、点数化するとがぜんやる気を出しました。反対に、妹の未来は、物語が大好き。ピアノの練習でも、曲にあわせた物語をイメージすると、見違えるように演奏が生き生きとしました」――角野家は、ピアノという親子共通の「好きなこと」がありましたが、もし、親が受け入れ難いことに子どもが目を輝かせたら、どうしましょう? ポケットいっぱいのダンゴムシを毎日連れて帰る、ゲームにはまる、とか。「うわー、ダンゴムシ!? 私は虫がダメで、子ども達も虫嫌いになってしまいました。でも、その子が心底望むなら、ルールを決めて、ひととおりはなんとか部屋の中で飼ってみる……でしょうね。我が家の場合は、禁止事項はなくて、子ども達が興味をもつことはなんでもやってみよう、でした。そのために、環境を整備しておくのは親の役割ですね。ゲームは、隼斗もものすごくはまりましたよー。でも、得るものがない単なる暇つぶしとしてなのか、攻略法を考えて頭を使っているのか、など意味合いが異なりますよね?」子育てを楽しむヒント(2)雰囲気作りや笑顔は、親の役割――ピアノのコンクールが毎年の家族行事だったそうですが、お子さん達はどんな様子でしたか?「本番もその前後も、子ども達は楽しかったと言ってくれます。往復の車中はクイズ大会。終了後に、家族で外食。雰囲気づくりは、親が気をつけることだと思います。でも、ただ楽しいだけではなく目標を持ってメリハリをつけて練習することを大切にしました。中途半端では逆に楽しめません」――コンクールは緊張の連続、失敗したら悲壮感が漂う、というイメージを持っていました。隼斗さんは、「演奏後、両親は常にほめてくれて、批判めいたことは一度も言われたことがなかった」と……。「たとえ失敗しても、結果が悪くても、必ず子どもは成長しています。その細かな変化を見抜いて、褒めて次につなげられるのがご両親なのだと思います。特にお母さんの笑顔は、子どもにとって何ものにもかえがたい喜びです。結果うんぬんよりも、お子さんの気持ちを一番大切にしてあげられれば、と。長い目で見ると、子どもが主体性を持って取り組んできたことや夢中で取り組んだ楽しい記憶は、その後の人生で大きな指針となるのではないでしょうか」角野家のお子さん達は成績も良く、音楽家としてそれぞれ活躍中。「子ども自身が優秀だから、うちとは違う」と、私の周囲では羨望とあきらめのまなざしを向けるママ達もいました。しかし、今回の取材をとおして、美智子さんならどんなお子さんだったとしても、しっかり育て上げたであろう、と確信しました。誤解を恐れずにいうと、いわゆる育てにくい子であっても、子どもの人格を尊重し「好き」を発見して伸ばしたに違いありません。文:岡本聡子、写真:野口けいこ【角野美智子さんの著書 】【取材・撮影協力】*音や音楽の最新技術を、お子様と楽しみながら体感できる場所です。【角野美智子さんプロフィール】桐朋学園大学ピアノ科卒業後、米国ニューイングランド音楽大学大学院に留学。これまで主宰するピアノ教室から各種コンクールで延べ100人以上の受賞者を輩出。音大・音高受験指導でも高い実績を上げる。2018年、リトミック教室「プチアンジュ」を開講。0歳児から音楽・知性教育を通じて感性を育む育児法を導入し、ピアノレッスンに大切な下地作りにも注力。導入期から上級までバランスよく育て上げる指導法で高い評価を得ている。ピティナ指導者賞連続20回受賞。左より美智子さん、未来さん、隼斗さん(2018年、美智子さん提供)【角野隼斗さん(Cateen/かてぃん)プロフィール】【角野未来さんプロフィール】1998年生まれ。3歳よりピアノを始める。ピティナ・ピアノコンペティションE級までの各級の全国決勝大会にて金、銀、ベスト賞を受賞。NYカーネギーホールでの演奏会「The Passion of music 」に出演。第17回ちば音楽コンクール全部門最優秀賞。第17回ショパンコンクール in Asia コンチェルト部門アジア大会銅賞。2020年度青山音楽財団奨学生。大学卒業に際して、アカンサス音楽賞、同声会賞、藝大クラヴィーア賞を受賞。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て東京藝術大学院音楽研究科1年在学中。
