給食のお悩み「好き嫌いが多い」「食べるのが遅い」元小1担任がアドバイス
と自分なりに工夫する子も出てくるなど、意外と子どもたちは対応していくものです。
家では飲まなくても、給食ではおかわりするなんて子もいますので、飲めなくてもあまり気にせずにいて大丈夫だと思います。
お悩み3~食べるのが遅いのですが、時間内に食べきれますか?~
学校は様々な活動の時間があるので、もちろん給食の時間も限られます。
低学年のうちは配膳にも時間がかかるので、食事時間はせいぜい20分。家ではゆっくり食べているので心配ですと言われることも多くありました。
学校では「なんで食べるのが遅いのか」と原因を探りながら、時間内に食べ終えることを練習していきます。
一度に口に入れる量が極端に少なければ、もう少し多くスプーンにすくうよう声をかけてみる。口の中がなくなってから次に口に入れるまでに時間がかかるようだったらスピードアップするように言ってみる。
おしゃべりしたり遊んだりして食事に集中できないのが原因であれば、クラス全体で黙って食べる時間を設けてみる…といったように。
お箸やスプーンがうまく使えずに時間がかかる子もいましたが、1年たてば上達するもの。だんだんと時間の使い方も上手になっていきます。「おかわりしたいから、頑張って食べるんだ!」という子も。
家庭でも時間がかかるときは「早く食べなさい!」と言うだけでなく、なんで時間がかかるのか?をよく見て、具体的にアドバイスをするとよくなるかもしれませんね。
食道が細くて多くの量を飲み込めない、アゴが弱くてうまく噛めないなど、身体的な理由で早く食べられない子もいます。
そういったときは先生と相談して、食べはじめを少し早めてもらうなど対策をすることもできます。
お悩み4~小食で少ししか食べません。食べられるようにするべき?~
体の大きさや活動量によって食べる量には個人差があります。以前は一定の量を、全部食べきらなければいけないという指導が行われていたようですが、現在は自分が食べきれる量を把握し、その量を食べきるようにしていることが多いと思います。
大事なのはみんなと同じ量を食べることではなく、バランスよく食べること。
ごはんはたくさん食べるけれど、おかずはちょっぴり。好きなものはおかわりするけれど、あとのものは残してしまうということのないようにしていけばいいかなと思います。
学校でも給食の時間以外で、食に関する勉強の時間もあります。