「やり返してもいい」泣く息子にそう伝えたけれど…園の先生の答えは?
と伝えていく
・私から「あなたが痛い思いをしてガマンをしていたら先生は悲しいな、今度から教えてくれる?」という話をしてみる
とのことでした。息子の「先生に言いたくない」という部分の解決法をとても的確に教えてくださいました。
先生の話を聞きながら、「やり返す」という選択肢を伝える前に、解決すべき問題があったのだなとハッとしました。
私は、どうしたら本人が幼稚園に行く気になるかということにばかりとらわれ、息子がガマンしていること、それまでの過程をすっかり見過ごしていたなと反省したのです。
その後、私の方からも、息子のことを大切に思うからこそ、きちんと先生やお友達にも伝えてほしいと話をしました。
大切なのは息子の気持ちにもっと寄り添うことだった
親としては、子どもが悲しんでいたりつらそうにしていると、真っ先に解決策を模索してしまいがちです。
しかしその前に、まず気持ちに寄り添い、『あなたのことをとても大切に思っている』と伝えることがとても大事で、一番最初にするべきことだったんだと思います。
「手を出してくるお友達」というのはひとつの事象であって、そのバックにあった息子の気持ちにもっと寄り添うべきだったなと感じた一件でした。
<文・写真:ライターさつき>