子どもの個性を大切にっていうけれど…どうすれば見つかる?分かる?
と誘導することで徐々に興味を持つようになります。
その中でどのようなことに興味を持つのか、さらに、1つの事象に対してどのような感想を持つのかも、子どもの個性をはっきりと指し示します。
共感力が高く、優しいタイプの子、深く掘り下げる考察力のある子、感情的に怒りや憤りをもつ子などがいるでしょう。
子どもはそれぞれ、その時に起こっていることに自分なりの思いや感想を抱いています。
時事問題を子どもと話し合うことで、「この子はこういう風に考えるタイプなんだな」ということが見えてきます。
きょうだいとの比較や親の押しつけに注意
兄弟、姉妹がいれば、親にとって好ましく思われる性格と、そうでない性格が出てくるのも多少は致し方ありません。
「下の子も、もっとお姉ちゃんみたいな子に育ってくれていたら」あるいは、「上の子はもっと弟のようだったらよかったのに」そんなこともあるでしょう。
しかし、どのような性格でも、長所と短所が重なり合って形成されているものです。
例えばリーダーシップのあるタイプの子は、時に熱くなりやすく、全体の意見をバランス良く取り入れたり、人の意見に耳を傾けることを苦手としていることも。
どこを得意としてどこを苦手とするのかということや、子どもの考えや行動が親の好みと合致するかどうかということは、別問題であることを意識しましょう。
子どもの個性を見つめることは、その子のそのままの姿を受け入れ、愛することにつながります。
子どもは、ありのままの自分を受け入れられていないと感じると、小さな部分でも大人に反発し、反抗します。
個性を知るための行動が、子どもへの否定や親の好みの押しつけにならないように注意してください。
子どもの姿が見えると適切な対応方法も見えてくる
子どもの個性、つまりその子自身がしっかり見えてくると、ほめるポイントや、日常の活動のヒントが見つかりやすくなります。
子どもはありのままの自分を見てもらえている、愛されていると感じることができるので、結果的に親が一緒に過ごしていて、ストレスを感じることが少なくなります。
今は外出もままならず、時間があり余りがちな人も多いはず。
このたっぷりある時間を利用して、「今日は徹底的に子ども目線でこの子の好きなものを探してみよう」「お昼のニュースを見ながらどう思うか聞いてみよう」という感じで子どもと関わってみると、今までとは違うわが子の個性が見えてくるでしょう。