一姫二太郎は本当にいいの?ウチの子どもで検証してみた
わが家には年長の女の子と2歳の男の子がいます。子どもたちを連れていると決まって、知らない人からよく声を掛けられます。
そのほとんどが「女の子に男の子、一姫二太郎でいいね〜」という言葉です。
確かに「一姫二太郎は理想的」と昔からよく耳にします。そして私自身も漠然とそうなのだろうと思っていました。
私は一人っ子で、きょうだいについてわからないこともあるのですが、私なりに「一姫二太郎」を検証してみたいと思います。
「一姫二太郎」とは1人目は女の子、2人目は男の子が生まれるのが理想的とする考え。
なぜ第1子が女の子だといいと言われるようになったのでしょう。
これは女の子の方が体が丈夫だったり、女の子の方が男の子より穏やかな気質の子が多いと言われるため、最初の子どもとして育てやすいとされているからのようです。
わが家の場合で検証すると、「女の子の方が比較的丈夫」というのは大いにうなずける内容です。
娘は幼稚園に入園して間もない頃こそ風邪をよくひいていたものの、今となっては体が弱いといったイメージはまったくなく、たまにひいてもすぐ治ります。
一方息子の場合、姉からうつった風邪で、何度も通院が必要になるほど体が弱く、なかなか治らない。日がたつにつれ、よくなるどころか、気管支などに影響し、だんだん悪化することも。
かかりつけ医からもよく「男の子は弱いからね」と言われることから、諸説あるものの女の子は体が丈夫、男の子は弱いというのは、医師も感じることのよう。
また、私のまわりの男の子ママからもよく聞くことから、やはり一般的に男の子は弱いというのはウワサ通りだと感じています。
次に育てやすい理由に上がっている「女の子は穏やか、面倒見がいい」に関してですが、これには確実に個人差があると感じています。
なぜなら、わが娘に関しては、まったく穏やかではなく、弟の面倒見がいいということもありません。
よくある「下の子のお世話をしたがる」などといったことが一切ないのです。
たまに「ごっこ遊び」をしていて、遊びの中で世話をするといったことがある程度。優しい声かけをしたかと思えば、すぐに取っ組み合いのケンカをしたり、ひとつのものを奪い合うことも。姉らしく自ら譲ってあげることはほぼなし。もしかしたら今後環境や状況により変化があるかも…といった期待を持ちつつも、残念ながら現時点のわが家では、一姫二太郎の最大のメリットとも思える「上の子が下の子の面倒を見る」という姿勢は一切ありません。
1人目の育児は慎重になっていたこともあり、2人目より手を掛けて育てた感覚があるので、わがままになってしまったのかもしれません。
正直な話、上の娘は下の息子より手がかかるのです。
息子の方が姉に譲ってあげたり、穏やかな性格をしています。また、息子は私が理由を話せばそれを理解し、素直に聞いてくれることが多いので助かるなと思うことも。
もしかしたら第2子なので、怒られる姉を反面教師にして、怒られないようにしているのかなとも思いますが。
私の考えるデメリットは、洋服や小物のお下がりができないこと。
娘が着ていたお気に入りの服が着回せないことがとても残念です。したがってお洋服はほぼ買い直しが必要になります。
実際に服を買いにお店に行くと、つい手に取ってしまうのは女の子のかわいい服。私が洋服が好きなこともありますが、どうしても女の子のかわいい服ばかり眺めてしまいます。
そしてよくSNSで見かける、お揃いやリンクコーデなども難しいのが残念です。
そして、近い将来は部屋を分けなければいけないこと。小学生のうちはまだしも、いずれは確実に別部屋が必要となるので、狭いわが家は今から部屋配分をどうしようかと悩んでいます。
ズバリ、男女の違いを感じながら子育てができること!メリットはこれに尽きます。
個人的には、デメリットばかりが目についてしまう日々なのですが(笑)、男女どちらの子育ても楽しめるのは、自分にとってとてもよい経験になっていると実感しています。
そして幼稚園など、まわりにいる女の子のママ・男の子のママ、どちらともリアルな話ができることもメリットのひとつ。
それぞれの話を聞いたり話したりできることで、いろいろな考え方を知ることができるのを幸せに感じています。
男女きょうだいのママも、姉妹・兄弟のママも、それぞれに大変なことがあると思います。
子どもそれぞれに個性や性格があるので、「一姫二太郎がいい」とは言い切れないという検証結果になりましたが、性差関係なく、それぞれのいいところを引き出して育んでいけるように、親も成長し関わっていきたいと思います。
<文・写真:ライターRie>
そのほとんどが「女の子に男の子、一姫二太郎でいいね〜」という言葉です。
確かに「一姫二太郎は理想的」と昔からよく耳にします。そして私自身も漠然とそうなのだろうと思っていました。
私は一人っ子で、きょうだいについてわからないこともあるのですが、私なりに「一姫二太郎」を検証してみたいと思います。
検証1女の子は身体が丈夫?
