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新ジャガは皮ごと!味も栄養も◎すぐ作りたくなる3レシピ

あんふぁん
旬の新ジャガがおいしい季節になりました!ポテトサラダやフライドポテトもいいですが、新ジャガを使ってごちそう感たっぷりのメイン料理を作ってみませんか。今回は子どもが大好きな味わいの3品を紹介します。

新ジャガは皮ごと!味も栄養も◎すぐ作りたくなる3レシピ


新ジャガを詳しく!皮ごと食べるのがおすすめ


■表面がなめらかものを選びましょう
新ジャガと通年出回るジャガイモ、大きな違いは出荷までの時間。ジャガイモは、品種や収穫時期によって芽の出やすいものとそうでないものがあります。そこで、芽が出やすく、長期保存に向かないジャガイモは新ジャガとして、出荷後すぐのこの時期に出回るのだそうです。皮が薄く、みずみずしいのが特徴。購入の際には、表面がなめらかなものを選びましょう。
また、ジャガイモはビタミンCが豊富に含まれ、100gあたりのビタミンC含有量はリンゴの約5倍(※1)。
しかも、ジャガイモのビタミンCはデンプンに守られた構造のため、加熱しても壊れにくいのが特長です。キャベツとジャガイモを切って10分茹でた場合、固形部のビタミンC残存率はキャベツが45%なのに対し、ジャガイモは85%(※2)。紫外線の強くなるこれからの季節の強い味方ですね。
なお、ビタミンCは皮の近くに多く含まれてるため、皮ごと食べるのがおすすめです。

モチモチ感がクセになる【ミートソースニョッキ】


新ジャガは皮ごと!味も栄養も◎すぐ作りたくなる3レシピ


ニョッキはイタリアのパスタの一種。ジャガイモが混ざることで、モチモチとやわらかくとてもおいしいです。
以前は「ニョッキにフォークで模様をつけるんだよね?」「ニョッキは別の鍋で茹でるんだよね?」と、小難しく考えていました。しかし、イタリア人の友人に教わったところ「茹でてもいいし、煮てもいいし、模様はあってもなくてもいい。
家庭料理だからね」と、なんだかほっとする言葉を聞くことができました。
炒めてもいいし、煮込んでも冷やしてもアツアツでもおいしい、日本のうどんのような存在なのかなと解釈しています。
写真ではひとつだけフォークの模様がついています。もちろん凸凹をつけることで見た目もソースの絡みもよくなるので、余裕がある日はぜひお子さんと一緒につくってみてください。

【材料】大人2人分幼児1人分
■ニョッキ
・新ジャガ:750g
・水:大さじ3
・☆薄力粉:100g
・☆塩:小さじ1/2

■ミートソース
・ニンジン:270g
・トマト:540g
・豚ひき肉:400g
・塩:小さじ1
・パセリ:10g

【作り方】
■ニョッキ
1.新ジャガはよく洗い、皮つきのまま一口大に切る
2.耐熱のボウルに1を入れ、水を入れてふんわりラップをし、レンジ600wで7分加熱する
3.やけどに注意しながら取り出し、フォークやマッシャーを使ってジャガイモをつぶす
4.熱いうちに☆の薄力粉と塩を入れてよく混ぜる
5.一口大に丸め、白玉団子のようにつぶして成形する

■ミートソース
1.ニンジンは皮をむき、トマトと合わせてミキサーにかける
2.深さのあるフライパンを熱し、中火で豚ひき肉を炒める
3.汁ごとの1と塩を2に入れてよく混ぜる

