子育て情報『「お母さんもうやめて…」私の子育て相談が、息子の心を傷つけていた』

2016年9月22日 11:00

「お母さんもうやめて…」私の子育て相談が、息子の心を傷つけていた

ですから、検査結果の話をするときは、大抵「この子はこういうことが苦手なんですね」というように、その子の苦手について話すことが多くなります。

大きくなって理解力のついてきた息子は、これを聞いてどう思ったでしょうか。いつもお母さんは、僕の苦手なことを話している、いつもいつもお母さんは僕のことで困っている…そう思ったに違いありません。

ただでさえ、発達検査は子どもにとっては大変なストレスです。

頑張って検査を受けたのに、その後にいつも目の前で「自分の苦手な部分」について話をされる息子は、一体どんな気持ちだったのでしょうか。

このときは本当に、自分の無神経さに落ち込みました。


とはいえ、子育ての不安をそのままにもできない。ではどうしたらいいのだろう?

「お母さんもうやめて…」私の子育て相談が、息子の心を傷つけていたの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021194

実はこれはとても難しい問題で、発達相談にせよ就学相談にせよ、「相談」と言われる場所には、本人同伴が基本です。


それは、本人の態度なども、その場で行動観察として見られているからです。

また、そこで本人を慮って、良い話だけで終わらせるというのも、なかなか難しいのが現実です。相談に来るということは、親も少なからず、追い詰められている状態だからです。

とはいえ、このままでは息子の不安は増すばかりです。

「お母さんもうやめて…」私の子育て相談が、息子の心を傷つけていたの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367006021

最近、私が工夫しているのは、相談ごとをあらかじめ書面にまとめておくことです。発達検査の結果を関係機関に伝えるときには、解説や支援方法などを自宅でレポートにし、封筒に入れて渡すことにしました。

医師や相談員の方には、後で目を通してもらうようにして、子どもに聞こえる場所では、得意な部分や成長した部分についての話題を中心に話しています。

子どもの成長と共にこうして、いろいろと配慮しなければならないことも増えていくのかもしれません。

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