4歳にゲームを解禁してみたら…思いがけないメリットがあった
わが家では、タブレットやスマホのゲームを、なんとなく『触らせてはいけないもの』と避けていました。
しかし、この自粛期間中に4歳の息子に知育ゲームアプリを解禁したところ、思いがけないメリットを感じたのです。
親の先入観で子どもの可能性を狭めてはいけないなと感じたできごとを紹介します。
私自身が親に、「テレビばかり見ない!ゲームばかりしない!」と言われて育ったため、なんとなくテレビやゲームは子どもにとってよくないものと思って避けていました。
なので、4歳の息子と2歳の娘は、タブレットでゲームをしたことはなく、スマホでYouTubeを見る程度。それも、外食の際にちゃんとごはんを食べ終わったときと耳かきのときだけというのが、わが家のルールでした。
しかし、息子の同級生の中には、「パパと一緒にマリオカートをやってるよ」という友達や、タブレットで戦いのゲームをやっている友達も。一方で、ゲームはもちろんYouTubeも見せていないという家庭もあり、千差万別だなという印象でした。
コロナ禍の自粛生活中、子ども達は、それぞれの幼稚園、保育園が休園となり、自宅で過ごす毎日。
そんな中、普段自宅でやっていたワークやパズルが、タブレットでもできることを知りました。
そこで、2歳の娘がお昼寝している時間だけ、4歳の息子にタブレットの使用を解禁することにしました。
ちょうど、私自身が、子どもにスマホやタブレットを触らせないことが正しいのかなと感じていたことや、小学生の通信教育もタブレットが主流だということ、小学校の休校中にオンライン授業も行われていたのを知ったことなどが、解禁のきっかけになりました。
まず、事前にこれならやらせてみてもよいかなと思う知育ゲームを自分が試しておきました。
そして、初めてゲームをやる前に3つの約束をしました。
1)タブレットでゲームを始めるのは、妹がお昼寝してから
2)ママと決めた時間内だけ
3)約束を守れないなら一切ゲームはやらない
息子はこの約束を理解してくれたようで、恐れていた「もっとやりたい!」とダダをこねることや、一日中「ゲームしたい!ゲームしたい!」などということはなく、ホッとしました。
また、ゲームをしていく中で姿勢の悪さがとても気になったので、
4)きちんとイスに座って、よい姿勢でゲームをする
というルールも追加しました。
わが家が導入したのは、普段ワークブックを利用していた「学研の幼児ワーク」や、パズルで思考力を伸ばすという「シンクシンク」、パズルやゲームができる「ワオっち!ランド」などのアプリです。
使ってみると、1日にできるゲームの数が決まっていたり、ゲームをしている時間をお知らせしてくれたりと配慮があることが分かりました。
ゲームがきっかけでレゴにもハマる
息子は、赤ちゃんの頃から車と恐竜が大好き。ブロックやつみきにはまったく興味を示しませんでした。
そのため、勝手にこの子は理系ではないな…と思っていましたが、ゲームをしている様子を見ていると、立体図形の把握が得意だということがわかり、私の方がびっくりしました。
また、今まで小さくて複雑なレゴはまだ早いかな、あんまり好きじゃないかなと思っていましたが、今回ゲームをする様子を見て、組み立てが難しそうなレゴを祖母にプレゼントしてもらったら、これに息子が大ハマリ!
一日中、ひとりで説明書を見ながら、何度も組み立てては壊して…と繰り返し遊んでいるのです。
ゲームアプリとの出合いがなければ、私の勝手な思い込みでこんなに夢中になる機会を逸していたのだなと痛感しました。
私の先入観で、タブレットでのゲームを嫌悪していたのですが、実際、タブレットの操作をどんどん飲みこんでいき、パズルを考えて解いていく息子を見て、子どもの感覚や理解する力が自分の時代とは違うというのを改めて痛感しました。
私たちの親世代よりも、デジタルが当たり前の世の中で生きていくこの子たちにとって、親の私はいつまでも古い価値観に縛られてばかりではいけないと感じています。
私がゲームを嫌悪していたのは、ゲームに夢中で他のことをやらなくなったり、依存してしまうのが漠然と怖いなと思っていたからです。また、こちらから与えなくても自然とやりたいと言い出すだろうとは思っていました。今回、ゲームアプリを解禁して、息子が意外とパズルやブロックが得意だということ、難しい問題、苦手な問題にどう向き合うのかを見られたこと、タブレットの操作もどんどん吸収して成長していく様子が見えたこと、一緒に親子で楽しめたこと…とメリットがたくさんありました。
これからも、ルールを子どもと一緒にしっかりと共有し、その上でタブレットやスマホと上手につきあっていきたいと思います。
子どもの可能性を狭めるのではなく、子どもの可能性を見守っていけるように、柔軟な自分でありたいと思います。
<文・写真:ライターさつき>
