子育て情報『普通級?それとも支援級?子どもの人生の節目を前に、親ができること』

2016年10月20日 11:00

普通級?それとも支援級?子どもの人生の節目を前に、親ができること


成長を実感する幸せも束の間、子どもの将来と向き合う時期となり…

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132112049

子どもの就学先を決めるとき、みなさんはすぐに「ここだ!」と思える学校選び(学級選び)ができましたか?いいえ、と答える方が多いのではないでしょうか?溢れる情報の中、いっそのこと誰かに決めて欲しい!とすら、私は思っていました。

私の息子は、幼稚園入園直前に発達障害の診断が下りました。年少から年中にかけては、とにかく幼稚園生活をスムーズに送らせることに、全神経を集中させていました。

段々と成長していく姿は何よりも嬉しく、疲れやすい息子を必死にサポートしながら、日々を過ごしました。そういう意味で、年少から年中にかけては、「今現在の息子」の姿だけを見ることのできる、1番幸せな時期だったのかもしれません。誰かが4歳~5歳は、「発達障害のゴールデンエイジ」と呼んでいましたが、それほどまでに、子どもの成長が実感できる時期でもあったのです。

そして年長になって、いつもの発達外来に行ったときに、担当医にこう言われました。

「来年度は就学ですから、ゴールデンウィークあけに市の就学相談に行ってください。
息子くんの就学についてどうするか、そろそろご両親で話し合いをしてくださいね。」

私はこの言葉でハッとしました。
これまでは「今現在の息子」の姿を見ていれば楽しかった毎日。しかし、年長になった途端「未来を考えて行動する」よう求められるのです。


決断の重さを自覚するほど、決められないジレンマ

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就学相談では、本人同伴で市役所の相談員と話をします。子どもは臨床心理士の先生と一緒に遊びながら、行動観察をされます。

しかし、「この子はこういう特性がありそうだから、特別支援がいいですよね」「普通級で大丈夫だと思いますよ」などといった助言は一切されることはありません。決断は全面的に親に委ねられます。

発達検査での数値もある程度は参考にされますが、数値だけではわからないような、本人の困り感というのがあります。
私たち親にとって発達検査の数値は、就学の決定の参考に、あまりなりませんでした。

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