つまり、はじめはつきっきりの状態でした。
とはいえ、子どもの適応力は速く、すぐにオンラインでの学習になじめました。
カリキュラムは民間の教育ソフトを使っているゲーム形式であることもあって、今では一人でログインして、勝手に学習を進めています。
5分間にジャンプできた回数を書くといった体育の課題や、クロスワードパズルなど、子どもたちが飽きずに楽しみながらいろいろな取り組みができるように工夫されています。
チャイルドプロダクトにより、個人の顔出しがないように
子どもの顔を他人の親が見れないようにとの配慮の強いオーストラリアでは、画面に子どもたちの顔を出してのやり取りは推奨されません。
そのために限られるオンラインの手法に先生方も四苦八苦。ZOOMなどによるやりとりも画面に子どもたちの顔が出ないように、名前だけの画面でのやり取りとなっています。
パソコン教育が幼稚園から行われているオーストラリアでは、自宅学習もオンラインへ移行は比較的早かったと思いますが、個人情報保護の配慮のために、会話や授業といった顔を合わせてのオンライン整備は難しい側面もあったようです。
今後は、工夫してクラスメイトとの交流もできる仕組みになると連絡を受けています。
そんなわけで、長い日は9時前から15時まで、毎日6時間もパソコンを見るようになった子どもたち。ほかの親たちからも目によくないのではないかとの心配も聞きます。
たしかに、親が休憩をうまく誘導する必要はあるものの、少しずつオンラインの環境になじんできた今は、わが家的にはオンラインの授業もなかなか快適だと感じています。
<文・写真:ライター結生>