ああ言えばこう言う。母と息子の“押し”問答集 運動会は 楽しんだもの勝ちかい?
まさかと思い、じーっと見ていると……2号ではないか。日本人のDNA染み込みすぎ。なぜか妙に踊りウマすぎ。踊りにかける母の遺伝子伝わりすぎ(笑)。
――見どころ、じわじわとアリ!
次の出番は、親子ともども心理的につらい学年全員の短距離走。そろそろ始まるかなと、昼食用に確保した場所からフィールドに向かうと……30分巻きで午前の部がすべて終了していました。いつも胸を痛めながら見ていた寂しい結果を見ずに済んで…お互いホッ。
――見どころポイント、プラスマイナスゼロ!
そして最後の出番は「団技」で、チームごとに竹の棒をひっぱりあう競技。
自称「握力、カスレベル」(小5男子20kg前後のところ10kg前後)の息子2号ですが、竹をせいいっぱい握りしめ、ニコニコとがんばっていました!
――1勝1敗で、見どころ、アリ!
そこそこに「見どころアリ」だった今回の運動会について、さっそくヒーローインタビュー。
母「運動会、どうでした?楽しかったですか?」
息子2号「うーん。まぁ~、うーん」(微妙そう)
母「初の応援団は、どう?」
息子2号「楽しかった、かな?」
母「やって良かった?」
息子2号「うん!」
母「どんなところが良かった?」
息子2号「テンションあがる」
母「テンションあがった~! それはいいねぇ!来年もやる?」
息子2号「やる!!」
母「断りきれずに応援団を引き受けたっていう話。どんなふうに引き受けたの?」
息子2号「俺さ、『用具係』ってのに決まってたんだよ。応援団のリーダーだけなかなか決まらなくて、みんな変な理由つけて断ってさ。そしたら、『しっかりしてるから』とか言って、俺がいい、って雰囲気になってきて。断るつもりで相談しようとして先生に近づいたら、先生が『用具係やめていいから、応援団やってください』って」
母「先生から?」
息子2号「そう。やってください、って」
母「ああ~。
わかる~。わかる~。友よ~!ナカマ~!」
(抱き合う親子)
母「『応援団やれ』っていう(1号からの)アドバイスは効いてた?」
息子2号「最終的にはね。少し推しにはなったかな」
そういえば、息子1号が応援団のメンバーになった年、「ダンス」の種目で「Call me baby」の曲に合わせ、実に楽しそうにダンスを踊っていたっけ。“短距離走1位”みたいな運動会の花形にはなれないけど、とてもイキイキと輝いていて、「わが子ながらステキ!」