■仕上げ
1.ミートソースの入ったフライパンに、ニョッキを落とし、火が通るまで煮る
2.好みの具合まで煮詰めたら、お皿に盛ってパセリをかけてできあがり

ホワイトソースの手間なし!【エビとホウレンソウのポテトグラタン】

新ジャガは皮ごと!味も栄養も◎すぐ作りたくなる3レシピ


新ジャガの甘さとチーズの塩気が相まってとてもおいしい!柔らかい食材のみということもあって、子どももあっという間にペロリと完食していました。そのため、他に用意していたサラダや煮物に歯ごたえのあるものを合わせていたのですが、メインで食べ疲れすることなく、副菜の食べ具合もよかったです。
グラタンというと、ジャガイモやマカロニを茹でて、ホワイトソースを用意して、さらに具を足してオーブンで焼いて…と、少し手間のかかるイメージですよね。とりかかるのに気合いが必要だったのですが、このレシピは小麦粉もなし、ホワイトソースを作る手間もなし!ジャガイモのでんぷんをそのまま利用してトロミをつけるので、とても簡単です。
小麦アレルギーのお子さんがいても安心して食べられる仕様です。

【材料】大人2人、幼児1人分
・新ジャガ:670g
・ホウレンソウ:150g
・エビ:180g(冷凍のものを使用しました)
・牛乳:150㏄
・塩:少々
・オリーブオイル:適量
・パルメザンチーズ:適量

【作り方】
1.新ジャガはよく洗い、皮つきのまま一口大に切る
2.耐熱のボウルに1を入れ、水を入れてふんわりラップをし、レンジ600wで7分加熱する
3.やけどに注意しながら取り出し、フォークやマッシャーを使ってジャガイモをつぶす。牛乳と塩を入れ、よくなじませる
4.ホウレンソウをよく洗い、茹でてアク抜きをする。エビは解凍して水気を拭いておく
5.オーブンを200℃に予熱しておく
6.グラタン皿にオリーブオイルを塗り、3を入れる
7.6の上にホウレンソウ、エビをのせ、パルメザンチーズをかける
8.オーブンで20分焼いて、エビに火が通り、表面に焼き色がついたらできあがり

甘辛いタレがあとを引くおいしさ【鶏ムネ肉と新ジャガの照り煮】


新ジャガは皮ごと!味も栄養も◎すぐ作りたくなる3レシピ


鶏ムネ肉はタンパク質が豊富なため、強火で急速に加熱したり、煮すぎたりすると固くなりがち。中の水分も失われてしまい、パサパサするので子どもたちにとってはとても食べにくくなってしまいます。しかし、低脂質で高タンパク、淡白な味でどんな料理にもなじみやすい鶏ムネ肉は献立においしく取り入れることができたら強い味方です。
このレシピでは、
(1)繊維を物理的に断ち切る
(2)じっくりと弱火で加熱し、急激な温度変化によるたんぱく質の変性をおこさないようにする
この2つのワザを使うことでで鶏ムネ肉を食べやすくしています。園の給食でも、揚げ物と組み合わせたり、マヨネーズを使ったりと脂質が多めになりそうなときはモモ肉ではなくムネ肉を使用します。
硬さと水分に気を配れば、モモ肉のようにひっかかるスジもないので子どもでも食べやすいですよ。

【材料】大人2人幼児1人分
・鶏ムネ肉:280g
・新ジャガ:600g
・揚げ油:適量
・しょうゆ:大さじ2
・みりん:大さじ2
・水:大さじ3
・ゴマ:大さじ1

【作り方】
1.鶏ムネ肉は食べやすいように格子状に切れ目を入れ、一口大に切る
2.新ジャガはよく洗い、皮つきのまま一口大に切る
3.揚げ鍋に油を熱し、ジャガイモを素揚げする
4.鍋にしょうゆ、みりん、水を入れて鶏ムネ肉を弱火で煮る
5.4に火が通ったら、3とゴマを鍋に入れて、さっとタレをからめ合わせてできあがり

旬の新ジャガを使ったメイン料理レシピ、ぜひこの季節にお試しください。※1文部科学省食品成分データベースより算出
・じゃがいも/塊茎・生
・りんご/皮つき・生
それぞれ可食部100gの場合
※2参考『四訂食品成分表1996,柴田』女子栄養大学出版部

<文・写真:ライターゆかダコ>

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