2021年11月16日(イラスト:mico Ꮚ•ꈊ•Ꮚ @gogo_aokun)子どもの習い事の送迎は、パパとママのどちらが担当することが多いですか?習い事をしていない家庭が44%いるものの、習い事をしている家庭の送迎担当は、パパが6%なのに対しママが32%と、圧倒的にママが送迎していることが多いという結果になりました。園の放課後保育の一環で習い事があったり、家の前まで習い事のバスが迎えに来てくれたりするなど、結果としてママが対応している場合もあるようですね。また、習い事をしてない家庭のなかでも「平日の習い事の場合は送迎をどうするか」という役割分担がネックになっている家庭も多いよう。習い事をしている家庭ではどのように役割分担をしているのか、聞いてみました。パパが多い派ありがとう、助かってます!わたしが免許を持ってないから、もっぱら旦那が。(37歳/正社員/学校・教育関連/専門職)スイミング。旦那は運転が得意なので、喜んでやってくれる。(39歳/派遣社員/医療・福祉/専門職)週末が多いから。(40歳以上/主婦)今回のアンケート結果では、パパが多いという家庭はごく少数でした。平日の習い事の送迎は、パパの帰りが遅い家庭だと難しいですね。共働きでも、どうしても男性の帰宅のほうが遅くなる傾向にあります。子どもの習い事を休日にすると、パパの出番も多くなるようです。ママが多い派楽しんで送迎していますピアノやスイミングは自分も経験があるので、発表会の曲選びなど、先生と相談できるのも楽しい。(37歳/正社員/商社・卸/秘書・アシスタント職)ママ友との会話を大事にしている。(29歳/正社員/情報・IT/事務系専門職)土曜にスイミングに行っているが、その一時間の待ち時間は、私のショッピングタイムになっている。(39歳/正社員/金属・鉄鋼・化学/技術職)送迎は、ママが多い家庭が大多数でした。仕事をして帰ってから子どもの送迎や家事なんて大変……と思いきや、意外にも楽しんで送迎しているママもいました。子どもと一緒に合気道を習っているというママの体験談を聞いたこともあります。自分へのご褒美を用意しておくと、送迎も楽しみになりそうです。パパもがんばってます!習い事の送迎をお願いすると、主人も子どもも快諾してくれます。 がんばりすぎずにいられるので助かります。(40歳以上/パート・アルバイト/建設・土木/秘書・アシスタント職)娘がスイミングをしているのですが、送り迎えはほぼ母親ばかりなので、父親は行きづらいみたい。(34歳/正社員/販売職・サービス系)野球の練習送り迎えは絶対に旦那です。荷物が多いので!(28歳/派遣社員/自動車関連/秘書・アシスタント職)ママの送迎が多い、という家庭でも、パパはできる範囲で協力してくれているようです。「送迎が大変できつい」と感じたら、まずはパパにお願いしてみてはどうでしょう。意外にふたつ返事でOKしてくれるかもしれませんよ。パパも、自分が好きなスポーツや習い事の送迎だと行きやすいのかもしれません。男の子のスポーツ系の習い事では、パパの送迎が多いようです。そんなに苦じゃない環境です幼稚園の放課後保育のひとつなので、お迎えついでにいく感じ。34歳/正社員/小売店/販売職・サービス系)近所に習い事に行っているので、子どもたちだけで行くことができるものが多く、あまり送り迎えの頻度がない。(39歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)短時間勤務だから。(30歳/正社員/金融・証券/事務系専門職)ママの送迎が多い場合も、少し工夫すると苦労が少なくて済みます。歩いていける場所にあるという教室はもちろん、なにかのついでに習い事ができる教室を選ぶこともポイント。ついでに買い物ができるショッピングモールの近くにある教室や、会社や園・学校などからアクセスがいい教室だとあまり苦にならず、送迎できるでしょう。