小2の息子が仲間はずれに「もしかしていじめ?」親はどう関わるか
また、今後は注意して見てくれるとのことで、少し安心したのですが…。
状況変わらず、続くトラブル
ドッチボールの時は先生の目配りのもと、お互いに譲るようになったものの、先生の目の届かない時間や放課後に遊ぶ時などにトラブルが続きました。
その内容は、「順番にしよう」と約束して息子が先にAくんに譲ったのに、息子の番になると「やっぱりダメ」と言われたり、Aくんより何かができた時に「自慢したからあっち行け!」と言われたり、親が聞いていると理不尽なことが多くありました。
放課後に大勢で遊んでいたら、急に仲間はずれにされて帰ってくることもありました。
「子どもには子どもの世界がある」と理解して
そんな話を聞いて私としては、「Aくんから離れればいいのに!」と思っていました。近くにいるからトラブルになるのであれば、ほかの友達と遊べばいいのにと思ったのです。
けれど面談の際、担任から話を聞いていると、Aくんと息子は活発な性格同士、したい遊びが似ていて仲の良い友達も似通っているようです。そのため、そこから離れるとしたい遊びができなくなり、仲の良い友達とも遊べなくなってしまいます。
子どもには子どもの世界があるのだとわかり、それからはAくんと上手に関わって遊べるよう応援することに決めました。
「今日はこんなことされた!」と落ち込んだり怒ったりして帰ってくる息子に、私は「それはイヤだったね」と共感したり、「次はこうしてみたら?」とアドバイスをするように。
すると息子から少しずつ、「一緒に遊ぶと楽しいこともあるから本当は仲良くしたい」「今日は話聞いてくれたよ!」と前向きな言葉が増えてきたのです。
息子も変わるきっかけに
しかし、その後もトラブルがゼロになることはなく、次の面談でも担任とその件について話しました。
相変わらずAくんに理不尽なところはあるものの、今回のトラブルを通していくつかのことがわかりました。
Aくんの言動が息子にだけ強い原因は、息子が「物事をはっきり言う」「間違っていないと思ったら絶対に折れない」というところにあったようです。
息子以外の友達はAくんに対して合わせることが多かったため、ぶつかることが少ないということも分かってきました。人に合わせることも必要になってくる年齢
私は今まで、息子の「誰に対しても自分の意見を言えるところ」は長所だと思っていました。
しかし今回のことで、それはいいことである反面、年齢が上がるにつれて、時には相手に合わせることも必要になってくるのだと感じました。