担任が厳しすぎる!?息子への対応に不安な私がとった行動
正直なところ、私はみんなから「同じような状況を見たよ。あの先生キツすぎるよね」という返事を期待していました。そういう意見が集まれば「やっぱり問題のある先生なんだ!子どものためにみんなで抗議しよう!」と即座に続けて行動するつもりでした。
あるお母さんから「うちの子も、いっぱい怒るからキライって言ってる」との返信を受けたことで、抗議行動への気持ちはヒートアップしていきました。
しかし、あるお母さんの返信が私を冷静にしてくれました。
「言い方はキツイけど、言ってる内容は間違ってない」
自分ひとりで考えていても思い至らない意見にハッとさせられました。
さらに他のお母さん、保育士さん、知人と話すなかで、その先生について
・子どもの良いところもよく見てくれている
・以前から厳しいが、毎年子ども達には人気がある
など、私が気づかなかったことや、
・男の子はとにかく優しい先生が好きだけど、女の子は厳格な先生を好きな傾向がある
・叱るところはきっちり叱らないとクラス全体が無法化する
などの一般論もとても勉強になりました。
結果として、爆発寸前だった不安は大きく減少しました。
先生との懇談会で知る、思いや人柄
不安は減少したものの、キツイ言い方が先生個人の感情に起因するのではないかという不安が残っていた頃、先生と親が参加する懇談会がありました。
懇談会では、その先生から
・この時期に子ども達が学ぶべきこと
・指導するうえでの考え方
・実際の指導方法
などが説明されました。
話の内容だけでなく、その話し方も含めて、私にはとても心のこもったものに感じられました。その様子から、今まで目にしてきた場面も一時の感情で怒ったのではなく、教育の一環として叱っていたのだと感じました。
冒頭のエピソードで、私は息子が一生懸命ドアを開けてくれて嬉しいと感じていました。しかし、ドアの開閉が禁止されているのは子どもの安全を確保するため。先生は、単に言いつけを守らなかったことを怒っているのではありませんでした。
日頃の送迎のわずかな時間だけでは、先生の行動のごく一部を見ているに過ぎず、その背景にある考え方まで正確に理解することは難しいです。
懇談会はそれを知る貴重な機会です。また、問題がある場合には直接話し合うこともできます。私は今後も可能な限り参加していこうと思いました。
今回学んだこと
私が当初抱えていた不安は、お母さん同士の会話と先生からの話によってほぼ解消されました。