娘のかんしゃくで通報され警察が!近所との関係の重要性を痛感した話
お風呂場で泣き叫ぶ娘、その後やってきたのは…
その日は準備が遅くなり、21時ごろに入浴をスタート。
原因は覚えていませんが、娘は些細なことから、お風呂場でかんしゃくを起こしました。何を言っても聞かず、15分くらいひたすら大きな声で泣きわめく娘。なだめても、叱ってもおさまらないので、私は仕方なくそのまま見守っていました。
徐々に落ち着きを取り戻した娘と、お風呂から出て、パジャマを着せていた22時ごろ。チャイムが鳴り、トントンと扉を叩く音がしました。
「こんな夜に宅配?勧誘?」と不審に思った夫と私ですが、扉を開けたら警察の人が立っていたのです。
着替え途中の私と娘は玄関から離れた部屋にいたので話し声は聞こえませんでしたが、夫によると「虐待じゃないかという近所からの通報で、これから刑事さんが来る」と言われたとのこと。
「虐待?」衝撃を受けながら、夫婦で呆然としていると、しばらくして刑事さんがやってきました。
家の中を確認し、少し私たちと会話をして、何もないとわかると、娘に「お父さんとお母さんの言うこと、よく聞くんだよ」と優しく声を掛けて出て行きました。
虐待を疑われたショックと悲しみ
私がかんしゃく持ちの娘に悩んでいたのは確かですが、もちろん手を上げたことはなく、虐待などしていません。
叱ることも多い日々でしたが、それでも私にとってはかわいい娘であり、私なりに一生懸命向き合っていました。
そんな中で、私が娘を虐待していると思い、通報した人がいる…。そのことがとてもショックでした。
しばらくの間は気持ちがふさぎ、夫や幼稚園の先生などに話をしたりしながら、心を落ち着かせるように努めました。
子どもがいるからこそ、まわりに配慮することの重要性
その出来事から数か月後、私たち家族は住みやすさなどを考慮して一軒家に引越しました。
現在は、隣近所にどんな人が住んでいるかをほぼ把握しています。引越してまだ2年弱なのでわからないことも多いのですが、少なくとも隣接する家の住人はわかりますし、ご近所さんもわが家がどんな家族構成かを理解しています。
近所の人から子どもたちのためにとお菓子や果物をいただいたり、会えば挨拶したりと、以前の住居環境や人間関係とはまるで違い、良好だと思います。あのとき、誰が通報したかはまったくわかりませんが、子育て世帯のいないアパート、きっとわが家はとてもうるさかったのだと思います。