保育園すべて落ちた…わが家の失敗談と保活チェックポイント
この時期多くの地域で、来年度の認可保育園入園申請の締め切りを迎えるころだと思います。
私が住む地域も12月の上旬が締め切りとなっているため、10月末あたりから動き出していた方も。しかしコロナ禍で見学や情報収集がスムーズにいかないとの声が聞こえてきています。
私には保育園に通う4歳と2歳の子どもがいます。4年前のわが家の失敗談からの出会い、そして現役保育士に聞いた見学のチェックポイントをお伝えします。
わが家の長男は3月生まれ。4月入園だと1歳過ぎの入園になるため、0歳児より激戦だと聞き、早めに活動をスタートしました。
「保育コンシェルジュ」と呼ばれる幼児教育の専門家に話を聞き、見学や説明会に参加し、情報収集。
第一希望に選んだ園が新設園だったので、「ほかの園よりも枠はある」と意気揚々と申し込みましたが落選。なんと第5希望まで全滅でした。
夫婦ともにフルタイムワークでもすべて落ちることがあるんだと目の前が暗くなる思いでした。
今思えば、新設園だから入りやすいだろうという理由で第1志望を決めたのが失敗だったなと思います。たとえば、園ごとの申込数などのデータを見て入りやすさなどを分析すればよかったなと思っています。
気を取り直して、改めて区役所へ相談に行くと、二次三次は小規模園に申し込んだ方が確率は高いとのこと。
何としてもどこかの園に子どもを入園させたい状況とはいえ、小規模園は0歳~2歳児のクラスしかありません。そのため、3歳になる頃にはまた保活をしなければならないというデメリットがあり、どうしたものかと悩みました。
しかしその小規模園を見学の際、「大丈夫!お母さん達が安心して働けるように、世界で一番大切なお子さんをしっかりお預かりしますから」と言ってくださる園長先生に出会えたのです。同じように全滅して見学に来たママ達は、私と同じように救われた気持ちになったと思います。
私は「ここしかない!」と、その小規模園を第一希望にして、二次でその園に入園することができました。
その後はその園からグループ園に転園し、次男もそちらでお世話になったため、幸運なことに保活は一度で終了。
一時はどうなることかと頭を抱えた保活でしたが、全滅したからこそ、今の園に繋がったと感謝しています。
今年度の保活は、コロナの影響で見学などに大きな変化がありました。感染防止のため、園内見学を中止したり、Zoomでの説明会を開いたりする園も。
わが家の子ども達の園では少人数に分けて説明会を行なっています。
感染症対策以外に、友人の現役保育士にチェックするべき項目を聞いてみました。
まず「子どもが遊んでいる姿を見せてもらうこと」
子どもたちが実際にどのように遊んでいるか、そしてその子どもたちの表情もポイントだと言います。そして、そのときに保育士さんがどうかかわっているかも見てほしいとのこと。
他の仕事をしつつ子どもたちを眺めるのではなく、離れた場所から子どもたちの遊びを見守り、何かあったら駈け寄れる姿勢が望ましいとのことでした。
2つ目は「子どもたちのロッカーの様子を見る」
子ども自身で荷物をしまうとしても、指導されていない園ではロッカーが煩雑な印象だそう。低年齢の場合、靴箱は親や保育士が入れることが多いのですが、着替えやバッグなどのロッカーは室内にあるため保育士が整頓することが多く、ここが整っていない場合は他の面でも配慮が行き届いていなかったり、手が足りていないことが多いそうです。
3つ目は「保育士の態度や表情を確認する」
保育士が生き生きと働いていない園は活気がなく、問題を抱えている可能性もあるとのこと。保育士に挨拶をしたり質問をしたときに、しっかりと笑顔で答えてくれるかを見た方がいいと言っていました。
運次第という声もある保活ですが、自身でできることもたくさんあります。
インターネットや市役所での情報収集、見学や説明会に足を運ぶ、まわりのママ友からの口コミを聞くなど、できる限りのことをやりましょう。そして、もし一次で全滅しても諦めないでください。私のように二次で「この園だ!」と思える出合いにつながるケースもあります。
また、不安や心配はひとりで抱え込まずに、自治体や専門家に相談しましょう。自分では気づけなかったことをアドバイスしてもらえて、道が拓ける可能性もありますよ!大切なお子さんを預かっていただけるよい園に出合えることを願っています。
<文・写真:ライターmayuru>
私が住む地域も12月の上旬が締め切りとなっているため、10月末あたりから動き出していた方も。しかしコロナ禍で見学や情報収集がスムーズにいかないとの声が聞こえてきています。