「子どものため」とがんばりすぎると続きません。親も子も、楽しめる範囲で!まとめスイミング、お習字、英会話、スポーツ・運動系など、子どもの習い事はさまざま。できればたくさんの経験をさせてあげたいと思う気持ちはわかります。しかし、送迎が親の負担になるのは考えもの。子どもにも、「ママがこんなにしてあげているのに、どうしてがんばらないの!」と言いたくなってしまいますよね。子どもの習い事を気持ちよく応援してあげられるように、夫婦で一緒にサポートしてあげられたらいいですね。マイナビ子育て調べ調査日時:2021年1月27日~2月7日調査人数:147人(22歳~40代までのママ)(マイナビ子育て編集部)
2021年10月13日■前回のあらすじ夫に言われてとうとう里奈との付き合いを控えるようになった花。すると、子どもを習い事に通わせ、自分の時間ももてるようになりました。 >>1話目を見る アクセサリーがたくさん完成してきたので、SNSに投稿してみることにしました。公太を特別講習に通わせるお金を稼ぐべく、私はさらにアクセサリー作りに精を出すようになりました。里奈さんに言われた「花ちゃんに働くのは無理」という言葉が、これまでどこか自分を締め付けていたようで、里奈さんと距離を置いてみると自然と自分に自信が持てるようになっていったのです。そうして私と里奈さんの距離は離れて行きましたが、公太と龍くんは変わらず仲良く過ごし、いかに自分が取り越し苦労で子どもの友情に気を使いすぎていたのかがわかりました。以前は、里奈さんの一言一言を気にして無駄に落ち込んだり疲れたりしていた気がします。しかし趣味を楽しむ時間を持ったことで、私の視野も広がり、なにより精神的な安定を保てるようになりました。これまでは里奈さんの嫌な部分ばかり目についてしまっていましたが、ちょうどいい距離感を保つことができればさほど気にならなくなりました。そして小学生になると子どもたちだけで遊ぶようになり、里奈さんとの付き合いも自然となくなり…。子ども同士の仲が良くてもママ同士では合わない場合もあります。子どもが幼い頃はどうしても親と子どもはセットになって行動することが多く、ママ友との関係には慎重にならざるを得ないという側面もあります。でもそれも、子どもが小学生になるまでの話。公太がが小学生になってからは、私はほとんどママ友付き合いをしなくなりました。いま思うのは、一生懸命にママ友に合わせるために、自分の気持ちを押し殺してまで付き合う必要はなかったということ。そしてマイナスの感情を持つ時間を過ごすくらいなら、自分のためになる有意義な時間を過ごすことが何倍も大事なのだとあらためて思っています。※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ あむち
2021年10月11日■前回のあらすじ子ども同士のケンカに対して、一方的に花の息子が悪いと決めつけてきた里奈。ただでさえ里奈に対してモヤモヤをしていた花は… >>1話目を見る あまりの暴言にショックを受けた私は、帰ってきた夫に今日の話を聞いてもらうことに。夫に話しているうちに、これまでの里奈さんへのモヤモヤが溢れてしまい…。そんな中、ある転機が訪れました。念願のスイミングに公太も大喜び。その様子を見てどうしても通わせてあげたくなり、これまで緩みがちだった家計をきちんと見直し、また里奈さんとの遠出を断る良い機会だと思い、その日のうちにスイミングに申し込みました。その数日後…。公太をスイミングに通わせたことで、里奈さん親子との用事もなく久しぶりに自分ひとりの時間が持てることになりました。そこで数年ぶりにアクセサリーの材料売り場に出かけると、思った以上に楽しくて、自分の好きなことに打ち込む楽しさを久々に味わったのですが、そのことが私の生活に変化をもたらしたのです!次回に続く!(全6話)12時間後更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ あむち