しかし、この自粛期間中に4歳の息子に知育ゲームアプリを解禁したところ、思いがけないメリットを感じたのです。
親の先入観で子どもの可能性を狭めてはいけないなと感じたできごとを紹介します。
ゲームは子どもによくないと避けてきたけれど
私自身が親に、「テレビばかり見ない!ゲームばかりしない!」と言われて育ったため、なんとなくテレビやゲームは子どもにとってよくないものと思って避けていました。
なので、4歳の息子と2歳の娘は、タブレットでゲームをしたことはなく、スマホでYouTubeを見る程度。それも、外食の際にちゃんとごはんを食べ終わったときと耳かきのときだけというのが、わが家のルールでした。
しかし、息子の同級生の中には、「パパと一緒にマリオカートをやってるよ」という友達や、タブレットで戦いのゲームをやっている友達も。一方で、ゲームはもちろんYouTubeも見せていないという家庭もあり、千差万別だなという印象でした。
息子に知育ゲームを解禁することにした理由は
コロナ禍の自粛生活中、子ども達は、それぞれの幼稚園、保育園が休園となり、自宅で過ごす毎日。
そんな中、普段自宅でやっていたワークやパズルが、タブレットでもできることを知りました。
そこで、2歳の娘がお昼寝している時間だけ、4歳の息子にタブレットの使用を解禁することにしました。
ちょうど、私自身が、子どもにスマホやタブレットを触らせないことが正しいのかなと感じていたことや、小学生の通信教育もタブレットが主流だということ、小学校の休校中にオンライン授業も行われていたのを知ったことなどが、解禁のきっかけになりました。
ルールを決めてやってみたら
まず、事前にこれならやらせてみてもよいかなと思う知育ゲームを自分が試しておきました。
そして、初めてゲームをやる前に3つの約束をしました。
1)タブレットでゲームを始めるのは、妹がお昼寝してから
2)ママと決めた時間内だけ
3)約束を守れないなら一切ゲームはやらない
息子はこの約束を理解してくれたようで、恐れていた「もっとやりたい!」とダダをこねることや、一日中「ゲームしたい!ゲームしたい!」などということはなく、ホッとしました。
また、ゲームをしていく中で姿勢の悪さがとても気になったので、
4)きちんとイスに座って、よい姿勢でゲームをする
というルールも追加しました。
ブロックやパズルが苦手だと思っていたけれど
わが家が導入したのは、普段ワークブックを利用していた「学研の幼児ワーク」や、パズルで思考力を伸ばすという「シンクシンク」、パズルやゲームができる「ワオっち!ランド」などのアプリです。
使ってみると、1日にできるゲームの数が決まっていたり、ゲームをしている時間をお知らせしてくれたりと配慮があることが分かりました。
ゲームがきっかけでレゴにもハマる
息子は、赤ちゃんの頃から車と恐竜が大好き。ブロックやつみきにはまったく興味を示しませんでした。
そのため、勝手にこの子は理系ではないな…と思っていましたが、ゲームをしている様子を見ていると、立体図形の把握が得意だということがわかり、私の方がびっくりしました。
また、今まで小さくて複雑なレゴはまだ早いかな、あんまり好きじゃないかなと思っていましたが、今回ゲームをする様子を見て、組み立てが難しそうなレゴを祖母にプレゼントしてもらったら、これに息子が大ハマリ!
一日中、ひとりで説明書を見ながら、何度も組み立てては壊して…と繰り返し遊んでいるのです。
ゲームアプリとの出合いがなければ、私の勝手な思い込みでこんなに夢中になる機会を逸していたのだなと痛感しました。
よいことずくめだったゲーム解禁
私の先入観で、タブレットでのゲームを嫌悪していたのですが、実際、タブレットの操作をどんどん飲みこんでいき、パズルを考えて解いていく息子を見て、子どもの感覚や理解する力が自分の時代とは違うというのを改めて痛感しました。
私たちの親世代よりも、デジタルが当たり前の世の中で生きていくこの子たちにとって、親の私はいつまでも古い価値観に縛られてばかりではいけないと感じています。
私がゲームを嫌悪していたのは、ゲームに夢中で他のことをやらなくなったり、依存してしまうのが漠然と怖いなと思っていたからです。また、こちらから与えなくても自然とやりたいと言い出すだろうとは思っていました。今回、ゲームアプリを解禁して、息子が意外とパズルやブロックが得意だということ、難しい問題、苦手な問題にどう向き合うのかを見られたこと、タブレットの操作もどんどん吸収して成長していく様子が見えたこと、一緒に親子で楽しめたこと…とメリットがたくさんありました。
これからも、ルールを子どもと一緒にしっかりと共有し、その上でタブレットやスマホと上手につきあっていきたいと思います。
子どもの可能性を狭めるのではなく、子どもの可能性を見守っていけるように、柔軟な自分でありたいと思います。
<文・写真:ライターさつき>