3歳の娘が教えてないのに字が読めるように!親がやった3つのこと
文字を読めるようになるのが早かった、わが娘。3歳で入園するときには簡単な絵本を読めていました。
でも、親が特に意識して覚えさせようとしていたわけではありません。
むしろ、私自身は所用で忙しく、思うように構ってあげられないことに苦悩していた時期でした。落ち着いて文字を教えてあげるような余裕もなかったというのが実情だったのです。
では、なぜ娘が文字を読めるようになったのか?
現在、小学校3年生の娘の話を聞きながら当時を振り返ってみると3つのポイントが見えてきました。
当時、実父母の体調不良のために悩みの多かった私。医療や介護の本を読みあさり、たびたび電話がかかってきては、即座にメモをとるような日々でした。
仕事でも執筆をしていたので、仕事関連の本や資料も山積み。家のあちこちに私の本やメモが置いてある状態でした。
その時、娘は「ママ、何してるんだろう?何読んでるんだろう?」と、とても気になっていたそうです。
そんなとき娘は、私の横にきて、私のマネするように絵本を持ってきては、見よう見まねで読もうとしていました。
家にあった「はじめてのあいうえお」という絵本が、当時の娘のお気に入り。パラパラとめくっているうちに少しずつ、ひとりで文字を覚えていったそう。
家のあちこちに本があり、「何してるの?気になる!」と思わせたことが、文字への興味を引き出したようです。
「はじめのあいうえお」絵:柏原晃夫、発行:永岡書店
慌ただしい日常の中、親子がひと息つけるのは、お風呂の時間でした。
私も疲れていたので、いろいろなおもちゃを使ったり、凝った遊びはできません。唯一、バスルームの壁に貼っていた「ひらがなポスター」が、遊び道具になっていました。
ポスターを見ながら簡単なクイズやしりとりをしました。そのやりとりが、娘にとってはとても楽しいものだったそうです。
楽しいひとときの中心にあったのが「文字」。だから、どんどん文字を覚えたくなっていったと言います。
小さな娘が楽しそうに絵本を開いている姿に、ほほえましくて癒される。私はそんな気持ちだけだったので、「文字を覚えなさい」と言ったことがありません。
余裕がなかったので、一緒に取り組むことも難しかったのです。でも今思えば、そのことがよい作用をもたらしたように感じています。
もしたくさんの時間の余裕があったら、娘が初めて授かった子であることや、私のわりと生真面目(?)な性格を考えると、娘のやっていることがいつも気になってしまい、余計な口出しをしていたかもしれません。
忙しい状況だったからこそ、過干渉を防げたのだと思います。
娘は、自分の思うままに絵本を開き、メモ用紙に書き、自ら進んで文字に親しんでいきました。
強要されることなく、自分から取り組んでできるようになったという経験は、娘にとっても自信になったようです。
わが家の事情は、あくまで一例。さらに、文字は読めても書くときのフォローにはとても苦労した経験もあります。
でも、
【あちこちに興味のタネ】がある環境で
【楽しい遊び】として文字に触れあうことができて
【強要されない】状況で自分のペースで取り組めた
この経験は、早く文字を読めるようになることに限らず、いろいろなことに生かせるように感じています。
興味のタネをたくさん撒いてあげて、子ども自身のペースを尊重しながら、サポート役として応援する姿勢をとる…この3つは、親としてこれからも大切にしていきたいなと思っています。
そして、さまざまな事情で、子どもをきちんと見てあげられない、サポートする時間が足りないと感じていても、親が懸命にがんばっていれば、子どもはその姿を見て、何かを感じ身につけていってくれることを実感しています。
これからも前向きに親業に励んでいきたいと思います。
■紹介した絵本はこちら
<文・写真:ライターOtoka>
でも、親が特に意識して覚えさせようとしていたわけではありません。
むしろ、私自身は所用で忙しく、思うように構ってあげられないことに苦悩していた時期でした。落ち着いて文字を教えてあげるような余裕もなかったというのが実情だったのです。
では、なぜ娘が文字を読めるようになったのか?
現在、小学校3年生の娘の話を聞きながら当時を振り返ってみると3つのポイントが見えてきました。
【あちこちに興味のタネ】本を読みあさるママが気になる!
当時、実父母の体調不良のために悩みの多かった私。医療や介護の本を読みあさり、たびたび電話がかかってきては、即座にメモをとるような日々でした。
仕事でも執筆をしていたので、仕事関連の本や資料も山積み。家のあちこちに私の本やメモが置いてある状態でした。
その時、娘は「ママ、何してるんだろう?何読んでるんだろう?」と、とても気になっていたそうです。
そんなとき娘は、私の横にきて、私のマネするように絵本を持ってきては、見よう見まねで読もうとしていました。
家にあった「はじめてのあいうえお」という絵本が、当時の娘のお気に入り。パラパラとめくっているうちに少しずつ、ひとりで文字を覚えていったそう。
家のあちこちに本があり、「何してるの?気になる!」と思わせたことが、文字への興味を引き出したようです。
「はじめのあいうえお」絵:柏原晃夫、発行:永岡書店
【楽しい遊び】お風呂の「ひらがなポスター」が楽しかった!
慌ただしい日常の中、親子がひと息つけるのは、お風呂の時間でした。
私も疲れていたので、いろいろなおもちゃを使ったり、凝った遊びはできません。唯一、バスルームの壁に貼っていた「ひらがなポスター」が、遊び道具になっていました。
ポスターを見ながら簡単なクイズやしりとりをしました。そのやりとりが、娘にとってはとても楽しいものだったそうです。
楽しいひとときの中心にあったのが「文字」。だから、どんどん文字を覚えたくなっていったと言います。
【強要されない】文字を「覚えなさい!」と言われたことがない
小さな娘が楽しそうに絵本を開いている姿に、ほほえましくて癒される。私はそんな気持ちだけだったので、「文字を覚えなさい」と言ったことがありません。
余裕がなかったので、一緒に取り組むことも難しかったのです。でも今思えば、そのことがよい作用をもたらしたように感じています。
もしたくさんの時間の余裕があったら、娘が初めて授かった子であることや、私のわりと生真面目(?)な性格を考えると、娘のやっていることがいつも気になってしまい、余計な口出しをしていたかもしれません。
忙しい状況だったからこそ、過干渉を防げたのだと思います。
娘は、自分の思うままに絵本を開き、メモ用紙に書き、自ら進んで文字に親しんでいきました。
強要されることなく、自分から取り組んでできるようになったという経験は、娘にとっても自信になったようです。
3つのポイントはほかのことにも応用できる
わが家の事情は、あくまで一例。さらに、文字は読めても書くときのフォローにはとても苦労した経験もあります。
でも、
【あちこちに興味のタネ】がある環境で
【楽しい遊び】として文字に触れあうことができて
【強要されない】状況で自分のペースで取り組めた
この経験は、早く文字を読めるようになることに限らず、いろいろなことに生かせるように感じています。
興味のタネをたくさん撒いてあげて、子ども自身のペースを尊重しながら、サポート役として応援する姿勢をとる…この3つは、親としてこれからも大切にしていきたいなと思っています。
そして、さまざまな事情で、子どもをきちんと見てあげられない、サポートする時間が足りないと感じていても、親が懸命にがんばっていれば、子どもはその姿を見て、何かを感じ身につけていってくれることを実感しています。
これからも前向きに親業に励んでいきたいと思います。
■紹介した絵本はこちら
<文・写真:ライターOtoka>