「一姫二太郎」とは1人目は女の子、2人目は男の子が生まれるのが理想的とする考え。
なぜ第1子が女の子だといいと言われるようになったのでしょう。
これは女の子の方が体が丈夫だったり、女の子の方が男の子より穏やかな気質の子が多いと言われるため、最初の子どもとして育てやすいとされているからのようです。
わが家の場合で検証すると、「女の子の方が比較的丈夫」というのは大いにうなずける内容です。
娘は幼稚園に入園して間もない頃こそ風邪をよくひいていたものの、今となっては体が弱いといったイメージはまったくなく、たまにひいてもすぐ治ります。
一方息子の場合、姉からうつった風邪で、何度も通院が必要になるほど体が弱く、なかなか治らない。日がたつにつれ、よくなるどころか、気管支などに影響し、だんだん悪化することも。
かかりつけ医からもよく「男の子は弱いからね」と言われることから、諸説あるものの女の子は体が丈夫、男の子は弱いというのは、医師も感じることのよう。
また、私のまわりの男の子ママからもよく聞くことから、やはり一般的に男の子は弱いというのはウワサ通りだと感じています。
検証2女の子は穏やか?面倒見がいい?
次に育てやすい理由に上がっている「女の子は穏やか、面倒見がいい」に関してですが、これには確実に個人差があると感じています。
なぜなら、わが娘に関しては、まったく穏やかではなく、弟の面倒見がいいということもありません。
よくある「下の子のお世話をしたがる」などといったことが一切ないのです。
たまに「ごっこ遊び」をしていて、遊びの中で世話をするといったことがある程度。優しい声かけをしたかと思えば、すぐに取っ組み合いのケンカをしたり、ひとつのものを奪い合うことも。姉らしく自ら譲ってあげることはほぼなし。もしかしたら今後環境や状況により変化があるかも…といった期待を持ちつつも、残念ながら現時点のわが家では、一姫二太郎の最大のメリットとも思える「上の子が下の子の面倒を見る」という姿勢は一切ありません。
1人目の育児は慎重になっていたこともあり、2人目より手を掛けて育てた感覚があるので、わがままになってしまったのかもしれません。
正直な話、上の娘は下の息子より手がかかるのです。
息子の方が姉に譲ってあげたり、穏やかな性格をしています。また、息子は私が理由を話せばそれを理解し、素直に聞いてくれることが多いので助かるなと思うことも。
もしかしたら第2子なので、怒られる姉を反面教師にして、怒られないようにしているのかなとも思いますが。
一姫二太郎のデメリットとは?
私の考えるデメリットは、洋服や小物のお下がりができないこと。
娘が着ていたお気に入りの服が着回せないことがとても残念です。したがってお洋服はほぼ買い直しが必要になります。
実際に服を買いにお店に行くと、つい手に取ってしまうのは女の子のかわいい服。私が洋服が好きなこともありますが、どうしても女の子のかわいい服ばかり眺めてしまいます。
そしてよくSNSで見かける、お揃いやリンクコーデなども難しいのが残念です。
そして、近い将来は部屋を分けなければいけないこと。小学生のうちはまだしも、いずれは確実に別部屋が必要となるので、狭いわが家は今から部屋配分をどうしようかと悩んでいます。
一姫二太郎のメリットとは?
ズバリ、男女の違いを感じながら子育てができること!メリットはこれに尽きます。
個人的には、デメリットばかりが目についてしまう日々なのですが(笑)、男女どちらの子育ても楽しめるのは、自分にとってとてもよい経験になっていると実感しています。
そして幼稚園など、まわりにいる女の子のママ・男の子のママ、どちらともリアルな話ができることもメリットのひとつ。
それぞれの話を聞いたり話したりできることで、いろいろな考え方を知ることができるのを幸せに感じています。
男女きょうだいのママも、姉妹・兄弟のママも、それぞれに大変なことがあると思います。
子どもそれぞれに個性や性格があるので、「一姫二太郎がいい」とは言い切れないという検証結果になりましたが、性差関係なく、それぞれのいいところを引き出して育んでいけるように、親も成長し関わっていきたいと思います。
<文・写真:ライターRie>