2021年10月11日■前回のあらすじ授業参観で里奈から気分が悪くなる嫌味を言われた花。でも子ども同士は仲が良いので、その日を波風を立てずに受け流しました…。 >>1話目を見る 次の日幼稚園に迎えにいくと、先生から声をかけられ、公太と龍くんが喧嘩してしまったという話を聞きました。遊具の取り合いで喧嘩になったようなのですが…。帰り際に公園を通りかかると、里奈さん親子に遭遇。子ども同士は仲直りしたと言うので、里奈さんに一言お詫びをしようと思ったのですが…。里奈さんは血相を変えてこちらに向かってきました。そのときはあまりのショックで何も言えず、去っていく里奈さんと龍くんを見ながら呆然としてしまいました。次回に続く!(全6話)12時間後更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ あむち
2021年10月10日■前回のあらすじ里奈さん親子との遠出は疲れるだけでなく、お金もかかりました。息子に習い事をさせるためにも遠出をやめたいと思う花だったのですが…。 >>1話目を見る そんなある日、幼稚園で参観がありました。 その言葉には波風たてずにサラリと流したのですが…。里奈さんは公太が注目される機会があると、「他の子がかわいそう」といった趣旨の発言をして、まるで公太が誰かにいじわるをしているかのような言動をとるようになりました。その言い方にさすがの私も、里奈さんに対する強烈な違和感を持つようになっていきました。そんな中、公太と龍くんが喧嘩をしたと先生から言われ…。次回に続く!(全6話)12時間後更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ あむち
2021年10月10日■前回のあらすじママ友の里奈さんはフレンドリーですが、私に対して否定的な発言が多く、頻繁に会う花は疲れ気味。次第に彼女と話すことに苦痛を感じるようになっていきました。 >>1話目を見る しばらくは子どものためと割り切って遊んでいたのですが…。人の話を聞かないことや、自慢が多いこと…里奈さんのささいな言動にも気になるようになってしまった私。もう里奈さん親子との遠出は控えようと思っていた矢先、誘われたテーマパーク。乗り気ではなかったものの公太の嬉しそうな姿を見て、つい約束をしてしまったのですが…。里奈さんに誘われるがまま遠出してしまったことで、家計を圧迫していることに気づき、大反省した私。しかもお金かけてまで遊びに行きながら、ずっと里奈さんに気を使ってばかり。もう里奈さんと出かけるのは止めたい、でも公太は楽しそうだし…と自分の頭の中でぐるぐる考え込んでいました。これからずっとこんな感じで過ごしていくのかな…そう思うと気持ちが沈み、どうするべきか悩んでしまうのでした。そんなある日…。次回に続く!(全6話)12時間後更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ あむち
2021年10月09日私は花。幼稚園に通う6歳の息子・公太の母です。年長になってから、息子は同じクラスの龍くんとよく遊んでいます。子ども同士が仲良くなったのを機に、龍くんのママ・里奈さんから話しかけてくれるようになりました。いつのまにか、毎日のように幼稚園後に遊んだり、休みの日も遠出のおでかけをしたりするようになりました。子ども同士が仲良くなったのを機に、龍くんのママ・里奈さんから話しかけてくれるようになりました。毎回、里奈さんは私のやりたいことや努力を否定してくるので、そのうち自分のことを話したり、何か言われてもどう返せばいいのかわからくなってしまい、帰ってからドッと疲れることが増えていったのです。しかし子ども同士は仲がいいので里奈さんをむげにもできず、割り切って会うようにしていたのですが…。次回に続く!(全6話)12時間後更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ あむち
2021年10月09日