すくすく伸びる子どもたちに、本当に大切なこと 自分ががんばらなきゃと思わなくていいんです。子どもにも親にも必要な「ナナメの関係」
スマホでもその言葉をピンポイントで調べることができますが、国語辞典で調べると、オマケとして、同音異義語や反対語、イラストなどもいっしょに書いてありますから、一石二鳥にも三鳥にもなります。」(学研プラス 小中学生事業部 辞典編集室 森川聡さん)
「国語辞典は、必ずなにかとセットになって使うものだと思うんです。
テレビで聞いた知らない言葉、図鑑にのっている知らない言葉、鉄道でも戦隊ヒーローでもなんでもいいので、調べてみるといいですね。
忍者とか、手裏剣とかも国語辞典にはのっているので。」(同編集室 今井優子さん)
■実践!国語辞典を楽しく使いこなそう 学研 子ども向け国語辞典編集室インタビュー第3回
国語辞典とセットでも使いたい図鑑の選び方を教えてくれるのは、学研プラス小中学生事業部 図鑑・辞典編集室の松下清さん。「親子でいっしょに本屋さんへ行って、お子さんが気に入った図鑑を選ぶのがいいと思います。とくにお母さんは、図鑑は同じシリーズでそろえたい願望があるんですよ。棚にきれいに並べたいんですよね。でもそれは大人の都合です。子どもの本ですから、子どもが気に入って『欲しい』という図鑑を買ってあげてください。」
■「知識への扉をひらく図鑑のひみつ」図鑑編集室インタビュー第4回
学研プラス小中学生事業部 図鑑・辞典編集室松下清さんインタビューより
文字や文章が苦手でも、「国語辞典なら読める」という考え方もあります。
「(国語辞典に載っている)ひとつひとつの言葉の解説はTwitterと同じくらいの分量ですからね。厚みにたじろがず、辞典を開いてみればじつはとてもシンプルなんですよ。」(前出今井さん)
■実践!国語辞典を楽しく使いこなそう 学研 子ども向け国語辞典編集室インタビュー第4回
こんなに手軽なら、大人であるわたしたちも気負わず楽しめそうです。
子どもがすくすく成長するために大切なことは何か。それは、大人が成長し、人生を豊かにするために必要なことと同じようでもあります。子どもに良いと思うことを実践していくにあたっては、無理せず継続的に、ナナメの関係の力を借りながら、自分の世界を少しずつ広げるつもりで楽しみながらやっていきましょう。
次回は「没頭する大人たち」をテーマに、何かを追求し続ける人たちの言葉の数々をお届けします!
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子どものころ、好きなことに夢中になったらこうなった。