私には保育園に通う4歳と2歳の子どもがいます。4年前のわが家の失敗談からの出会い、そして現役保育士に聞いた見学のチェックポイントをお伝えします。
わが家の保活失敗談
わが家の長男は3月生まれ。4月入園だと1歳過ぎの入園になるため、0歳児より激戦だと聞き、早めに活動をスタートしました。
「保育コンシェルジュ」と呼ばれる幼児教育の専門家に話を聞き、見学や説明会に参加し、情報収集。
第一希望に選んだ園が新設園だったので、「ほかの園よりも枠はある」と意気揚々と申し込みましたが落選。なんと第5希望まで全滅でした。
夫婦ともにフルタイムワークでもすべて落ちることがあるんだと目の前が暗くなる思いでした。
今思えば、新設園だから入りやすいだろうという理由で第1志望を決めたのが失敗だったなと思います。たとえば、園ごとの申込数などのデータを見て入りやすさなどを分析すればよかったなと思っています。
頼れる保育園との出合い
気を取り直して、改めて区役所へ相談に行くと、二次三次は小規模園に申し込んだ方が確率は高いとのこと。
何としてもどこかの園に子どもを入園させたい状況とはいえ、小規模園は0歳~2歳児のクラスしかありません。そのため、3歳になる頃にはまた保活をしなければならないというデメリットがあり、どうしたものかと悩みました。
しかしその小規模園を見学の際、「大丈夫!お母さん達が安心して働けるように、世界で一番大切なお子さんをしっかりお預かりしますから」と言ってくださる園長先生に出会えたのです。同じように全滅して見学に来たママ達は、私と同じように救われた気持ちになったと思います。
私は「ここしかない!」と、その小規模園を第一希望にして、二次でその園に入園することができました。
その後はその園からグループ園に転園し、次男もそちらでお世話になったため、幸運なことに保活は一度で終了。
一時はどうなることかと頭を抱えた保活でしたが、全滅したからこそ、今の園に繋がったと感謝しています。
コロナ禍での保活の変化
今年度の保活は、コロナの影響で見学などに大きな変化がありました。感染防止のため、園内見学を中止したり、Zoomでの説明会を開いたりする園も。
わが家の子ども達の園では少人数に分けて説明会を行なっています。
参加者を制限して短時間で行うことで三密を避け、今いる園児を感染から守るとの説明がありました。今回の保活では、感染対策についてどのようなことを行っているのかを確認したほうがいいと思います。
現役保育士に聞いたチェックするべき項目
感染症対策以外に、友人の現役保育士にチェックするべき項目を聞いてみました。
まず「子どもが遊んでいる姿を見せてもらうこと」
子どもたちが実際にどのように遊んでいるか、そしてその子どもたちの表情もポイントだと言います。そして、そのときに保育士さんがどうかかわっているかも見てほしいとのこと。
他の仕事をしつつ子どもたちを眺めるのではなく、離れた場所から子どもたちの遊びを見守り、何かあったら駈け寄れる姿勢が望ましいとのことでした。
2つ目は「子どもたちのロッカーの様子を見る」
子ども自身で荷物をしまうとしても、指導されていない園ではロッカーが煩雑な印象だそう。低年齢の場合、靴箱は親や保育士が入れることが多いのですが、着替えやバッグなどのロッカーは室内にあるため保育士が整頓することが多く、ここが整っていない場合は他の面でも配慮が行き届いていなかったり、手が足りていないことが多いそうです。
3つ目は「保育士の態度や表情を確認する」
保育士が生き生きと働いていない園は活気がなく、問題を抱えている可能性もあるとのこと。保育士に挨拶をしたり質問をしたときに、しっかりと笑顔で答えてくれるかを見た方がいいと言っていました。
もし一次で全滅しても諦めないで
運次第という声もある保活ですが、自身でできることもたくさんあります。
インターネットや市役所での情報収集、見学や説明会に足を運ぶ、まわりのママ友からの口コミを聞くなど、できる限りのことをやりましょう。そして、もし一次で全滅しても諦めないでください。私のように二次で「この園だ!」と思える出合いにつながるケースもあります。
また、不安や心配はひとりで抱え込まずに、自治体や専門家に相談しましょう。自分では気づけなかったことをアドバイスしてもらえて、道が拓ける可能性もありますよ!大切なお子さんを預かっていただけるよい園に出合えることを願っています。
<文・写真:ライターmayuru>